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くさタイプ

くさたいぷ

くさタイプ(Grass Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
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概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。

くさタイプのカテゴリーに分類される特徴としては、などの植物をモデルにしていることが挙げられる。当然ながら体色は系統のポケモンが多い。
また、ゲームの初めに貰える3匹のポケモン(一部では「御三家」と呼ばれる)には、必ずくさタイプのポケモンが含まれている。

植物をモチーフにデザインされている為か、このタイプのポケモンは「すばやさ」が低めである。
その反面、「ぼうぎょ」や「とくこう」は高めに設定されている。
植物は天候依存度が高いからか、天候(特に「ひざしがつよい(はれ)」)に依存する特性を持っているポケモンが多い。
技については、ポケモンDP以降物理・特殊・変化共にバランスが取れるようになってきた。
特に変化技は初代から充実しており、キノコのほうし」「やどりぎのタネ」「こうごうせいなど、かなり優秀。
一方で花を使う技、蔓を使う技、葉を使う技、根を使う技、幹を使う技、種を用いる技等それぞれが明らかに特定の植物の部位を求めてくるためポケモンのデザイン次第でかなり習得にブレがありくさタイプ内であっても技の習得にはかなり偏りが出てくる。
初期技に置かれやすい技だけで見ても「つるのムチ」「すいとる」「はっぱカッター」「このは」「えだづき」など使う部位は様々。

とはいえポケモンRSまでは攻撃技が非常に貧相であり、技不足に悩まされてきた過去がある。それから技が充実してきた現在でも防御面ではいわタイプと並ぶ全タイプ中ワーストの弱点の多さ(5つ)・攻撃面ではむしタイプに並ぶ技の通らなさ(半減7つ)という致命的な欠点を抱えてしまっている。
そのため「火力不足」かつ「短命」に陥りやすく、状態異常頼みになってしまうこともしばしば。
……最近では半減が多いのならいっそ火力に振り切ってしまえという思い切ったポケモンもちらほら見受けられるが。

特に弱点はどれもこれもいずれかの作品でメジャーなタイプの一角になっているものばかりで、


と、対戦環境が変わる度に何かとその巻き添えを食らっている。
弱点が多いからある意味仕方ないとはいえ、いくらなんでも振り回され過ぎである。
「くさタイプといえば状態異常」というイメージができているのはこういう事情による。

だが、複合タイプでこのうちのいくつか、特にみずタイプと対峙するに目の上のタンコブなこおりタイプの弱点が消えているくさタイプ(ルンパッパ、ナットレイ、ユキノオーなど)は幅広い活躍をしやすい。
「こおりが弱点でないくさタイプは強い」とは、ポケモン対戦における一種の格言のようなものである。
さらに弱点を突けるポケモンの範囲は決して悪いものではないため、攻撃面で全く要らないということはない。
むしろ重要なポジションにあり、ピンポイントで対策として誰かしらが持っていないと詰んでしまうなんてことも。
タイプ自体は攻撃面は同じくらい弱いとされるむしタイプと違って明確に有効な相手と役割がある。
4倍弱点狙いなら別に打つポケモンはくさタイプじゃなくても良いなんてこともあり、サブウェポンとしては結構優秀だったりする。

総合的に見るとタイプ相性は弱いが、少ないながらに強い相手にはとても強いので一定数は生き残っている。

前述の通り、くさタイプのポケモンには天候が「ひざしがつよい(はれ)」の時にパワーアップするものが多い。
一例として、「ソーラービーム」と「ソーラーブレード」が1ターンで使用可能になる、「こうごうせい」で最大HPの2/3が回復可能になるなど。
そしてくさタイプの大半が「にほんばれ」を覚えられる。
その為「晴れパーティ(晴れパ)」の構成員として起用されることもあるが、同時に弱点であるほのおタイプの火力が1.5倍に上がってしまうため、対策必須である。

ポケモンカードゲームにおいては初登場時からむしタイプを内包し緑色をイメージカラーとした「草タイプ」(こちらは漢字表記が公式)として収録されている。
かつてはどくタイプもこの草タイプとして収録されていたが、DPt期の『ポケモンカードゲームDP』において超タイプに再分類され、以降草タイプのもとを離れた。

