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ファイアーエムブレム覚醒
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ファイアーエムブレム覚醒

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ふぁいあーえむぶれむかくせい

SRPG『ファイアーエムブレム』シリーズ13作目として、2012年4月19日に任天堂から発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフト。

概要

キャラクターデザインはコザキユースケ。『外伝』以来のサブタイトルが2文字の作品。前2作が初代作品のリメイクだったため、第10作目『暁の女神』以来約5年ぶりとなる完全新作でもある。


メインシナリオには多数のスタッフが参加しており、開発元のISでは従来の堀川将之氏、前田耕平氏の他に、本作から初参加である小室氏が加わっている。

その他、レプトン、レッド・エンタテイメントなど他の会社に外注している部分も存在する。

またシナリオ監修をISのはっとりゆりえ氏、シナリオ補助をエッジワークスに外注している。


『封印』のGBA時代からプロデューサーを担当していた成広通氏は、本作以降は企画にあまり関わっていないことが語られている。

上記のようにシナリオライターにも新規スタッフが入ったため、その理由か本作からは『封印』〜『暁』時代のFEとはまた違った新しい路線、作風になったと見る向きもある。


シリーズ初の3DS作品であり、戦闘中のキャラクターボイス、カットインの挿入、追加ダウンロードコンテンツ(DLC)配信なども実装された。

特に有料DLCはシリーズのみならず、任天堂のゲーム製品においても初めての試みである。

様々な試みが行われた事でこのシリーズの革新的作品となった。


新要素は多いものの、一方でいつにも増して多い過去作のオマージュネタなどファイアーエムブレムの集大成とでもいうべき作品となっており、

など、過去作のシステムも作中に多く盛り込んでいる。


難易度はノーマル、ハード、ルナティックの3種類から選べる。ルナティックをクリアすれば更なる高難易度を誇るルナティック+が解禁される。

また『新・紋章の謎』と同様、従来の作品のようにキャラクターが撃破されると二度と復活しないクラシックモードと、撃破されてもマップクリア後に戻ってくるカジュアルモードの二つから選択することが出来る。

また今作のカジュアルモードはプレイ中にデータ保存することも可能となった(前作やクラシックモードだと中断データとしてセーブデータに紐付けされ、再開すると自動で中断データは削除される)。


システム

新規システム

デュアル

隣接する味方やダブル状態(後述)の味方がいる場合に確率で発動し、戦闘面で有利に働く。

支援効果の発展形とも言えるシステムで、命中率などに補正を与える「デュアルサポート」、攻撃時に味方が追撃をしてくれる「デュアルアタック」、被攻撃時に味方が攻撃を防いでくれる「デュアルガード」がある。

デュアルサポートについては隣接・ダブルキャラの全員が重複して確実に発動するが、支援レベルなどによってサポートの内容は変わる。最初でも命中率+10%を得られるが、支援レベルが高くなると命中率、回避率、必殺率、必殺回避率全てにボーナスがかかるようになる。

デュアルアタック、デュアルガードについては支援レベルと内部値が最も高いキャラが、それに応じた確率で発動する。最初はごく稀に助けてくれる程度だが、支援レベルA-Sとなった相手であれば頻繁に連携攻撃をしてくれるようになる。

デュアルアタックの場合は自身が攻撃した直後(相手の反撃や2回目の攻撃の前)に武器の射程を無視して発動(隣接している敵に対して弓で追撃などもOK)。ここでも必殺やスキルなどが発動する場合もある。

デュアルガードが発動すると問答無用で敵のダメージを完全に無効化してくれる。

基本的に発動して困る事は無いが、命中した上でノーダメージという判定となるため、ドロップ武器の耐久度を減らしてしまうのがデメリット。


ダブル

任意の味方に隣接して選択することで利用出来る。

前作までの救出のように2人のユニットが一緒に行動することになるが、大きく異なるのは前作までの救出では利用すると大きな制約(速さ、技が半減)を受けたのに対し、今回は大きなメリットを受けることになる。

まず同行している後衛ユニットはデュアル支援を除いた行動を行うことは出来なくなるが、代わりに後衛のパラメーターと二者の支援レベルに応じた分、前衛ユニットのパラメーターを底上げする。また後衛は一切他者からの攻撃を受けない。

ただし、かつぐや救出と違い行動済みのキャラクターを引き込んで攻撃範囲から守ることはできなくなった。

なお、ダブルの前衛・後衛については自分のターンで自由に交代することが出来る。交代後の移動は出来ないが、移動後に交代して攻撃・キャンセルなどは可能。


チェンジプルフ

下級職や固定職のLv.10以上で利用することができ、キャラクターやクラス毎に決められた別の職業に変更した上でLv.1から再育成することが出来る。

下級職のみならず上級職→上級職、さらには上級職→下級職も可能。

Lv.20で使った場合、その職をやり直すことも可能。

これにより、何度もチェンジプルフを使うことで、事実上何度でもキャラクターを育成することが出来るようになる。主な目的としてはスキルの習得といった戦力のさらなる強化が挙げられる。

