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プロフィール

CV加隈亜衣
所属アドラステア帝国(黒鷲の学級)
生年月日帝国暦1162年6月22日
年齢17歳→23歳(本編各部開始時点) / 17歳→19歳(無双)
身長158cm(本編) / 158cm→162cm(無双)
個人スキル皇帝の血統→皇帝の血統+(本編) / 紅炎、皇帝の武威、覇気(無双)
紋章セイロスの小紋章・炎の紋章
初期クラス貴族(本編) / フォートレス(煤闇の章) / 戦士(無双)
趣味読書・一人で散策
好きなもの優秀な者・史観や戦略の議論・大自然・美しい風景
嫌いなもの古い価値観・紋章・ネズミ・鎖・泳ぐこと・取り乱すこと
称号炎の女帝

概要

アドラステア帝国を治めるフレスベルグ家の子女にして、その身に次期皇帝の証である聖者セイロスの紋章を宿す皇位継承者。士官学校では黒鷲の学級(アドラークラッセ)の級長を務める。

性格は冷静沈着で、帝王学や歴史を熱心に学んでいる。典型的な委員長タイプで、個性豊かだが一歩間違えれば問題児な生徒たちを纏めている。


一人称は「私」。盗賊に殺されかけた自分を皇女という正体も知らずに助けてくれた主人公のことを、一部のルート内では「師(せんせい)」と呼ぶ。この「師(せんせい)」の表記は作中通して彼女専用のもの。物腰は基本的に「てよだわ」。


皇帝の一族ということで、日頃の立ち居振る舞いや言葉遣いにはそれらしいものがあり、主人公からも初対面で「気品の高い少女」という印象を持たれている。また、嫌いなことに「取り乱すこと」を上げており、感情の起伏や品のない態度を出来るだけ抑え取り繕おうとしているようだが、しかし時折、直情的な性格が出てしまうことがある。

実際に、他の級長に「まだまだ純粋な雛」などとからかわれた際には、「口が減らないわね、貴方は」と思わず感情的な反応が出てしまったり、ある惨事を目の当たりにした時には、「胸糞悪い」と零しそうになる場面がある(胸糞まで言いかけて、気分が悪いと言い直している。主人公が後の選択肢でこのことを指摘すると、彼女からの好感度が下がってしまうため、思わず口にしてしまったとはいえ相当気にしている模様)。

あまりにも不敬な態度には反発をしたりするが、しかし、「学校にいる間は、生徒の一人に過ぎない」「普通に接してくれて構わない」と本人も話しており、級友にも呼び捨てやあだ名での呼び方を許していたりもするので、立場の違いによる態度に対してそれほどまで厳格な訳でもない。


黒鷲の学級の仲間たちとの会話では、個性が強すぎる面々をしっかり世話し、纏めようとしている様子がよく見られる。

例えば、フェルディナントとの決闘に付き合ったり、カスパルを家の事情から救おうとしたり、リンハルトの生活態度を改善しようとしたり、ベルナデッタの後ろ向きなところを励ましたり、ドロテアの抱える問題を解決しようとしたり、ペトラに心配し過ぎなくらい気を遣ったりと、級長らしく皇族らしく他者の世話を焼くことに責任を感じている面が描かれている。

しかし、そういった世話焼きが行き過ぎて、カスパルからは「何でも自分を基準に考える」、リンハルトからは「下にいる者の気持ちを考えていない」などと指摘されるくらいには、ここでも直情径行な性格が出てしまっている。

ただ、彼らとの支援会話を最後まで進めた場合、カスパルには「私の考えは、間違いだとわかった」と自らの非を認めることで「あんたを見直したぜ」と言わしめたり、リンハルトには「貴方を得るために、私が考えた結果」というような発案をし「何でそこまで僕のことを理解してるんです?」と言わしめたりするほどになっているので、自らのそういった性格を反省して改めるという成長を見せて行く。

独断専行しがちなだけの人物に見えて、その実、リーダーらしい責任感と仲間想いの心もしっかり持ち合わせた級長である。


一方で、自学級の担任となった主人公に対しては最初こそ、新米教師の実力を測る級長というような態度を取っているが、段々とその為人を知るうちに、生徒らしく素直に頼る態度も見せるようになる。後々には、従者のヒューベルトに苦言を呈されるほどに、自分でも「もっと知ってもらいたい」と告げるほどに、己に関する弱みにもなりそうな情報を話すほどに、「共に支え合い導き合いたい相手」と称賛するほどに、主人公に厚い信頼を寄せるようになる

しかも、紅花の章へのルート分岐以降は、主人公が味方になってくれて精神に大きな余裕が出来たのか、表向きは立派な皇帝として振る舞いつつも、今まで抑えていたのかもしれない子供っぽくてひょうきんな部分も覗かせるようになる。

一晩かけて考えた「黒鷲遊撃軍(シュバルツァアドラーヴェーア)」という名称をお披露目した時には、それを主人公に褒められると喜んだり否定されるとがっかりしたり、主人公との久しぶりの再会時には、仲間から「お前が一番嬉しいんだろ?」と分かりやすく言い当てられたり、嫌いなネズミが出現した時には、思わず悲鳴を上げてしまったり(主人公が後の選択肢で「可愛い」と形容するほどの悲鳴)、主人公との支援会話時ではなんと、従者の物真似を披露したりもしてくれる。


7文字という長い名前のため、ドロテアからは「エーデルちゃん」、ハピからは「ガーティ」、ごく親しい身内からは「エル」と呼ばれている。しかし、ネット上ではそれらの略称よりもどちらかというと、ゲーム発売前から呼ばれていた「エガ」や「エガちゃん」、カプ名にも用いられている「エデ」といった略称の方が定着しているようだ。さらにヒーローズ界隈では、その実装形態に合わせて、「歩行+エガ」で「ホガ」、「総選挙+エガ」で「ソガ」などの派生的な呼び分け方も一部で浸透している。

また、エーデルガルドと間違えやすいので注意。


彼女の姓「フレスベルグ」は、北欧神話に登場する鷲の姿の巨人フレースヴェルグ(Hræsvelgr)が由来だと思われる。

なお、北欧神話は風花雪月に限らず、歴代FEシリーズで馴染みのある名前が多く登場する(聖戦の系譜聖魔の光石辺りが顕著)。そしてヒーローズ8部では、そのものズバリの名前のフレスベルグというキャラクターが登場した。


