プロフィール
CV | 豊永利行 |
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英名 | Claude von Riegan |
所属国家 | レスター諸侯同盟・金鹿の学級 |
生年月日 | 帝国暦1162年7月24日 |
年齢 | 17歳→23歳(本編各部開始時点) / 17歳→19歳(無双) |
身長 | 175cm(本編) / 175cm→177cm(無双) |
個人スキル | 盟主の血統→盟主の血統+(本編) / 黄塵、盟主の閃き、天眼(無双) |
紋章 | リーガンの小紋章 |
初期クラス | 貴族(本編) / ドラゴンナイト(煤闇の章) / 戦士(無双) |
趣味 | 謀略を巡らせること、宴を開くこと |
好きなもの | 宴、遠乗り、弓、好奇心を掻き立てるもの |
嫌いなもの | 神頼み、運任せ、常識に縛られた発想 |
称号 | 世界を繋ぐ王 |
概要
レスター諸侯同盟の盟主・リーガン公爵家の嫡男。1部では士官学校の「金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)」の級長を務める。
常に飄々とした笑みを浮かべた気さくな雰囲気の人物だが、謀略を練ることを得意とし、必要があれば人を騙すことも厭わないという油断ならない面を持つ(ただ、物語中では嘘よりも隠し事やミスリードの方が目立つ)。一方、ヒルダからはああ見えて真面目だと判断されており、自室には書物が乱雑に積まれている。
また生への執着が人一倍強く、捨て身の行動が多い主人公に対し「命あっての物種」と諭す場面も。
リーガン家は3年前にクロードの叔父ゴドフロアが事故死して以来、後継者問題で揺れていたのだが、つい最近になってクロードが跡継ぎだと突然公表された。しかもそれ以前は彼の存在すら全く知られていなかったという経歴からしてすでに不審な点が残る人物。しかしフォドラ十傑の一人であるリーガンの小紋章を体に宿しているのは事実であり、間違いなくリーガン家の血が流れているようではある。
それ以外にも、フォドラの外について妙に詳しかったり、貴族にしては珍しくフォドラの宗教観に懐疑的だったりと次期盟主にしてはあまりに謎が多い男。
本人が貴族らしくない態度であることもあり、他国だけでなく同盟内でも彼に不信を抱く権力者が見受けられている。クロード自身もそれは承知している模様。
一応両親は健在らしいが、このことについては詳しく語りたがらない。
一人称は「俺」。イングリットとの支援会話では色々あって「僕」も使っている。二人称では堅苦しい呼び方を好まないらしく、同年代以下や親しい年上の知人などには「お前」、主人公など目上の人間には基本的に「あんた」で、セイロス聖教会のトップである大司教レアに対しても「レアさん」と様をつけない。
しかし、レアに雇われているシャミアには「あなた」を使っている。
弓の腕に長けており、ゲームシステムや公式では彼の代表的な武器種として扱われている。公式イラストではリーガンの紋章に対応する英雄の遺産・魔弓フェイルノートを装備している。
なお、フレンとのペアエンドのみクラシックモード限定の差分があるので、1周で彼の後日談コンプリートを目指す場合は注意。
容姿
黒または焦げ茶の髪に緑の目とやや褐色の肌が特徴。右の横髪で一束だけ三つ編みを作り、左耳にピアスを着けている。
制服姿は胸元をくつろげたラフな着こなしで、黄色いシャツの上に標準より丈の長い上着を羽織り、ゆったりとしたズボンを穿いて黄色いマントを肩に着用している。
他の兵職も黄色を基調とした衣装が多い。
5年後の2部では髪型をオールバックにし、もみあげから繋がる短い髭をたくわえている。服装は明るいベージュ色をベースに黒と黄が入った、昔よりさらに体に厚みの出る格好をする。
クリア特典として2周目以降の同盟ルートでは、髭がなく、頭の左側に三つ編みを垂らしてターバンを巻いた姿に変更できる。
第2部
士官学校がアドラステア帝国の侵攻により陥落した後、祖父が死去したため正式にリーガン公爵家当主および同盟盟主の座を継ぐ。
