プロフィール
概要
ジョーカー、フェリシア、サイラスと並ぶ、3ルート共通で必ず仲間になるキャラクター。
白夜王国に仕える忍の家系出身。
礼儀正しく、真面目で落ち着いた性格。忠誠心が高く、主君には命を懸けても尽くす。誰に対しても敬語で話し、モズメのような明らかに年下相手にも「さん」をつける。
双子の兄にサイゾウがおり忍者ながらもファイアーエムブレム恒例の「赤緑」ポジションである。
同じ忍として兄を尊敬しているが、ある薬草を煎じて飲むか、患部にはって使うのどちらがよく効くかで子供じみた口論をしたことがあるという(しかも薬商人の娘の前で)。
熱血漢でプライドの高い兄と性格は正反対だが、思ったことをストレートに言うところや主君や恩人に対し忠誠や感謝が変な方向に向かう点は共通している。
故郷で修行を積んでから王城に仕えるようになったが、幼い頃から父に同行して兄と共に王城に出入りしていたため、カゲロウやオロチとは幼馴染みでもある。
プロローグで暗夜王国に捕まり捕虜として処刑されそうになるも、主人公(カムイ)によって助命される。
その際主人公の名を聞き、彼(彼女)が白夜王国の王子(王女)である事を悟っている。ユニット参戦後は、どのルートでも生涯かけて尽くす主君としてカムイに仕えるようになる。
なお、ルート共通で必ず仲間になるキャラクターの中で唯一白夜王国の人間であり、暗夜王国ルートでは一度敵対するものの、その後仲間になる。暗夜王国篇において、カムイが暗夜王国に就いた真意を見抜いた唯一の人物であり、たとえ白夜王国、ひいては実の兄と敵対することになっても決してカムイを裏切ることはない。
美男子であり、軍の中で一番モテる。町の女性からは外出する度に様々なものをよくおすそ分けされているという。どの女性との支援会話でも終始紳士的な対応をしており、「可愛らしい」「~の方が素敵」などの歯が浮くようなセリフ(ニュクス曰く「恋愛小説にでてくるようなセリフ」、フェリシア曰く「なんだかカッコいいこと」)を真顔で平然と言うため、モテるのはうなづけるものである(カミラによると「誠実に受け答えしているところが言い寄られる原因」らしい)。
そのせいか彼の支援会話Sレベルでも先に女性側から思いを打ち明けられることが結構多く、ことに白夜王国、暗夜王国両王女からはすべて彼女たちから気持ちを告白されている。
また、これらのセリフは全てラズワルドやシャーロッテのような打算や下心は全くない天然である。しかも、当の本人はモテているという自覚もない。いわゆる天然ジゴロである。
霊感があり、以前肝試しで女性の霊に気に入られしばらく付きまとわれた事があり、それ以来心霊スポットに行くのが嫌いらしい。
一方男性との支援会話では白夜側では兄のサイゾウが、暗夜側だと何があったのか暗夜王国の第一王子のマークスとなっている。暗夜王国のそれも第一王子に一目置かれるほどなので評判が良いことは間違いないようだ。なお共通でサイラスも支援会話がある。こちらの支援会話は一番兄弟として違いが分かる内容とも言える。
娘は薬商人のミドリコ。スズカゼ譲りの真面目でしっかりした子で、幼い頃に薬の作り方を教えたことがあったという。
主人公との関係
主人公の名前を知っていたのは、幼い頃主人公が暗夜王国にさらわれた際にその現場にいたから。
当時シュヴァリエ公国で父と共に同行していたスズカゼは、暗夜軍が気付かれないようにシュヴァリエ公国内に入って行くのを見かけたが、幼い彼はそれが何を意味しているのか理解できなかった。その結果起きたことは、白夜王スメラギの死とカムイの誘拐という最悪の事態であった。
自分が未熟だった為に彼(彼女)を守る事が出来ず、この事が後悔として彼の心に残っていたのである。
その為、白夜王国の忍として仕えながら、リョウマに仕える兄・サイゾウと違い特定の主君を持てずにいたのである。
捕虜として暗夜王国に捕らわれ主人公と敵として見えた時、名前を聞いた瞬間にかつて暗夜王国に攫われた王族だと気付く。暗夜王国篇で祖国を裏切ってまで主人公についたのも、そうした負い目があったことも理由の一つでもある。
白夜王国篇では、その後紆余曲折あって主人公が白夜王国に戻ってきたことにより、彼(彼女)の直属の配下となる事を誓うものの、カイエン峰で暗夜軍がしかけた罠により主人公共々地崩れに巻き込まれ、主人公をヒノカに託し自分はそのまま地崩れに巻き込まれ死亡してしまう。
なんと彼はシリーズでは久々となる強制ロストが行われるキャラクターなのである。
彼を主力に据えていたプレイヤーは驚愕する事になる。
ちなみに強制なのでモードによって生存と言う事はない。
しかし救出する方法はある。
離脱する章までにスズカゼとの支援度をAまで上げておけば、自身の機転により生き残る事ができるのである。
ただでさえ忍者の多い白夜王国ではあるものの、是非生き残らせてその後も活躍させていきたい。
ちなみにこの仕様のため、娘のミドリコが登場する外伝はこの章でスズカゼを生存させないと発生しない。