なお、チェンジプルフだけでなく上級職になるためのマスタープルフも無限購入可能であるため、全パラメータカンストのキャラクターなども十分作れる。

ただしチェンジプルフを利用すると内部レベルがカウントされるため、普通に上級職に行くよりも経験値を稼ぎにくくなる。

特に高難易度だと内部レベルのカンスト値が上昇するため、やり過ぎると経験値がほとんど入らなくなってしまう。


異伝

要するに有料の追加DLCマップ。ある程度ストーリーを進めると利用可能になる。

クリアするとキャラクターが加入したり、特殊なアイテムが入手出来たりする。

『金と銀』や『マミーの楽園』のようにお金や経験値が他より稼ぎやすく設定されているマップもある。

何度でも挑戦可能であるが、特に『金と銀』といったバランスブレイカー級の稼ぎやすさを誇っていたり、部作制故に同じタイトルのものは順番に購入する必要があったり、また『第二弾 神軍師への道』での『究極の試練』『絶望の未来』セットのようにヘビーユーザー向けとも言える飛び抜けて手ごわいマップもあるためご利用・ご購入は計画的に。

このコンテンツで仲間にできる特殊なユニットについては英霊の魔符の項目を参照。


すれちがい通信、いつの間に通信

すれちがい通信でプレイヤーが作成したチーム(マイユニットを含む最大10ユニットの軍団)を交換すると、マップ上に交換した相手のマイユニットが登場。所持アイテムを購入したり対戦したりできる。対戦に勝利したりスカウト代を支払うことで相手マイユニットを味方ユニットに加えられる。

いつの間に通信ではすれちがい通信のマイユニットのように歴代キャラクターを模したチームを呼び出せる「配信チーム」やアイテム、新たな仲間を加えられる外伝マップやデュアルタッグのデータなどが追加される。

自分のデータのものや仲間にしたマイユニット、英霊の魔符、歴代キャラクターは最大99名までマイユニット名鑑に登録される。そこから能力に応じたゴールドを支払うことでも仲間に加えられる。


デュアルタッグ

ソフトとハードをふたつずつ用意して遊ぶモード。お互いに選出した3ユニットがそれぞれダッグを組み、敵と戦う。最後まで勝ち抜くとアイテムが貰える。


みんなの部屋

仲間の名簿や様子などを見ることが出来る。

名簿では今まで仲間にしたキャラクター(すれちがい通信や配信ユニットなどを除く)の簡単なプロフィールを確認出来る。

また、様子については現実時間で一定時間毎にイベントが追加されていく(最大5つ)。

様子を見ることでイベントを発生させることができ、マップ中のイベントマスで起こるようなイベントが発生する。


イベントマス

マップ中に2箇所あるキラキラと光っているマスのことでありマス上で待機するとイベントが発生する。イベントは以下の4種類の中からランダムで決まる。

イベントマスは遭遇戦などでも存在する。

  • アイテムを入手(旧作英雄の名つき武器など)
  • 経験値を入手(レベルは上がらず99EXPで止まる)
  • 武器経験値を入手
  • 親密度が上がる(ダブル状態で、なおかつ支援が発生する組み合わせの場合のみ)

旧作システム

結婚

聖戦の系譜』で登場。今作では支援レベルがSになった男女のペアが結婚し、後に子どもが参戦する。

『聖戦』と違って世代交代せず、またルキナ以外は外伝で加入するため、プレイヤーの任意に登場させられる(極端に言えば支援Sにしても登場させないことも可能)。

子世代のキャラクターは親世代のキャラクターの成長率やパラメータの一部を受け継ぐほか、親となったキャラクターからそれぞれ1つずつのスキルを引き継ぐため、親世代のユニットよりも強力なユニットになる可能性が高い。


支援会話

封印の剣』~『蒼炎の軌跡』、『新・紋章の謎』で登場。

今作では特定のユニット同士をデュアルもしくはダブルにした状態での戦闘などで親密度が上がる。(この時にエフェクト発生)

ある程度共闘すると支援会話が出現。

これを選ぶことで支援レベルが上がり、そのキャラとのデュアルやダブルの効果が上昇する。

蒼炎まではキャラごとに合計5回までだったが、今作では支援会話の発生数自体に制限はない。

支援レベルはC~Aの3段階だが、近親ではない異性同士には支援レベルSも存在する。

ただしこの段階は結婚ないしカップル成立を意味するので、レベルSはキャラごとに一人しか組めない。

キャラクターの意外な背景などを知ることも出来る。


三すくみ

剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い、というシリーズおなじみの基本要素。具体的には、不利となった武器は命中率と威力が下がり、有利となった武器は命中率と威力が上がる。特に序盤の場合はこの三すくみ一つで命中率などが結構変わったりするので重要である。

なお、本作では魔法の三すくみはなく、全て「魔法」という一つのくくりになっている。これを受け、従来の闇魔法にあたる特殊効果付きの魔法はダークマージ/ソーサラーの専用武器となった。


武器レベル

装備出来る武器の種類を決めるものであり、同じ種類の武器を使い続けることで上昇していく。

E~Aまでの5段階であり、武器レベルが上がることで強力な武器を装備出来るほか、命中率や威力にボーナス補正が掛かる。本作ではSはないが、Aに出来る種類の数に制限もない。

また、『新・暗黒竜』『新・紋章』とも違いクラスチェンジしても武器レベルは変化しない(以前は職によって武器レベルに補正がかかっていたが、今回はそれがない)。


フィールドマップ

『外伝』や『聖魔の光石』で採用されていたシステム。

身支度やショップの利用などを任意に行えるほか、次のステージ(章)もここで選択することになる。

異伝や遭遇戦、開放された外伝マップにも任意のタイミングで行くことができる。


外伝マップ

特定の条件を満たすと挿入される隠しステージ。

今作では本編と連続しておらず、別のマップを通って突入できる他、無条件で出現したり、設定されている出現条件も「ユニットの支援レベルがSになる」「タイムリリースで通信配信される」など、本編マップの攻略評価に影響しない。

