「ねはーる」
基礎データ
全国図鑑 | No.0001 |
---|---|
カントー図鑑 | No.001 |
ジョウト図鑑(GSC) | No.226 / No.231 |
セントラルカロス図鑑 | No.080 |
ヨロイ島図鑑 | No.068 |
ブルーベリー図鑑 | No.164 |
ローマ字表記 | Fushigidane |
ぶんるい | たねポケモン |
タイプ | くさ/どく |
たかさ | 0.7m |
おもさ | 6.9kg |
せいべつ | 87.5%♂・12.5%♀ |
とくせい | しんりょく |
隠れ特性 | ようりょくそ |
タマゴグループ | かいじゅう/しょくぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | フシギダネ | 不思議+種 |
英語 | Bulbasaur | bulb(球根)+dinosaur(恐竜) |
スペイン語 | 〃 | |
イタリア語 | 〃 | |
ドイツ語 | Bisasam | Bisamratte(マスクラット)+bizarr(奇妙な)+Samen(種) |
フランス語 | Bulbizarre | bulbe(球根)+bizarre(奇妙な、不思議な) |
韓国語 | 이상해씨 | 이상하다(不思議な)+씨(種) |
中国語(簡体字) | 妙蛙种子 | 奇妙+蛙+種子 |
中国語(繁体字) | 妙蛙種子 | 奇妙+蛙+種子 |
中国語(香港) | 奇異種子・奇異種籽 | 奇異+種子 |
アラビア語 | بلباسور | 英語名の音写 |
ブルガリア語 | Бълбазор | 英語名の音写 |
ヘブライ語 | בולבוזאור | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | बल्बसौर | 英語名の音写 |
ロシア語 | Бульбазавр | 英語名の音写 |
リトアニア語 | Balbazauras | 英語名の音写 |
ブラジル語・ポルトガル語 | Bulbassauro | 英語名の音写 |
セルビア語 | Булбасаур | 英語名の音写 |
タイ語 | ฟุชิงิดาเนะ | 日本語名の音写 |
進化
フシギダネ→フシギソウ(Lv.16)→フシギバナ(Lv.32)
概説
ポケットモンスター 第1世代『赤・緑』より存在するポケモンで、『赤・緑』及び『FRLG』のゲーム開始時に貰えるパートナーポケモン「カントー御三家」のうち、くさタイプのポケモン。
名前の由来は、恐らく「フシギ(不思議) + ダネ(種)」。"不思議だね"と掛けているのであろう。
同作や第6世代の『ポケットモンスターX・Y』ではヒトカゲ、ゼニガメやその進化形と共に博士から最初に貰えるポケモン(パートナーポケモン)の一角を飾っている。
そのことから全ポケモンの中でもポピュラーなポケモンであることがうかがえるが、中でもこのフシギダネは記念すべきポケモン図鑑のNo.0001、即ち全ポケモンのトップバッターを飾る図鑑番号1番を背負っており、そういった点でもインパクトが大きいポケモンとなっている。
大きな種を背負っており、この種は生まれた時より植わっており、生後暫くは種より養分を得て成長する。
背中の種より養分を受取ることで、何日も何も食べなくても平気。日光浴を好む生態で、太陽光を浴びると種は大きくなり、遂には割れて草が生えて来るという。
カエルと似た身体に大きな植物の種が特徴的。 実際、漫画によってはカエルの鳴き声で鳴いていたりする他、アニポケでは野生の群れが『かえるの合唱』を輪唱するシーンが登場するなど、カエルをモチーフにしていることを前提とした描写がいくつか確認できる。
緑色の体にはさらに濃い色の模様がいくつも付いており、可愛らしい目つきをしている。ちなみに瞳の色が明確に赤色に定まったのはアニメ版放映以降で、初期公式イラストでは緑色の瞳のフシギダネもいくつか見られる。
色違い
ベースの色が黄緑色になり、模様や後ろの種がより緑色になっている。戦闘や図鑑で見ると分かりやすいが、生まれたばかりであると少し分かりづらい。
ゲーム上での特徴
最初に入手可能なポケモンの一種。初代に多かったくさタイプかつどくタイプ複合型の典型。カントー御三家のたねポケモンの中では、唯一最初からの複合タイプであり、モクローが登場する以前は歴代の御三家(ポケモン御三家)の中で唯一の複合タイプのたねポケモンであった。