容姿

エーデルガルドqwq


薄い紫の瞳に少しグレーがかった白色のロングヘアーで容姿端麗。

制服は優等生らしくきっちりとした着こなしで、黒鷲の級長として赤いマントを肩から着けている。

第2部では、真紅の装束を全身に隙間なく纏い、頭に竜の角のような冠を被っており、皇帝らしく威厳のある外見をしている。が、アートブックによると、外套に隠れた背中側が大きく露出している。その部分はゲーム内のモデリングでも、カメラアングルを上手く調整すれば見られるようになっている。

さらにクリア特典として、二周目以降の黒鷲のルートでは、髪飾り+サイドテールの姿にすることが出来る。


無双ではしっかりとした鎧に身を包みつつも、短めのスカート、サイドのリボンでくくられた髪、カチューシャのようなアーチ型の頭飾りで、威厳よりも可愛さが強調されているようである。

ちなみにこちらの頭飾りについては、本人曰く「もっと仰々しい冠もあるのだけれどね。私はこれが気に入っているわ」とのこと。


過去から現在へ

Fire Emblem 3H -エーデルガルト


エーデルガルトは元々、父イオニアス9世の11人いた皇子皇女の中で、側室との間に生まれた第9子(上に8人、下に2人)であった。彼女はセイロスの紋章を宿しているものの大紋章ではなく、他の兄弟姉妹も殆ど紋章は持っていなかった。フレスベルグ家に代々仕える習わしとなっているベストラ家のヒューベルトとは、彼女が4歳の頃に出会っている。


実母アンゼルマはアドラステア帝国の小貴族アランデル家の出身であり、皇帝とは士官学校で出会い、エーデルガルト曰く「二人はすぐに惹かれ合った」という。当時すでに皇帝には政略結婚で迎えた王妃がおり、母は後宮に入ったが、それでも寵愛は受け続けていたようで、母のを大公の地位にまで躍進させている。

ところが、その後の政変により母娘は別れることとなり、アンゼルマはファーガス神聖王国に逃れて、今度は国王ランベールの後妻として王妃パトリシアとなった。そのため実はエーデルガルトは、ランベールの息子であるディミトリとは、義理の姉弟関係ということになる。

そうした関係もあってかディミトリとは、エーデルガルトがその後伯父であるアランデル公に連れられ王国に亡命していた3年間のうち、1年あまりに渡って交流があった。第一印象では「気難しくてわがまま」と評されたが、二人は互いの身の上を伏せた上で、たちまちのうちに打ち解けていったという。彼女自身が後に「初恋」であると認識するようになるくらいには。

だがしかし、本編の時期にはディミトリとは士官学校の学友となっているのだが、エーデルガルトは隣国の王子が、自分の初恋とも言える少年であることには気づかずにいる。


アドラステア帝国では本編以前より、七貴族による大規模な政変があり、それ以来、宰相一派を始めとした大貴族たちが、皇帝に代わって国の実権を握ってしまっていた。そんな状況の中、傀儡となった皇帝が止められないままに、皇子たち皇女たちは地下牢に繋がれ、宰相一派とアランデル公率いる闇に蠢く者の手によって、「フォドラを統べる無比の皇帝を生み出すべく」、強力な紋章を宿す為の実験が強行されてしまった。

それは、亡命先の王国から連れ戻されていたエーデルガルトも例外ではなかった。

実験の結果、他の兄弟姉妹たちは死亡もしくは正気を失い、さらにその過程では無関係な多くの者の命も奪われ、唯一の成功例だったエーデルガルトのみが生き残り、ただ一人の皇位継承者となってしまったのだった。

エーデルガルトはそうして、二つ目の紋章として主人公と同じ特別な「炎の紋章」を宿すようになるも、そのための代償はあまりにも大きなものであった。


同じ境遇であったリシテアと髪色が似ているのも恐らく、二つの紋章を人為的に宿らされたことで髪色が変化したのが理由であろう。ディミトリとの回想で昔の髪色と今の髪色が違うのもこのためで、実験を受けたのは帰国した1174年以降と見られる。

ネズミが苦手になったのも、彼女が繋がれていた深い底の地下牢にネズミが数多くいたからで、鎖が苦手なのも同様の要因からかもしれない。


しかし、この凄まじい地獄のような出来事から、なんとエーデルガルトは一人で立ち直った。

そうした、紋章にだけ人の価値を見出すような社会を変えて、家族や大勢の者たちのような犠牲を二度と生まない世を創るという大きな理想を抱くことで。


作中にある書籍や台詞などの描写から、セイロス教では紋章英雄の遺産を女神から授かりし力としており、その力を持つ英雄の血筋の者たちを王侯貴族としてそれぞれの領地に封じ、そうしたセイロス教の教えを貴族には義務として広げ、平民にも行き渡らせることで権威と思想の両面を固め、セイロス教団は現在のフォドラを各国に統治させていることが分かる。各国に地方教会が置かれていたり、皇族や王族の戴冠に司教の同席が必要であったり、教団が貴族の寄進を受けていたり、大司教であるレアが「遺産を使った人間が化け物になったという噂で」「貴族の権威が地に墜ちた場合、フォドラ全土が混乱に陥る」という憂慮を語っていたり、その補佐であるセテスが「現在の紋章持ちをやたらと尊重する時流」について意見を述べているところからも、こうしたフォドラの情勢が窺える。

つまり、そのような紋章・遺産といった力やそれを持つ貴族が重視される社会の在り方を変えていくためには、そのような教えを定めているセイロス教団の在り方も変えていかなければならないのである。

ゆえにエーデルガルトは、紋章偏重な社会を変えるため、貴族制度の打破とセイロス教団の打倒を目的に掲げ、その理想に邁進する決意を抱いたのだった。


そうした事情があり、白雲の章でのエーデルガルトは士官学校に通いつつも、その目的に向けての準備を帝国内で進めているのだが、それと同時に、帝国を裏で牛耳りセイロス教団と敵対している闇に蠢く者の、大修道院での暗躍計画にも、炎帝の姿で協力している