子世代のキャラのみならず、本編で死亡扱いになるNPCの味方や主要敵キャラの一部までも仲間にすることが可能。ただし異伝と違い、出現後一度しかプレイできない。


遭遇戦

『外伝』や『聖魔の光石』で採用されていたシステム。

本編と違い、既にクリアしたマップに登場する屍兵を倒すというものである。

ステージクリアや時間経過、あるいは匂いの箱を使う事により屍兵が登場し、屍兵が存在するマップを選択すると遭遇戦となる。

『聖魔の光石』の時と違い、クリアしたマップならばどのマップでも遭遇戦を発生させることが出来る(断章、異伝を除く)が、そのマップに応じて敵は強くなる(後半のマップであればそれだけ強敵が出現する)。

ただしレベルはやや高く、本編で錬成武器が登場しない難易度ノーマルの場合でも、遭遇戦では錬成武器が登場する事がある。

また難易度によっても敵の強さは大きく変化し、ルナティックではまともに敵を倒すことすら困難になり、事実上利用不可能といってもよいレベルとなる。


錬成

蒼炎の軌跡』以降に追加されたシステムであり、お金を使うことにより武器を強化することが出来る。

前作までは1章につき1個の制約があったものの、今作では『自軍中で最大50個まで』以外の制限はない。

ただし、武器を弱化させるという事は出来ず、強化も一つの武器につき合計で8段階(威力、命中、必殺で各5段階で強化出来る)となる。

またファルシオンやアマツのようなユニーク武器は錬成出来ない。


ストーリー

人を慈しむ神竜ナーガと、人を滅ぼす邪竜ギムレーが司る世界。

あなたは記憶を失い、行き倒れていたところをイーリス聖王国の王子クロムと、彼が団長を務める自警団に助けられ同行することに。

天変地異とともに現れた、人ならざる存在「屍兵」。

存在しないはずの2本目の宝剣を携えた謎の剣士。

邪竜を信奉する隣国ペレジア国の脅威。

数々の戦いの果てに、あなたと自警団は、やがて未来をかけた、大きな争乱に巻き込まれていく……

(公式サイトより)


登場キャラクター

※キャラクターの記事にはネタバレもあります。閲覧の際はご注意ください


主人公

名前初期兵種CV
クロムロード杉田智和
マイユニット(ルフレ)戦術師細谷佳正/大川透/沢城みゆき

謎の人物

マルス???小林ゆう

味方キャラクター

親世代

リズシスター阿澄佳奈
フレデリクグレートナイト小野大輔
ヴィオールアーチャー小上裕通
ソワレソシアルナイト大原桃子
ヴェイク戦士遠藤大輔
ソールソシアルナイト新垣樽助
ミリエル魔道士あいざわゆりか
スミアペガサスナイト山本彩乃
カラムアーマーナイト坂巻学
ロンクー剣士子安武人
リヒト魔道士増田ゆき
マリアベルトルバドール五十嵐裕美
ベルベットタグエル増田ゆき
ガイア盗賊松本忍
ティアモペガサスナイト岡田栄美
グレゴ傭兵浜田賢二
ノノマムクートたなか久美
リベラバトルモンク山戸めぐみ
サーリャダークマージ阿久津加菜
オリヴィエ踊り子松嵜麗
セルジュドラゴンナイト阿久津加菜
ヘンリーダークマージ岡村明美
ドニ村人市来光弘

その他、NPC

エメリナ賢者岡村明美
フィレインファルコンナイト神田みか
フラヴィア勇者田中敦子
バジーリオウォーリアてらそままさき
サイリソードマスター吉田聖子
アンナトリックスター世戸さおり
チキマムクート大谷育江
パリス勇者小野大輔

子世代

ルキナロード小林ゆう
ウード剣士高橋英則
アズール傭兵木島隆一
ブレディ僧侶江川大輔
デジェルアーマーナイト山戸めぐみ
シンシアペガサスナイト山本彩乃
セレナ傭兵世戸さおり
ジェロームドラゴンナイト新垣樽助
マーク(親による)細谷佳正/沢城みゆき
シャンブレータグエル遠藤大輔
ロラン魔道士石井真
ノワールアーチャー吉田聖子
ンンマムクート松嵜麗

主な敵キャラクター

ギャンレルトリックスター坂巻学
インバースダークペガサスたなか久美
ファウダーソーサラー子安武人
ムスタファーバーサーカー浜田賢二
ヴァルハルトオーバーロード楠見尚己
セルバンテスジェネラルふくまつ進紗
エクセライ賢者松本忍
レンハソードマスター浜田賢二

ギャンレル、インバース、ヴァルハルト、レンハはいつの間に通信で配信される追加マップに登場。条件を満たせば加入する。


用語

神竜ナーガ

いにしえの時代、世界を破滅から救った神竜。

邪竜を封印する力を人間に授けたとされている。

伝承によると人の姿を借りて現れるらしいが、その姿は男性であったり少女であったりと定まらない。


邪竜ギムレー

いにしえの時代、世界を破滅させようとした邪竜。

神竜ナーガの加護を受けた者によって封印された。

とてつもなく巨大な竜らしいが、その正体は…。


イーリス聖王国

聖王エメリナが治める、平和で穏やかな国。神竜ナーガを神として信仰している。

争いを好まず、国を守る最低限の軍しか持たないため、王子であるクロムが自警団を結成している。


ペレジア国

イーリスの隣国で、邪竜ギムレーを信仰する宗教国家。

イーリスの領地に無断で侵入して村を襲うなど、戦争の火種になるような行為を繰り返している。


屍兵(しかばねへい)

