基礎データ
ずかん | No.045 |
---|---|
英語名 | Vileplume |
ぶんるい | フラワーポケモン |
タイプ | くさ/どく |
たかさ | 1.2m |
おもさ | 18.6kg |
とくせい | ようりょくそ/ほうし(隠れ特性) |
進化
ナゾノクサ→クサイハナ(Lv21)┬→ラフレシア(リーフのいし)
└→キレイハナ(たいようのいし)
概要
赤く鮮やかな花を持つ、初代ジムリーダーのエリカのトレードマークとなるポケモン。
クサイハナにリーフのいしを用いて進化する。
名前の通り、世界最大の花ラフレシアがモチーフ。モチーフ同様にジャングルなどに生息しているらしい(ただし、ジャングルでの生態については特に記述なし。「ジャングルで うつくしい はなを みつけても うかつに ちかよらない ほうが いいよ」という妙にぼかした説明になっている)。
愛嬌のある外見からは想像できないが、こう見えて肉食性のポケモンであり、大きな花弁からアレルギー性の猛毒花粉をオニのようにばら撒き、動けなくなった獲物を捕食するという。花粉が増える季節になるとばら撒く数が増えて空気が黄色くなってしまう。
性別により花弁の模様に違いがあり、メスの方が花弁の白い斑紋が大きいという特徴がある。
作中世界でも世界最大クラスの花びらを持つと解説されており、花粉をばらまく際には大きな音が響く。しかし、大きすぎて本人は疲れてしまうこともある。一応、蕾の時期があるらしい。
図鑑説明から、どうやら作中世界では美しい花として扱われているが…クサイハナの分岐進化系がキレイハナと言う名前を付けられた事もあって、ラフレシアが美しい花かと聞かれると首を傾げるレベルである。
石進化のポケモンということで基本野生では生息していないのだが、ガラル地方のワイルドエリアには他の石進化ポケモンたち同様野生で登場する。
本来の住処に近い森の中に登場するが、なぜか高い丘の上、ナックルシティへ続くゲートのすぐ近くを徘徊する個体もいる。しかも晴れや雨の時のみならず砂嵐でも元気に活動。どうなってるんだ。
あく使いの四天王・カリンが使っているために、HGSSではあくのはどうを覚えるのでは?と一部で期待されていたがそんな事は無かった。
くさタイプは他のタイプの技をあまり覚えない為、ガッカリした人も多いかも知れない。
だが実は、有用性の有無は別としてなぜかゴウカザルやニョロボンなどを押しのけてかくとう技のドレインパンチが使える数少ないポケモンだったりする。キノガッサで十分とか言わない。
ゲーム中の能力
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
---|---|---|---|---|---|
75 | 80 | 85 | 110 | 90 | 50 |
高めのとくこうを持つ鈍足アタッカー。
耐久もなかなかに高く、またこうげきも並程度あるので物理技が使えないというわけではない。
鈍足とはいっても特性「ようりょくそ」があるので、「晴れ」下では高速アタッカーとなる。
これを考慮に入れたラフレシア単体の性能には大きな欠点はないのだが、同タイプ・同特性のフシギバナに劣ってしまうのがネックとなる。
他にも同タイプのウツボット、タイプこそ異なるが積み技持ちのドレディアと、「ようりょくその特殊アタッカー」にはライバルが多い。
しかし第6世代においてマジカルシャイン(XY)・ムーンフォース(ORAS)を習得。
かくとうタイプやドラゴンタイプへの打点を得て、晴れて差別化要素を手に入れたのだった。
また自身の「とくこう」も110に強化され、火力面でもフシギバナを上回ることに成功した。
前述の通り「ドレインパンチ」などの珍しい技も使えるので物理型という選択肢もあるが、それでようりょくそアタッカーをするにも火力不足は否めず、「つるぎのまい」前提の火力である。ひこうタイプ相手には、「すてみタックル」と「しぜんのめぐみ」程度しか対抗できる物理技がない。
こちらも「パワーウィップ」が使えるウツボットや一致ノーマル技や「とびげり」の範囲の広さでメブキジカのほうが扱いやすいか。
隠れ特性は「ほうし」。接触技で発動する特性である。
くさ・どくの複合なのでかくとうタイプやギャラドス、マリルリなどの物理みずタイプに繰り出して行き、「あまえる」や回復技を使って特性発動を粘ったり、自分から各種粉を撒いて行くという戦い方になる。