もちろん前述の通り、紋章の実験を行った闇に蠢く者は、彼女の家族の仇である。紅花の章でヒューベルトも、当初エーデルガルトは彼らとの協力に「強く反対」していたことを語っている。だが、各地の貴族と強大なセイロス教団とを相手取るためには、何より帝国内を掌握され傀儡の皇位継承者という立場にある状況を生き残るためには、今の彼女にとって彼らとの協力体制を敷くのは不可避なことであった。

しかし、その一方でエーデルガルトは、彼らへの敵愾心を隠そうともしていなかった。

実際、炎帝の姿で主人公とその父ジェラルトに会った時には、闇に蠢く者と自分たちとでは目的や考えが違うことを断言し、ルミール村での所業を「事前に知っていれば必ず止めていた」とも非難している。アランデル公に化けたタレスとの会話でも、「惨たらしい行いを繰り返してきた貴様らに」「果たして救いなど来るかな」と冷ややかな対応を見せている。もしかしたら、モニカに扮したクロニエがエーデルガルトの傍を離れずついて回っていたのは、そうした日頃の態度から彼女に釘を刺そうとしていたからかもしれない。

黒鷲の学級で闇に蠢く者と戦う課題に出撃する際も、エーデルガルトは暗躍計画の失敗をも顧みず、ソロンやクロニエを決して逃さずに討ち取ろうとするが、それは、紅花の章で機に乗じてコルネリアを始末したように、隙あらば闇に蠢く者側の思惑を潰しその戦力を削ぎたいと考えているからであろう。

無双で、彼らと早々に手を切る作戦を進めたのも、このように闇に蠢く者とは表面上では協力しているようで水面下では敵対しているからである。


ちなみに、士官学校の時期に秘密裏に行われていた開戦に向けての準備と帝国内の再編の推移は、聖墓の戦い後の散策での会話の中で、ある程度の経過が窺える。

皇帝の権力を奪っていた主要な貴族のうち、フェルディナントの父であるエーギル公は宰相を罷免され帝都に軟禁、ベルナデッタの父である教務卿ヴァーリ伯は失脚し蟄居(その妻がエーデルガルト派に鞍替え)、内務卿であるリンハルトの父ヘヴリング伯と軍務卿であるカスパルの父ベルグリーズ伯もエーデルガルト派となり、リンハルトとカスパルの知らないところで大修道院に乗り込む準備を進めていた。そして、ヒューベルトの父である宮内卿ベストラ候は、息子の手によって粛清されたという。

タレスにとっては、帝国の実権を握るのが宰相の一派であれ皇帝の一派であれ、傀儡としてはどちらでも良かったのであろう。


エーデルガルトとヒューベルトにとって士官学校での時間は、このように本来は自分たちの目的を果たすための準備期間であり、言ってしまえば「学級ごっこ」「友達ごっこ」の時間でしかなかった。しかし、彼女らの支援会話内で語られている通り、大修道院で主人公や学級の仲間たちと過ごす時間を、二人とも本心では間違いなく楽しんでいた。

それでも二人は、自分たちの目的のため理想のため、帝国にて協力する者たちと共に、綱渡りのような覇道を整え続けていたのだ。

地獄から一人で立ち上がり、「私たちは相容れない正義を持つ相手を排除して進んでいくしかない」と、あらゆる手段でもって狭い覇道を突き進むエーデルガルトではあるが、「独りではきっと何も成せない」ことも理解しており、だからこそどのルートでも、彼女が手を差し出しその手を取った仲間が、必ず彼女の傍らにはいるのだろう。

その仲間に、黒鷲の学級の生徒たちや主人公が加わるかどうかは、プレイヤーの選択に委ねられている。


各ルートにおける顛末

第1部終盤、聖墓を奇襲した際に炎帝の正体を知られたエーデルガルトは、ヒューベルト共々士官学校を離脱し、アドラステアの皇帝としてセイロス教団に宣戦布告をし、フォドラ全土の貴族諸侯に檄文を発布する。

蒼月・翠風の章はもとより、黒鷲の学級を担任した場合でも銀雪の章では、主人公は彼女と敵対し戦うことになる。

しかし、黒鷲の学級を担任し、白雲の章の天馬の節の散策にて、エーデルガルトに支援C+以上の好感度の状態で話しかけ、彼女に「付き合う」選択をした場合、課題戦後に「エーデルガルトを守る」という選択肢が出現し、それを選ぶことで彼女たちと合流し、共に教団側と戦う紅花の章へと進むことが出来る。


銀雪の章&翠風の章

彼女と敵対する3ルートでは、レアが帝国に囚われ、ディミトリが自国の政変に遭い、クロードレスター諸侯同盟内の対立に手を焼く中で、ただ一人その勢力を伸ばしていく。ところが、主人公の復活を切っ掛けとして徐々に逆転されていき、ついにはフォドラ最大の都市である帝都アンヴァルの宮城に立て籠もるほどに追い詰められる。


この2つのルートでは、敗北を喫したエーデルガルトは「勝者の務め」として、主人公にとどめを刺せと言い放つ。己の理想のためにひたすら進み続けてきたその覇道は、皇帝としての即位から6年で終焉を迎えることとなる。


敗者


蒼月の章

このルートの終盤においてエーデルガルトは、ディミトリや主人公率いる王国・教団連合軍に追い詰められるのだが、その際、彼女は最後の抵抗として、自ら魔獣『覇骸エーデルガルトに変貌する。


エーデルガルト


原型こそまだ残っているものの、その姿は今までの魔獣たちとは比較にならないほどあまりにも悍ましく、有機的なパワードスーツを装着させられているかの如しである。クラス説明文によると「古の術により変化した」とのことで、闇に蠢く者の技術が関係していると思われる。


魔獣化した際の能力は凄まじく、フィールド上の殆どが射程範囲内という恐るべき攻撃が可能となっている。さらに「双紋章の力」により2回行動も行う。加えて、障壁が破壊された際の反撃禁止やアーマーブレイクもないが、その代わりか、本作唯一の「1x1」ブロックの大きさの魔獣となっている。進軍していくにつれ、彼女に近づくと今までの長距離攻撃が止み、攻撃方法が接近戦に切り変わる。

このマップはこまめな回復が必須な上、他の魔獣や魔道砲台や弓砲台もあるため、かなり難易度の高いマップとなっている。


その理想のために冷徹で非情な覇王となってまで戦い続けるも追い詰められ、自ら異形と化してなお最後まで抵抗を見せる彼女だが、主人公と相対すると「貴方を前にすると……私が鈍る」といった弱さも垣間見せる。