クロムたち自警団の前に現れた、正体不明の化け物。

自我が欠落しており、見境なく人を襲う。

天変地異が起こって以来各地に出没するようになるが、一体どこから来たのかなど、わからないことが多い。


宝剣ファルシオン

世界にひと振りしか存在しない、イーリス聖王国の国宝。現在はクロムが継承している。

いにしえの時代、英雄王及び初代イーリス聖王がこの剣を用いて邪竜を封印したという伝説が残っている。


謎の剣士マルス

いにしえの英雄王と同じ名を名乗る、謎の剣士。仮面をつけており、その正体は不明。

この世にひと振りしか存在しないはずのファルシオンを携えて、クロムたちの窮地に現れる。


関連地図


その他

ゲームソフトの発売から2年半以上が経過した2014年の12月下旬に、一迅社からアンソロジーコミックスが発売、2015年の1月下旬には4コママンガコミックも発売された。FEシリーズの商業コミックは『封印の剣』を最後に(「烈火の剣」の発売予定があったが中止となった)長らく刊行されておらず、12年ぶりの復活となった。


なお、ソフト発売に合わせてニンテンドードリーム誌上にて2012年6月号から2013年5月号まで公式監修の2Pカラーコミック(漫画:美鈴秋)が連載されており、2013年6月号にて製作者インタビューなどを含め小冊子に纏められたものが付録となっている。


シリーズの運命を変えた作品

実は『覚醒』はファイアーエムブレムシリーズの最終作になる予定だった。

元々エムブレムシリーズは任天堂のタイトルの中でもコアなタイトルであったため、特定のファンは購入するが新規層がなかなか増えないシリーズだった。


それに輪をかけて1999年のトラキア776を最後にシリーズのメインシナリオを担当していた加賀昭三氏が退社し、作風の変化で氏の作風を気に入っていたファンが離れる問題が起きる。以降のスタッフが制作したGBAでリリースしたFEは原点から逸れない作りで堅実な人気を獲得したが、携帯機ということもあってか以前ほどの売上は出ず、やや影が薄くなったことは否めなかった。

またこの頃は退社後の加賀氏がリリースした『ティアリングサーガ』の方が本家FEを超えそうな売上だったり、この作品のFEに似た要素についてIS、任天堂が訴訟を起こす騒動もあり、FE界隈が何かと荒れている時期であまり状況がいいとは言えない状態であった。

詳しくは(エムブレムサーガの項目を参照)


そんな中、満を持して据置機で発売した『蒼炎』はゲームキューブの売上不振、『暁』はハードは好調だったが蒼炎からの続き物にしたことで新規離れを引き起こし、その後リリースした暗黒竜、紋章リメイクも原作を下回る売上と、徐々にシリーズに暗雲が立ち込める。


そしてとうとう次回作の開発時には、任天堂の営業担当の取締役から開発スタッフへ『エムブレムシリーズはあまり数字が出ないからこれが最後になる。』と宣言されたという。

この宣言を受けた開発スタッフは『最後になるならやりたいことを全部いれよう。』と新規スタッフを増やし、それぞれ未練を残さないように、各々のやりたいこと、そして想いを結集させたのが『覚醒』である。


スタッフが総力を尽くした今作は、古参のファンの購入は当然ながら、それ以上に今までエムブレムに興味のなかった新規層が多く手に取り、プレイ層の人口拡大につながり、国内での売り上げは申し分無い物となった。

キャラのカップリング要素を再び追加し、更にマイユニットでも可能にしたことで初期の作品から支持を得ていた女性ファンからの人気をより高めることが出来たのも成功の大きな要因の一つと見られる。


更に海外の方でも覚醒は特にかなり売上が大きく、当時のファイアーエムブレ厶で最も売れた作品となった。

これらの功績が任天堂上層部でも無視出来ないものとなり、続編である『ファイアーエムブレムif』の制作へと繋がり、ifも好調な販売を記録し、2019年。遂に暁の女神以来約12年ぶりの据え置きタイトル『ファイアーエムブレム風花雪月』が発売され、覚醒の売り上げを超える大ヒットを記録した。


ifのヒット。風花雪月の大ヒット。その地盤として、シリーズの大転換となった覚醒は、タイトルの通りファイアーエムブレムを「覚醒」させるきっかけとなった。

ちなみに覚醒でネタを出し尽くしたために、ifでは企画段階で苦労することになったという。


また、特に初期のFEシリーズで特徴的だった萌え要素、恋愛要素等のサブカルチャー部分を今作でかなり大幅に増やした事で、ライトな作風へと変化する事になった。

この路線変更によって、特に『蒼炎』など当時の硬派な作風が好きだったファンからは批判の声が上がってしまったものの、これらの要素に惹かれた新規層が大量に発生した事で多大な人気を獲得した一面もある。まさにファイアーエムブレムの新世代を象徴する作品と言えるだろう。


外部リンク:社長が訊く『ファイアーエムブレムif』項目4.「単純な敵・味方の関係ではない」参照。


世界記録

2018年、FE覚醒の発売から6年後にギネスワールドレコーズより世界記録に認定。

内容は「携帯ゲーム機のターン制ストラテジーゲームとして最も高い評価を得た作品」というもので、ギネスワールドレコーズ2019ゲーマーエディションブックの一つに取り上げられている。