発売当初はカッコよさと可愛さが両立したヒトカゲ、愛くるしさ満点のゼニガメに押されてやや地味だったが、ジムリーダー戦において5/8(正確にいえば3)という割合でタイプの相性が良いことが判明し、特に手持ちの揃わない序盤のジム戦で安定した活躍ができ(ヒトカゲはカスミ率いる2番目のジム、ゼニガメはマチス3番目のジムが鬼門となる)戦力的に厳しくなる中盤以降も優秀な捕獲担当として活躍出来るため、ポケモン初心者の心強い味方としてその立場が見直されることとなる。
反面、おつきみやまへ大量発生するズバットの「きゅうけつ」が非常に痛く(当時はどくタイプもむしタイプの技が弱点)、洞窟内では結構苦労も多かったりした。
主人公/プレイヤーが最初にゼニガメを選んだ場合は、ライバル(グリーン)がフシギダネを選ぶ。また、主人公が最初にフシギダネを選んだ場合は、ライバルがヒトカゲを選ぶだけでなく、ストーリー中でタマタマとギャラドスが手持ちに加わる。
ピカチュウの懐き度が高いとハナダシティで貰うことが可能。
他から連れてくる必要がある。
おおよそ初代同様であるが、本作でフシギダネを最初に選ぶと、全国図鑑入手後にカントー地方の草むらをエンテイが逃げ回るようになる。
他ソフトから連れてくる必要がある。
シロガネ山でレッドに勝利した後、マサラタウンで貰えるようになる。
過去作より連れて来る必要がある。
シナリオ中にミアレシティ研究所でプラターヌ博士より貰うことが出来、また本人もバトルで使用して来る場合がある。
他ソフトより連れて来る必要がある。
『USUM』でメレメレ島2ばんどうろで島スキャンを行うと出現する。
『ピカチュウ版』同様ハナダシティで貰うことができるが、こちらはポケモンを30匹以上捕まえることが条件となる。また、本作では捕獲連鎖ボーナスでトキワの森へ出現する。
当初は殿堂入り後にダンデから貰う形でヒトカゲしか登場しなかったが、DLC『鎧の孤島』の追加シナリオでゼニガメと2択で入手することが可能。
全国図鑑入手後に地下大洞窟に野生で出現するようになる。
未登場。
DLC『藍の円盤』で内定。ブルーベリー学園リーグ部で「コーストエリアの環境を整備(3000BP)」を支援するとテラリウムドームの『コーストエリア』に出現するようになる。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初代 | 45 | 49 | 49 | 65 | -※ | 45 | 253 |
第2世代以降 | 45 | 49 | 49 | 65 | 65 | 45 | 318 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」へ纏められていた
とくこうととくぼうが最終進化まで通して上がりやすい。ただし、自力習得技は物理へ偏り気味なので、技マシンで補強することも考慮へ入れたい。
くさタイプ技には攻撃技も補助技も共に恵まれている。第4世代以降では、フシギソウの後フシギバナは自力習得出来ない「タネばくだん」を自力で覚えるようになった。反面習得出来るどくタイプ技は少なめ。「とっしん」に「すてみタックル」といった反動技も自力習得できたりする。
一方で、くさタイプの宿命で弱点が多いのが悩みどころ。どくタイプを併せ持つため、弱点はいずれも2倍弱点のほのおタイプ、こおりタイプ、ひこうタイプ、エスパータイプの4種類。初代では4倍弱点でもあったむしタイプを含めた5種類であった。ただ、くさ/どくの複合タイプはくさタイプ単体と比べて弱点のタイプ数が1つ少ない。
使用トレーナー
ゲーム版
- レッド:主人公(カントー)※1
- グリーン:ライバル(カントー)※2
- リーフ:主人公(カントー)※3
- カルム:主人公(カロス)※3
- セレナ:主人公(カロス)※3
- プラターヌ博士:ポケモン博士(カロス)
- リオ:フシギダネマスター
- クリフ:GOロケット団リーダー
- ※1:赤緑青バージョン及びリメイク版ではヒトカゲ、ゼニガメとの3択。
- ※2:赤緑青バージョン及びリメイク版で最初にゼニガメを選んだ場合。
- ※3:ヒトカゲ、ゼニガメとの3択。
アニメ版
漫画版
- レッド(ポケットモンスターSPECIAL)
- プラターヌ博士(ポケットモンスターSPECIAL)
- ピスタチオ(PiPiPi★アドベンチャー)
番外作品
ポケモンカードゲーム