そして、激戦の末ついに彼女は、ディミトリたちに敗北する。

エーデルガルトは元の姿に戻り、名を呼ばれ生気のない目で見上げる。そこには穏やかな笑顔で手を差し出すディミトリ。そんな彼に僅かながら笑顔で返したエーデルガルトは……


紅花の章

主人公とエーデルガルトが共闘する紅花の章では、第1部終盤の戦いで大修道院を落としたところで、レアが白きものに姿を変え、その攻撃によって城塞が崩れ、主人公が崖下に転落してしまい行方不明となる。

また、他の3ルートと違ってレアの身柄を確保出来ないため、彼女を擁した教団が王国側へ逃走。さらにクロードの計略により、同盟は親帝国派と反帝国派の内輪揉めを装った中立状態を維持し、帝国から安易に手出しが出来なくなってしまい、戦線が硬直。帝国優位で進む他のルートに比べて、フォドラは三国の拮抗状態に陥る。そんな中でも、エーデルガルトは行方不明となった主人公を必死に探し続けたが、どうしても見つけることは叶わなかった。


なおこのルートの場合、教団が王国側に騎士団ごと大移動したことで、他ルートでディミトリの身に起きる事件(コルネリアによる政変及び王国西部の帝国領化)が発生せず、その結果比較的平静な状態のディミトリ(眼帯無し)が登場する。ただし、彼女に対する復讐心は他ルートと全く変わっていない。


かくして5年近いフォドラの均衡が続いた後、ついに転機が訪れる。

帝国暦1185年の星辰の節、本来なら千年祭が盛大に行われる日に、5年前に彼女自身が提案した「千年祭の日にもう一度大修道院で集まる」という約束を思い出してか、エーデルガルトは大修道院の女神の塔に一人佇む。ふと背後に人の気配を感じ、振り向いた若き女帝の目に映るのは、長い眠りから目覚め、約束を果たし彼女の元に帰還した師の姿であった。


がんばったな


主人公の帰還によって完全復活を果たした黒鷲遊撃軍(シュバルツァアドラーヴェーア)と共に、同盟領の反帝国勢力への進攻を皮切りに、いよいよエーデルガルトは戦争の膠着を破る。

反帝国の旗頭となっていた同盟盟主の本拠デアドラの制圧、セイロス教団とのガルグ=マクでの籠城戦、城塞都市アリアンロッドへの急襲、そして王国とのタルティーン平原での決着を経てエーデルガルトたちは、王都でのレアたちとの最終決戦へと至る。

燃え盛る炎の中、エーデルガルトと主人公は、「人が自ら立ち支え合う世界」を体現するかのように、お互いの力を重ね合わせて、白きものと化したレアとの戦いに、ついに終止符を打つ。


しかし、その瞬間に突然、主人公が地面へと倒れ込んでしまう。

すぐさま駆け寄るエーデルガルト。胸に耳を当てた直後、あるはずの音がないことに気づいた彼女は、思わず心取り乱し涙を流し始める。が、やがて主人公が反応を返したことに気づくと、再びその心音に耳を傾け、徐々に安堵の表情を浮かべていく。

そして、五年前に変わってしまった髪色が元に戻っていく中で主人公は、エーデルガルトに抱き抱えられながら目覚めるのであった。


こうして、師という翼を得た若き鷲の王は、志を同じくする仲間たちの助力もあって、わずか5ヶ月(帝国暦1185年星辰の節〜1186年大樹の節)の期間でフォドラ全土の統一を成し遂げたのだった。


センシティブな作品


このルートでは上述の概要での通り、主人公という支えを得たエーデルガルトはだいぶ心の余裕が出来ており、そのおかげで屈託ない一面も見られるようになるが、一方で、フォドラ最大の勢力を率いる皇帝らしい振る舞いも随所によく見られるようになる。

主人公やヒューベルトと共に常に最前線で戦略を練り軍を率い、帝国市民に対する啓蒙活動も実らせ、同盟都市デアドラ戦でも市街に手を出さないようにしたり、ガルグ=マク籠城戦では志半ばで倒れた仲間にも最後まで心強く寄り添い、闇に蠢く者由来の戦力である魔獣も使わず、そして彼らに悟られぬよう謀りコルネリアを討ち、敵対するセテス・フレン・クロードも条件を満たせば見逃し、さらに最終決戦でレアたちに降伏を促すほどには、しっかりとした分別と安定性を持って進んでいく。教団との決戦前に主人公が不安を吐露した場合でも、力強く優しく励ますほどである。

まさに、主人公との支援会話で彼女が話す「きっと私一人だったら、心の余裕を失って、冷徹で非情な皇帝にでもなっていたわ」「貴方が私の隣にいてくれるおかげで、私はエーデルガルトでいられるの」という台詞の意味がよく分かる言動を、紅花の章では披露することになる。


エンディング後

エンディング後のエーデルガルトは、そのエピローグにて、闇に蠢く者との決着をつけた後、アドラステア皇帝として生涯をかけてフォドラの変革に着手していくことが描かれる。ペアエンドの相手がいる場合は、その相手が彼女の治世にどんな形で関わっていったのかも描かれる。それに加え、私生活について触れられているエピローグもあり、ある人物との間には子供をもうけていたり、ある人物のために政務の合間を縫って劇場に足を運ぶ様子も語られている。

目的の一つに掲げていた貴族制度の打破については、多くのエピローグで実現していくことが語られているが、その具体案はコンスタンツェとの支援会話で述べられており、フォドラ内が安定した後、それぞれの領地に貴族に代わる官吏が国の役人として設置され、その官吏は「平民からも同様に取り立てられていく」ようだ。もちろんそのためには、フェルディナントとの支援会話にもある通り、多くの平民に貴族と同等の教育の機会が与えられていく必要があるだろう。

一方で、紋章がもたらす問題の解消については、ハンネマンとのエピローグで「魔導具」の発明によって解決されていくことが語られており、必ずしもリシテアとのエピローグで見られるような、「闇に蠢く者が使う古の技術の解析による紋章の消去」という解決法だけではない未来もあるようだ。