関連イラスト


関連リンク

覚醒公式サイト


関連タグ

ファイアーエムブレム FE

任天堂 インテリジェントシステムズ ニンテンドー3DS SRPG

FE覚醒小説30users入り FE覚醒小説50users入り FE覚醒小説100users入り

FE覚醒の一覧 FE異性CP・コンビ一覧 FE同性CP・コンビ一覧

ダークペガサス グリフォンナイト バトルシスター バトルモンク タグエル 英霊の魔符


プロジェクトクロスゾーン2クロムルキナがペアユニットとして、ゼノブレイドフィオルンと共に任天堂作品からゲスト参戦〈フィオルンはゼノサーガKOS-MOSと組む〉。)

表記ゆれ

FE覚醒 覚醒 FE13 FE:A

概要

キャラクターデザインはコザキユースケ。『外伝』以来のサブタイトルが2文字の作品。前2作が初代作品のリメイクだったため、第10作目『暁の女神』以来約5年ぶりとなる完全新作でもある。


メインシナリオには多数のスタッフが参加しており、開発元のISでは従来の堀川将之氏、前田耕平氏の他に、本作から初参加である小室氏が加わっている。

その他、レプトン、レッド・エンタテイメントなど他の会社に外注している部分も存在する。

またシナリオ監修をISのはっとりゆりえ氏、シナリオ補助をエッジワークスに外注している。


『封印』のGBA時代からプロデューサーを担当していた成広通氏は、本作以降は企画にあまり関わっていないことが語られている。

上記のようにシナリオライターにも新規スタッフが入ったため、その理由か本作からは『封印』〜『暁』時代のFEとはまた違った新しい路線、作風になったと見る向きもある。


シリーズ初の3DS作品であり、戦闘中のキャラクターボイス、カットインの挿入、追加ダウンロードコンテンツ(DLC)配信なども実装された。

特に有料DLCはシリーズのみならず、任天堂のゲーム製品においても初めての試みである。

様々な試みが行われた事でこのシリーズの革新的作品となった。


新要素は多いものの、一方でいつにも増して多い過去作のオマージュネタなどファイアーエムブレムの集大成とでもいうべき作品となっており、

など、過去作のシステムも作中に多く盛り込んでいる。


難易度はノーマル、ハード、ルナティックの3種類から選べる。ルナティックをクリアすれば更なる高難易度を誇るルナティック+が解禁される。

また『新・紋章の謎』と同様、従来の作品のようにキャラクターが撃破されると二度と復活しないクラシックモードと、撃破されてもマップクリア後に戻ってくるカジュアルモードの二つから選択することが出来る。

また今作のカジュアルモードはプレイ中にデータ保存することも可能となった(前作やクラシックモードだと中断データとしてセーブデータに紐付けされ、再開すると自動で中断データは削除される)。


システム

新規システム

デュアル

隣接する味方やダブル状態(後述)の味方がいる場合に確率で発動し、戦闘面で有利に働く。

支援効果の発展形とも言えるシステムで、命中率などに補正を与える「デュアルサポート」、攻撃時に味方が追撃をしてくれる「デュアルアタック」、被攻撃時に味方が攻撃を防いでくれる「デュアルガード」がある。

デュアルサポートについては隣接・ダブルキャラの全員が重複して確実に発動するが、支援レベルなどによってサポートの内容は変わる。最初でも命中率+10%を得られるが、支援レベルが高くなると命中率、回避率、必殺率、必殺回避率全てにボーナスがかかるようになる。

デュアルアタック、デュアルガードについては支援レベルと内部値が最も高いキャラが、それに応じた確率で発動する。最初はごく稀に助けてくれる程度だが、支援レベルA-Sとなった相手であれば頻繁に連携攻撃をしてくれるようになる。

デュアルアタックの場合は自身が攻撃した直後(相手の反撃や2回目の攻撃の前)に武器の射程を無視して発動(隣接している敵に対して弓で追撃などもOK)。ここでも必殺やスキルなどが発動する場合もある。

デュアルガードが発動すると問答無用で敵のダメージを完全に無効化してくれる。

基本的に発動して困る事は無いが、命中した上でノーダメージという判定となるため、ドロップ武器の耐久度を減らしてしまうのがデメリット。


ダブル

任意の味方に隣接して選択することで利用出来る。

前作までの救出のように2人のユニットが一緒に行動することになるが、大きく異なるのは前作までの救出では利用すると大きな制約(速さ、技が半減)を受けたのに対し、今回は大きなメリットを受けることになる。

まず同行している後衛ユニットはデュアル支援を除いた行動を行うことは出来なくなるが、代わりに後衛のパラメーターと二者の支援レベルに応じた分、前衛ユニットのパラメーターを底上げする。また後衛は一切他者からの攻撃を受けない。

ただし、かつぐや救出と違い行動済みのキャラクターを引き込んで攻撃範囲から守ることはできなくなった。

なお、ダブルの前衛・後衛については自分のターンで自由に交代することが出来る。交代後の移動は出来ないが、移動後に交代して攻撃・キャンセルなどは可能。


チェンジプルフ

下級職や固定職のLv.10以上で利用することができ、キャラクターやクラス毎に決められた別の職業に変更した上でLv.1から再育成することが出来る。

下級職のみならず上級職→上級職、さらには上級職→下級職も可能。

Lv.20で使った場合、その職をやり直すことも可能。

これにより、何度もチェンジプルフを使うことで、事実上何度でもキャラクターを育成することが出来るようになる。主な目的としてはスキルの習得といった戦力のさらなる強化が挙げられる。