何気に「キノコのほうし」を覚えないポケモンでは唯一の「ほうし」所有者で、同タイプにモロバレルがいるが技の面で差別化は可能。
USUMでは、自身の特徴とマッチングしている「ちからをすいとる」を習得したため、今後の耐久面での強化が期待されている。
剣盾ではついに「やどりぎのタネ」を習得し、救済と言えるレベルの強化を経た。同時に、クサイハナも一気に強化され、採用が一気に増えた。
使用トレーナー
ゲーム版
※1 ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
漫画版
- エリカ(ポケスペ)
- アテナ(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
- くさタイプの中では中堅どころの性能で、通常技ではっぱカッター、ゲージ技でソーラービームを覚えるので、実戦ではそれなりに使える。他にはヘドロばくだんやはなふぶき、さらになぜかフェアリー技であるムーンフォース等も覚えられる。正直これらの技はあまり使い道はないが。……とはいえ、最近はハードプラントを習得したフシギバナの躍進が目覚ましいため、残念ながら採用率は高いとは言えない。
- 一応、進化元のナゾノクサの出現率がかなり高めで、進化・育成に必要なアメを確保しやすいというメリットはあるので、進化マラソンには使える…かもしれない。
アニメ版
- ルミカのラフレシア
- 無印239話
- 野生のポケモンとして登場。研究員のサイガによればラフレシアとキレイハナが縄張り争いを毎日繰り広げているという。サトシ達が止めようとしても治まらなかった為、最終的に争いの無意味さを双方に分かってもらうために逆にとことん喧嘩させた結果、はようやく争いの無意味さを理解し、ロケット団を撃退した事をきっかけに打ち解ける。
- 新無印76話
- そのコジロウ自身もロケット・ガチャットでラフレシアを使用した。サトシ達を「ねむりごな」で眠らせるも、ゴウのサルノリは「くさタイプ」であった為に効かなかった(が、ムサシが出したトロピウスの木の実に夢中であった)。ゼンリョク兄弟のジャラランガのZワザ「ブレイジングソウルビート」によって敗北した。
その他
- AG52話ではセキドーのポケモンの一匹で、応援と言いながら太鼓の中に潜んで依頼人を有利に立たせるイカサマを行っていた。
- AG150話では育て屋の娘シロミのポケモンで登場。
- DPではナタネが手持ちに入れてる事が判明している。
- 『ミュウツーの逆襲』ではスイートの手持ち、『みんなの物語』ではトリトの手持ちとして登場する。
- ちなみに『水の都の護神』に登場するリオンは、幼い頃にクサイハナをラフレシアに進化させたことを未だに根に持っているらしく、そのことを姉ザンナーにからかわれている。
無印 | 40話・83話・88話(ピンカン島)・110話・115話・225話・228話・250話・272話 |
---|---|
AG | 73話 |
DP | 181話 |
XY | 57話・59話・60話 |
SM | 42話 |
新無印 | 1話・2話・133話・136話 |
SP | 遥かなる青い空 |
劇場版 | 裂空の訪問者・超克の時空へ・ココ |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
第1章ではエリカの手持ちでレッドとのジム戦で使用。第9章ではアテナの手持ちが登場している。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン一覧 くさタイプ どくタイプ
ポケモン RGBP FRLG
ナゾノクサ クサイハナ キレイハナ
道端麗華(ナゾノクサ系列組み合わせタグ)
044.クサイハナ→045.ラフレシア→046.パラス
同複合タイプ
フシギダネ/フシギソウ/フシギバナ、マダツボミ/ウツドン/ウツボット、スボミー/ロゼリア/ロズレイド、タマゲタケ/モロバレル
その他
ルージュラフレシア…ルージュラとラフレシアの名前が合体したような怪人。モチーフ的にはキリンリキも付いている他、中の人はジョーイさん(2代目)でもある。
ラフレイア…1文字違いの怪獣。