「絶対死守します!!」
プロフィール
概要
クロムが組織する自警団の副長を務める近衛騎士。冷静沈着でありまだ未熟なクロムとリズたちのお目付役とでも言うべき存在。
性格を一言で表すと超真面目で堅物。話をする時には常に敬語(素である)であり、初対面のルフレを怪しみ疑いの目をかけたりもする等、慇懃無礼の節もある。また、夜通しで城に戻る際も「夜間行軍の訓練のいい機会」とも言っている。
彼自身はルフレに対する疑惑は「形式上」と言うが、素性の知れないルフレを拾う兄妹がお人好し過ぎるとも言えるので常識人とも取れる。またルフレが戦いの全体像をとらえる軍師ならば、フレデリクは周囲をまとめる参謀のような立ち位置に在り、支援会話では孤立しがちな人物たちに訓練の参加を促したり、根気強く相手に付き合ったりと面倒見も良い。ドラマCDではクロムの身を案じ、クロムに内密でガイアに斥候を依頼するなど頭がきれる。イーリスでも屈指の実力者であり、ヘンリー曰く「倒し甲斐がありそう」とのこと。
また彼の家系は先祖代々イーリス王家一筋らしい。
ドラマCDの女性陣の評価から、容姿・性格・地位が申し分ないことと、なんでも卒なく熟し過ぎること、そしてノノからは「クロムのお兄ちゃんが一番」と誤解を招かれない事実を述べられる。
支援会話では彼の忠義心が暴走しがちな所が随所にちりばめられており、本編におけるクロムとの支援会話で仲間たちの天幕にクロム様絶対死守と書かれた垂れ幕を標語としてぶら下げたりしている。
この絶対死守はifに登場するマイユニット一筋の執事の固有スキル(マイユニットが前衛にいる場合、マイユニットの防御と回避を引き上げる、マイユニットのためにしか作用しないスキル)の元ネタになり、25周年記念のファイアーエムブレム祭ではクロム様絶対死守Tシャツが販売されている。
中の人繋がりで執事疑惑がかけられるほど非常に気が利き、時に進路上にある小石を全て取り除くなど常人には理解不能な気遣いを見せる。
クロム曰く「笑顔の時が一番怖い」。昔、(ベルベット並みの)大きな山犬に襲われ生死をさまよったことから大きな獣が苦手。
あるキャラとの支援会話は必見。「衛生兵!衛生兵ー!」
あと、異伝によるとへそくりを17ゴールド溜めているらしい。
英雄総選挙での総合順位は、第1回は74位、第2回は204位。
ユニット性能
シリーズお馴染みの序盤のお助けユニットだが、兵種はグレートナイト。パラディンのキャラクターが勤める事が多かったお助けユニットとしては結構異例である。3種の近接武器を使いこなせるという点ですでに便利だが、武器を持たずに壁になったり優秀なダブル補正を生かして貧弱なユニットを支えたりと、序盤のお助けとして申し分の無い働きを見せる。難易度ルナティックでは彼なしでは序盤の突破は不可能と言っても過言ではない。ちみなに斧レベルはD。
成長したユニットには見劣りしがちだが、近年の例に漏れず成長率自体は十分であり、加えてチェンジプルフでいくらでも再育成はできるため愛があれば最後までしぶとく使えるだろう。
また「聖魔の光石」のゼト同様、かなりストーリーに絡むため死亡扱いにはならない。
とはいっても、高難度序盤はともかく、普通にプレイする場合はルフレやクロムが成長してくると二軍落ちしやすいキャラクター。
初期はパラディンではなく、グレートナイト(アーマーナイトの特性を持った上級騎馬兵)故に速さが伸びにくいのも難点。
しかしながらチェンジプルフを使うことで聖盾、大盾、デュアルガード+と防御面を強化するスキルを習得可能であるため、防御役としてはかなり便利である。
グレートナイトのスキルを取ったらパラディンに変えたほうが安定するかもしれない。
限界補正はそれぞれ
HP:0 力:2 魔力:-2 技:2 速さ:-2 幸運:0 守備:2 魔防:0
速さが低い事を除けばなかなか優秀である。活躍させたくばパラディンにすべし。
余談
武器レベルは斧のレベルがDからスタートするが、これが中の人の呼び名と偶然に一致している。
外部出演
ファイアーエムブレムif
次回作ifでは無料DLCマップ「覚醒との遭遇」に主君のクロム・リズ共々登場。クラスは変わらずグレートナイト。
見た目はif仕様に調整されている為、馬のデザインが変わっている。
グレートナイトだけあって物凄く硬い上に強い為、ほっといてもどうにかなる。
問題は勝手に突っ込んで死ぬ主君だが…。
主君の妹を守る気がないのか、奴が遠出しているうちに、砦に沸いた忍者の切り込みによって、連続お手玉され、敵陣奥深くまで持っていかれて即死というケースが多発する。守れよ。
クリアするとカムイに小石を譲ってくれる。それ絶対行軍中に拾った奴ですよね? 武器としては暗器扱いで威力はそれほど高くないが強力なデバフ効果を持つ。
なおカムイで彼に話しかけると熊肉を喰わされた挙句衛生兵を呼ぶ羽目になる。
小石をくれるのは多分腹いせではないだろうか…。
また戦闘中には同じ執事ポジションだからなのか、フレデリクのネタを起源とする専用スキルを持つからか、ジョーカーともやりとりがある(同じく使用人であるフェリシアやフローラとは残念ながらない)。