作品ごとの変遷

ポケモン赤緑

開始当初から弱点の数5つは変わらず。
加えて御三家フシギダネ系列にはどくタイプも複合していた。
この当時のどくタイプはなんとプログラムミスでむしタイプの技で抜群を貰ってしまう。
従って何とむしタイプの技で4倍弱点を貰ってしまっていたのであった。

洞窟のズバットに予想外のダメージを貰ったり、トレーナーの使うスピアーから逃げなくてはいけなかったりなど、弱点攻撃には注意しなければいけなかった。
それでも序盤のジムリーダーで苦行を強いられるヒトカゲに比べれはマシな方だが。

対戦においては、変化技は充実していたものの攻撃技が乏しく、まともに使えるものは限られていた。
最も有用性が高かったのは「すばやさ」種族値64以上で99.6%という驚異の急所率を誇るはっぱカッター」。
威力こそ現在と同じ55だが、ほぼ確定急所が狙えるため実質威力110という壊れ技であった。
しかし「はっぱカッター」が使えたのは当時フシギバナウツボットの系列のみで、それ以外の技はというと、「はなびらのまい」は威力こそ70だが2~3ターン暴れ続けて操作不能になる為小回りが利かず、「メガドレイン」は吸収技だが威力が40しかなく、威力120の大技「ソーラービーム」は1ターン溜めないと発動できないせいで、いずれも実戦ではまるで役に立たなかった。

そのため「どくどく」+「やどりぎのタネ」でダメージをうんと稼ぐ(この2つの技を使うとバグによって「やどりぎのタネ」のダメージが増幅する)戦法が主流であった。
使い手としてはフシギバナナッシーなどがいた。
「ねむり」も強力ではあったが、命中率100の「キノコのほうし」を覚えるパラセクトはすばやさが低すぎて日の目を見なかった。

そして何よりこの頃はこおりタイプ全盛期であったため、戦場のあちらこちらで「ふぶき」が飛び交うせいで、余計に肩身が狭かった。
しかも初代からみずタイプのポケモンの多くが「ふぶき」を覚えられたせいで、簡単に返り討ちに遭う始末であった。

ポケモン金銀

新規勢は御三家のチコリータ系統、ナゾノクサ系統の分岐進化であるキレイハナ、ひこう複合のハネッコ系統、ヒマナッツ系統が新たに登場。
また、くさタイプ初の幻のポケモンであるセレビィが登場したのもこの作品。

技が多少増えはしたものの、追加技「ギガドレイン」は威力が60しかないのにPPがたったの5というとんでもない低スペックで実用に耐えるものではなく、さらに「はっぱカッター」の急所率低下に伴いノーリスクで撃てる攻撃技に威力60以上のものが無いという事態に。
その為どうしても安定した攻撃手段が欲しければ、くさタイプの「めざめるパワー」を粘るか、この作品で登場した「にほんばれ」+「ソーラービーム」のコンボを使わざるを得なかった。
弱点関係はというと、「ふぶき」を始めとするこおりタイプ全体の弱体化が図られたことで脅威は薄れたが、今度ははがねタイプの登場で需要が急増したほのおタイプの技で狙われることになった。

そんな中対戦に躍り出たのが、御三家最終形態メガニウムである。
ガラガラ隆盛期において持ち前の耐久力と「リフレクター」「やどりぎのタネ」などの技で優秀なガラガラストッパーとなった。
ナッシーも前作品に続いて優秀で、くさタイプ2強となった。

ポケモンRS

新たに登場したのは、御三家のキモリ系統、ハスボー系統、タネボー系統、キノココ系統、ロゼリアサボネア系統など。

御三家最終形態ジュカインは、くさタイプ最速にして当時専用技だった安定攻撃技リーフブレードを持ち、「やどりぎのタネ」「がむしゃら」など変則的な戦術もこなせる為、一気に第一線に躍り出た。
キノガッサは初のかくとうタイプとの複合で、「キノコのほうし」を引っ提げて「きあいパンチ」とのコンボで恐れられた。
みずタイプとの複合であるルンパッパはタイプの影響で天候「あめ」を生かした特性を持ち、双方の弱点を打ち消し合っていることから、カイオーガのお供として、また「にほんばれ」を搭載してカイオーガ封じとして活躍した。