親帝国派と反帝国派が対立する中、弁論により同盟の形を維持し、親帝国派と反帝国派の勢力を拮抗させて小競り合いを演じ続けることでなんとか帝国からの干渉を抑えていた。その手腕から「卓上の鬼神」の異名を取るが、本人はこの異名を良く思っていない様子。しかし主人公が味方についた勢力が台頭することでその均衡が崩れ、同盟は主人公の選んだルートによってさまざまな様相を見せることになる。
フォドラ全土を巻き込んだ侵略戦争が始まったことで1部ですでに見せていた生への執着がより強調されるようになり、死ぬ気で要衝を守るという発言に「死ぬのは許さん」と返すなど、自他共に命を大事にする姿勢は崩さない。
生き残るために敵を殺すことには躊躇しないが、他の級長2人などかつての学友には投降や説得を試みる場合もある。一方で主人公がレアの後継に選ばれたルートでは、「レアさんがいない世界も興味がある」など危ないことを言うときもあるが、レア救出後に主人公が衰弱した彼女を気遣う発言をすると好感度が上がる。
翠風ルートでは仲間たちと帝国を滅ぼした後、闇に蠢く者の最高指導者タレスや蘇った解放王ネメシスを討ち、戦争を終結へと導くも、自らが統一王となることなくフォドラを発つ。
紅花ルートでは、主人公で撃破することで逃すか殺すかを選択する事ができる。条件を満たさずに撃破、もしくは選択で殺すを選んだ場合は、自分を討つからにはフォドラに平和をもたらすよう伝えて最期を遂げる。
逃すを選択した場合は、自分を擁立する残存勢力の台頭で戦争が激化するのを防ぐため、エーデルガルトたちに領地や兵等を明け渡し、フォドラを去ると約束して舞台から自ら降りる。
銀雪ルートでは、グロンダーズ会戦において生死不明となって退場する。
蒼月ルートでは、グロンダーズ会戦から撤退した後、自領をアランデル公が率いる帝国軍に攻撃されて窮地に陥るが、一度は敵対したディミトリたちに救援要請に送るという賭けに出る。その賭けに勝って救われた後は、自分たちの領地を元のファーガスに返還し、フェイルノートを託すと、再会を匂わせる口振りでフォドラから姿を消した。
出自
1部が始まる18~19年前、リーガン公爵の娘が敵対するパルミラ王国の王族と駆け落ちして彼の正妻となる。その二人の間に生まれた子がクロードであった。つまり、彼はパルミラの王子ということになる。
一般的なパルミラ人の間では敵視されているフォドラの血を引く彼は、生まれながらに異物扱いされており、ときには殺されかけるなど苦しい生い立ちをしている。そんな状態でも両親は放任主義だったらしく、自分でどうにかするしかなかったという。策謀の才と人を欺く技術は、そんな境遇のなかで護身のために身につけていったものであった。
本人は希望を求めたとも逃げたとも言っているが、素性を隠すことを条件に自由行動してよいという約束を親と交わしてフォドラに渡る。母親の血筋を頼りに祖父と対面し、1部の1年前に分家生まれの養子という肩書きでリーガン公爵家の嫡子として公表された。しかし、当人はフォドラの閉鎖的な風潮(翠風ルート2部のローレンツの台詞から、外界との自由な交流を教義で戒めている可能性がある)を知り、どこにも逃げ場がないと感じていた。
そうした経験により、多種多様な民族が当たり前に共存できる社会の実現を願っており、本人はこれを「野望」と呼ぶ。
確かな後ろ盾を得たクロードは、フォドラ人の常識を形成してきたセイロス聖教会に士官学校の生徒という形で潜入。夜な夜な大修道院内の施設や書物を漁るなど、秘密裏に活動していた(そのためか、支援会話では昼寝や欠伸をしている描写が多い)。
レスター諸侯同盟もあくまで野望のための土台としてしか見ておらず、盟主の地位にはあまりこだわっていない。
迫害の過去はあれど相手に報復しても状況は変わらないと悟ったためか、他の級長に比べてあまり極端な考えを起こすことがなく常に大局や先のことを見据えて策を練る。また、重要な戦いに向けてパルミラの援軍を要請し現地集合で同盟軍と共闘させるなど、フォドラとパルミラの交流に向けた準備も並行して進めていた(共闘作戦についてはかなりの博打だったようだが)。