彼とは『カムイ様のために毎日違う香りの、珍しい紅茶をいれている』『クロム様やリズ様の移動を妨げる雑草や小石はすべて取り除いている』『あの方(カムイ)のため早朝から城内の設備を点検し、使用する装備品や食器はすべて新品以上に磨いている』『主君(クロムとリズ)が魚を食べたいといえば山を越えてでも入手し、くしゃみをすれば手編みのマフラーをかける』といったようにどちらが主君を思っているのか言い合い、最終的には互いに認め合う。
ファイアーエムブレムヒーローズ
温和な騎士団長 フレデリク
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/騎馬 |
武器 | ハンマー+→フレデリクの堅斧(専用) |
奥義 | 月光 |
B | 救援の行路3 |
C | 守備の鼓舞3 |
初期から登場。
武器は重装特効を持つ「ハンマー」
自身の攻撃の高さと合わせて対重装ユニットの一翼を担い、敵の防御力に一定割合の逆補正がかかる奥義「月光」との相乗効果で敵を一撃で屠る事も可能。HPと守備もなかなか高く、重装だけでなく物理ユニットに対してはかなり強い。
また、味方の守備を上げる「守備の鼓舞」やHPが少ない味方の隣に移動する「救援の行路」など味方に対するサポートスキルも充実している。
欠点としては速さと魔防の低さであり、特に魔防は壊滅的。赤魔法や緑魔法はもちろん、例え相性で有利な青魔法であっても、攻撃を受けたらまず助からない。青魔法にはリンダやラインハルトなど強力なユニットが多いので、相性有利だからといって気軽に受けさせてはいけない。
ちなみに本作ではついに「衛生兵!衛生兵ー!」をボイス付きで聴くことができる。必聴。
2019年10月のアップデートで専用武器、無双にも登場した「フレデリクの堅斧」が追加。ハンマーの上位互換で特殊錬成効果は鬼神の一撃3。これで火力アップの個性を得た。
海岸線の守護者 フレデリク
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 暗器/歩行 |
武器 | 貝殻 |
補助 | 献身 |
パッシブA | 金剛の一撃3 |
パッシブB | 攻撃速さ封じ2 |
2017年7月の期間限定イベントで登場した水着Ver。こちらは武器が暗器扱いの貝殻になっている。
貝殻は攻撃後敵の守備と魔防を下げる。スキルの攻撃速さ封じと合わせると4つのステータスにデバフをかけることができる。小石といいフレデリクが拾うものはやたらと高性能である。
生い立つ忠節の志 フレデリク
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/騎馬 |
武器 | 戦神の護斧(専用) |
奥義 | 緋炎 |
A | 攻撃守備の激突3 |
C | 近距離警戒3 |
リズやクロムが複数の超英雄が呼ばれてる最中、彼だけは水着以降全く音沙汰無しだったが2024年4月からの超英雄で約7年ぶりに登場。幼少期の姿で戦禍の連戦の報酬として配布される。
通常版とステータスを比べるとHPは下がってしまうがそれ以外は大幅に上がった。守備は全騎馬ユニットで3番目に高い。インフレも相まってかなり強くなった。
専用武器は守備3とターン開始時、周囲2マス以内に味方がいると攻撃守備+6かつ「強化増幅」「敵は追撃不可」を付与。子供フレデリクと支援を組んでいる味方がいると支援相手にも同じ効果を得る。逆にいない場合は守備が最も高い味方が対象となる。
もう一つは自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+5かつ絶対追撃と守備の20%分ダメージに加算して受けるダメージを30%軽減する。モーヴとの条件や効果こそ違うが構成は同等に攻撃、守備、サポートで徹底している。
レアスキルの攻撃守備の激突もここで入手可能になる。
ファイアーエムブレム無双
2017年6月公開のPVでリズやルフレと共に参戦が発表。
クラスはグレートナイト→ガーディアンナイト
ヒーローズと同様に武器は斧で固定。しかし、必殺技の中ではグレートナイトらしく槍や剣を用いる場面がある。
本作の仕様上、原作ではソシアルナイトの上級職だったグレートナイトは、ソシアルナイトとは別系統の下級職という扱いになっている。そのため、クラスチェンジするとガーディアンナイトという本作オリジナルのクラスになる。
専用武器はDLC第3弾で追加された「フレデリクの堅斧」。
騎馬ユニットの高い機動力で戦場を縦横無尽に駆け回る。攻撃も大きな移動を伴うものがある一方で、強1など小回りの利く攻撃も持っている。
守備の高さからソルジャーやペガサスナイトに対しては強く出られるが、魔防は相変わらず低いので魔道士との戦闘は避けた方がいい。
NPC操作の場合は、移動力の高さから少し目を離すとあっという間に遠くまで行ってしまうので(騎乗ユニット全体に言えることだが)こまめに指示確認をしておこう。
自軍唯一の斧騎兵であり、そもそも斧ユニット自体があまり多くないため活躍の機会は多い。
ちなみにドロップアイテムの一つに「フレデリクの小石」が存在し、勝利ポーズでは遂に小石を拾う姿が映像化された。
が、勝利ポーズで拾う小石は拳大と結構な大きさのため、もし今まで拾っていた小石もこのサイズだとしたら確かに拾わないと危ない代物だった。
関連イラスト
関連タグ
ジョーカー 絶対死守の精神を受け継いだ好敵手。
スズカゼ…同シリーズの中の人繋がり。