この作品では特性が付与され、大半のくさタイプが「ようりょくそ」を手に入れた。
その為「にほんばれ」を生かした戦術が組み立てやすくなった。
代表的なポケモンとして、今作で登場し「ねこだまし」「だいばくはつ」を持ちあくタイプ複合のダーテング、前作で登場し「ようりょくそ」発動時には圧倒的なすばやさとなるひこうタイプ複合のワタッコなど。
一方で、ナッシーメガニウムは努力値の仕様変更や覚えられる技が変化したことで、以前のような強さは得られなくなってしまった。
特にメガニウムはこの作品以降、「草御三家最弱」とも言われるほどの没落をたどることに。

くさタイプの攻撃技はこの作品で5つ追加されたが、専用技を除けばどれも威力不足で、ジュカイン以外は貧弱なくさタイプの技に頼らざるを得ない状況であった。

ポケモンDP

この作品の新規組では御三家最終形態のドダイトス、ブイズの進化形態の内の1つリーフィア、くさタイプ2匹目の幻のポケモンシェイミなどが登場。

新規勢の内、前作品のロゼリアが進化したロズレイドは(メガシンカ以外では)現在でも「とくこう」がくさタイプ1位タイで、そこそこの「すばやさ」から「リーフストーム」を使いこなした。
シェイミは追加効果で初めて相手の能力を2段階下げる新技シードフレアで恐れられ、『Pt』ではフォルムチェンジも獲得し、ひこうタイプと特性「てんのめぐみ」、「エアスラッシュが加わって超強化を果たした。

既存組ではキノガッサが特性ポイズンヒールを手に入れ、高い回復力と「キノコのほうし」で相手をじわじわ追い詰める所謂「嵌め殺し戦法」で恐れられた。
キマワリは特性サンパワーを手に入れ、遅い「すばやさ」を逆利用した新技トリックルームと天候「晴れ」のお膳立てで活躍するロマン溢れる超火力アタッカーとなった。

攻撃技が大幅に整備された作品でもあり、物理技では大技の「ウッドハンマー」や「パワーウィップ」、安定技に「タネばくだん」が追加され、前作品に登場した「リーフブレード」が物理技に移動した。
特殊技では大技に「リーフストーム」、安定技に「エナジーボール」、一部の相手によく効く「くさむすび」が追加。
また「ギガドレイン」のPPが10に増えて耐久型への採用もちらほら出てきた(下位互換の「すいとる」と「メガドレイン」もPPがそれぞれ25と15に増えた)。
「エナジーボール」は技マシンに、「タネばくだん」は教え技になったことで、くさタイプ全体の火力不足はこの作品で大きく改善した。

この作品から伝説以外でも本格的に天候合戦が始まり、その先頭に立ったのが特性「ゆきふらし」のユキノオーである。
弱点こそ多く4倍弱点も持つが、タイプ的にみずタイプにかなり強く、自らの特性によって「ふぶき」が必中になり、くさタイプとしても「ウッドハンマー」「くさむすび」「エナジーボール」「やどりぎのタネ」などを覚えられる。
加えてこおりタイプ全体が強くなったことで、霰パーティ」の優秀な先鋒となった。

だが最も活躍していたのは『HGSS』期に開催された禁止伝説込みの大会だろう。
実はこの頃には既に全天候に適応できるくさタイプのポケモンが最低でも1匹はいたのである。
その為、伝説に強いユキノオールンパッパを中心にありとあらゆる場所でくさタイプの活躍が見られた。
ドラゴンが蔓延っていてもお構いなしである。
極めつけはとある県大会の決勝戦、そこに姿を見せたトレーナーは何とくさタイプのみを4匹(もちろん非伝説!)引き連れていたのだ。

