「わたしリズね、憶えてよね!」
「くひにはひっは!」
プロフィール
概要
主人公・クロムの妹。
つまりイーリス王族の一員であり、現聖王・エメリナは姉に当たる。
しかし彼女はイーリス王女でありながら身体のどこにも王族特有の聖痕が刻まれておらず、それがコンプレックスになっている。
また、兄や姉同様、FEシリーズ初代主人公マルスの末裔に当たるが、マルス同様の青髪を受け継ぐ兄と異なり金髪である。
永い歴史の中で金髪の血が混じったと考えるのが自然だが…それ以前にシリーズでは髪色の異なる姉妹がいるので不自然な話では無いのだろう。
クリノリンでスカートを膨らませており(クリノリン自体は、シスターに兵種変更すると誰でもついてくる)、金髪のツインテールが特徴的。
クロムが率いる自警団に参加しているのだが、世間知らずでわがままだが心根は優しい…と言えば「お姫様」の設定としてありがちだが、自他共に認める王族らしさ皆無の明るく気さくな性格で、貴族であることを強く自負するヴィオールやマリアベルとの支援会話でもそのことがネタにされている。小さな子供がやるような悪戯に精を出すなどの場面も。また、家事は全般に苦手である。あとちんまい。
本作では他の異性キャラと結婚させることが出来るのだがもちろんクロムと結婚させることは出来ない。これまでのFEにはあまりに仲睦まじい兄妹がしばしば登場したが、今回は健全な関係で留まっているため、FEとしては珍しいと言えば珍しい。せいぜい彼女の子とクロムの子が結婚できる程度である(ちなみに日本の民法上でもいとこ同士の結婚は可能である)。
ちなみに結婚するとウードというファイアーエムブレム屈指のネタキャラを産むことになり、親子共々ネタ度合いが高い。聖痕の話はステージのイベントを見ると分かる。ウードは母親と異なり剣士系であるため、活躍させたいならば、父親については吟味したいところ。上述のように回復のスキルを引き継がせるのもいいが、疾風迅雷を引き継がせるのも得策(回復のスキルはやろうと思えば、ウードで自力習得可能であるため)。
なおウードにはイーリス聖王家の聖痕が出ている。隔世遺伝だと思われるが、ひょっとしたらリズも気がつきにくい場所にあるだけなのかもしれない。
支援会話全般で言える事だが王族、即ち王女らしさがあるのかと悩む一方で王族扱いされることを嫌っている。ちなみにへそくりを3ゴールド貯めている模様。
ユニット性能
上述のようにクラスは治療の杖を駆使するシスターだが聖職者らしさも皆無であり、「尼」ではなく「妹」と言う意味なのではないかとすら思えてくる。
そして、本作のシスターは斧を使えるバトルシスターへのクラスチェンジが可能という曲者クラスでありファミ通でのバトルシスターへのクラスチェンジの紹介記事で「斧をブン回してご満悦のリズさん」と(2度も)紹介され、彼女のキャラが(ネタ的な意味で)強く印象付けられたりした。
実際問題、マリアベルと比べ力がシスターの頃から割と伸びたりするので(根気よくレベル20まで育てれば、力の値が2ケタに達する事もある)防御面を除けばそこそこの戦闘力を確保できるうえ、レベル15まで育てることで回復という便利なスキルを習得可能、更に子供への引継ぎにも有利でバトルシスターという選択はあながちネタとも言い切れない、というよりしっくりきすぎているのだ。なんなんだこのまさかりシスター。更に終盤でボルトアクスを入手すれば魔力の高さを活かした間接攻撃も可能となる。しかしながら、上述の通り防御面に難がある他、一線で活躍するには速さと技も心許ない為、特にハード以上の場合は万が一の時に攻撃もできると割り切った方が良いだろう。
さらに余談だが、バトルシスターにクラスチェンジするとシスターのグラフィックと比べて外側のスカートがなくなり、クリノリンが完全にむき出しのように見えてしまう。が、実際にはクリノリンではなくスペースドアーマーなのではないかという指摘もある。どちらにせよ内スカートのようなものがあるのでパンツ丸見えにはならない…おい誰だ期待した奴は。
しかしながらバトルシスターになれるキャラクターは他にマリアベルがいるのに対し、デフォルトでクリノリン装着、というのはやはりリズをバトルシスターに転職させることが公式見解といえるかも知れない。
賢者のルートを選んだ場合豊富な魔法と杖で戦う魔法一本のキャラとなり、こちらは姉と同様の専用賢者衣装を纏う事になる。
サブ素養であるペガサスナイトになると変更直後は力不足に悩まされるが、キャラクター特性としてはもともと力はそこそこ上がりやすいのでレベルが上がるに従って解消されていく。さらにクラスチェンジでペガサスナイトの上位職になると魔力も生かせることになる。特にファルコンナイトの場合、杖が最初からCくらいになっている上、前線へつっこんでいけるので、マリアベルなど他の回復職と合わせて「リレーレスキュー」ができる(リズがまず味方の近くまで引っ張る→他の回復職で安全圏まで移送する)。また魔防も高いので(飛行系特効を持つはずの)ウィンド系魔法なら1・2発までなら耐えられないこともない。難易度ノーマルならレクスカリバー以外は怖くないし、仮に持っていたとしたら逃げるより先制攻撃しに行きたくなるだろう。