そして、セイロス教団の打倒については、主人公とハピの紅花の章での支援会話S、ハンネマンとマヌエラ・リンハルトとベルナデッタのエピローグなどにて詳しい言及がある。「帝国の管理下でセイロス教団と騎士団が解体され」「新しい教会の仕組みが検討され」「貴族の支配を是としない新たなセイロス聖教会の下で」「身分に関係なく門戸を開く士官学校が再開される」といったものである。紅花の章でのエーデルガルトの授業質問で彼女のやる気が大きく上がる回答である「武力を奪い、政治に口を出せない制度を作る」という言葉通り、そして、マヌエラとの支援会話の中で示された「セイロス教団の解体とやり直し」という宣言通りの結果になったと言えよう。


その他に特徴的な点として、3人の級長の中で唯一エーデルガルトとは、同性主人公でも指輪を渡し恋愛的な意味での伴侶となることが出来る。さらに、全てが恋愛関係と明言されているわけではないが、DLCにより同性ペアエンドの相手が主人公を上回る6人に増えている。


無題


ユニット性能

得意技能剣術/斧術/指揮/重装
苦手技能弓術/信仰
才能開花理学
紋章セイロスの小紋章(戦技使用時、たまに威力上昇)/炎の紋章(まれに与えたダメージの30%回復、ごくまれに威力上昇・敵の反撃不可)
個人スキル皇帝の血統(入手EXPが1.2倍)→皇帝の血統+(さらに、行動せずに「待機」すると魔防+4)
固有習得スキル待ち伏せの陣/指導者の鑑/回復の陣/魅力の応援/黒魔法必殺+10
固有習得戦技霞斬り/魔刃/魔物砕き/雷斧
理学習得魔法ファイアー/ボルガノン/ルナΛ/ハデスΩ
信仰習得魔法ライブ/リザイア/リカバー/エンジェル

成長率HP魔力速さ幸運守備魔防魅力
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合計成長率1位という優秀な成長率と、ほとんど反則のような戦技を使える専用武器に恵まれており、さすが級長とも言うべき分かりやすい強キャラ。


成長率は全ユニット中1位の魅力と2位タイの力が特徴的で、物理攻撃と計略攻撃のいずれでも高いダメージを期待出来る前衛向けユニット。魔力もそこそこ以上に伸びる。理学が才能開花するため魔法職もできないではないが、優秀な魔法ユニットが他にもいる黒鷲の学級の中で、せっかくの物理攻撃力を抑えてまで魔法職にする意味はあまりない。主に魔法攻撃の戦技「魔刃」「雷斧」やボルトアクスのためのステータスになる。


その他のステータスは並程度であり、育成段階で経由する兵種次第で大きく変わる。

重装系の専用職であるアーマーロード/カイゼリンも持つが、エーデルガルトの防御面は重装系として見ると低めなのが気になるところ。重装ユニットとしてアーマーナイトフォートレスと育成することも考えられるが、心もとない速さをさらに落とすことになるため、優秀な攻撃面が不安定になってしまう。魔力成長率の補正を持つ兵種でもあるため、上述の雷斧やボルトアクスを持たせた両刀型という、重装系としては独自の育成も考えられる。


専用兵種に拘らない場合、単純な強クラスでもあるドラゴンマスターを目指すと良い。高火力に高移動力が重なることで戦場を飛び回りながら敵を薙ぎ払っていける。専用武器も斧なのでばっちり噛み合う。

少し心もとない速さを補うため、中級職でペガサスナイトに就けるのもいいだろう。


そして性能を語る上で外せないのが本作最強の斧と言っても過言ではない専用武器「アイムール」の存在。

耐久4を消費して専用戦技【狂嵐】を放ち、命中すると戦闘終了後に再行動撃破する必要はない上に1ターンに1度の制限もない

かつて『覚醒』で猛威を振るったスキル「疾風迅雷」から制限を取り払った上位互換のような性能である。

アイムールの耐久を全て戦技に使えば、なんと1ターンに6回行動が可能。


なお、アイムールの修復用素材「アガルチウム」は、EP.16で登場するタイタニスをアーマーブレイクさせる事で入手可能で、きっちり全部獲得すればこれだけでも最終2マップでフル使用可能。

フリー戦闘「砂漠の魔物討伐」の巨虫からも獲得出来るので、自由行動で出現したら優先的に出撃すると良いだろう。


支援会話

※括弧内は支援レベルの上限

ベレト(S)/ベレス(S)

黒鷲の学級

ヒューベルト=フォン=ベストラ(A)

フェルディナント=フォン=エーギル(A)

リンハルト=フォン=ヘヴリング(A+)

カスパル=フォン=ベルグリーズ(A)

ベルナデッタ=フォン=ヴァーリ(A)

ドロテア=アールノルト(A)

ペトラ=マクネアリー(B)

金鹿の学級

リシテア=フォン=コーデリア(A)

セイロス聖教会

ハンネマン=フォン=エッサー(A)

マヌエラ=カザグランダ(A)

灰狼の学級

コンスタンツェ=フォン=ヌーヴェル(A)


エクストラから見返せない会話差分

  • ヒューベルトAはヒューベルトと他の女性のA発生済だと台詞に変更あり
  • ドロテアBはエーデルガルトと男性のA発生済だと台詞に変更あり

無双 風花雪月

エーデルガルト


他のキャラクター同様、物語後半での衣装が変更されている。2年後の時点で身長が風花雪月本編より4センチ伸びている。

今作では、本編ではクロニエに成り代わられ登場することの叶わなかった本物のモニカが、忠臣の一人として仲間に加わる。


今作のエーデルガルトは、士官学校前半の時点で、闇に蠢く者の大修道院での暗躍に協力する計画を変更。彼らと敵対することを決意し、彼らの手から本物のモニカを助け出し、帝国内に蔓延る彼らの勢力を表面上排除することにも成功したため、この時点でも本編の物語とは異なる展開を進んでいる。

それゆえか、終始闇に蠢く者と関係せざるを得なかった本編の第1部の頃と比べると、こちらでも全体的にメンタルに余裕が出来ているようで、皇帝らしい振る舞いもよく描写されている。姓さえ持たない一平民としての立場で、フォドラの貴族社会の様々な現実に直面していく無双の主人公に対して、そうした世界そのものを変えていこうとする自らの強い信念を、言葉でも行動でも示していく様子が描かれている。