惜しくも準優勝に終わってしまったが、非伝説の4匹が伝説のポケモンを蹂躙する姿は、多くのトレーナーに衝撃と感動を与えた。
更に世界大会小学生部門決勝戦では、この作品新登場のチェリムグラードンの優秀なサポーターとして大活躍し優勝へと導いた。
本来は相性が悪いはずのディアルガなども「やどりぎのタネ」でじわじわ追い詰めれば倒せてしまうのだった。

ポケモンBW

新登場組では、メガニウム以来のくさ単タイプで御三家最終形態のジャローダ、まさかのはがねタイプとの複合が実現したナットレイなどが登場。
そして、シングルやダブル共に活躍し、今までで最もくさタイプが増えた作品である。

ナットレイは恐るべき耐性と優秀な技、触れた相手にダメージを与える特性「てつのトゲ」を持っており、雨パーティをはじめ様々なパーティに強く重宝された。
3匹目のキノコポケモンであるモロバレルは、その持ち前の耐久と「キノコのほうし」「いかりのこな」でダブルバトルを中心に活躍した。
ビジュアル面でも人気なエルフーンドレディアは、前者は「いたずらごころ」を生かした変化技で巧みに戦い、後者は「ねむりごな」や「ちょうのまい」から積極的に攻めに行った。
くさタイプ初の伝説ポケモンであるビリジオンは、すばやさ、とくぼうが高く、「つるぎのまい」から攻めるのが主流。
ただしくさタイプらしい変化技はほとんど覚えない。

技の面では「ギガドレイン」「はなびらのまい」「タネマシンガン」の威力が上方修正され、特に「タネマシンガン」は最大の5回当たれば威力125という高性能な技になり、「ギガドレイン」も耐久型に広く採用されるようになった。
また、「ねむり」のポケモンが交代すると「ねむり」のターンがリセットされるという仕様になったことから、「ねむりごな」「キノコのほうし」持ちが強化された。

既存のポケモンでは、キノガッサが隠れ特性テクニシャンを獲得し、「マッハパンチ」「タネマシンガン」が強化されたことでこれまでの路線とは全くの正反対によるアタッカーに転身できるようになったことで、その読みにくさと強力さで活躍を見せた。
ユレイドルが隠れ特性よびみずを獲得し、同特性の仕様変更からみずタイプ技が無効となったことで、ダブルバトルでは「なみのり」とのコンボで重宝された。

むしタイプ強化という逆風もあったものの、全体から見ればこの時代が最盛期と言ってよいだろう

ポケモンXY

前作品で追加が多かった反動からか、新規勢は御三家のハリマロンメェークルボクレーバケッチャの4系統と少ない。

新勢力の内、3匹目のかくとう複合となった御三家最終形態のブリガロンは特性ぼうだんによって一部の技を受け付けず、特定の相手に強く出れる。
また初のゴースト複合となったオーロットパンプジンは個性的な変化技や優秀な特性で注目を集めた。

既存勢では前作品に登場したジャローダが隠れ特性「あまのじゃく」解禁で自身が覚える「リーフストーム」でとくこうが2段階上がるというとんでもないポケモンに変貌を遂げ、使用率が一気に上昇した。
新要素のメガシンカは3匹が獲得し、そのうちの1匹フシギバナは隠れ特性「ようりょくそ」の本格解禁で晴れの天候下でも活躍できるようになり、またメガシンカ形態は特性「あついしぼう」でほのお・こおりを両方克服することができ、大幅に強化された。

しかし、くさタイプはこの作品、類を見ない冬の時代へと突入することに
まず、全てのひこうタイプの技が先制となるはやてのつばさを持つファイアローが流行。
こいつ以外にもほのおタイプが一気に押し寄せたり、フェアリータイプの出現でどくタイプも躍進するなどし、そもそも選出すら間々ならない事態に。
次に、「ねむり」のターンリセットと永続天候が終了し、天候パが一気に弱体化してしまったことも向かい風。
そしてフェアリータイプの登場で今まで使用率が低かったどくタイプの攻撃技が徐々に使われ始め、この時にフェアリータイプを追加されたエルフーンが4倍弱点で倒されるリスクを背負う事となってしまった。

