技のデータ
初出 | 第1世代 |
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威力 | 20( - 第6世代)→80(第7世代) |
命中 | 100 |
PP | 15( - 第6世代)→10(第7世代) |
タイプ | むし |
分類 | 物理 |
攻撃範囲 | 単体 |
直接攻撃 | ○ |
効果 | 敵に与えたダメージの100%(第1世代)→50%(第2世代以降)HPを回復する |
概要
初代より存在する技。
一応むしタイプの技であるが、どっちかというとズバットの代名詞。
洞窟に嫌となるほど出てくるズバットが嫌というほど使って来る思い出がある人も多いであろう。
やはり回復を備えた技の宿命か、威力はかなり控えめ。序盤技だし仕方ない。
一応初代では回復量=与えたダメージ量そのままというえらいこととなっていたのだが、主な使用者の時点でお察しください。
ただしこの時はむし技がくさ・どく複合に対して4倍のダメージが入る時代であったため……。
フシギダネ「やめれ」
といった感じで初代より(序盤技であることを考えても)酷い性能のまま変わらないのか…
…と思われていた。
時は第7世代。何と威力が4倍の80へ大幅上昇。
「ゆめくい」を除く吸収技としては最大威力の技へと変化を遂げ物理吸収技なら「きゅうけつ」、特殊吸収技なら「ギガドレイン」といわれるまでになった。
このような予想外の技の大幅強化は第5世代の「タネマシンガン」や第6世代の「はたきおとす」、「ミサイルばり」を彷彿とさせる。
さらに初代から不動だった「あなをほる」を押し退けわざマシン28の座に入ることとなった。
ここまでの威力にまで強化されたのは恐らくあの筋肉蚊が原因であろう。
いかにも吸血しそうなのに威力20とか格好付かないから仕方ないね!
その代わりにPPは10まで下げられた。
ここまで強化された代償として、今まできゅうけつを習得できたポケモンは軒並み「すいとる」を習得するように変更されてしまった。
クロバット系統・モルフォン系統は習得レベルこそ上がったもののしっかりレベルアップで覚えられるのだが、他ポケモンに関してはレベル習得技から完全抹消されわざマシン限定となった。ちなみに、タイプ的にむしタイプとはほぼ無縁であるガオガエンもこの技を覚えられる。
『LEGENDSアルセウス』からは突如ヨマワル系列が習得するようになった。
苦手なあくタイプに出れるようになる上に『のろいで減った体力を回復する』、『相手をジリ貧に追い込む』等、高いタフネスさとの相性は悪くない。
ちなみに。
威力が上がった要因だと思われるマッシブーンは何故か第8世代で自力で覚えなくなった。
他にもクロバットがレベル69になって覚えるようになったり(しかも最後の習得)、どういう訳か無茶苦茶なこととなってしまっている。
他の吸収技と比べてイマイチ地味な印象が拭えなかった技であったが、第9世代では、最強のミュウツーイベントにおいて攻略の要として大活躍することになり、大きな注目を集めることとなった。
関連タグ
他のドレイン技
ほのお:むねんのつるぎ
くさ:すいとる メガドレイン ギガドレイン ウッドホーン シャカシャカほう
でんき:パラボラチャージ
ひこう:デスウイング
エスパー:ゆめくい
かくとう:ドレインパンチ
フェアリー:ドレインキッス