翠風ルートでは、フォドラを主人公たちに任せて(リーガン公の爵位の扱いは不明)故郷のパルミラへ帰還し、数ヶ月~数年かけて国王に即位。その後フォドラ統一国家と国交を結ぶため、積極的な外交政策を推し進める。なお野望と愛の二択を迫られた場合は後者を選ぶようで、ペアエンドの相手によっては、早々に王位を譲って行方をくらませてしまう。
DLCでわずかに匂わされていたが、クロードという名は偽名であり本名は「カリード」であることがニンドリ2020年5月号のインタビューで明かされた。また、血縁上の兄弟の有無については、「多分いる。母親の違う兄弟がたくさんいて、周りの人たちからいつもいじめられていたというのが彼の原点になっているはず。ライバルが多い環境のなかで、策略を巡らせてメキメキと頭角を表したのが今のクロード」と語られている。
さらにクロードのモデルとして、いずれも田中芳樹氏の著作である『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリーと『アルスラーン戦記』のラジェンドラが挙げられている。
ちなみにニンドリの同年11月号のインタビューによると、CVを務めた豊永氏はクロードがパルミラの王子であることも偽名を名乗っていることも知らされておらず、インタビュー中に記者から本名を教えられて驚いている。前者は台本を読んでいるうちに察したとのこと。
血縁
名前 | 続柄 | 身分 |
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カリード | 本人 | パルミラ王子・リーガン公子→リーガン公・レスター諸侯同盟盟主(→パルミラ王) |
不明 | 父 | パルミラ王 |
ティアナ | 母 | パルミラ王妃 |
オズワルド | 母方の祖父 | リーガン公・レスター諸侯同盟盟主 |
ゴドフロア | 母方の叔父 | 先代リーガン公 |
ジュディット | 母方の親族? | ダフネル侯 |
クローディア | 母方の親族 | リーガン第二公女 |
ディミトリ | 母方の遠縁※ | ファーガス王子(→ファーガス王) |
ランベール | 同上 | ファーガス王 |
リーガン | 母方の祖先 | フォドラ十傑 |
※リーガン家はブレーダッド家の分家
余談だが、序章で級長3人が主人公たちに助けられたことについてクロードは「天の配剤、日頃の行いのおかげだな」と発言する。
しかしながら、
- 上記の発言とは裏腹に神頼みが嫌いで、運任せな行動は極力したがらない
- 入学前から学校生活について調べておくなど、用意周到なタイプ
- 3級長の中で真っ先に逃げ出したのがクロードであり他の2人はクロードのあとを追っていたのだが、逃げた先にたまたま腕利きの傭兵がいたという都合の良さ(1部11月のフェルディナントは「3級長の誰かが傭兵団の滞在を知っていたのでは」と推測している)
- 序章のタイトルは「必然の出会い」
といったことから、実はクロードが万一の事態に備えて傭兵団の存在という情報を事前に掴んでいたのではないかと言われている。
さすがに主人公が教師になることは予想外だったようだが、最序盤からすでに彼の策士ぶりが発揮されているシーンである。
ユニット性能
得意技能 | 剣術/弓術/指揮/馬術/飛行 |
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苦手技能 | 槍術/信仰 |
才能開花 | 斧術 |
紋章 | リーガンの小紋章(戦技使用時、たまに与えたダメージの30%回復) |
個人スキル | 盟主の血統(入手EXPが1.2倍)→盟主の血統+(さらに敵をすり抜けて移動できる) |
固有習得スキル | 攻め立ての陣/指導者の鑑/怒りの陣/魅力の応援 |
固有習得戦技 | 魔物斬り/秘剣/金剛斧/魔物撃ち/囲いの矢 |
理学習得魔法 | ウインド/アロー/シェイバー/エクスカリバー |
信仰習得魔法 | ライブ/リザイア/リカバー/サイレス |