一方、ファイアローのおかげでむしタイプの脅威はかなり減り、「エナジーボール」が強化されたり、ゴーストやフェアリーといった新しい属性との組み合わせも実現したり、またくさタイプに「こな」「ほうし」系の技、特性の効果が効かないという固有の効果が追加されたりもしており、テコ入れが全くない訳ではない。
他にもくさタイプにはフェアリータイプのマジカルシャインを習得したポケモンも少なくなかった為、一方的に苦手にしていたドラゴンタイプに一矢報いる事もできるようになった。

また、耐性の脆さが逆に長所になるさかさバトルの実装により活躍の場が増えた。
当然相手の耐性も引っ繰り返るのでくさタイプは7タイプに弱点を突けることから、対策必須レベルに昇格した。

ポケモンSM

リージョンフォームを除くと新規追加は御三家最終形態のジュナイパーラランテスマシェードアマージョダダリン、伝説ポケモンのカプ・ブルル、ウルトラビーストのカミツルギの7系統と多め。
ハワイをモチーフにしたアローラ地方=自然豊か=くさタイプ多めの増加ということだろうか。
またリージョンフォームではナッシーがすくすく育ち過ぎて首が異様に長くなり、ドラゴンタイプまでついた。

そして最大の特徴はマシェードを除くと軒並みガチのアタッカーという、くさタイプのイメージを覆すものであった。
特にダダリンくさ・ゴーストにもかかわらず補助技ほぼ無しでこうげき種族値131カプ・ブルルいのちのたまを持って「ウッドハンマー」をすればガブリアスを一撃で沈めるカミツルギは技に制限があるもののこうげき種族値181で倒せば倒すほど火力が更に上がるという規格外の火力の持ち主である。
他にも先制技を封じながらガブリアスの「げきりん」と同程度の火力をぶつけられ、更に優秀なサブウェポンまで持つアマージョ、物理・特殊のどちらでも戦え、専用Zまであるジュナイパーといった豪華なラインナップである。
ラランテスは当初微妙視されたが『USUM』で「ばかぢから」を手に入れ、隠れ特性「あまのじゃく」で両刀使いという個性を手に入れた。
またマシェードは新技「ちからをすいとる」を覚え、自分のHPを相手の「こうげき」のステータス分回復した後、相手の「こうげき」を1段階下げられる。
キノガッサやモロバレルの例に漏れず、最近のキノコは強い。
同技は『USUM』にてラフレシア・キレイハナ・ウツボット・ワタッコにも配られ、特にワタッコは「すばやさ」が高く非常に扱いやすかった。

また、ファイアローの弱体化や天候変化特性持ちが追加されたことで、天候依存度が強いくさタイプが少しずつ力を取り戻してきた。
特にドレディアが「ひでり」を手に入れたコータスのサポート役としてダブルバトルで活躍を始めた。
一方同期のエルフーンは「いたずらごころ」があくタイプに無効になったことでやや弱体化した。

ポケモン剣盾

新たに加わったのは、御三家でくさタイプ単色のゴリランダーのほかに、ワタシラガカジッチュからの分岐進化のアップリュータルップルがいる。
さらにくさタイプ3匹目の幻のポケモンであくタイプ複合のザルード、DLCでエスパー複合の伝説のポケモンバドレックスが追加された。
また、バドレックスは幻のポケモンを除けば、初のくさタイプの禁止級ポケモンである。
キョダイマックスはフシギバナ、ゴリランダー、アップリュー、タルップルが持つ。
くさタイプのダイマックス技は「ダイソウゲン」で、グラスフィールドを展開する。

技方面では前作品初出の「ソーラーブレード」がわざマシンで配られることになった。
これによりダーテングなどが動きやすくなった。
また「ソーラービーム」や「ソーラーブレード」はダイマックスすればチャージ不要の「ダイソウゲン」になるため、晴れパでなくても採用しやすくなっている。
もちろん晴れパでもわざわざ晴れさせる必要がなく打てるのは大きなメリット。

今作品ではメガシンカとZワザ廃止に加え、使えるポケモンも制限され、段階を経て増えていくという方針を採っているため、同作品内でも段階によってくさタイプの地位は絶妙に変化している。