第1段より登場。詳細はこちら
ポケモンGO
本作でも、ヒトカゲ・ゼニガメと共にゲーム開始時最初に捕まえられる候補の1匹となっている。その後も、御三家の中では最も出現率が高い。
とはいえ、フシギバナまで進化させるのにはそれなりの労力が要るため、配信初期はフシギダネの巣へ通った人が大量にいた。特に最盛期にフシギダネの巣であった東京の錦糸公園は、NHK密着取材も行われた程。
現在は天候ブーストが導入され、晴れ・曇りの日にはそこそこの確率で出現してくれるようになったので、以前と比べて入手難易度はやや緩和されている。なお、(これは他の御三家にもいえることであるが)他ポケモンよりも捕獲率が低いため、入手を狙う際はズリのみやランクが高いボール使用を推奨する。
特別衣装
2019年のハロウィンシーズンには、ピカチュウや他のカントー御三家と一緒に、ヌケニンを模した帽子を被って仮装したフシギダネが登場。2020年2月には、「ポケットモンスター 赤・緑」の発売24周年を記念して、赤いとんがり帽子を被ったフシギダネも登場している。
コミュニティ・デイ
2018年3月25日正午 - 15:00に行われた同イベントではフシギダネが対象となり、世界中に夥しい数のフシギダネが降臨した。
イベント期間中にフシギバナへ進化させると、専用技「ハードプラント」を覚えた特殊な個体へと進化させることが出来た他、このイベントに合わせる形で色違いも実装された。
ポケモンレンジャーシリーズ
- 第1作で初登場。リングタウンのキャプチャ・チャレンジでキャプチャ出来る他、クリア後にライラのもりで藪を切り裂くと巣穴の中へ出現することも。キャプチャ画面ではつるのムチを振るってくる。
- 「光の軌跡」では図鑑No.001に相応しく、ドロップじまでキャプチャできるが、ドロップじまは物語終盤で消滅してしまうため、クリア後はドンツキみさきでキャプチャすることとなる。キャプチャ画面では第1作のようにつるのムチで攻撃して来ることはなく、はっぱカッターを撃ってくる。ポケアシストで召喚するとタネマシンガンを1発放つ。
ポケモン不思議のダンジョン
『マグナゲート』『冒険団』を除き主人公・パートナーとして選択が可能。
ポケパークWii
グリーンゾーンアトラクションを担当。最序盤では少なくとも2回はクリアしなくてはいけない。
ポケモンマスターズ
プラターヌ&フシギダネ
ゼルネアス加入イベントにおいてプラターヌ博士が最初に使っていたポケモンがフシギダネであるが、トレーナーズサロンでプラターヌ博士の新密度をLv.100とすると解禁するくさタイプの特殊アタッカー。
使用後自分の特攻を2段階下げる「リーフストーム」、30%の確率で相手をどく状態とする「ヘドロばくだん」、自分の特攻を2段階上げる「スペシャルアップ」、自分の特防と素早さと急所率を2段階あげるトレーナー技「始めちゃうかい?」、バディーズ技「冒険出発を祝うグラスレイ」という構成となっている。
パッシブスキルは、すべての能力がさがらない「全ダウン無効」、相手がどく状態かもうどく状態の際は自分の技威力を上げる「相手どく時威力上昇3」、自分の素早さが上がっている程技威力を上げる「素早さアップ分威力↑」。
主人公&フシギダネ
「タマゴイベント」の報酬で貰えるタマゴから孵化する事があり、主人公のバディにする事ができる。
アニメ版
アニポケ・第1~7シリーズ
レギュラーの手持ち
CV:林原めぐみ、詳細は当該記事を参照。
- ハルカのフシギダネ
CV:伊東みやこ
詳細はこちら
無印編
【カントー編】
- 1話:ポスターと夢で登場。
- 4話:回想で登場
【オレンジ諸島編】
- ビッグシティのフシギダネ
「ちかどうのかいぶつ!?」へ登場。元々はマンダリン島最大の街ビッグシティ市長のポケモンであったのであるが、子供の時彼に進化しないという身勝手な理由で下水道へ捨てられ野生化、下水の影響か進化しないまま大きく成長した。
怪物騒動における正体で、市長へ再会したものの害獣扱いされた挙げ句にスワット部隊へ攻撃させてきたため、サトシのフシギダネと共につるのムチで市長を制裁した。
ポケモンサイドストーリー
- ハジメのフシギダネ
サイドストーリー第14話『マサラタウン ポケモントレーナーの旅立ち』で登場。
オーキド博士が初心者トレーナーのハジメに選ばせるために用意したポケモンであるが、サトシのケンタロスに驚いて他2匹同様逃げてしまう。