ちなみに、早々に闇に蠢く者の介入を抑えられたためか、士官学校が休止することになり学校外の描写が増えたためか、エーデルガルトたちと帝国内外の貴族諸侯たちとのやり取りが本編より増えているので、無双では彼らとの関係や帝国内外の情勢を詳しく知ることが出来る。

ただ、そうした流れるような展開の一方で、青燐の章では第1部終盤に、討ち損じたままであった因縁の相手によって帝国が再び闇に蠢く者の支配下に置かれたため、彼女は今まで以上に凄惨な形で彼らの操り人形となってしまうことに……


赤焔の章では、士官学校時点での闇に蠢く者の排除後、エーデルガルトは早期に皇位を継承し2年間の準備期間を経て、本編と同じく貴族制度の打破とセイロス教団の打倒のために、中央教会に宣戦布告をする。

とくに今作では、戦争への準備がより安定的に行えたため、闇に蠢く者の妨害で果たせなかった帝国の南方教会の再建も成すことが出来ており、そうした行動から、「大司教らは捕らえる」のみに留め「セイロス教団は解体する」が「セイロス教そのものは否定せず存続させていく」という彼女の考え方は、本編以上にはっきりと描写されている(もちろん本編でも、エンディング後の項目で述べられているように、さらに3つのルートで同じく大司教が捕らえられているように、そういった描写の根底は描かれているが)。


ガルグ=マクに攻め入り陥落させることに成功したエーデルガルトは、レアたちに王国側へと逃げられつつも、中央教会支持を表明した王国・同盟領へと進軍していく。ここらへんは本編と似たような展開であるが、ジェラルト傭兵団の存在やクロードの策などによって、帝国軍は王国と同盟を東奔西走することとなる。

その後、戦線の膠着や帝都での暗殺未遂、第2部からの同盟との盟約締結、闇に蠢く者の謀略による内乱扇動などの紆余曲折、そして王国・同盟とのアリルでの会戦を経て、ガルグ=マクに奇襲を仕掛けたレアの軍勢と、さらにはそこに突如として現れたタレス率いる闇に蠢く者の軍勢との最終決戦に挑むことになるエーデルガルト。

だがその戦いは、レアとタレスの相討ちによって、両者行方不明というまさかの形で幕を閉じることになる。

他のルートでもそうであるが、無双ではエンディング後も戦いは続いていき、その結果フォドラがどうなっていくかは判然としないままの結末を迎える。

しかし、無双の主人公が赤焔の章の物語の中で語った言葉のように、エーデルガルトたちが戦いを挑むのは「この世界そのもの」。

彼女らの信念をかけた戦いは、これからもあらゆる形でもって続いていくことだろう。


ヒーローズ

黒鷲を継ぐ者 エーデルガルト

「…私はアドラステアの皇位継承者、

 エーデルガルト=フォン=フレスベルグ。

 私に命ずるなら、相応の覚悟を持つことね。」

属性
兵種斧/歩行
武器覇道の戦斧(専用)
奥義月光
A攻撃守備の孤軍3
B強化無効・近距離3
C攻撃守備の奮起3

風花雪月発売4日前の2019年7月から登場。

ステータスは攻撃と守備が高めだが速さは平均で魔防が低い。


専用武器「覇道の戦斧」キラー武器効果と、自分と戦闘相手を除く周囲2マス以内の敵と味方の数が同じか敵の数が多い時は絶対追撃とエフラムの炎槍ジークムントと同じ効果になっている。攻撃守備の孤軍および奮起により攻撃と守備が+12され、他の味方から離れて戦うことを得意としている。

強化無効・近距離も持つため近距離物理とのやりあいには強いが、速さは中途半端で相手によっては追撃されやすく、魔防が低いため竜や、Bスキルが発動出来ない遠距離武器にも注意。


2023年4月のアップデートで錬成武器対象に。自分のHPが25%以上の時でも効果が発動するようになり、全ステータス+4が追加。特殊錬成効果は自分から攻撃するか孤立していると戦闘中さらに全ステータス+4かつ攻撃の10分、ダメージに加算して自分から攻撃して戦闘後に孤立していたら再行動するまさかの狂嵐効果。これで人数差以外にHPが多いと絶対追撃出来るよう緩和し、全ステータスが上がって再行動が出来る新たな個性を得た。


炎の女帝 エーデルガルト(伝承英雄)

5年後エーデルガルト

「私はフォドラを統べる皇帝エーデルガルト。

 貴方が望むものが何であれ…それに

 応えられるだけの力を私は持っている。」

属性
兵種斧/重装
武器アイムール(専用)
奥義緋炎
A攻撃魔防の孤軍3→攻撃魔防の万全4
B狂嵐(専用)→狂嵐・承(専用)
C重装の遊撃3

FE30周年記念に合わせて2020年4月から火の伝承英雄として登場。ヒーローズにおいて初めて5年後からの時系列で衣装はアーマーロード。

通常版とステータスを比べると苦手だった魔防はかなり改善され、攻撃も上がったが、重装になって速さは大幅に低下してしまった。


専用武器「アイムール」は攻撃3に加えて孤立していると戦闘中、敵の攻撃守備-6かつ敵の追撃を封じる。

原作にもあった「狂嵐」は専用Bスキルに。自分から攻撃してかつ孤立していると再行動が可能になり、また敵が竜か獣だと絶対追撃が出来る。

新Cスキルの「重装の遊撃」は、従来の重装移動強化スキルである「重装の行軍」とは逆に、孤立していることで自身が移動+1を得る効果。

孤立すれば強いコンセプトは通常版と同じだが、それがより徹底されている。

最大の強みは奥義に依存せずに2回行動が出来るところで、つまり確定で2回行動が出来る。また、疾風迅雷とも重複するので奥義を用いれば単独3回行動も可能。特に飛空城での切り込み役としての適性が高い。


追撃封じは配置だけ気をつければ確実だが、絶対追撃は対象が限定されており、絶対追撃なしの一撃では倒し切れる相手は限られるのは注意点。不安ならば迎撃隊形か攻撃隊形に変えるのもあり。守備も魔防も高く魔道や弓で反撃出来ないのも痛い。遠距離反撃を使って対応の幅を広める手もある。