剣盾初期

アップリュータルップルのキョダイマックスの姿は同じだが、専用のキョダイマックス技が異なっている。
前者の「キョダイサンゲキ」は希少な全体攻撃でさらに回避率低下、後者の「キョダイカンロ」は味方全体の状態異常解除の追加効果をそれぞれ持つ。
御三家最終形態のゴリランダーについては後述。

既存勢のナットレイはダイマックス技で不意を突かれるなどして数を減らしたが、ギャラドスとの相性互換を買われトップ構築として採用されていた。
エルフーンは同じ「いたずらごころ」持ちであるオーロンゲの登場が逆風となったが、相変わらずダブルを中心に使用率が高かった。

ただ、この作品ではめざめるパワーが削除され、ひこうタイプのダイジェットが猛威を振るっている他、キノガッサやカプ・ブルルといったトップメタ不在の影響が大きく、特にシングルではかなり苦しい状態に追い込まれていた。

鎧の孤島

『鎧の孤島』ではナッシー・モジャンボ・ラランテスに加え、ダブルバトルで活躍したモロバレルとドレディアが復帰。
先んじて2月には『ポケモンHOME』が解禁されたことで初代御三家のフシギバナ、前作品御三家のジュナイパー、伝説ポケモンのビリジオンも剣盾に連れて行けるようになった。
追加された教え技グラススライダーは「グラスフィールド」のときに何と先制技になるという特殊な技で、ゴリランダーのメインウェポンの1つとして採用されている。
ちなみにこいつのこの技の火力たるや、あのファイアローの「ブレイブバード」に匹敵するほど。
かつて苦汁を舐めさせられた相手の要素をまさか自タイプが持つ日が来るとは。

フシギバナはメガシンカを失ったものの「ダイアシッド」で火力を上げて攻め立てることができるようになった他、「だいちのちから」「ウェザーボール」まで手に入れ、ダブルバトルで晴れパのアタッカーとして見出され、一躍トップメタに躍り出た
DLC解禁に前後して、突如ゴリランダーの隠れ特性「グラスメイカー」が解禁
元々バランスの取れた能力を持ち技も豊富なためそれなりに活躍していたが、ここにきてフィールド上書きからの超火力という化け物じみた要素が加わったことで使用率が一気に上昇、前述の新技「グラススライダー」とのシナジー効果も相まって一躍トップメタの座に躍り出た。
更に上記2匹はキョダイマックスまで手に入れており、その勢いは最早とどまることを知らない。
フシギバナのキョダイマックス技「キョダイベンタツ」はくさタイプ以外に4ターンの間のスリップダメージを与える効果を持ち、使用者が場を離れても効果が持続する。
ゴリランダーのキョダイマックス技「キョダイコランダ」は威力160固定で、相手の特性の影響を無視する「かたやぶり」と同じ効果を持つ。

これによりフシギバナ、エルフーン、ゴリランダーの3強状態ができあがり、ほのおタイプ共々ダブルバトルでの活躍が光った。
ただ、流石に暴れ過ぎたのかランクバトルのシリーズ6では上記3匹(3匹使用禁止はほのお、フェアリーと並び最多タイ)がシリーズ7まで出禁となった。

冠の雪原

『冠の雪原』では化石ポケモンのリリーラ系統と前作品の実力者だったカプ・ブルルとカミツルギが復帰し、ビリジオンも正式に解禁された。
カプ・ブルルはグラススライダーがないものの、フェアリー複合で役割対象がゴリランダーと異なるので決して不遇とは言えない。
カミツルギはダイマックスで火力の低さを克服しており、ダイマックスによるエースアタッカーとしての役割を確立している。
バドレックスは禁止級の中で最弱クラスの性能だが、準伝説のに乗り込む事で真の力を発揮するタイプのポケモンで、くさタイプが別のタイプに変化するのが特徴。

幻枠であるセレビィ、シェイミは禁止級が1匹だけ解禁された竜王戦ルールでは使用できず、唯一の禁止枠であるバドレックスも融合形態が最大の強みという事もあり、ノーマル・むし・いわの3タイプと同じく実質禁止級不在となっている
とはいえ、フシギバナやゴリランダーといったトップメタは健在なのでさほど問題はないのだが。


