概要
『ポケモンGO』で登場するポケモン博士。年齢は不明だが、中年男性らしい落ち着いた外見から40~50代ではないかと推測される。スパーク・ブランシェ・キャンデラの3人のアシスタントがいる。誕生日は7月21日。
ミュウのスペシャルリサーチでの台詞や『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』におけるあるイベントから、マサラタウンのオーキド博士の教え子であったことが判明している。
専門はポケモンの生態と分布であり、主人公に「ポケモン図鑑」の完成を依頼する。
他のポケモンシリーズでは、ゲーム開始時に3匹のポケモン(通称「御三家」)のポケモンの中から好きな1匹を受け取り、冒険をはじめることとなるが、彼の場合は「モンスターボール」のみを渡し、主人公はそれで好きな御三家(またはピカチュウ)を捕獲することになる。
それ以降は、主にヘルプおよびチュートリアルで登場。また、捕まえたポケモンを博士に送ると、同系統のポケモンを強化する「アメ」をくれる。
それ以外では出番がなく、些か地味な存在であったが、2018年3月31日から実装されたフィールドリサーチでは、スペシャルリサーチにおいてプレイヤーにポケモンの調査を依頼する依頼人として何と動画つきで登場。久しぶりに博士の姿を見たこともさることながら、画面内でぬるぬる動く博士を観て驚いたというプレイヤーも多かったようだ。
他地方のポケモン博士とも交流があり、台詞を聞く限りでは、アララギ博士、マグノリア博士とその孫娘であるソニア、プラターヌ博士とは面識がある模様。これ以外の博士たちとも何かしらの接点を持っている可能性がある。
また、GOロケット団のボスであるサカキの台詞にも「あの博士には無理だったようだな。3人の弟子を育てるなど…」というものがあることから、悪人であるGOロケット団の面々も名前だけなら知っていたようである(幹部の1人であるアルロから事前に情報を得ていたという可能性もあるが)。
GOロケット団の悪事には心を痛めているようで、度々主人公に彼らの掃討を依頼している他、暴走したシャドウポケモンを鎮静化させる“ライトクリスタル”を生成できる「ライトマシン」という機器を開発するなどしている。
2022年の大型イベント「GO FEST 2022」において、突如発生したウルトラホールに飲み込まれて異世界へと飛ばされ、一時消息不明になるというまさかの事態に。これ以降、しばらくはウィロー博士の捜索が物語の大きな主軸となる。
なお、捕まえたポケモンを送ってアメと交換してもらう機能に関しては、GOウルトラ調査隊がその役目を引き継いでくれているのでご安心を。
その後、懸命の捜索の末、終幕イベント「GO FEST フィナーレ」で、GOウルトラ調査隊により発見され、無事に元の世界に生還することができた。また、この際、ウルトラホールに飲み込まれたのではなく、湧き上がる好奇心を抑えきれずに自分から探索のためにウルトラホールに飛び込んだことを白状している。
ちなみに、過去にウルトラホールを通過した者は、記憶を失ったり、他のビーストを刺激する特異体質になってしまったりと、総じて碌な目に遭っていないことから、ウィロー博士も何かしらの大きな代償を払うことになるのではないかと危惧する見方もあったが、ウィロー博士は極度の疲労状態に陥ってはいたものの、それ以外に特に異常は認められないという、奇跡にも近い状態で発見されている(ただし、直後にビースト4種が博士の後を追うように襲来してきたことから、ビーストを刺激する体質になった可能性はある)。これについて博士は「誰かに守られていたような、そんな気がする」と述べており、このことが何か関係している可能性があるが…?
ちなみに、帰還する前から1週間のリサーチのリワードを渡す時だけは何事もなかったかのようにしれっと現れたりしていたのだが……、まあ、その点はゲームの仕様上仕方がないというやつなのだろう…。
その他
名前の「ウィロー」とは、英語で「柳(やなぎ)」を指す言葉。スペルは「willow」。
この人や某所名物のこれや、それが元ネタのこの人とは関係ない。タブンネ。
なお、右眉の上に小さな傷がある。フィールドワークも多いので、恐らくは何らかのポケモンに引っかかれたのだろう。絵をかくときには地味に注意である。
ウィロー博士ウィーク
2018年4月24日に突如ポケモンGO公式ツイッターが「ProfessorWillowWeek(プロフェッサーウィローウィーク)」としてウィロー博士の姿に迫っていく特集を始めた。
『経歴』や『誕生日』や『生い立ち』や『将来の夢』や『性格』や『衣装の好み』まで公表され、より深いキャラ付けがなされた。
ボイス
2018年9月25日に公開された幻のポケモン「メルタン」の発見告知動画にて、遂に声がつくこととなった(CV:酒元信行)。ボイスについては「意外と声が若い」との感想がちらほら見られた。
同時にオーキド博士(CV:若林正)も登場した。
キャラクターデザイン
ウィロー博士を含め、ゲーム中に登場するキャラクターのデザインを担当したのは、『ファイアーエムブレム覚醒/if』などを担当した、漫画家のコザキユースケ氏。
なお、「GO FEST フィナーレ」以降は、立ち絵が書き直されており、プレイヤーからは「ウルトラホールに突入した影響で人相が変わったのでは」とネタにされている。
関連タグ
ポケットモンスター/ポケモン ポケモンGO フィールドリサーチ
ウツギ博士…ウィロー博士同様、オーキド博士の弟子
Dr.ウィロー:「ウィロー」「博士」つながり。あちらは和菓子のういろうが由来だが