曖昧さ回避
- アーサー王伝説のアーサー王の王妃であるグィネヴィアの別名。
- ゲーム『ファイアーエムブレム』シリーズの『封印の剣』および『烈火の剣』の登場人物。
- アニメコードギアス反逆のルルーシュの登場人物→ギネヴィア・ド・ブリタニア
- 遊戯王OCGのカード聖剣を抱く王妃ギネヴィア。あらゆる聖騎士モンスターの装備カードになれる効果は、不義の関係を表現しているともとれる。
本項では2について解説する。
概要
兵種:賢者
封印の剣
ベルン王国の王族。気品の高さから「プリンセス中のプリンセス」と言われ国民からの人気も高いものの、芯が強く情熱的で、「一国の姫君」の枠を飛び越える行動力を持った王女。
腹違いである兄王・ゼフィールを止めるためにリキア同盟軍に和解を願い出ようとしており、途中、ベルン軍の兵に捕まってしまうが家臣であるエレンがロイに助けを求めたことで、無事に救出される。後にベルンの国宝であるファイアーエムブレムは彼女が所持していると判明する。
かつての優しさを失い変貌した兄を憂いつつも、ベルンによって混乱した西の大国エトルリアでの一件が済み終盤になるとファイアーエムブレムをロイへと託して戦争の元凶である兄の討伐を懇願した。動乱の後、亡き兄に代わって女王となり、王座欲しさに国を売った女としてベルンの旧臣や国民の反発を受けながらも粘り強い努力で祖国を復興の道へ導く。
ゲーム中のクラスは賢者で、本編を9週クリアする事によりトライアルマップで加入する。
加入キャラ最後の1人というのもあり、かなりの高性能だが、フィンブルやサンダーストームのような理の高位魔法を操ることはできない。その代わりにエレブ大陸の賢者なのに光魔法が使用でき、それどころか光については神将器のアーリアルまで操ることができるなどイレギュラーな才能を見せる。能力的にもゼフィールに次ぐ程の実力を持っており、三竜将とも互角もしくはそれ以上に戦えるだけの能力はある。
余談
近年ではいろいろと八神将の一人である聖女エリミーヌとの関連が指摘されている。
ギネヴィアとイドゥンや人竜戦役などそれらをつなぐ要素は作中で皆無に等しいのだが、唯一エンディング中でイドゥンを殺さなかった場合、ギネヴィアの口からロイに「魔竜にとどめを刺したのか?」とのシーンが登場する。
なお、これは魔竜を生かさず殺した場合には登場しないシーンである。
ギネヴィアは『封印の剣』のオマージュ元である『暗黒竜と光の剣』と『紋章の謎』におけるニーナ(ファイアーエムブレム)ポジションとも言えるキャラである。
とはいえ、境遇等に似た部分があるというだけで実際には別に関係があるわけではないし、ニーナが二度の戦乱と悲劇を経た後にマルスに後を託して政治の舞台から退いたのに対して、ギネヴィアは自らがベルン王国の女王になっているなど、最終的な結末にはだいぶ差がある。
まあ、全く同じようなキャラでは完全な二番煎じになってしまうわけだから、当たり前といえば当たり前だが。
一応物語的な観点から見ると、エトルリアは遠方という理由でベルン王国の直接統治を断念したのと、部下に恵まれて自分のやりたい事ができた運の良さと、自身の人望もあったが、彼女は最初から積極的に動いていたことが大きい。これによって誰の目からわかる実績が出来上がり、彼女がベルン王国のトップの後釜になることに多くの人が納得できるようになったのはある。
また、彼女自身とベルンという国に大きな罪があったわけなく、ゼフィールの凶行も元をたどればほぼ全て前王であるデスモンドのせいである事から、存続が許されたとも言える(実際の所、諸悪の根源はデスモンド王である)。
しかし彼女の行為は必要な事だったとはいえ、ベルンにとって最大の裏切り行為でもある。
それらの関係上、戦時中の行動が王座欲しさにやった事だと誤解された上でのベルン国民・臣下達からの反発は避けられないだろう。
それでも彼女はその運命から目を背けず立ち向かった。それが最終的にベルンの民達の心をつかんだのかもしれない。
このように、ギネヴィアはオマージュ元のニーナをいい意味でブラッシュアップした女性とも言える。
烈火の剣
少しだけ登場しており、幼い頃のギネヴィアが優しい兄ゼフィールに可愛がられながら兄妹で仲良く幸せに暮らしていた頃の姿を見ることができる。
ヒーローズ
ベルンの王妹 ギネヴィア
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | アーリアル(魔法特効)(専用) |