成長率 | HP | 力 | 魔力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 魅力 |
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% | 35 | 40 | 25 | 60 | 55 | 45 | 30 | 25 | 55 |
ステータスは速さや技が伸びる高速型。特に技は全ユニット中1位タイだが、反面HPを初めとした耐久力は伸びにくい。専用職獲得まではアーチャー→スナイパーとして広い攻撃範囲を生かして活躍できる。
馬術や飛行が得意であるが、今作の騎馬職や飛行職はグレートナイトやドラゴンナイト以外は槍のスキルも必要になるので、槍が苦手なクロードにとっては目指しにくいクラス。得意の弓術と馬術を生かしたボウナイトや、斧術と飛行を生かしたドラゴンマスターを目指しても、苦手な槍術が育成に響く。
そのため、最終的には素直にクロード専用職のドラゴンロード→バルバロッサになるのが適切だろう。
この専用職はシリーズ初の飛行系ロードであり、ロードと飛兵と弓兵の特徴を併せ持っている強力な兵種。本作のシステムにおいて「弓」と「飛行」はともに非常に優秀であり、それを兼ね備えたこの専用職は本作最強クラスと言っても良い。反則級ともされる専用武器戦技を持つエーデルガルト、最強の本体性能で暴れ回るディミトリに対して、クロードは専用クラスの反則的な利便性がウリとなっている。育成難易度を抜きにしても、専用クラスにならない理由がないと言っても過言ではない。
一応の欠点としては、スナイパーやボウナイトのように射程を延ばすスキルは無い事が挙げられる。が、有射程からのヒット&アウェイのメリットはそれを遥かに上回る。
また、どうしても射程がほしい場合は、ロングボウや専用の英雄の遺産「フェイルノート」(2-3)、バルバロッサのマスター戦技「風神」(2-5)などを活用すれば良いだけなので、さしたる問題にはならない。
育成の注意事項としては、専用職の独自性が強いためにそれ以前に就かせる兵種に困るという点が挙げられる。アーチャー→スナイパーと育成しておけばマスタースキル「命中+20」を回収できる他、弓術以外の技能を必要としないために手隙で飛行や指揮を鍛える余裕もある。
また、力の成長率が並程度のため、斧を才能開花させてブリガンド→ドラゴンナイトと進むことで力を補強しつつこちらも強力なマスタースキル「鬼神の一撃」を回収することも考えられる。
また、最終的に飛行兵種になることから飛行技能を無理なく成長させられ、A+で取得できる警戒姿勢+(行動せずに待機した際、回避+30)を装備するなどで回避に特化すれば、最終的に100を余裕で超える回避値を誇る回避盾タイプに化ける。
飛行ユニットの弱点である弓攻撃すら当たらなければどうということはないと言わんばかりの機動力で命中率0%を実現し、射程内に寄ってきた敵兵は高い攻速から2回攻撃で排除するというような芸当を実現しやすいユニットであると言える。
ただし幸運は高い方とは言えず、十分避ける方とはいえ魔法回避率(【速さ+幸運】/2)は物理攻撃ほど信頼はできない。
なお、弓矢を持たせると待機時に矢を片手で回すなど、専用のモーションが複数ある。ドラゴンロードとバルバロッサの弓装備時には、ドラゴンを撫でる専用の勝利モーションがある。
支援会話
※括弧内は支援レベルの上限
金鹿の学級
ラファエル=キルステン(B)
イグナーツ=ヴィクター(B)
レオニー=ピネッリ(A)
黒鷲の学級
ペトラ=マクネアリー(A)
青獅子の学級
セイロス聖教会
フレン(A+)
シャミア=ネーヴラント(A)
ツィリル(B)
灰狼の学級
エクストラから見返せない会話差分
- イングリットBはシルヴァン加入済だと台詞に変更あり
- ツィリルBはレア外伝クリア済だと台詞に変更あり
- イグナーツBは女主人公だと追加台詞あり(オートを含む最新セーブデータが女主人公の場合のみ回想可)
- 2部6月初戦クリア時に主人公A発生済だと追加台詞あり
無双 風花雪月
紫を基調とした衣装。身長が原作より2センチ伸び、まだ髭を生やしておらず、三つ編みも残っている。
