「わたしの なまえは プラターヌ! カロスちほうの ポケモンはかせ さ!」
概要
『ポケットモンスター X・Y』に登場するキャラクター。
カロス地方のポケモン博士。研究テーマは「ポケモンの進化と変化」、そして「メガシンカ」。
名前の由来は恐らくプラタナスのフランス語名「プラターヌ(platane)」。
序盤でトロバとティエルノを通じて主人公へカロス御三家とポケモン図鑑を託し、冒険のきっかけを与えてくれる。後にミアレシティの研究所で本人と会ったときはカントー御三家のうち一匹とその進化形に対応するメガストーンが貰える。
また、歴代の博士の中で初めて主人公に勝負を挑んでくる。ただし、1度目の対戦で「いっておくけどボク強くないからねー!」と断りを入れており、NPCの話によるとかつてマスタータワーで修業していたが早々に自身のバトルの才能に見切りを付けたのだという。
若い頃はシンオウ地方のナナカマド博士に師事していた。『ポケモンGO』ではウィロー博士と面識がある様子。
ストーリー中に登場するフラダリとも顔見知りである。
主人公の旅立ちに際してプラターヌが主人公の母親へ手紙を出しているが、それからはいいにおいがするらしい。(カロス地方のモデルとなったフランスでは香水文化が盛んなため、それを示したのだろうか)
受け取った母親は手紙の字を美しいと評している。また、作中のバックパッカーが彼のことを「色男の博士」と称している。
容姿
青いシャツの上に白衣を纏った服装。かなり整った顔立ちで顎には無精ひげが生えている。
ワカメのような独特な髪型が特徴。
XYの「公式ガイドブック 完全ストーリー攻略ガイド」のキャラクター設定資料には、白衣を脱いだ設定画も掲載されている。更に失恋顔をしたイラストも存在する。
開発者インタビューによると、責任者の増田順一氏から「『イケメン』を意識してデザインするように」という要望があったが、キャラクター設定を担当していたスタッフが「ただイケメンキャラにするとつまらない」と考え、「ルックスはイケメンだけど少しドジだったり情けないところもある」というキャラ設定が付けられたらしい。
手持ちポケモン
プラターヌ博士は、ミアレシティとレンリタウンの計2回主人公に勝負を挑んでくる。カントー御三家がもらえるのは、このミアレシティでのバトルが終わった後。
もちろん、彼が使ってくるポケモンもカントー御三家。ただし、レンリタウンでは最終進化系まで進化している。
回数 | 使用ポケモン |
---|---|
1回目 | フシギダネ(LV.10 ♂)、ヒトカゲ(LV.10 ♂)、ゼニガメ(LV.10 ♂) |
2回目 | フシギバナ(LV.50 ♂)、リザードン(LV.50 ♂)、カメックス(LV.50 ♂) |
アニメでは、メガガブリアスをメインに使用。600族ドラゴンが手持ちなのは、オーキド博士のカイリュー以来。
アニポケでの活躍
CV:土田大
「XY」2話にて初登場。
原作通りにミアレシティのプラターヌ研究所でメガシンカの研究に勤しみ、初心者トレーナーにカロス御三家を渡す役目を持っている。
傷ついたケロマツを救うためにサトシ達が向かった場所がプラターヌ博士の研究所だった。
彼はそこでポケモンと進化について研究しており、サトシとシトロンにもメガシンカについて教える。
再び現れたロケット団によってガブリアスが暴れてしまい、その事態を解決したサトシにお礼としてケロマツとポケモン図鑑を託した。
27話のカルネ登場回では、タケシほどではないが、色男の博士ぶりを発揮している。
アニメでは彼自身が新人トレーナーにカロス御三家とポケモン図鑑を渡しており、新人トレーナーとして旅立つセレナにもフォッコを渡している。
63話で三度ロケット団にガブリアスを奪われるも、バシャーモ仮面の助力とガブリアスとの強い絆で救いだし、メガシンカを発動させた。
そして同時に彼の正体がシトロンの父親リモーネである事実を悟り、後日電器店に赴きメガシンカ研究の協力を取り付けている。
その一方でサトシ達が研究所に来る度に一部が破壊される事を呟いていたりするが、サトシがロケット団を連れてくるという事実に突っ込むには至っていない。