ついでに言うと、離脱後もスズカゼの疾風針は落ちていることがあり、普通に手に入る。
強力な手裏剣だが、離脱直後に拾ったりなどすると複雑な気持ちになる。
なお、生存フラグに関しては白夜篇のみに存在する(他ルートでは普通に生き残る)。
ユニット性能
初期職は前述の通り忍。パラレル先は兄と同じく侍。速さに優れた職の資質の持ち主。
忍者らしく武器は手裏剣(暗器)。
主に技・速さ・魔防が上昇するが、他の能力の上昇はいまいちと言う典型的な忍の成長を見せる。
特に力に関しては限界がすぐに来てしまう為、火力が伸び悩むのが欠点。
幸いダメージ0でも暗器や手裏剣による能力減少は発揮されるので、サポートを主軸に立ち回るのが吉。
白夜王国ルートでは、他にも忍や魔防の高い天馬武者がいるため優先度は低いが、暗夜王国ルートでは貴重な暗器使いにして魔法使い対策ができるユニットであり、更に子供のミドリコが資金の限られた暗夜王国で貴重な金策スキルを習得できるため、育成すると役に立つ。
特に、暗夜後半で手に入る射程3武器「巧者の手裏剣」を使えることは大きい。
固有スキルは、後衛時に前衛の味方の幸運の値の確率で味方をロストから守る「絆の祈り」。
簡単に言えばスキル「祈り」の効果を前衛に与える効果だが、幸運依存ゆえに頼りっきりにも出来ないのが難点。
前者二人は同じソシアル系の素養でありどちらもほぼ一緒、兄サイゾウはスズカゼと同じ忍なので問題外。(厳密には初期加入時の下級クラスが同じ場合相方のもう一つの資質が追加されるのだがこの兄弟に至ってはよりによってパラレル先も同じ侍である。ゆえにクラスの追加は起きない。)早めにソシアルナイトにクラスチェンジすれば、弱点を補える成長も可能。また移動力のある鍵開け要因としても使える。若干、能力が噛み合わないことは確かだが…。グレートナイトの「月光」を発動すれば、大ダメージも狙える。また「金剛の一撃」で即死を回避することも可能となるので、余裕があるなら余すことなくスキルを取得しておきたい。他「広所突撃」や「金剛の一撃」も前線に出す機会が多ければ採用したいところ。
クラスチェンジ先は、「上忍」か「絡繰師」。 偏った成長率を補強するため絡繰師も悪くない。
上忍の「滅殺」や「暗器の達人」、絡繰師の「写し身人形」は、どれも役立つので、可能な限り取得させていこう。
パラレルプルフ先は上記の通り侍…長所がさらに尖る…のだがリョウマ王子を始め侍系統のユニットが多く入る白夜側は過剰になりやすく、暗夜側は何故かパラレルプルフ先で侍になり成長傾向も無難な前作剣士だった邪術師も一目置かれており資金も限られる等厳しい。どちらも加入して過剰どころか競争になりかねない透魔編なら尚更となっている。
彼の名を冠した武器である「スズカゼの疾風針」は装備時に速さが2上がり、自分から攻撃すると周囲2マス以内にいる味方の速さを4上げる効果を持つ。速さの代わりに力を上げる「サイゾウの爆炎針」とは対照的な武器である。
ファイアーエムブレムヒーローズ
涼風の忍 スズカゼ
「白夜王国の忍、スズカゼです。
サイゾウは私の双子の兄…
共にあなたのお力になりましょう。」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 暗器/歩行 |
武器 | 暗殺手裏剣+→スズカゼの疾風針(専用) |
奥義 | 氷蒼 |
B | 蛇毒3 |
C | 攻撃の紫煙3 |
2018年5月より登場。配信初期から実装されている兄のサイゾウから1年以上遅れての参戦となった。
ステータスは原作同様、速さ魔防が高い。武器の暗殺手裏剣はキルソードなどと同じく奥義が発動しやすく、攻撃後敵の守備と魔防を下げる効果を持つ。
実装当初は大制圧戦GW限定ミッションをクリアすると手に入る配布キャラの扱いだったが、2018年6月からは恒常の英雄召喚でも星3、4で出てくるようになった。攻撃の紫煙は星4の時点で3まで継承が可能である。
2021年11月のアップデートで専用武器「スズカゼの疾風針」がやっと登場。暗殺手裏剣+の上位互換かつ、自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃速さ魔防+4の効果で特殊錬成効果は自分の戦闘開始時に自分のHPが25%以上の時は戦闘中、攻撃速さ魔防+4。もう一つの効果はHP条件は同じでさらに速さが敵より1以上高い時、奥義カウント変動量+1かつ固定ダメージ+5の柔剣4と同じ効果。これで攻撃速さ魔防の増加に加え、得意の速さを活かしての固定ダメージと奥義が発動しやすくなる個性を得た。
小ネタ
担当声優の小野大輔は前作『覚醒』でフレデリク(とパリス)を担当している。
その為なのか中の人繋がりで食堂でマズイ料理を食べた時に「衛生兵」を呼ぶ場面がある。
但し台詞はまだ自然な形になっており、フレデリクほど狼狽する事はなかったりする。
関連項目
ファイアーエムブレム ファイアーエムブレムif 白夜王国 暗夜王国 透魔王国