今作では物語序盤にて、情勢の急変により王族率いるパルミラ軍が同盟領に侵攻して来る事態と直面する。
それと同時に早すぎる激動に翻弄された本作の彼は、最終的に本編とは大きく異なる行動へと動き出すことになる。
そういったことから3人の級長の中で、唯一本編よりも過酷な状況に置かれてしまっている。
無双におけるクロードの行動の原因
前提
そもそもレスター諸侯同盟は、戦争においては他2国に比べると厳しい立場にある。
理由として、
- 構造上有事に弱い(盟主に権限があるわけでなく、求心力がない。同盟としての決定は円卓会議にかける必要があり、戦争に際しては後手に回らざるを得ない)
- 兵力が心もとない(五大諸侯もゴネリル家は東方の脅威に対応、グロスタール家は帝国に近く親帝国派、コーデリア家はとりつぶす算段を既に立てており、エドマンド家はほぼ金銭援助。他諸侯も各々の事情であまり力になってくれない)
等が挙げられる。
そんな中、クロードが【前作】ではどう立ち回っていたかというと
- 王国・教団とは戦わず、帝国のみに攻め入っている
- どのルートでも最終的にレスター諸侯同盟はなくなり統一されることから、レスター諸侯同盟の存続は重要視しておらず、勝っても負けても同盟が無くなった場合を想定して動いていたと考えられる
- 翠風ルートでは前作主人公を教団の代表として担ぎ上げ、セイロス教信仰心を利用して求心力を得ていた
……が、今作では「情勢が短期間で大きく変わった」ことが発端となり、以下のようにクロードには本編とは異なる問題が次々と発生し、前作とは異なる行動をせざるを得なくなる問題が次々と発生する。
士官学校が2ヶ月弱で終わった
- 他2国の内乱と同時期に侵攻してきたパルミラの大軍に、レスター同盟単独で立ち向かう羽目に(騎士団は帝国と王国の支援で出払っており、同盟への支援はシャミア一人のみ)
- 図書室で学べず、フォドラの歴史に見識を深められなかった
- それにより、セイロス教の実態や人々への影響が把握しきれず、どこまで壊せばいいか掴めていない。ある人との支援会話では「皆が大事な物も壊してしまうのでは」と吐露する場面もある
- 同盟内の学友と親交を十分に深める猶予がなかった
本編よりも中央教会が余裕を持ったまま戦争が続く
- 紅花ルートでは憎悪に捕らわれたレアにより教会は離反者が出る程に血生臭い組織へと変貌しており、それ以外だと教会は帝国により壊滅している
- 翠風ルートだと帝国の打倒やレアの救出等で教会に多大な恩を売っており、野望の為に教会を倒す必要は無くなっている
- 一転して無双だと、中央教会は性質を変える事無く王国内で勢力を保っている
- 故に、翠風ルートは教会の打倒という汚れ役を帝国がやったので綺麗なままで居られたとの声もある
2年で戦争が激化する
- 同盟内をほとんど結束しきれないまま、盟主としての重責を担わされる
- 出自不明の盟主に対する不信感もまだ色濃く残っている
- 担ぎ上げる相手が存在しない
- 前述の通りそもそも同盟自体が他国に比べて兵力が乏しい
- しかし運悪くここまでの絶望的な窮状を奇跡的に覆し、同盟内で重過ぎる期待を寄せられてしまう
- ただし、策がうまく行っても戦況に大きな変化はない。この結果常にジリ貧の戦いを強いられ、ゲリラ戦をするのがやっとといったところ
同作内他国との比較
- 学校休止~戦争開始の間の2年間、唯一内戦がなかった。そのため同級生達は各々生活しており、共に行動していた生徒も殆どおらず、また主人公の生業である傭兵の仕事も少ない
- 大人(親世代、学校の先生)が戦争に参加しない。他国では教師陣が仲間になったり、操作キャラにはならなくとも親世代が参戦したり助言をしたりと活躍している描写があるが、同盟ルートではそれが無い。唯一参戦する年長者のジュディットからも「若い将ばかりだから心配」と言及されている
同盟ルートEP8(第1部最終章)において
- 自らの手で異母兄を殺し、かろうじてすがっていた理想の実現は不可能になる
- また、あらゆる苦悩を一人で抱えたまま「俺がやらなきゃいけないことだ」と覚悟を決めてしまう
