「必殺...アウェイキング・ヴァンダー!」
プロフィール
概要
同僚はゼロ。
よく血が騒いだり暴走しそうになっている厨二病。かっこいい呪術や武器の名前を考えて日夜過ごしている。自称「漆黒のオーディン」。必殺技は「アウェイキング・ヴァンダー」。
一方で面倒見はよく根っからのお人好しで、ひねくれ過ぎの同僚とは対照的に厨二病発言以外ではまともな好青年である(それでも普段の言動のせいで誤解されやすいタイプらしく新兵に怖がられたりもしているらしい)。
かつては剣士だったようで、「ミステルトィン」という武器を相棒にしていたとのこと。
オロチにはそろそろ違う道を極めたくなって呪術士になったと話しているが、呪術士としてはお人好しすぎるため、相手を心から呪う気持ちが足りず術の威力が引き出せていないと指摘されている。実際本人も憎悪に任せて呪おうなんて事は絶対できないと認めている。
それゆえか支援会話などで彼が秘術や呪術と称しているものは大半は芝居である(例としてエルフィやベルカ、ヒナタなどの支援会話で用いていたとされる呪術や秘術はお芝居であった様子。しかしベルカやヒナタなどに『術はウソではないのか?』と迫られたときは巧みな会話術で信じ込ませていた)。
過去の経歴は一切不明で、同僚のゼロが調べても何も出て来なかった程。同僚のゼロと違いレオンが父王の命令でオーディンを自分の臣下にせざるを得なくなり、信用の置ける人間以外を臣下にしたくなかったレオンはオーディンに無理難題を言い付け、自分から逃げ出すように仕向けるも、逆にその難題がオーディンの厨二病精神的に燃え上がったらしく生き生きと任務をこなしてしまったらしい。そのうちレオンもオーディンが信頼できると判断し、改めて自分の臣下として認めた。
ラズワルド、ルーナとは昔馴染みであるようで、資料館でも彼ら三人の経歴は不明になっている。暗夜王家に仕えているのは別の目的の為だが、レオンへの忠義は本物である。
軍の中で一番、血が騒ぐ。
あれ、どこかでそれは聞いた事があるような…。
町を襲う賊に二人揃って名乗り口上や必殺技名を言った際は『やばいやつが2人も出てきたぞー!』と親子ともども危険人物認定された。
公式人気投票では男性キャラクターの中では8位となっている。
人気の高い傾向のある王族を除くとジョーカー、ゼロに次いで3番目である。
癖が強いキャラクター性か、はたまた以前からの人気ゆえか…
正体
但し武器はミストルティンじゃない。ミステルトィンだ。
同じ世界出身のラズワルド(アズール)・ルーナ(セレナ)と共に「if」の世界に転移してきた。
一人だけ元の世界と違うクラスであるダークマージになったが、上記の理由で呪術は向いていない様子。
もっとも、元の世界と同じ職種(?)にはパラレルプルフでなれる。
いずれは元の世界に帰るつもりでいるため、レオンからはこれからも自分を支えて欲しいと言われていたが、その言葉を肯定することはできなかった。また娘にもいずれ酷な選択をさせてしまうと罪悪感を抱いている。
ちなみに彼らの本名はラズワルドとオーディンの支援をAまで進めるとこの作品でも(DLC抜きでも)明らかになる(ラズワルドはお前はずっと変わらない、というオーディンに対して『君もね、ウード』と言っている)。
ちなみにamiiboのルキナも出会いがしらに彼の本名をすっぱ抜いている。
またそれ以外にもアクアとの支援会話で吊り橋が苦手と言っていたり(本人いわく『あるものを取り返しに行ったときにすごくこわかった』らしい。これは前作のDLC『絶望の未来』で屍兵に追われていた話だろうと思われる)、レオンとの支援会話で『天蓋の森の死霊を倒せ』という命令に対して『屍兵よりはましですね…』とうっかり漏らしている(レオンには『故郷の野生生物です』と説明している)。
マイルームでの触れ合いを続けるとカムイにも本名を明かしてくれる。
当然ながらDLC『覚醒との邂逅』でもリズを知っているも、自分たちが接触することでギムレーから世界を救ったという歴史が変わってしまうことを危惧して正体は明かさなかった(対するリズはまだ時間軸としてはオーディンすなわちウードと会う以前であるため彼のことは当然知らない。子供が生まれたらこんなかっこいい名前つけてみたいな~と言っていた程度)。
amiiboのルキナやルフレの英雄戦でもやり取りがあり、ルフレのほうではオーディンがルフレをどのように見ているかはぼかされているが、ルキナのほうは『ルキナの記憶や技量などを模した全く別の存在である』と看破している描写がある。
DLC『見えざる史実』では3人組がどうやって『if』の世界までやってきたのかという経緯が描かれている。
邪竜ギムレーの戦争が終結したのち、顔を隠したハイドラ(透魔竜本体ではなくハイドラの『良心』である)と出会い、彼からの透魔王国や白夜・暗夜王国を救う、という依頼を引き受けた。
髪の色はハイドラの力で変えられ(ウードの場合聖痕も見えなくなっているという)、後編の透魔王国内ではダークマージとしてのスキル、『オーディン』という名前、そして一時的にだが神祖竜の竜脈の力をハイドラから与えられた。
力を受ける以前の前編ではクラス名は『ダークマージ』ではなく『剣士』となっており、使う武器も魔道書ではなく剣である(ポーズも『覚醒』の状態である)。
