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炎の紋章

ほのおのもんしょう

炎を象った紋章。ここではゲーム「ファイアーエムブレム」シリーズに登場する「ファイアーエムブレム」と呼ばれるものを扱う。
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概要編集


ファイアーエムブレム」シリーズの作中には「炎の紋章」「ファイアーエムブレム」と呼ばれるものが登場する。

世界観によってファイアーエムブレムは違うものであり、重要性もまちまちであるが、「外伝/Echoes」「トラキア776」を除くすべての作品に何らかの形で登場しているシンボル的なものとなっている。


作品ごとのファイアーエムブレム編集

※以下、ネタバレに注意


暗黒竜と光の剣新暗黒竜)/紋章の謎新紋章)/覚醒編集


アカネイア王国の至宝「紋章の盾」。アカネイア王家が認めた者に貸与されるもので、これを持っている者は宝箱を開けることができる、許可証のようなアイテムである。

そもそもはナーガ率いる神竜族と争った地竜をドルーアの地に封印した際、封印を守るべく神剣ファルシオンとともにナーガが作成したもの。盾の形状をした台座のくぼみに光、星、大地、命、闇の5つの宝玉(オーブ)をはめ込んだもので、縁者からは「五聖玉の盾」「封印の盾」と呼ばれている。全てのオーブが盾にはめられていないと封印の力を発揮しないほか、「闇のオーブ」は手にした人間の暗い感情を増幅する危険がある。

しかしアドラ一世がアカネイア聖王国(アカネイア王国の前身)を建国する10年前、ラーマン神殿が盗掘に遭いファルシオンともども持ち出された盾はバラバラにされてしまう。封印の盾は地竜だけでなく竜族全体の力を抑え込むため、幼いためにいずれ理性を失うと危惧され眠りにつかされていたナーガの娘チキもまた盾が不完全なままでは目覚めさせてはならないと語られている。


およそ600年後、封印の盾はマルスらの手で元通りになり暗黒竜との戦いを終結させる力となる。以降はアカネイア連合王国を率いたマルスの子孫によって代々管理され、2000年を経た「覚醒」の時代でも末裔であるイーリス王家にデザインは変化しているが同一とされるものが「炎の台座」の名称で伝わっている。ちなみにマルスの時代から生きてきたチキは昔のように「炎の紋章」と呼び、マルスの子孫であるクロムに首を傾げられている。


「覚醒」では聖王の証として、ナーガの炎を浴びてファルシオンの本来の力を覚醒させる「覚醒の儀」を行う役割を持ち、1000年ほど前にイーリス初代聖王が世界を荒らす邪竜ギムレーを封印している。その後、台座が強大な力を持つことを理由に「白炎」以外の宝玉が外され、それらを手にした者たちがフェリアやソンシンなどの国を興したと「蒼炎」を持つチキが語っている。闇のオーブに相当するはずの「黒炎」が人に影響を与えているといった話は作中に登場していないが、宝玉があると名乗り出たヤツがヤツなので…

また「願いを叶える」という伝承から炎の台座の入手がペレジア国王ギャンレルがイーリス聖王国に戦争を仕掛けた理由のひとつに挙げている。

なお、台座から宝玉が1000年以上外されているため、クロム達の時代やその前後に地竜が復活してもおかしくはないのだが、「覚醒」本編では特にその描写はなく、チキも言及していない。


聖戦の系譜編集


特定のエピソードでヴェルトマー家の紋章が「炎の紋章」と呼ばれていることが語られている。本編には殆ど関わってこない。


封印の剣/烈火の剣編集


ベルン王家に伝わる至宝。赤い宝玉であり、これを封印の剣にはめ込むことによって剣の封印が解かれる。

この宝玉がベルン王家の正統な後継者の証でもあるため、烈火の剣の時代ではこれを巡って黒い牙が裏で動く事態となっていた。

封印の剣の時代でギネヴィア王女が封印の神殿から持ち出し、ロイに託されることとなる。


聖魔の光石編集


マギ・ヴァルでは5大国それぞれが聖石を保有するが、このうちグラド帝国が持つ、魔王フォデスの魂を封印した聖石がこう呼ばれる。

リオンはこれを用いて父王ヴィガルドを蘇らせようとした結果、フォデスの封印が解かれてしまった。


蒼炎の軌跡/暁の女神編集


負の女神ユンヌを封じているエルランのメダリオン」は、ユンヌの力が蒼炎としてゆらめく様から「ファイアーエムブレム」と呼ばれている。

持ち主の負の気を増幅させてしまうため、正の気が強い者以外が触れると暴走してしまう恐れがある。


if編集


白夜・暗夜両王国に伝わる5つの神器の筆頭格にある剣「夜刀神」は他の4つの神器と共鳴し、力を宿すことで進化する特徴があるが、このうち4つすべての神器の力を宿した真の姿である「夜刀神・終夜」がこう呼ばれる。


サイファ編集

出典を表すシンボルのうち、蒼炎・暁出典の陣営の緑シンボル「メダリオン」はエルランのメダリオン、風花雪月出典の陣営の茶色シンボル「女神紋」は「炎の紋章」とそれぞれの作品のファイアーエムブレムを象っている。


幻影異聞録♯FE編集


この作品では物体ではなく、「光の戯曲(ファイアーエムブレム)」という演劇として登場。マルスの伝説(暗黒戦争)を再現することで神竜を呼び出すというもの。

イベントシーンでは数々のシリーズに使用されてきた「ファイアーエムブレムのテーマ」をアレンジした「ファイアーエムブレム~光の戯曲~」という歌曲が流れることでも知られている。


ヒーローズ編集


マルスの専用スキルとして、アリティア王家の秘宝である「炎の紋章」「封印の盾」が登場する。

一方で本作の世界におけるファイアーエムブレムは第6部時点で未登場。


なお、2023年4月3日に公開されたエイプリルフール合わせのジョーク動画「【毎日2分】一緒に #ゴッドアスク! 〜ツノツノ体操〜【FEH】」ではフィニッシュで「ファイア~~エムブレム!」と神様のええ声が響いている。


無双編集


アイトリス王家に伝わる「炎の盾」が相当する。形状と大きさは「暗黒竜と光の剣」の「封印の盾」に似ている。

シオンリアンは王城陥落に際して炎の盾を託され、5つのオーブを揃え完全な状態にするために異界の英雄の力を借りるべく奔走することになる。


風花雪月編集


一部の登場人物は、女神の眷属からもたらされた不思議な力「紋章」を宿している。中でも解放王ネメシスが持っていたと伝わる紋章が「炎の紋章」と呼ばれている。神祖ソティスに由来しており、「女神の象徴であり、世界を司る紋章」とされている。紋章は大アルカナに対応しており、炎の紋章は「世界」に対応している。

作中で持つとされるのはネメシスの他に主人公もうひとり


エンゲージ編集


主人公リュールが終盤で紋章士に転生した際の、紋章士としての二つ名が「絆炎の紋章士(ファイアーエムブレム)」となっている。


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