『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』、『覚醒』、『if』、『風花雪月』などに登場する斧。
『蒼炎の軌跡』
初出。それまでの作品に登場した魔法剣(「ひかりの剣」、「ルーンソード」)に対しての魔法斧とでもいうべきポジションの武器であり、間接攻撃が可能である。また、『蒼炎の軌跡』での同じような武器(「ルーンソード」、「フレイムランス」)と同様に魔力依存の攻撃であり魔力が高ければ威力が高くなるのと同時に魔防によってダメージが減少することになる。
『蒼炎の軌跡』では雷属性であることから竜属性を持つキャラクターに対して特効を持つ。
作中ではグローメルという敵将が所持している武器であり、撃破するとドロップする。
ネット上ではこのグローメルのことをボルトアクス将軍と呼びネタにされることが多い。
これについてはグローメルの項を参照されたい(本記事はボルトアクス将軍の子記事で、グローメルはボルトアクス将軍の親記事である)。
ちなみにいざ、ドロップした後の「ボルトアクス」は斧を使えるのが「ウォーリア」や「ドラゴンナイト」系など物理型で魔力がほとんど無いクラスばかりであるため、有効活用しづらく、輸送隊の肥やしとなる場合が多い。抑も、剣と異なり斧については「手斧」、「ショートアクス」、「トマホーク」など間接攻撃可能な物理系の武器が他にある事もありレアではあるが使い勝手はかなり悪い。
覚醒
終盤に登場。こちらも魔力依存の武器であるが同作では雷属性の特効がないため特効は無い。しかしながら今作では「バトルモンク(バトルシスター)」という魔力が高めの斧利用クラスが登場したため、使い勝手は向上している。「バトルシスター」や「バトルモンク」になれるキャラクターは力が低い者(リズ、マリアベルなど)も多く、その場合「トマホーク」などの物理系の斧よりも「ボルトアクス」の方が高い威力を発揮出来ることが多い。
本編中では『蒼炎の軌跡』と同様ボスがドロップアイテムとして落とす形でありボルトアクス将軍の二の舞ではないのか……と思われたが、今作で「ボルトアクス」を所持しているアルゴルは「バーサーカー」でありながらステージ中の「ソーサラー」(純魔法職)を超える程の魔力を有しており元々高い威力も相俟ってかなりの高威力となっており、ボルトアクス将軍(笑)とは似ても似付かない実力者である。
本編中で手に入る「ボルトアクス」はこの1つだけであるが、行商人から稀に買える他、名声ボーナス(1本限り)、DLC「無限の神器」で入手出来ることがある。
また7月26日より配信された配信チームのラーチェルより購入可能となった為、レア度は大幅に落ちるが使い勝手は向上したか。
if
ifでは武器耐久の廃止や三すくみの大幅変更が行われた中続投された。性能の詳細は下記に記載されているが武器レベルは下がったのにもかかわらず威力は据え置きとかなり使いやすくなった…
のだったがifではなんと必殺と奥義が一切発動しない仕様になってしまった。
またバトルモンク(シスター)は登場しないのだが代わりに魔力の高いレヴナントナイトという魔竜(=飛行ユニット)や歩兵で魔防封じを生かせる硬めな修羅辺りが候補(両職ともに魔法(呪)も扱えるが…)。
気になる入手先だが結論から言えば確実に手に入る方法はlv2の暗夜武器屋での購入。建てることが出来ない白夜では入手は中盤の暗夜兵のドロップぐらいしかない…一応戦闘実績を上げておけば3ルートいずれもタダで入手可能。ただ道のりはとても長いのであまりおすすめ出来ない。
(逆を言えば上がってしまえば序盤から手に入るが今度は使い手が…まあ白夜には丁度力が伸びず魔防封じを持ったあの人がいるので修羅になったあかつきに手渡して暴れてもらおう)
風花雪月
武器耐久の復活や三すくみの廃止などまたもシステム変更が入ったが、めでたく続投。ランクもBに戻っている。鋼の斧に魔法水晶を使って錬成することで入手可能。
兵種による装備制限がなくなったため、斧術の技能を鍛えておけばウォーロック等の魔法兵種が振り回すことも可能。とはいえ魔法ユニットがボルトアクスのためだけに斧術を鍛えるというのは育成コストに対するメリットが少ないことは否めず、無理せず扱えるユニットは限られる。
強力な準専用魔法斧を扱えるために斧術が得意なアネットが射程増加目的で「ボルトアクス+」(射程1~3)を握れるまで鍛えたり、魔力の伸びる専用重装兵種を持つエーデルガルトが持って射程確保&重装ユニットへの対策とするなどが考えられるか。
エンゲージ
武器耐久の再廃止に三すくみの復活とまたまた大幅なシステム変更が行われた中、とうとう廃止されてしまった。
代わりに実装された魔法斧「風の大斧」は射程1で取り回しが悪く(新システムのスマッシュが発生する代わりに、追撃できず必ず先制を取られる)、従来型のボルトアクス復活を望む声も一部で上がっていた。
その後、有料追加コンテンツ第2弾で、紋章士カミラのエンゲージ武器として待望の(?)復活。絆レベル1で解放されるため、カミラの腕輪を装備すれば誰でも簡単に使用できる。
仕様はおおむね原作の『if』を踏襲しているが、『if』とは異なり必殺は普通に出るようになっている。また、重さの仕様が追加されたが、斧としてはかなり軽い部類で追撃もしやすい。
上述の通り「風の大斧」の取り回しが悪いこともあって、守備の固い槍持ちの敵に対して有効な役目を果たせる貴重な武器である。エンゲージ技「暗夜爆砕陣」にも使用可能なので、非力な魔道士ユニットでも高威力なエンゲージ技を放つことができる。
性能
登場作品 | 武器レベル | 威力 | 命中 | 必殺 | 重さ | 射程 | 耐久 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
蒼炎の軌跡 | B | 10 | 70 | 0 | 12 | 1-2 | 25 | 特効:竜 |
覚醒 | B | 14 | 70 | 5 | × | 1-2 | 30 | なし |
if | C | 14 | 65 | 0 | × | 1-2 | 無限 | 必殺(奥義)無し |
風花雪月 | B | 14 | 60 | 0 | 15 | 1-2 | 25 | なし |
エンゲージ | - | 14 | 65 | 0 | 9 | 1-2 | 無限 | エンゲージ武器 |
幻影異聞録♯FE
異界よりきたアーマーナイトのミラージュであるドーガのカルネージ(武器形態)として登場する斧。基本攻撃力は116で物理攻撃時に対象を魅了状態にすることがある。
マスターが女子小学生の源まもりであるからか、刃の部分がひつじさんの頭というかわいらしいデザインとなっている。