ハジメと共にオコリザルの群れに追い詰められるが、サトシのフシギダネが「ソーラービーム」でオコリザル達を追っ払たことで助かる。サトシのフシギダネを見て、フシギダネの実力を知ったハジメはフシギダネを選んで一緒に旅立った。
アドバンスジェネレーション
- 15話・71話
ベストウイッシュ
- エピソードN:116話・134話(雑誌)
XY
- サナのフシギダネ
CV: 犬山イヌコ
XY編において、サナのパートナーとして登場。彼女の最初のポケモンでもある。人見知りで社交性に欠ける部分があり、ピカチュウ達とは当初余り仲良くしようとしなかった。一方でバトルの実力は高く、相性が悪いフォッコの「かえんほうしゃ」も「エナジーボール」で打消している。
同46話での再登場時にはいくらか態度が改善され、度々笑顔を見せるようになっていた。
同90話以降はフシギソウに進化して登場。
使用技は「つるのムチ」「エナジーボール」「はっぱカッター」「ソーラービーム」「はなびらのまい」。
サン&ムーン
- 17話・90話
新無印
- めざポケ11話(サトシの旅シリーズ最終話)
シゲルがオーキド研究所に連れて来た初心者用ポケモンの1匹。始終眠そうであった。
アニポケ・第8シリーズ
- 57話・66話:テラスタル研修生のポケモンで登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- レッドのフッシー
『第1章』より登場。性別はオス。おとなしい性格。レッドがオーキド研究所を訪れた際に他のポケモンと共に逃がしてしまった後、無人状態であったトキワジムで野生のゴーリキーを一緒に撃退。それを見たオーキド博士から譲り受ける。
レッドと共に旅をする中、幾度の戦いを経てタマムシシティに向かう途中でフシギソウへと進化。タマムシシティポケモンセンターでレッドより報告を受けたオーキド博士は嬉しそうにしていた。
- 第12章
プラターヌ博士個体も登場する。
PiPiPi★アドベンチャー
- ダネリーナ(♀️)
ピスタチオのパートナーで「~でちゅ」が口癖で嫉妬深い所がある。ピースのパートナーであるヒトカゲとは幼馴染。ピスタチオへ恋心を寄せているが、彼の言動は余り良く思っていない模様。
映画『名探偵ピカチュウ』
中盤にPCN研究所の近辺に生息する野生個体が群れで登場し、ネマシュやキュワワーと共にティム・グッドマンと怪我をしてしまったピカチュウをミュウツーの元へと案内した。
実写化に際して質感が実在の両生類を思わせる生物的なものとなるなど、若干のアレンジは施されているものの、つぶらな瞳やその短い手足でぽてぽてと歩く姿がとても愛くるしいと視聴者からは好評であり、本作でも最も完成度の高い実写ポケモンの1つに上げられることも多い。
日本語吹替版で声を担当した林原めぐみはサトシのフシギダネを演じていた。
ポケモンローカルActs
東京都町田市にフシギダネがデザインされたポケモンマンホールが設置された。
ちなみにFRLG女の子主人公も描かれている。
関連イラスト
関連タグ
Ver | 第1世代 ポケモンRGBP ポケモンFRLG ポケモンLPLE |
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タイプ | くさタイプ どくタイプ 複合タイプ |
進化・形態 | 未進化ポケモン レベル進化 フシギソウ フシギバナ メガフシギバナ キョダイマックスフシギバナ |
図鑑番号順
0001.フシギダネ→0002.フシギソウ
同複合タイプ
関連ポケモン・グループタグ等
グループ |
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パートナーポケモン(ポケモン御三家) 草御三家 カントー御三家 蛙ポケモン 図鑑番号1ポケモン |
パートナーポケモン関連 |
ケロマツ/ゲコガシラ/ゲッコウガ:蛙仲間 |
モクロー:初期形態から複合タイプを持つ繋がり |
パートナーポケモン以外 |
ニョロモ/ニョロゾ/ニョロボン:同世代蛙ポケモン |
マダツボミ スボミー バドレックス:蕾仲間 |
ヒマナッツ:同分類(たねポケモン)仲間 |
エンテイ:FRLG仲間 |
ワンパチ:アニポケにおいて、サクラギパークにいるゴウの手持ちポケモン達のまとめ役。サトシのフシギダネもオーキド研究所のポケモン達のまとめ役である。 |
番外作品・コラボ |
主人公(ポケダン) / パートナー(ポケダン) 東京ポケふた組 |