概要
クラス:ドラゴンマスター
リキア地方の侵攻を任されているため、物語中盤までで何度か登場する。
性格はどこまでもナルシスト。同時に立場の悪化を恐れる保身的な面もあり、自分の失敗は全て部下に押しつけようとする。目上の者(マードック等)には全く頭が上がらない。
また、気に入らない相手、恨みがある相手を牢屋に入れていたぶるのが趣味らしい。
「私は強い・・・私は美しい・・・私は賢い・・・私は正しい・・・誰よりも、誰よりもだっ!」
というセリフはある意味伝説となっている。
お月さまとスッポン
三竜将としてのナーシェン
謀略でラウスを内応等、高い智謀を誇るが、後述の狡猾な性格から奸臣の側面を持つ。
実力は同輩のゲイルの方が上であるが、ゲイルがエトルリア出身の外様である事を理由に色々と文句を付け、三竜将の1人となる。
しかし、部下であるツァイスに濡れ衣を着せようとしたり、フレアーを捨て石にするなど、保身の為なら手段を選ばない狡猾さから、部下に対する思いやりや人望はない。
結局、幾度の失敗の結果、三竜将を降格させられかける。
責任を取らされる形でエトルリア王都・アクレイアにてロイ達の軍と戦い、汚名をそそぐ為、剣を交えることとなる。
なお、城の中で待ち構えるという竜騎士のアドバンテージを台無しにした態勢で戦うことになるものの、所持品である「デルフィの守り」で弓などの飛行系特効への対策をしている。
だが、アイテムである為本作の仕様上盗賊ユニットで簡単に盗むことが可能であり、貴重なアイテムを献上した挙句、弓で一思いに…等、難なくボコボコにされる運命にある。
デルフィの守り以外にも強奪できないがルーンソードという特殊な武器を持っている。
敢えて擁護するなら、パラメーター自体は上級職レベル10として決して低いものではない。
自軍のミレディ及びツァイスを上級職レベル10まで育成した際のパラメーターと比較しても健闘しているといえ、魔法防御に至ってはミレディ及びツァイスを上級職レベル20まで育てた場合の期待値をも遥かに上回っている。
また、同クラスでライバルと言えるゲイルと比較し、レベル差があるにもかかわらず素早さが高いのも無視できない。
この素早さのおかげで追撃が発生しやすく、トライアルモードでは装備の優秀さを抜きにしてもゲイルより使いやすい、ゲイルより役に立つという意見があるのも事実ではある。
以上より、必ずしも実力が無かった訳ではないといえる。
ただ人事面でも後に誤報で自分の首を絞めるフレアーを副官に据えて南方軍のNo.2にする時点でやや怪しいところがあり、ゼフィールから「徹底的にやれ」と言われた直後に持ち場を離れて城を奪い返されるなど将才には怪しい部分も強い。
また、フレアーを切り捨ててリキア同盟にぶつけた件についても副官をその場の捨て石とせず、返上の機会として現地の巫女を任せてナバタの攻略をさせていれば、隠れ里のことを知らないロイたちが神竜を仲間にすることもなく、フォルブレイズの処分も完遂されていた。
この辺りについては後にナーシェンへ挽回のチャンスを与えた筆頭のマードックとは大違いである。
某戦国SLGシリーズの武将で例えれば、能力は総じて高め(特に知略)だが、義理が極端に低い、いわゆる下剋上の申し子のようなところか(ただ、主家を裏切ってはいない)。
ゲイルとの関係
ゲイルとはベルン竜騎士団でも一二を争う。
直接の会話シーンはないが、出身を理由として竜将の地位を奪ったためかナーシェンはゲイルを一方的に危険視している。しかし一方のゲイルは登場人物の中でナーシェンに一番やさしい。
どのぐらい優しいかと言えば、同じ三竜将のマードックとブルーニャがナーシェンが死んでも冷たい中で唯一その死を悼んでくれるほど優しい。
周囲が能力面からゲイルを推す中ゲイル自身は「経歴を踏まえればナーシェンが竜将となるのが当然」「自分は外様としては十分に厚遇してもらっている」と考えている。つまり彼の危険視とは裏腹に、ナーシェンの主張に一番納得しているのはゲイル。野心家のナーシェンからすればそんなところも理解し難くなおのこと恐ろしく見えるのかもしれないが。
ファンの間ではナーシェンはゲイルが嫌いそうだが、別にゲイルはナーシェンが嫌いなわけじゃないという関係とゲイルはやたら面倒見が良さそうという関係からどうしようもないナーシェンとそのナーシェンの相手をしてあげるゲイルという構図も生まれている。
ちょっと何かが違ったら意外に名コンビになれたかもしれない。
なお身長はナーシェンのほうが少し低いようだ(ナーシェン体格11、ゲイル体格12)。そんなところにも突っかかってたであろうことは想像に難くない。
ヒーローズ
三竜将 ナーシェン
「我が名はナーシェン。
ベルン三竜将が一人さ!