奥義 | 氷蒼 |
A | 攻撃魔防の渾身4 |
B | 攻撃魔防の凪3 |
C | 魔防の相互大紋章 |
2020年11月から登場。サイファ同様に神将器アーリアルを持参しての登場となった。
ステータスは速さと魔防が高いがHPと守備が極端に低い。
専用武器は魔防3と魔法特攻。ハロウィンサクラ以来だが魔法ユニットで持つのは初、そしてレギュラー入り。
もう一つは自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+5かつ敵の錬成ブレス効果を無効。そして戦闘後に自分と周囲二マスの味方の体力を7回復する生の息吹3の上位互換に値する効果。渾身でも効果でダメージを実質無かったことにして味方をも回復も熟せるアタッカー兼ヒーラー。
原作同様に守備は当然紙耐久。HPも少ないので有利な赤属性であっても倒し切れないと反撃されて終わる。魔法やマムクートは彼女に任せた方がいいだろう。不治の幻煙で回復妨害も個性を活かせなくなってしまうのも注意。
2024年11月のアップデートで錬成武器対象に。効果自体に変化は無いが新たに自分と周囲2マス以内の味方のうちバフ合計値が最も高い値分、ダメージに加算し、最初の攻撃か二回攻撃のダメージはバフ合計値が最も高い値分の40%減少が追加。
特殊錬成効果はターン開始時、周囲2マス以内に味方がいれば自分と周囲2マス以内の味方は速さ魔防+6かつデバフ無効付与。
もう一つは敵から攻撃されるか敵のHPが75%以上の時は戦闘中さらに全ステータス+5かつキャンセル無効とキャンセル効果。
これで弱点の紙耐久は補え、キャンセルも無効と妨害を両方行いつつダメージ増加とバフ追加の新たな個性を得た。
また、ヒーローズには封印時代と烈火時代のゼフィールが共に登場するが、「想いを集めて」ではそのどちらとも会う。
まず、烈火時代のゼフィールと会う。このゼフィールにとってギネヴィアはまだ幼い少女のため成長したギネヴィアの姿に驚くが、妹が立派になったんだから自分も立派な王になるという決意をする。
そして、今度は自身のよく知る封印時代のゼフィールとイドゥンに出会う。
ゼフィールは「アスク王国ではあくまで一人の英雄なので何もしないが、元の世界に帰ったら竜に世界を明け渡すために行動する。止めたければ勝手にしろ」と告げられる。
二人の兄と出会ったギネヴィアはシャロンに相談する。もし烈火時代のゼフィールに未来の事を教えれば人間に絶望せず、ベルン動乱は起きないのではないのかと。
しかしシャロンからは「そうすればベルン動乱は起きなくなるとしても、ゼフィールが戦争をしなかったせいでそれ以上の災厄が起きる可能性が生まれてしまうのでは」と告げられる。
それを聞いたギネヴィアはある答えにたどりつく。
ベルン王国女王 ギネヴィア(伝承英雄)
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | 至光アーリアル(魔法特効)(専用) |
奥義 | 氷蒼 |
A | 速さ魔防の秘奥4 |
B | 見切り・反撃不可4 |
C | 新たなるベルンの道(専用) |
2023年6月から水の伝承英雄で登場。女王に即位した時系列となる。
通常版のステータスを比べると攻撃と速さは上がっている。
専用武器は魔法特攻とキラー武器効果に加えて敵から攻撃されるか敵のHPが75%以上の時は戦闘中、全ステータス+5かつ自分の魔防20%分、与えるダメージと受けるダメージが増減。そしてキャンセル効果と錬成ブレス効果無効。通常版より攻守と戦闘には強くなったが受け寄りへ変わった事やHP回復と魔防3が失ってしまった。
見切り・反撃不可のグレードアップ版が登場。効果自体変化はないが戦闘中、敵の攻撃速さ-4と最初に受けるダメージを30%軽減が追加で防御に向けた効果へ。
専用Cスキルは周囲三マス以内に味方がいると戦闘中さらに全ステータス+5かつ奥義カウント変動量+1に戦闘後、HP7回復する。そして周囲三マス以内にいる味方も戦闘後、HPが7回復とヒーラー効果はCスキルへ移った。
守備の紙耐久と不治の幻煙の妨害が弱いのは据え置きで絶対追撃の対処もなく、新たな弱点にレイヴン効果が増えた他、どの物理属性武器にやられやすくなったので通常版以上に対策されやすくなっている。
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