概要
グラド帝国の皇帝にしてリオンの父親。ゲーム中でのクラスはジェネラル。
マギ・ヴァル大陸各地に侵略戦争を仕掛け、主人公であるエフラム・エイリーク兄妹の祖国ルネスにも侵略の手を伸ばしたストーリー的には表向きの黒幕と言える人物。
乱心前は穏やかな心優しい皇帝で、「穏健帝」という二つ名もある。貧しい寒村に食料を送ったり、自身に襲いかかった野犬を追い払おうとしたグレン・クーガー兄弟を王宮に招き入れたりと、好人物ぶりがストーリー中の会話や支援会話から窺える。
実は物語開始の1年ほど前にすでにこの世を去っており、作中に登場する彼はリオンが動かしている操り人形のようなものである。
彼の死去により、本来ならリオンがグラド帝国の新たな皇帝に即位することになるが、リオンはグラド帝国に近いうちに大地震が来て多くの死者が出ることを魔道で予見しており、「自分には父親の跡を継ぐそんな力はない」と思いどうにかしようとして研究に没頭。そして物語の根幹に関わる重要な「魔石」を誕生させ、その力によって死んでしまった父親を蘇らせる。これがストーリーに出てくるヴィガルド皇帝の正体である。
エフラム編では14章のボスとして登場。この時点ではそれまでに出てきたボス達をあざ笑うかのような高い能力を持つ。ジェネラルでありながらこちらが追撃できないこともあるほど速く、玉座補正もあって高い回避率を誇り、直間両用攻撃可能なスレンドスピアを装備し、力・守備ともに優れた能力、発動率が高いスキル「大盾」、加えて必殺率も高い強敵。特効武器を使っても当たらない、ダメージがヘボいということも多い。だが所持している武器が耐久力の少ないスレンドスピアのみなので、それを使い切らせば丸腰の金属の塊と化す。正面から正々堂々と勝負する場合は支援効果を受けたエフラムのレギンレイヴが有効だろう。
撃破するとその体は灰となって消える。そして物語は急展開を迎える。
このような設定から前作におけるモルフに近い存在といえるが、あちらと違ってヴィガルドには幸運が9ある。
エイリーク編では別行動をとっていたエフラム達が合流時点ですでに倒していたことになっており、戦わない。
生前の本人は国民への想いは厚かったのだが、自分の国の事情に他国を巻き込むわけにはいかないと考えていたため、滅びの未来を予知しても息子の「ルネスに頼ってはどうか」という提案を拒否した。結果的にリオンは精神的に追い詰められ、魔王の力に手を出してしまう要因を作ってしまった。
実際、エンディングでグラドの大地震が起こった際、ルネスの新国王になったエフラムがグラドの救援に向かったことからも、素直に他国に救援を要請すれば本作の事件は起こらず、リオンが魔王に関わって破滅することもなかったかもしれないため、自身の意図が裏目に出てしまったとも言える。
ヒーローズ
穏健帝 ヴィガルド
属性 | 青 |
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兵種 | 槍/重装 |
武器 | 守護の槍+ |
奥義 | 竜穿 |
A | 守備魔防の万全3 |
B | 守備隊形3 |
2023年3月の大英雄戦で登場。原作同様、傀儡化した状態の闇堕ち枠となる。
ステータスは攻撃と守備がかなり高く、攻撃は61と全重装ユニットで海賊スルト、伝承エーデルガルトと同率二位(素の状態は一位)。
守護系武器の槍が登場。スキルも主に守備を重点している。そしてレアスキルの守備魔防の万全を持っている。
慈愛の皇帝 ヴィガルド
属性 | 緑 |
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兵種 | 斧/重装 |
武器 | 愛の祭の斧+ |
奥義 | 華炎 |
A | 攻撃守備の密集3 |
B | 追撃隊形・偶数3 |
2024年2月の超英雄でヴィガルド初。戦禍の連戦の報酬として配布される。傀儡版と異なり、生気がある。
傀儡版とステータスを比べるとHP守備魔防は上がっているが攻撃速さは落ちた。
愛の祭の斧は自分のHPが25%以上の時は戦闘開始後に「敵の攻撃〇%」のダメージが属性有利か守備が敵より1以上高いと30%でそれ以外は15%加算する。もう一つは同条件で戦闘中、攻撃守備+5かつ守備の15%分、攻撃守備が増加する。傀儡版と異なり、条件ありだが追撃出来ると与えるダメージが増えている。
関連タグ
鱈知乃久炎、ファーガス…同シリーズの中の人繋がり