『XY&Z』のフレア団との最終決戦では、なんとガブリアスと共に直接戦闘に参戦。更にはメガガブリアスにメガシンカさせてサトシ達のサポートをする等、これまでに登場したポケモン研究者達には無かった男前な博士っぷりを見せ付けてくれた。
プラターヌ研究所の博士助手・知人
ソフィー(CV:足立友):XY2話、最強メガシンカ
コゼット(CV:安野希世乃):XY2話
アラン(CV:小野賢章):最強メガシンカ 研究所にいるガブリアスは野生のフカマルの時に怪我をしていたところ、アランに保護された。
リモーネ(トレーナー):謎の仮面をつけて主人公達のピンチにかけつけるポジションがゲーム版ポケモンXYのカルム達の先輩であるデクシオ&ジーナに似ている
他媒体
ポケモンマスターズ
CV:小西克幸
バディはゼルネアス。
伝説ポケモンイベント「与えるものと奪うもの」をクリアすると仲間にできる。
当初はフシギダネを連れており、イベントストーリー内でゼルネアスと協力する形でバディーズになる。
ストーリーでは本編で結局関わることがなかったフラダリに対する、彼の心中が語られた。
実はフラダリの来訪に勘づいていたプラターヌは当初ポケマス主人公の持つ可能性ならゼルネアスをバディにし、更にはフラダリを止められるかもしれないという狙いのもと行動していたものの、自分の責任は自分で取れと言わんばかりのゼルネアスの意向により、彼自身のバディにすることを決めたのである。
トレーナーとしての実力には自信を持っていない様子の彼だが、初見でゼルネアスに指示を出せたり、トレーナーの実力や特性が反映されることでステータスが平均的になりがちな他の伝説ポケモンを余所目に優秀なステータスを誇っているあたり、ゼルネアスに認められるだけの力量は併せ持っているのだろう。
バディーズ技はジオコントロールを味方全体に付与するというトンデモ性能。
パッシブスキルによって威力が上がった全体技のマジカルシャインと単体高威力技ムーンフォース、更にはHP吸収のウッドホーンも完備と、全体バフ・自己回復持ちのタンク役として文句なしの性能を誇っている。
その性能たるや、今まで多くのプレイヤーが苦戦していたステージをプラターヌ博士&ゼルネアス単騎で突破できてしまうほどである。
ポケモンエボリューションズ
CV:井上剛
第3話「ザ・ビジョナリー」に登場。ストーリーは『X』準拠。
フラダリの回想で、美しさに拘りポケモンを消そうとする彼を説得していた。
ちなみに当初は声優がクレジットに記載されておらず、次回が更新された時と同時に声優が判明した。
余談
フラダリの正体が初見でバレバレだった事から一部のプレイヤーから「真のラスボス(黒幕)」と囁かれたことがある。
※注意 下の絵はイメージです。
・主人公が引っ越してきたアサメシティとポケモン研究所があるミアレシティでは距離があるにもかかわらず、引っ越して間もない主人公のこと知っている。
(これについてはポケモンを託すメンバーを一つの町から一人ずつ選ぶ際、アサメタウンの知り合いのベテラントレーナーの子供(ライバル)を検討していた時にサイホーンレーサー・サキとその親子(主人公)の引っ越しを知ったと語られている)
・主人公の母親サキに(サキはプラターヌ博士とは面識はない)手紙を出す。
・旅の道中でメガシンカのことなど意味深なことを言う。
以上のことからラスボス説が唱えられたのだが、そんなことはなかった。
「ニンテンドードリーム」での製作者インタビューによると
「あくまでも博士なのでバトルがメインの人ではないですけれど。
真剣勝負が好きというよりは、ポケモンバトルをすること自体や、戦うポケモンの姿に美しさを感じる人なのかなと思っています」とのこと。
関連イラスト
関連タグ
ウラターヌ博士…似てる人
プラターヌ研究所関係者
ミアレシティから旅立ったポケモントレーナー
デクシオ/ジーナ:XY本編の2年前に旅立った主人公達の先輩のエリートトレーナーの2人組
カロス5人組(カルム セレナ サナ ティエルノ トロバ):XY本編の主人公とライバル達
プラターヌ博士の知人・団体
他地方のポケモン博士