なお、チェンジプルフだけでなく上級職になるためのマスタープルフも無限購入可能であるため、全パラメータカンストのキャラクターなども十分作れる。

ただしチェンジプルフを利用すると内部レベルがカウントされるため、普通に上級職に行くよりも経験値を稼ぎにくくなる。

特に高難易度だと内部レベルのカンスト値が上昇するため、やり過ぎると経験値がほとんど入らなくなってしまう。


異伝

要するに有料の追加DLCマップ。ある程度ストーリーを進めると利用可能になる。

クリアするとキャラクターが加入したり、特殊なアイテムが入手出来たりする。

『金と銀』や『マミーの楽園』のようにお金や経験値が他より稼ぎやすく設定されているマップもある。

何度でも挑戦可能であるが、特に『金と銀』といったバランスブレイカー級の稼ぎやすさを誇っていたり、部作制故に同じタイトルのものは順番に購入する必要があったり、また『第二弾 神軍師への道』での『究極の試練』『絶望の未来』セットのようにヘビーユーザー向けとも言える飛び抜けて手ごわいマップもあるためご利用・ご購入は計画的に。

このコンテンツで仲間にできる特殊なユニットについては英霊の魔符の項目を参照。


すれちがい通信、いつの間に通信

すれちがい通信でプレイヤーが作成したチーム(マイユニットを含む最大10ユニットの軍団)を交換すると、マップ上に交換した相手のマイユニットが登場。所持アイテムを購入したり対戦したりできる。対戦に勝利したりスカウト代を支払うことで相手マイユニットを味方ユニットに加えられる。

いつの間に通信ではすれちがい通信のマイユニットのように歴代キャラクターを模したチームを呼び出せる「配信チーム」やアイテム、新たな仲間を加えられる外伝マップやデュアルタッグのデータなどが追加される。

自分のデータのものや仲間にしたマイユニット、英霊の魔符、歴代キャラクターは最大99名までマイユニット名鑑に登録される。そこから能力に応じたゴールドを支払うことでも仲間に加えられる。


デュアルタッグ

ソフトとハードをふたつずつ用意して遊ぶモード。お互いに選出した3ユニットがそれぞれダッグを組み、敵と戦う。最後まで勝ち抜くとアイテムが貰える。


みんなの部屋

仲間の名簿や様子などを見ることが出来る。

名簿では今まで仲間にしたキャラクター(すれちがい通信や配信ユニットなどを除く)の簡単なプロフィールを確認出来る。

また、様子については現実時間で一定時間毎にイベントが追加されていく(最大5つ)。

様子を見ることでイベントを発生させることができ、マップ中のイベントマスで起こるようなイベントが発生する。


イベントマス

マップ中に2箇所あるキラキラと光っているマスのことでありマス上で待機するとイベントが発生する。イベントは以下の4種類の中からランダムで決まる。

イベントマスは遭遇戦などでも存在する。

  • アイテムを入手(旧作英雄の名つき武器など)
  • 経験値を入手(レベルは上がらず99EXPで止まる)
  • 武器経験値を入手
  • 親密度が上がる(ダブル状態で、なおかつ支援が発生する組み合わせの場合のみ)

旧作システム

結婚

聖戦の系譜』で登場。今作では支援レベルがSになった男女のペアが結婚し、後に子どもが参戦する。

『聖戦』と違って世代交代せず、またルキナ以外は外伝で加入するため、プレイヤーの任意に登場させられる(極端に言えば支援Sにしても登場させないことも可能)。

子世代のキャラクターは親世代のキャラクターの成長率やパラメータの一部を受け継ぐほか、親となったキャラクターからそれぞれ1つずつのスキルを引き継ぐため、親世代のユニットよりも強力なユニットになる可能性が高い。


支援会話

封印の剣』~『蒼炎の軌跡』、『新・紋章の謎』で登場。

今作では特定のユニット同士をデュアルもしくはダブルにした状態での戦闘などで親密度が上がる。(この時にエフェクト発生)

ある程度共闘すると支援会話が出現。

これを選ぶことで支援レベルが上がり、そのキャラとのデュアルやダブルの効果が上昇する。

蒼炎まではキャラごとに合計5回までだったが、今作では支援会話の発生数自体に制限はない。

支援レベルはC~Aの3段階だが、近親ではない異性同士には支援レベルSも存在する。

ただしこの段階は結婚ないしカップル成立を意味するので、レベルSはキャラごとに一人しか組めない。

キャラクターの意外な背景などを知ることも出来る。


三すくみ

剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い、というシリーズおなじみの基本要素。具体的には、不利となった武器は命中率と威力が下がり、有利となった武器は命中率と威力が上がる。特に序盤の場合はこの三すくみ一つで命中率などが結構変わったりするので重要である。

なお、本作では魔法の三すくみはなく、全て「魔法」という一つのくくりになっている。これを受け、従来の闇魔法にあたる特殊効果付きの魔法はダークマージ/ソーサラーの専用武器となった。


武器レベル

装備出来る武器の種類を決めるものであり、同じ種類の武器を使い続けることで上昇していく。

E~Aまでの5段階であり、武器レベルが上がることで強力な武器を装備出来るほか、命中率や威力にボーナス補正が掛かる。本作ではSはないが、Aに出来る種類の数に制限もない。

また、『新・暗黒竜』『新・紋章』とも違いクラスチェンジしても武器レベルは変化しない(以前は職によって武器レベルに補正がかかっていたが、今回はそれがない)。


フィールドマップ

『外伝』や『聖魔の光石』で採用されていたシステム。

身支度やショップの利用などを任意に行えるほか、次のステージ(章)もここで選択することになる。

異伝や遭遇戦、開放された外伝マップにも任意のタイミングで行くことができる。


外伝マップ

特定の条件を満たすと挿入される隠しステージ。

今作では本編と連続しておらず、別のマップを通って突入できる他、無条件で出現したり、設定されている出現条件も「ユニットの支援レベルがSになる」「タイムリリースで通信配信される」など、本編マップの攻略評価に影響しない。