さあ、恐れ慄き跪くがいい!」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/飛行 |
武器 | 深緑の斧+→ルーンアクス(専用) |
奥義 | 復讐 |
パッシブB | 槍殺し3 |
パッシブC | 死の吐息3 |
配信初期から登場しており、原作で敵側のユニットのためかストーリーでは第9章で主君のゼフィールとともに登場。イラストは覇者の剣の作画を担当した山田孝太郎氏。劣勢時の顔芸は必見。
ダイレクトのPVでは堂々と紹介され大きな話題を呼び、記念すべき最初の大英雄戦の相手となったキャラでもある。ファンからは「イベントのテストも兼ねてるためにネタ人気共に丁度いいキャラで選ばれたのでは?」と推測された。その後も無料配布に選ばれるなどかなりの高待遇である。
原作での武器は剣だが後の作品のドラゴン乗りが斧を使うため、それに合わせて斧・飛行ユニットとなった。激化武器である深緑の斧を装備し、槍殺しを携えているなど相性がいい青属性に特化した性能。
2018年11月9日に「飛空城」及び『聖杯』が登場してからは10凸も不可能ではなくなったが、イラストを担当した山田氏はその年の年末に早くも☆5で10凸したナーシェンを完成させている。愛が凄まじい…。
2020年5月のアップデートで専用武器ルーンソードを模した「ルーンアクス」が登場。攻撃するだけでHPが7回復する効果で特殊錬成効果は敵が状態異常にかかっていると自分の全ステータスが+4になる。
これで個性が付き、三すくみの属性で悩まされることはなくなり、耐久面が上昇した。
イベント『想いを集めて』では、「パルミラ国王 クロード」のイベント会話に登場。「手段を選ばずになにがなんでも勝ちたい」という貪欲さを持つ英雄として、自戦力を減らさないための敵の懐柔や、失敗を押し付けるための部下の重要性をクロードに説いた。
春色の三竜将 ナーシェン
「我が名はナーシェン。
ベルン【三竜将】の一人として
今回の春祭りの主役だ。敬うがいい!」
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 槍/飛行 |
武器 | 黄金のフォーク+ |
奥義 | 復讐 |
B | 速さの封印3 |
C | 槍の経験3 |
2020年3月に登場したイースターの超英雄。意外な人選によりTwitterでトレンド入りする事に。劣勢時の顔芸も健在。☆4でも出現するのでゲットはしやすい。
通常版とステータスを比べると守備がかなり上がり、中途半端だった攻撃と速さは上がって改善したが魔防は劣化してしまった。
黄金のフォークは周囲二マス以内に味方がいれば戦闘中は攻撃守備+5かつ攻撃守備のみ弱化無効とかなりのアタッカー。通常版とは違う攻め方が可能でむしろ青属性に拘ることがなくなったので攻めやすくなったと言える。
飛行特攻が苦手なのは変わりないが魔防は劣化したので高火力の魔法キャラには注意。
漫画版(覇者の剣)のナーシェン
立ち位置はおおよそ原作のままで、アクレイア攻略戦が1巻近くかけて描かれたためそこで本格的に出番を獲得。
彼がメインで登場した巻での作者コメントによると、(原作キャラはイメージを崩すのを恐れて抑えめに描いているが)「まあ、こいつはいいや」とのことで、
実際、作中ではもうギャグ漫画なんじゃないかと疑うほどの表情の変化が見られる。
ゼフィールが興味を持っていた主人公アルを捕らえて献上すれば名誉挽回が狙える、という考えに至ったりして、
「私がほしいのは…キサマだああああああああ!!!」
「ほしい…おまえがぁぁぁほしいいいい!!」
「きイイイィァァウウウイィ―――――!!」(顔芸)
「私の戦いは美しい…美しいぞぉおお!!」
「息子よ…」(顔芸)
といった多くの名台詞を残した。
ちなみに最期はアルとの対決に敗れながらちゃっかり生き永らえたものの、そこで部下であるジードに遭遇。助けを求めるが、彼の妹の戦死をあまりに軽薄に告げてしまったために激昂したジードにトドメを刺される。なおジードにはベルンへの叛意などはなく、単純に個人的な怒りによる行動なので完全に自業自得。
なおサイファでの収録では覇者の剣の作者である山田孝太郎氏がカードイラストを務めている。
・・・SR+の絵柄が本編以上に顔芸のレベルが狂気の域を逸脱している・・・。
なおこのSR+の常スキルは
通常版「すべての敵と相手の支援カードは支援スキルを失う。」
SR+版「すべての敵と…相手の支援カードは…支援スキルを失う!」
とナーシェンが効果を説明している様なテキストとなっている。数多の数があるTCGカードゲームでもキャラクターが効果を説明や解説している事はフレーバーテキストではよくあるが、ゲームに関わる部分に直に解説している例は滅多に無い。