外伝作品

ポケモンGO

補助技が存在せず、攻撃技のラインナップが強さに直結するポケモンGOにおいて、くさタイプは原作よりも強弱の差が一層激しくなっている。

くさタイプのアタッカーとして主に使われているのはコミュニティ・デイハードプラントを得た草御三家や、圧倒的な攻撃種族値でくさ技のDPS1位をキープしているロズレイド
しかし、レイドバトルにおいては、くさタイプを出すよりもカイオーガライコウといった他タイプの伝説ポケモンで弱点を突いた方が効率的な場合が多く、活躍できるかどうかは天候や相手の技への依存度が高い。

GOバトルリーグにおいては、全ルール(特にスーパーリーグ、ハイパーリーグ)でラグラージが流行していることもあり、対策ポケモンとしてそこそこ見られる。
ハイパー以上ではギラティナ対策のトゲキッスを始めとしたフェアリーポケモンも流行していること、防御面の能力が比較的重視されることから、フシギバナの登用が他に比べて目立つ。
ラグラージに弱点を突かれることはほぼない(「ヘドロウェーブ」を覚えるが大体「じしん」「ハイドロカノン」)が、本来相性のいいカイオーガ、スーパーのナマズンなどは、あぐらをかいていると「ふぶき」をかましてくるので要注意である。


タイプ相性と特性

タイプ相性

攻撃側タイプ
抜群(2倍)みず、じめん、いわ
今ひとつ(0.5倍)ほのお、くさ、どく、ひこう、むし、ドラゴン、はがね
効果なし(無効)-
防御側タイプ
抜群(2倍)ほのお、こおり、どく、ひこう、むし
今ひとつ(0.5倍)みず、でんき、くさ、じめん
効果なし(無効)-


タイプ特性


タイプ相性考察

植物は根を使って水分のみならず、土中の養分を吸い上げる為、じめん/みずタイプに有利が取れるものと思われる。硬い岩が草に弱いと効くとピンと来ないかもしれないが、木の根が石造りの建物であるアンコールワットを損壊させたり、岩を苔が覆ってしまう事例がある為、なんらおかしいことでも無いのかもしれない。また、ポケモンXYでフクジアスファルトを突き破って育つ草花の逞しさをリスペクトしていると語っている為、これもタイプ相性が有利な理由と考えていいだろう。

一方で、植物は鳥や虫などの捕食者や除草剤や土壌汚染といった自然破壊、温度の急激な変化や山火事などに悩まされやすい弱点の多い存在である為、ほのお/こおり/どく/ひこう/むしが弱点に設定されたのだろう。

ドラゴン(ドラゴンタイプ)は自然信仰の化身であり、敷設されたはがね(はがねタイプ)の床は植物が根付くことを許さない為、くさタイプの攻撃は半減されてしまうのだろう。

同タイプを半減し合うのはやはりお互いが栄養を奪い合う関係になってしまうからで、でんきタイプを半減するのは植物性の製品(ゴムなど)は電気を通さない絶縁体である事が多いからだと思われる。


くさタイプのポケモン一覧

※剣盾(ポケモン剣盾に登場するか否か)が◎になっているものは追加DLCで出現しポケモンホームを通じて剣盾に送れるもの、△になっているものは今後のDLCで登場予定となっていることを表します。
伝説のポケモン幻のポケモン太字で記載。

第1世代

No.たねNo.1進化No.2進化
001フシギダネ002フシギソウ003フシギバナ
043ナゾノクサ044クサイハナ045ラフレシア
046パラス047パラセクト--
069マダツボミ070ウツドン071ウツボット
102タマタマ103ナッシー--
114モンジャラ--


第2世代

No.たねNo.1進化No.2進化
152チコリータ153ベイリーフ154メガニウム
182キレイハナ
187ハネッコ188ポポッコ189ワタッコ
191ヒマナッツ192キマワリ--
251セレビィ----


第3世代

No.たねNo.1進化No.2進化
252キモリ253ジュプトル254ジュカイン
270ハスボー271ハスブレロ272ルンパッパ
273タネボー274コノハナ275ダーテング
285キノココ286キノガッサ--
315ロゼリア
331サボネア332ノクタス--
345リリーラ346ユレイドル--
357トロピウス----