子世代のキャラのみならず、本編で死亡扱いになるNPCの味方や主要敵キャラの一部までも仲間にすることが可能。ただし異伝と違い、出現後一度しかプレイできない。


遭遇戦

『外伝』や『聖魔の光石』で採用されていたシステム。

本編と違い、既にクリアしたマップに登場する屍兵を倒すというものである。

ステージクリアや時間経過、あるいは匂いの箱を使う事により屍兵が登場し、屍兵が存在するマップを選択すると遭遇戦となる。

『聖魔の光石』の時と違い、クリアしたマップならばどのマップでも遭遇戦を発生させることが出来る(断章、異伝を除く)が、そのマップに応じて敵は強くなる(後半のマップであればそれだけ強敵が出現する)。

ただしレベルはやや高く、本編で錬成武器が登場しない難易度ノーマルの場合でも、遭遇戦では錬成武器が登場する事がある。

また難易度によっても敵の強さは大きく変化し、ルナティックではまともに敵を倒すことすら困難になり、事実上利用不可能といってもよいレベルとなる。


錬成

蒼炎の軌跡』以降に追加されたシステムであり、お金を使うことにより武器を強化することが出来る。

前作までは1章につき1個の制約があったものの、今作では『自軍中で最大50個まで』以外の制限はない。

ただし、武器を弱化させるという事は出来ず、強化も一つの武器につき合計で8段階(威力、命中、必殺で各5段階で強化出来る)となる。

またファルシオンやアマツのようなユニーク武器は錬成出来ない。


ストーリー

人を慈しむ神竜ナーガと、人を滅ぼす邪竜ギムレーが司る世界。

あなたは記憶を失い、行き倒れていたところをイーリス聖王国の王子クロムと、彼が団長を務める自警団に助けられ同行することに。

天変地異とともに現れた、人ならざる存在「屍兵」。

存在しないはずの2本目の宝剣を携えた謎の剣士。

邪竜を信奉する隣国ペレジア国の脅威。

数々の戦いの果てに、あなたと自警団は、やがて未来をかけた、大きな争乱に巻き込まれていく……

(公式サイトより)


登場キャラクター

※キャラクターの記事にはネタバレもあります。閲覧の際はご注意ください


謎の人物

マルス???小林ゆう

味方キャラクター

親世代

リズシスター阿澄佳奈
フレデリクグレートナイト小野大輔
ヴィオールアーチャー小上裕通
ソワレソシアルナイト大原桃子
ヴェイク戦士遠藤大輔
ソールソシアルナイト新垣樽助
ミリエル魔道士あいざわゆりか
スミアペガサスナイト山本彩乃
カラムアーマーナイト坂巻学
ロンクー剣士子安武人
リヒト魔道士増田ゆき
マリアベルトルバドール五十嵐裕美
ベルベットタグエル増田ゆき
ガイア盗賊松本忍
ティアモペガサスナイト岡田栄美
グレゴ傭兵浜田賢二
ノノマムクートたなか久美
リベラバトルモンク山戸めぐみ
サーリャダークマージ阿久津加菜
オリヴィエ踊り子松嵜麗
セルジュドラゴンナイト阿久津加菜
ヘンリーダークマージ岡村明美
ドニ村人市来光弘

その他、NPC

エメリナ賢者岡村明美
フィレインファルコンナイト神田みか
フラヴィア勇者田中敦子
バジーリオウォーリアてらそままさき
サイリソードマスター吉田聖子
アンナトリックスター世戸さおり
チキマムクート大谷育江
パリス勇者小野大輔

子世代

ルキナロード小林ゆう
ウード剣士高橋英則
アズール傭兵木島隆一
ブレディ僧侶江川大輔
デジェルアーマーナイト山戸めぐみ
シンシアペガサスナイト山本彩乃
セレナ傭兵世戸さおり
ジェロームドラゴンナイト新垣樽助
マーク(親による)細谷佳正/沢城みゆき
シャンブレータグエル遠藤大輔
ロラン魔道士石井真
ノワールアーチャー吉田聖子
ンンマムクート松嵜麗

主な敵キャラクター

ギャンレルトリックスター坂巻学
インバースダークペガサスたなか久美
ファウダーソーサラー子安武人
ムスタファーバーサーカー浜田賢二
ヴァルハルトオーバーロード楠見尚己
セルバンテスジェネラルふくまつ進紗
エクセライ賢者松本忍
レンハソードマスター浜田賢二

ギャンレル、インバース、ヴァルハルト、レンハはいつの間に通信で配信される追加マップに登場。条件を満たせば加入する。


用語

神竜ナーガ

いにしえの時代、世界を破滅から救った神竜。

邪竜を封印する力を人間に授けたとされている。

伝承によると人の姿を借りて現れるらしいが、その姿は男性であったり少女であったりと定まらない。


邪竜ギムレー

いにしえの時代、世界を破滅させようとした邪竜。

神竜ナーガの加護を受けた者によって封印された。

とてつもなく巨大な竜らしいが、その正体は…。


イーリス聖王国

聖王エメリナが治める、平和で穏やかな国。神竜ナーガを神として信仰している。

争いを好まず、国を守る最低限の軍しか持たないため、王子であるクロムが自警団を結成している。


ペレジア国

イーリスの隣国で、邪竜ギムレーを信仰する宗教国家。

イーリスの領地に無断で侵入して村を襲うなど、戦争の火種になるような行為を繰り返している。


屍兵(しかばねへい)