帝国・王国ルート第2部(EP9)以降
- 帝国ルートは同盟ルートと同じく、中央教会を潰すという目標が一致しているので帝国と同盟を結ぶ
- (帝国が闇に蠢く者に乗っ取られてしまった)王国ルートでは、中央教会は潰したいが優先順位を変えざるを得なくなったため(中央教会が支援している)王国と同盟を結ぶ
- どちらのルートでもやることはやるが、戦力はできるだけ減らさずどちらが勝っても最後はおいしいところをいただく漁夫の利狙いであることを隠さない(帝国、王国ともに漁夫狙いを承知の上で同盟を結ぶが対策しない)
結果、クロードは厳密にはレスターのために世の中を覆さなければならないとの思想を掲げて戦乱に臨むことになる。
本編との思想の差は、本編と類似する選択肢において、支援値が上がる答えが本編と明らかに異なることからも読み取ることができる。
以降本編よりも独善的かつ良心に悖る行動も増えることから、一部プレイヤーからは批判も多く、実際にゲーム内でも拠点内の人々に話しかけると、クロードの行動に疑問符を浮かべる声が散見される。
だが、同盟(或いは連邦国)の兵力で国を維持するには手段を選ぶ余裕なんて無いとして理解を示す声や、相談出来る相手が居ないが為に一人で抱え込むかのような有様を同情する声もある。
前から引き継ぎの準備のできている他2国と比べて、知る人の一人もいない異国の地に来て僅か数年で国の最高位に座らせられる事を考えると、貴重な猶予期間を奪われた影響は甚大だったといえる。
ヒーローズ
※ネタバレあり
野望の籠児 クロード
「俺はクロードだ。堅苦しいのは苦手でね、
気楽に接してもらえると助かる。
宴のお誘いなら、いつでも大歓迎だ。」
属性 | 無 |
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兵種 | 弓/騎馬 |
武器 | 謀略の戦弓(専用) |
奥義 | 凶星 |
B | 速さ守備の凪3 |
C | 守備の紫煙3 |
風花雪月発売4日前の2019年7月から登場。二つ名は原作の同盟ルートの章題2つを混ぜたもの。兵種としてはボウナイトをイメージしている。
ステータスは速さがかなり高い代わりに守備魔防が両方低い。
専用武器「謀略の戦弓」は速さ3と自分のバフと相手のデバフの合計値が10以上の時は戦闘中、敵の全ステータス-5。Bスキル「速さ守備の凪3」は戦闘中、敵の速さ守備-3かつ敵の速さ守備のバフ無効と策士らしく気軽に攻めやすくなっている。
ただし素での攻撃性能は微妙。バフとデバフをかける状態でないと発揮しないどころか、最初からデバフとバフを撒くスキルがないので味方のサポートが絶対必須になる。紙耐久で騎馬特効、レイヴン系、弓殺しではどうしようも出来ない。
2023年1月のアップデートで錬成武器対象に。通常版の級長達の中で最初の錬成候補に選ばれた。
自分が有利な状態を受けているか敵が不利な状態異常を付与されているかのどちらかが満たしていると効果が発動するようになった。
そして自分から攻撃した時のみ最初に受けるダメージが自分のバフと相手のデバフの合計値分×3%減少する(最大60%)かつ合計値が10以上の時は追撃不可無効がと追加に加えて合計値分の効果も変更。
特殊錬成効果はターン開始時、自分を中心とした縦横3列に敵がいるとその敵の守備-7かつ自分は攻撃+6。もう一つは自分のHPが25%以上の時は戦闘中、攻撃速さ+5かつ攻撃のバフ数値分、攻撃が増加して敵の守備のデバフ数値分、敵の守備が減少する。
これで複雑になるが全ステータスを下げる条件は緩くなり、バフデバフの合計値分の効果はダメージ軽減と追撃不可無効に変更して自分自身で攻撃面を強化する新たな個性を得た。
2024年12月から神装英雄に選ばれた。ニザヴェリル王国の衣装を身に纏った。
パルミラ国王 クロード
「俺はクロード=フォン=リーガン。
フォドラの隣国、パルミラの王だ。
あんたとも友好関係を築けるといいな。」
属性 | 無 |
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兵種 | 弓/飛行 |