もう1つのダークペガサスは魔法を使えるため、高機動の魔法キャラとして運用でき、男性でペガサスになれないウードに引き継がせたい強力な再行動スキル疾風迅雷を覚えるため、こちらにすると言う選択肢もある。
3つ目の素養はトルバドールだが、上級選択肢の一つが賢者で被っている為、事実上ヴァルキュリアのみ、能力的に賢者と近く移動力で優れる。
限界補正は
HP:0 力:-2 魔力:2 技:-1 速さ:0 幸運:2 守備:-1 魔防:1
となっており、典型的な魔法使い系と言えよう。
ファイアーエムブレムif
DLC「覚醒との邂逅」にてクロム・フレデリクと共に登場。
ifから覚醒の世界に迷い込んでしまった主人公(カムイ)達と協力し化け物退治に協力する。覚醒の本編開始前の時間軸であるため、兵種はシスター。
他の2人と違い攻撃手段がないため、敵の攻撃範囲に入らないよう特に気を配る必要がある。
とは言えリズは攻撃手段を持たない分回復を優先する傾向にあり、被弾した味方を下げればそちらに向かっていって回復してくれる為、突出は制御しやすい方。むしろ突っ込んで落ちる兄に問題が……。
主人公との会話では、主人公の優れた戦術眼に感心しクロム自警団に軍師がいないことを嘆くも、主人公からいずれすごい参謀が現れると励まされた。
主人公以外ではオーディンとオフェリア親子との会話イベントがある。
『漆黒のオーディン』と名乗ったオーディンに対しては昔読んだ神話に出てきた英雄のようなかっこいい名前と評し、いつか自分に子供ができたらああいう名前をつけてあげたいと決意する。ちなみにオーディンはリズに遭遇したとき、なぜか最初は非常に驚いたものの『ちんまいな…だが懐かしい気持ちはいつだって変わらない』と言い出す。
オフェリアからは、選ばれし者のオーラが全開と評され、彼女のきらーんときて、ばーんという常人には理解しづらい言い回しにもすぐに理解を示し意気投合している。またオフェリアは自分も選ばれし者の証であるというアザを見せようとするも、急に『見せてはいけない気が…』と考え、やめている(そのアザの正体を省みると正しい選択のようにも思える)。ちなみにきらーんときて、ばーんという言い回しは、のちに覚醒本編でリズがマイユニット(ルフレ)を評価するときのセリフとなっているので、オフェリアのセリフをもとにマイユニットを評価したのだろうと思われる。
主人公達と別れたラストシーンはマイユニットと出会う場面につながっている。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
HOPEランクのスピリッツとして登場。兄・軍師とともに登場。
憑依しているのはなぜかしずえ。ifの白夜王国の妹も暗夜王国の妹もしずえなのでそういう流れなんだろうか?
ファイアーエムブレムヒーローズ
飛び跳ねシスター リズ
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 杖/歩行 |
武器 | グラビティ+ |
補助 | リバース+ |
奥義 | 業火の祝福 |
B | 回復3 |
初期から登場。
ステータスはどれも特筆した数値はしていない。
補助スキル(杖)は、対象のHPが減っているほど回復量が増大する「リバース」。回復時に味方全員の攻撃を強化する「業火の祝福」は、カウント数の低さ故発動機会が多く、味方の位置関係なく効果を与える強力な奥義。回復役が悩まされがちな自己回復も「回復」のスキルで補える。
しかし、速さと守備が低く、うっかり前線に放置してしまうとあっという間にやられてしまいがち。ヒーラーらしく後方で味方の援護に徹しよう。
きらーんとしてる リズ
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/重装 |
武器 | ハンドベル+ |
奥義 | 緋炎 |
B | 攻撃隊形3 |
C | 重盾の鼓舞3 |
2017年12月からの超英雄でリズ初。
通常版とステータスを比べると全て上回っている。
「ハンドベル」攻撃された時のみ戦闘中、全ステータス+2の構え系効果。重盾の鼓舞は周りにいる味方重装ユニットの守備と魔防を強化や壁役としての評価は高い。
しゃきーんと感謝 リズ
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 杖/重装 |
武器 | 感謝の花の杖+ |
補助 | セインツ+ |
奥義 | 天照 |
A | 守備魔防の万全3 |
C | 魔防の開放3 |
2022年2月から実に約4年ぶりの登場。戦渦の連戦の報酬として配布される。