また、基本的にこれらに頼りっきりなので見切り・追撃効果と大ダメージを受ける重装特効には気をつけたい。


2023年5月のアップデートで上方修正。

Aスキルが「攻撃魔防の万全4」へ。孤立する必要性は低くなり、立ち回りやすくなった。

専用Bスキルは「狂嵐・承」へ。再行動の条件は変わらないが、絶対追撃の条件が自分のHPが25%以上か孤立している時に変更。敵が竜か獣の条件も追撃不可無効へ変更したことで、孤立や竜・獣に拘ることがCスキル以外減った。

そしてアイムールが原作同様、光る演出が追加した。


同時に錬成武器対象に。敵から攻撃された時でも効果が発動するようになり、最初に受けるダメージが30%軽減を追加。特殊錬成効果は敵のHPが75%以上か孤立していると戦闘中、さらに敵の攻撃守備-5かつ攻撃の15%分ダメージに加算しつつ、奥義カウント変動量+1。これで受けにも対策が取れるようになり、攻撃と耐久面が大幅上昇する新たな個性を得た。


アドラステア皇帝 エーデルガルト

エーデルガルト

「エーデルガルト=フォン=フレスベルグ。

 アドラステア皇帝として、古き悪習から

 人々を解放してみせる!」

属性
兵種斧/重装
武器紅花オートクレール(専用)
奥義夕陽
A明鏡の反撃・遠距離
B黒鷲の覇王(専用)
C魔防の相互大紋章

第4回英雄総選挙において女性1位を獲得したことで、2020年8月から登場。伝承版と同じく5年後の姿だがこちらはカイゼリンの衣装になっている。

伝承版とステータスを比べると僅かに守備が上がっただけでほぼ変化はない。


専用武器の「紅花オートクレール」は通常のオートクレールと同じキラー武器効果とターン開始持に自分のHPが25%以上で移動+1かつ周囲2マス以内の味方の隣接マスに移動可能を付与。戦闘時だと戦闘中、敵の攻撃守備-4と機動力と戦闘中の敵の弱化を行う効果。

専用Bスキルの「黒鷲の覇王」はこちらも自分のHPが25%以上で絶対追撃かつ、攻撃された時のみ敵から受けた追撃のダメージを80%軽減する。二回攻撃の武器は三回目から効果が発動する。


孤立すると強くなる通常版と伝承版のコンセプトとは違って、味方が近くにいて体力が多いと様々な効果が発動する構成に変化したため、わりと発動しやすくなっている。

弱点は伝承版と同様で見切り・追撃効果や重装特効には気をつけたい。また弓や暗器で反撃出来ない事もあるので遠距離反撃を継承させるのもあり。


2022年9月のアップデートで錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果は周囲3マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃守備魔防+3と攻撃した側 (自分からなら自分、敵からなら敵)の移動前と移動後のマス距離分(最大3)×2さらに増加かつ攻撃でダメージを与えた時、HP7回復。

もう一つは同条件で戦闘中、さらに敵の攻撃守備-6かつ移動前と移動後のマス距離が1以上の時、キャンセル効果。これで移動距離が長いほど攻守共に強化される新たな個性を得た。


女王たちの夏 エーデルガルト(双界英雄)

エーデルガルト&オルティナ

「参りましょう、オルティナ殿。

 伝説の女王と語り継がれる貴方と

 過ごす時間は、私の大きな学びになります。」

属性
兵種剣/重装
武器強靭なる烈女の大傘(専用)
奥義凶星
A攻撃守備の万全4
B狂嵐(専用)
C一斉突撃3

2022年6月からの超英雄でエーデルガルト初。学生時代の水着姿で今回はオルティナとの双界英雄で登場。型書きに女王とあるが、正確にはエーデルガルトは皇女と皇帝であり、オルティナの直系子孫が皇帝の立場上、女王というよりは帝国繋がりが近い。

ちなみにオルティナは、これで後衛として2回目の双界英雄となる。


総選挙版とステータスを比べると魔防が上がった程度でさほど変化はない。


専用武器はキラー武器効果と自分のHPが25%以上の時は戦闘中、攻撃+6かつ敵の攻撃-6と最初に受けるダメージを40%軽減。もう一つの効果は自身を中心に縦横3列範囲内の敵人数分と現在の敵総数に応じて2回攻撃

・6人以上は3

・3~5人は2

・2人以下は1


敵の数で効果が発動するユニークな性能で、飛空城や大制圧戦で発揮しやすい。

新たなCスキルはターン開始時に自身を中心に縦横3列に敵がいるか自身のHPが100%の時、自分の十字方向の三マス以内にワープ可能の【突撃】付与。

伝承版の専用Bスキルもあって、伝承版以上の機動力と万全でCスキルを気軽に発動でき、攻守優れている。


双界効果は、自分と同じ出典作品(暁・風花雪月)の味方に攻撃+6かつ強化増幅付与。攻撃以外のバフも付ける味方がいると相性抜群である。


優秀な分弱点は多めで、伝承ミルラや門番のワープ効果を無効化するスキルがあるとCスキルが弱まる。範囲外かHPが減っていると従来の機動力に落ちる。

重装特効も同じで弱点属性の開花イドゥンや伝承シーダ、軽減効果を消されるシノンやバレンタインクロムが天敵。連続攻撃出来ても、鈍足のせいで回避効果が刺さりやすいのも注意。


雪に舞う黒鷲 エーデルガルト

クリスマスエーデルガルト

「エーデルガルト=フォン=フレスベルグ。

 アドラステア帝国の冬祭りに

 勝るとも劣らない聖夜を皆に届けるわ。」

属性
兵種槍/重装
武器黒鷹の聖夜の槍(専用)
奥義重装の大炎
A攻撃守備の備え4
B真狂嵐(専用)
C守備魔防の謀策3

2023年12月からの超英雄で今回は単独参戦。


水着版とステータスを比べると攻撃と守備が上がった。

専用武器はキラー武器効果と自分のHPが25%以上で自分から攻撃した時のみ戦闘後に敵とその後方1マスで自分から見た左右2マスそれぞれに天脈・炎付与。もう一つはHP条件がそのままで戦闘中、敵の攻撃守備-6かつ敵の攻撃守備が9-周囲1マス以内の味方の数×2分減少して最初の攻撃前の奥義発動カウントが攻撃した側の移動前と移動後のマス距離分発動カウントが進む。ただし天脈・炎のマスに敵が居る場合は3扱いになる。

そして軽減無効の%が100-周囲1マス以内の味方の数×30分計算され、属性有利か天脈・炎のマスに敵が居る場合のみ祈り効果。孤立型のコンセプトが伝承版同様だがこちらはより攻撃的でダメージを与えやすくなっている。