セレナとの会話では『魔法も極めてみたいと思っている』と発言し、要望通りダークマージになって『すげーいい感じだ』と発言している。
また、ハイドラからはさらに元の世界に帰るためにと転移の水晶玉を渡されている。
娘のオフェリアに水晶玉のかけらを持たせており彼女はお守りスターライトクオーツとして大切にしていたよう。
平和になった後の後日談では、ラズワルドやルーナと同様に姿を消した事が判明する。結婚した場合は妻も一緒にいなくなるが、子どもの方はその後の活躍が語られている。
ユニット性能
特徴
初期クラスは「ダークマージ」、パラレル先は「侍」
成長率は典型的なバランス型で、特にHP・技・幸運の伸びに優れている。逆に魔防は他より低め。『覚醒』で王族だった影響か合計成長率は330とかなり上位に位置する。
しかし肝心のダークマージ(ソーサラー)の職種成長率が魔力・魔防重視で、オーディン本人の成長率と噛み合っていないため、実際は全ての成長率が中途半端という見かけ倒しのユニットとなっている。
同じバランス型の魔法ユニットとしてレオンがいるのも痛い。レオンは魔力が高く他は平均的という理想的な配分で、専用の神器まであるため、よほどの上振れ成長でもない限り、何をするにしても彼の劣化になる。しいて言えば透魔ルートでオロチから「魔の達人」をもらえるぐらいか。
一応ダークナイトの防陣補正が魔力/守備+3/移動+1とかなり強力なので、レオンのお供としてなら使っていく意義はある。またHP/守備の成長率はオーディンの方が高いので、最終的には防御面でレオンを上回る(とは言えそこまでが長い)
お供以外の使い道を見出すなら、パラレル先の「侍」を活かしていきたい。暗夜ルートで侍にCCできるのは主人公とオーディンのみで、この系列では剣聖の「流星」「剣の達人」や兵法者の「死線」など、強力な火力スキルを多数習得できる。中途半端になりがちな力/魔力もこれらの火力スキルがあればフォロー可能で、しっかり育成すればあらゆる敵を粉砕するアタッカーとなってくれる。「呪縛」による回避デバフも近接ユニットには有難い。
(ちなみに『覚醒』で「剣士」だったためか、暗夜勢なのに専用グラがある)
ただし剣の初期レベルがEであること、パラレルプルフを何個も消費すること、スキル取得までは火力が並以下で戦闘に苦労すること等から育成難度は極めて高い。剣レベルについては「術書」でフォロー可能だが、他は見返りに釣り合うかと言われると微妙で、やはり運用には愛が試されると言える。
他には後発クラスである「ダークファルコン」や「神軍師」とも好相性である。
スキル
固有スキルは8文字全てが漢字の錬成武器を持たせると必殺発動率が上がる「血の疼き」。実質無条件で必殺率を上げられるため強力。パラレル先の剣聖には必殺ボーナスがあるので、それも活かせば必殺ユニットに転向することも可能である。
例えば「キルソード」がベースなら、固有スキルと職種補正・技の高さと合わせて必殺率50%程度となる。回避にマイナス補正がかかるデメリットはあるが、必殺で4倍ダメージは魅力でオーディンの微妙な力を補う手段となる。
なお性質上「必殺なし」の文言がある武器(青銅の剣、サンダーソード等)では効果がなくなる。
彼の名を冠した武器である「オーディンの黒書」は高威力・高必殺率と一見相性抜群だが、追撃不可且つ必殺回避が大きく下がるデメリットを持つ。特に理由がなければミョルニルを選んだ方がいいだろう。ちなみに戦闘演出はジークフリートのような黒い光線が出るという、オーディンらしい派手なものとなっている。
ヒーローズ
力を封印せし者 オーディン
属性 | 青 |
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兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | ブラーブレード+→オーディンの黒書(専用) |
奥義 | 月虹 |
A | 攻撃の覚醒3 |
B | 赤魔殺し3 |
初期から登場。ifの設定に合わせ経歴は不明になっている。
ステータスはHPがやや高いのだが攻撃はたった36とかなり低い。後に34に下回るエルフィンが実装するまでは全魔法ユニットでワースト1位だった。
武器は自分が受けているバフ合計値を攻撃に加算する「ブラーブレード」で非常に強力な効果を持つ武器なのだが、肝心のオーディンの攻撃が大きく劣っており完全に宝の持ち腐れとなってしまっている。守備と魔防は両方25で耐久面は高くもないのでやられやすい。
2018年9月のアップデートで専用武器「オーディンの黒書」が追加。奥義カウント増加のデメリットが無くなったブラーブレード+の上位互換の武器で特殊錬成効果は攻撃速さの連携3。これで味方と自分の強化を両立出来る個性を得た。ifの場合は追撃不能の効果があるがヒーローズではその効果はない。エフェクトはかなりカッコいいので必見。
ちなみに今作ではオーディンと同じく漆黒と名乗る騎士と共演することができる。実際に対面したらオーディンの厨二心を大きく刺激するかもしれない。
2022年12月から神装英雄に選ばれた。厨二病を擽る死の国ヘルの衣装を身に纏った。
関連タグ
ウード、ドゥドゥー=モリナロ・・・同シリーズの中の人繋がり