クリスマス版とステータスを比べると守備と魔防はより高くなっているが速さが減っている。
感謝の花の杖は周囲3マス以内に味方がいる時は戦闘中、守備魔防+6かつ戦闘後、自分と周囲2マスの味方のHPを7回復する。サポートや遠距離に対しての壁役に適しているが追撃を受けやすいので壁役や前線に出しての回復役としての運用には不安が残る、「守備隊形」で追撃を受けにくくしたり「抑止隊形」で奥義を受けない様にしたい。重装特効も同じ弱点。
万全スキルはバフとデバフの効果を持っておらず、どれも噛み合っていないので別のスキルを継承するか、自身にバフがかかるようなスキル継承や聖印などの手を使うかしたい。
ぴかぴか妹王女 リズ
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/歩行 |
武器 | 戦神の戦斧(専用) |
奥義 | 緋炎 |
A | 守備魔防の秘奥3 |
C | 始まりの鼓動3 |
2024年4月からの超英雄で二年ぶりに登場。クラスのバトルシスターに準拠して星4からも排出される。
今までのリズとステータスを比べると攻撃守備魔防は大幅に上がるが速さはさらに下がり、リズの中でワースト1位。
守備は全歩行ユニットで3番目に高く(素だとトップ)攻撃も全斧ユニットでファーガスと同率2位。
専用武器はキラー武器効果と周囲3マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃守備魔防が敵の攻撃25%-4分増加(最大14、最低5)かつ拍節効果と【回復不可】を50%無効、敵からの追撃ダメージを80%軽減。
もう一つは攻撃時で発動する奥義発動時、自分のHPが70%以上の時は守備の(10+奥義カウント最大値×10)%分、ダメージ加算するが70%以下の場合はHP回復になる。HP条件になるが余裕ある時は火力を出して無い時は回復で補う固さを誇る。
しかし幾ら固くとも遠距離武器には何も出来なかったり、相手側の追撃はほぼ確実かつ軽減対策を持っていると弱くなる。奥義依存なのでキャンセル、竜眼系やヴェイルなどの遅延や奥義カウント加速持ちの即効性にも弱い。相手側が鈍足だと追撃しないため、普通にダメージが通るのも分が悪い。
現環境ではこのスキルのままでは厳しく、召喚師次第だがでこれらはスキル継承で改善できるものの、入手率が低いことに変わりないので道のりは困難になる。
ファイアーエムブレム無双
クラスはシスター→バトルシスター。ただし原作とは違い、シスターの時点で斧を使える。
唯一の歩兵斧であり、小柄な体で斧を豪快にぶん回す姿は必見。斧による攻撃以外にも強1で「えいえいおー!」と一定時間自身を強化する技を持ち、強4やデュアル奥義では雷を落とす攻撃を使う、強5攻撃は隙が大きい代わりに全段ガードブレイク付きで、スタンゲージが出ていれば重い敵であっても巻き込んで一気にゲージを削れるため強力。
必殺発動時にはやはり「いくよ、必殺!」と叫ぶ。物理アタッカーのため力の伸びがそこそこよく(ただしルフレ以下)、固有スキルも力+10なので戦力としては申し分ない、魔防がとても高く魔道士に強い、ただし物理には紙でモーションの隙も大きいため被弾には気を付けたい。
他の斧勢に比べると力はだいぶ劣るが、一方で魔力がかなり伸び、強化中ならばルフレをも上回る程。そのため物理魔法反転を武器に付与すると更に暴れられる。魔力が主体になる分、魔防が高いペガサスナイトや魔法使いに苦戦するようになるが、そこは飛行特攻と魔導書殺しで補える。
また原作と同じように杖を使うことができ、たとえ敵に有利な槍や魔法がいなくても後方で味方の回復にあたることもできるので腐りにくい。特にストーリーでは最初に加入する杖使いのため、メンバーが揃うまでは重宝するだろう。
CPUとして使う場合は魔道士と三竦み勝ちしている相手以外には不利になってしまうためやや劣勢になりがちで、反転武器を持たせると役割対象である魔道士にも不利になってしまうため攻め手としての使い勝手はイマイチ、杖を使える事を生かした防衛要員としての起用がベストか。
専用武器はDLC第3弾で追加された「リズの癒斧」。
DLCで攻守反転(攻撃と防御、魔攻と魔防を逆に扱う)が登場した事で、物理魔法反転と合わせて装備すれば、低い防御がそこそこ上がり、もっとも高かった魔防が攻撃力となるため、一気にパワーアップした。
原作の賢者衣装も追加された。
そして、ある意味関係の深いキャラと再共演することになった。
関連イラスト
関連タグ
ファイアーエムブレム覚醒 ファイアーエムブレム FE 任天堂 覚醒
ボーレ(幼少期)…同シリーズの中の人繋がり。初のヒーローズ声優で最初の幼少期担当。
カップリングタグ
ルフリズ ロンリズ ヘンリズ フレリズ グレリズ リベリズ ガイリズ ドニリズ クロリズ
その他
ブラン…中の人繋がり。元ネタが任天堂のゲーム機で扱う武器が斧も共通点がある。おまけに胸も気にする部分も同じ。