新たな重装専用汎用奥義「重装の大炎」は守備の40%分奥義ダメージに加算して自分及び敵が「奥義発動可能状態」と「この戦闘で奥義発動済み」を満たしてかつ敵が近距離武器の場合は受けるダメージを40%軽減。


専用Bスキル「狂嵐」のグレードアップ版が登場。再行動の条件に変化はないが、「狂嵐・承」同様に戦闘中、敵の攻撃守備-5かつ攻撃の15%分ダメージに加算が追加。新たにターン開始時に自分を中心とした縦横3列に敵がいるか自分のHPが100%の場合は移動+1と突撃付与が追加。水着版にあった突撃が内蔵されたが、絶対追撃は無くなった。


攻めも守りも強力だが下準備が絶対必要でとくに遠距離武器は満たせてないと反撃出来ず、無抵抗でダメージを負う。再行動出来るとは言え、絶対追撃がないので状況次第だと倒し損ねる。軽減無効や重装特攻にも弱く、一瞬でも隙を付かれるとやられる。


エンゲージ

DLCを購入していると、紋章士として登場する。

ディミトリ、クロードとともに『三級長の腕輪』に宿る、通称三鼎の紋章士


腕輪を装備して出撃すると、毎ターンごとに三級長がランダムで入れ替わり、それぞれに異なる効果の「計略」コマンドを使用出来る。エーデルガルトの場合は「猛火計」で、攻撃した敵を中心とした3×3マスの地形を炎上させる。


エンゲージ技は「連花月風閃」。斧・槍・弓での三連撃というリーフの「テトラトリック」に似た性能。あちらと違って剣での攻撃はないため、斧を持った敵のブレイクはできないので注意。

そしてこの技をベレトとシンクロ/エンゲージしている味方の隣接マスで使用すると強化版に変化し、発動後再行動が可能になる。エンゲージスキルとして再現されている「戦技:狂嵐」やベレトの「計略:女神の舞」と組み合わせて、原作の狂嵐さながらに連続行動することも可能。


ちなみに絆会話は相手ごとに登場する級長が固定されている(主人公リュールヴェイルは例外で3人が交代で登場)。

ヴァンドレセリーヌルイジェーデスタルークユナカゼルコバロサードパネトネボネモーヴ、DLCではイルマデリーンとの絆会話が存在する。


大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL

ステージ背景やスピリッツで登場。ランクはHOPE(★★)。憑依されているのは彼女のイメージカラーをした4Pカラーのベレス。高い頻度で下必殺ワザの「魔斧 アイムール」を使用する。アーマー付きはおそらく重装のイメージと思われる。当然超化も可能で「エーデルガルト(5年後)」の表記になり、ACE級(★★★)に上がる。超化すればLEGEND級並の能力になる。

背景では同梱ステージガルグ=マク大修道院で、級友のドロテアやペトラと共に大広間エリアを観戦している。


余談

フレスベルグの少女

本作のテーマ曲『フレスベルグの少女〜風花雪月〜』及びその英語版『The Edge of Dawn (Seasons of Warfare)』は、その題名の如く、エーデルガルトの心境と主人公に対する切なく溢れる想いが綴られており、過酷な運命を背負い、暗い闇の底から生じた血塗れの道を歩みながらも、主人公という一筋の光を見つけた彼女の儚い願いが、日本語・英語両方の詞で歌われている。

この曲のフルバージョン『フレスベルグの少女』は、彼女と敵対し最終的に彼女を手にかける3つのルートのエンディングスタッフロールで流れる。

一方で、彼女の願いが叶えられた紅花の章ではその曲に代わり、メロディこそ同じだが切なさが大幅に軽減され、その分穏やかさと安らぎに満ちたピアノアレンジバージョン『あなたのいる朝焼け』が聴ける。こちらは題名からして、ついに主人公によって救われることとなった彼女の、未来への希望の光に照らされた心情を表現しているのだろう。


アイムールについて

ゲーム内での演出を見るに、アイムールはエーデルガルトのセイロスの紋章に対応していると考えられるが、それと一致する英雄の遺産は、作り出すための「原材料」がないため、存在しないはずである。それに、アイムールの紋章石に刻まれた紋章は、どちらかと言えばこの人の紋章と似ているので、対応している紋章自体が一致していないと思われる。

それでも反応を見せるこの武器はおそらく、英雄の遺産の出処や「古の技術で改造された紋章の力を持つ武器」という記述を見る限り、闇に蠢く者により今までの英雄の遺産とは違う改造を施された特殊な存在なのかもしれない。

ちなみにゲームシステム的には、アイムールはセイロスの紋章を持っていれば問題なく使用出来るので、空竜の証によって誰でも「狂嵐」を使用することが可能。

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALでは、ベレト/ベレスが参戦した際のムービーで、ソティスがこれを英雄の遺産と発しており、当作品内では英雄の遺産扱いとなっているようだ。



関連タグ

ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム風花雪月 ファイアーエムブレム無双風花雪月 ファイアーエムブレムヒーローズ

エーデルガルト ロングヘア 皇女 皇帝 女帝 女子力(物理) 覇道


女教皇(タロット)世界(タロット) - 紋章の元ネタ


カップリングタグ

異性

レトエデ ヒューエデ

ディミエデ


同性

エデレス エデベル ドロエデ エデリシ


フローラエフラム(幼少期):同シリーズの中の人繋がり。後者はヒーローズ声優初。

ヘクトル(FE):斧重装ロード繋がり。


ルドルフ(FE):動機は違うが似た目的を持つ皇帝繋がり。ルドルフ皇帝は自ら捨石となり討たれてしまうが、こちらは最後まで勝たせる形で人の世を実現することが出来る。


アルヴィス/ゼフィール:同シリーズの敵対する皇帝・国王繋がり。アルヴィスは表向きこそ自らの意志のみで決起したことになっているが、実際は背後に暗躍する集団がいる点や炎の紋章を継いでいる点で似ている。ゼフィールは目的が人の支配する世界を竜に明け渡すことなので、どちらかというとエーデルガルトと逆。


フレースヴェルグ:北欧神話におけるおそらくモチーフ元。ヒーローズではフレスベルグのオリジナルキャラで登場。

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