クロムたち自警団の前に現れた、正体不明の化け物。

自我が欠落しており、見境なく人を襲う。

天変地異が起こって以来各地に出没するようになるが、一体どこから来たのかなど、わからないことが多い。


宝剣ファルシオン

世界にひと振りしか存在しない、イーリス聖王国の国宝。現在はクロムが継承している。

いにしえの時代、英雄王及び初代イーリス聖王がこの剣を用いて邪竜を封印したという伝説が残っている。


謎の剣士マルス

いにしえの英雄王と同じ名を名乗る、謎の剣士。仮面をつけており、その正体は不明。

この世にひと振りしか存在しないはずのファルシオンを携えて、クロムたちの窮地に現れる。


関連地図


その他

ゲームソフトの発売から2年半以上が経過した2014年の12月下旬に、一迅社からアンソロジーコミックスが発売、2015年の1月下旬には4コママンガコミックも発売された。FEシリーズの商業コミックは『封印の剣』を最後に(「烈火の剣」の発売予定があったが中止となった)長らく刊行されておらず、12年ぶりの復活となった。


なお、ソフト発売に合わせてニンテンドードリーム誌上にて2012年6月号から2013年5月号まで公式監修の2Pカラーコミック(漫画:美鈴秋)が連載されており、2013年6月号にて製作者インタビューなどを含め小冊子に纏められたものが付録となっている。


シリーズの運命を変えた作品

実は『覚醒』はファイアーエムブレムシリーズの最終作になる予定だった。

元々エムブレムシリーズは任天堂のタイトルの中でもコアなタイトルであったため、特定のファンは購入するが新規層がなかなか増えないシリーズだった。


それに輪をかけて1999年のトラキア776を最後にシリーズのメインシナリオを担当していた加賀昭三氏が退社し、作風の変化で氏の作風を気に入っていたファンが離れる問題が起きる。以降のスタッフが制作したGBAでリリースしたFEは原点から逸れない作りで堅実な人気を獲得したが、携帯機ということもあってか以前ほどの売上は出ず、やや影が薄くなったことは否めなかった。

またこの頃は退社後の加賀氏がリリースした『ティアリングサーガ』の方が本家FEを超えそうな売上だったり、この作品のFEに似た要素についてIS、任天堂が訴訟を起こす騒動もあり、FE界隈が何かと荒れている時期であまり状況がいいとは言えない状態であった。

詳しくは(エムブレムサーガの項目を参照)


そんな中、満を持して据置機で発売した『蒼炎』はゲームキューブの売上不振、『暁』はハードは好調だったが蒼炎からの続き物にしたことで新規離れを引き起こし、その後リリースした暗黒竜、紋章リメイクも原作を下回る売上と、徐々にシリーズに暗雲が立ち込める。


そしてとうとう次回作の開発時には、任天堂の営業担当の取締役から開発スタッフへ『エムブレムシリーズはあまり数字が出ないからこれが最後になる。』と宣言されたという。

この宣言を受けた開発スタッフは『最後になるならやりたいことを全部いれよう。』と新規スタッフを増やし、それぞれ未練を残さないように、各々のやりたいこと、そして想いを結集させたのが『覚醒』である。


スタッフが総力を尽くした今作は、古参のファンの購入は当然ながら、それ以上に今までエムブレムに興味のなかった新規層が多く手に取り、プレイ層の人口拡大につながり、国内での売り上げは申し分無い物となった。

キャラのカップリング要素を再び追加し、更にマイユニットでも可能にしたことで初期の作品から支持を得ていた女性ファンからの人気をより高めることが出来たのも成功の大きな要因の一つと見られる。


更に海外の方でも覚醒は特にかなり売上が大きく、当時のファイアーエムブレ厶で最も売れた作品となった。

これらの功績が任天堂上層部でも無視出来ないものとなり、続編である『ファイアーエムブレムif』の制作へと繋がり、ifも好調な販売を記録し、2019年。遂に暁の女神以来約12年ぶりの据え置きタイトル『ファイアーエムブレム風花雪月』が発売され、覚醒の売り上げを超える大ヒットを記録した。


ifのヒット。風花雪月の大ヒット。その地盤として、シリーズの大転換となった覚醒は、タイトルの通りファイアーエムブレムを「覚醒」させるきっかけとなった。

ちなみに覚醒でネタを出し尽くしたために、ifでは企画段階で苦労することになったという。


また、特に初期のFEシリーズで特徴的だった萌え要素、恋愛要素等のサブカルチャー部分を今作でかなり大幅に増やした事で、ライトな作風へと変化する事になった。

この路線変更によって、特に『蒼炎』など当時の硬派な作風が好きだったファンからは批判の声が上がってしまったものの、これらの要素に惹かれた新規層が大量に発生した事で多大な人気を獲得した一面もある。まさにファイアーエムブレムの新世代を象徴する作品と言えるだろう。


外部リンク:社長が訊く『ファイアーエムブレムif』項目4.「単純な敵・味方の関係ではない」参照。


世界記録

2018年、FE覚醒の発売から6年後にギネスワールドレコーズより世界記録に認定。

内容は「携帯ゲーム機のターン制ストラテジーゲームとして最も高い評価を得た作品」というもので、ギネスワールドレコーズ2019ゲーマーエディションブックの一つに取り上げられている。


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覚醒公式サイト


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