第4世代

No.たねNo.1進化No.2進化
387ナエトル388ハヤシガメ389ドダイトス
406スボミー407ロズレイド
413ミノマダム(くさきのミノ)--
420チェリンボ421チェリム--
455マスキッパ----
459ユキカブリ460ユキノオー--
465モジャンボ--
470リーフィア--
492シェイミ----


第5世代

No.たねNo.1進化No.2進化
495ツタージャ496ジャノビー497ジャローダ
511ヤナップ512ヤナッキー--
540クルミル541クルマユ542ハハコモリ
546モンメン547エルフーン--
548チュリネ549ドレディア--
556マラカッチ----
585シキジカ586メブキジカ--
590タマゲタケ591モロバレル--
597テッシード598ナットレイ--
640ビリジオン----


第6世代

No.たねNo.1進化No.2進化
650ハリマロン651ハリボーグ652ブリガロン
672メェークル673ゴーゴート--
708ボクレー709オーロット--
710バケッチャ711パンプジン--


第7世代

No.たねNo.1進化No.2進化
722モクロー723フクスロー724ジュナイパー
753カリキリ756ラランテス--
755ネマシュ756マシェード--
761アマカジ762アママイコ763アマージョ
781ダダリン----
787カプ・ブルル----
798カミツルギ----


第8世代

No.たねNo.1進化No.2進化
810サルノリ811バチンキー812ゴリランダー
829ヒメンカ830ワタシラガ--
840カジッチュ841アップリュー--
842タルップル--
893ザルード----
898バドレックス----


第9世代

No.たねNo.1進化No.2進化
ニャオハ


メガシンカポケモン

ポケモン
メガフシギバナ
メガジュカイン
メガユキノオー


リージョンフォーム

ポケモンタイプ(変化前)タイプ(変化後)
アローラナッシーくさ・エスパーくさ・ドラゴン
ヒスイビリリダマでんきでんきくさ
ヒスイマルマインでんきでんき・くさ
ヒスイドレディアくさくさ・かくとう
ヒスイジュナイパーくさ・ゴーストくさ・かくとう


フォルムチェンジ

※任意で姿やタイプを変更(チェンジ)できるもののみを言う。そうでないものは含まれない

No.ポケモンフォルムチェンジ
479ロトムカットロトム
493アルセウスみどりのプレート
773シルヴァディグラスメモリ


草御三家一覧

草のリマスター


該当作品たね形態1進化形態2進化形態
カントー御三家フシギダネフシギソウフシギバナ
ジョウト御三家チコリータベイリーフメガニウム
ホウエン御三家キモリジュプトルジュカイン
シンオウ御三家ナエトルハヤシガメドダイトス
イッシュ御三家ツタージャジャノビージャローダ
カロス御三家ハリマロンハリボーグブリガロン
アローラ御三家モクローフクスロージュナイパー
ガラル御三家サルノリバチンキーゴリランダー
ヒスイ御三家モクローフクスローヒスイジュナイパー
名称不明ニャオハ


くさタイプポケモンの主な使い手

はなびらのまい
유채
エリカナタネ
ジムリーダー(カントー)ジムリーダー(シンオウ)
ごろごろ……
なに読んでるの?
デントフクジ
ジムリーダー(イッシュ)ジムリーダー(カロス)
センシティブな作品
ヤロー
マオヤロー
キャプテン(アローラ)ジムリーダー(ガラル)



その他のタイプ

ノーマルタイプほのおタイプみずタイプ
でんきタイプくさタイプこおりタイプ
かくとうタイプどくタイプじめんタイプ
ひこうタイプエスパータイプむしタイプ
いわタイプゴーストタイプドラゴンタイプ
あくタイプはがねタイプフェアリータイプ



関連タグ

ポケモン ポケモン一覧 ポケモンのタイプ一覧 ポケモン技絵
RGBP GSC RSE FRLG DPt HGSS ポケモンBW ポケモンBW2 ポケモンXY ORAS ポケモンSM ポケモンUSUM LPLE ポケモン剣盾 BDSP

アロマなおねえさん

木属性

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