武器 | 翠風パルティア(専用) |
奥義 | 月虹 |
A | 獅子奮迅4 |
B | 速さ守備の封印2 |
C | 攻撃速さの牽制3 |
第4回英雄総選挙で男性2位を獲得したことで2020年8月から登場。5年後の姿でバルバロッサの衣装でやって来た。
通常版とステータスを比べると速さ以外は僅かに上がった。
専用武器「翠風パルティア」は弓お馴染みの飛行特効とキラー武器効果に加え、自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+5かつ、戦闘中の奥義でダメージを与えた時だけ自分の最大HPの半分回復。まるで太陽及び天空のような効果。バフデバフの限られた条件で発動した通常版とは違い、比較的すぐに発動できるので火力も改善し、耐久面も上がった。
新Cスキル「攻撃速さの牽制3」は周囲二マスの敵は戦闘中、攻撃速さ-4になるので追撃しやすい。
ただレイヴン系・弓殺しの弱点はそのまま。もちろん自身にも飛行特効の弱点があるのも気をつけたい。
2022年9月のアップデートで錬成武器対象に。回復不可効果を60%無効と不治の幻煙対策が追加。特殊錬成効果は自分のHPが25%以上の時、戦闘中さらに全ステータス+5と追撃不可、キャンセル効果無効に有利な状態が付与している時、最初に受けるダメージが30%軽減。これで不治の幻煙、追撃不可、キャンセルを遮断して場に残りやすくなる新たな個性を得た。
世界を繋ぐ王 クロード(伝承英雄)
「俺はクロード=フォン=リーガン…
…いや、もうリーガンを名乗るのは
やめたんだった。そもそもクロードも…」
属性 | 無 |
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兵種 | 弓/飛行 |
武器 | フェイルノート(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 攻撃速さの機先4 |
B | 落星(専用)→落星・承(専用) |
C | 速さ守備の牽制3→空からの先導4 |
2021年2月から地の伝承英雄としてようやく登場。これで三人の級長が全員伝承英雄として揃った。総選挙版がバルバロッサだったのに対し、こちらはドラゴンロードの衣装となっている。
総選挙版とステータスを比べると大差ない。
専用武器は当然「フェイルノート」。お馴染みの飛行特効とキラー武器効果。自身のHPが25%以上あると戦闘中、全ステータス+5かつ見切り・追撃効果。体力が残っていると効果が発動し続ける能力。
注目なのが「攻撃速さの機先」で敵のHPが100%の時か不利な状態異常にかかっていると戦闘中、自分の攻撃速さ+5になるのだが「攻撃速さの機先4」まで強化すると+7かつ、敵のHPが100%と不利な状態異常が両方整っているとさらに攻撃速さ+2の複雑な効果になっている。
フェイルノートの戦技「落星」は専用Bスキルに。自分から攻撃した時のみ最初に受けたダメージを80%軽減して戦闘後、自分に【落星】を付与、かつ敵と周囲1マスの敵にグラビティを付与。落星付与中各ターンに一度のみ、戦闘中、最初に受けたダメージを80%軽減する。ヒーローズには回避の概念がないので原作にある「次の戦闘時に敵の攻撃を回避」を再現しているのであろう。子供シーダにも対応出来てしまう。
今までと違って完全な攻め寄りの方向になっており、下準備は必要となるが耐久面も対応できる構成。苦手な弓殺しもかき消せる。
弱点は多く、AとBスキルがあまり噛み合っていない。自身に最初から状態異常を付与する効果が無いので味方任せになってしまう。レイヴン系の効果に弱いのはもちろんだが勇者系の武器は防げない。自分にも飛行特効の弱点があり、総選挙リンや伝承リーフ、伝承クロムなど機動力のある弓だと状態異常とダメージ軽減が発動する前に一発で倒されてしまう。軽減を無効にされるオルティナやシノン、半減するバレンタインリーヴには気をつけたい。
2024年8月のアップデートで上方修正が実施。
専用Bスキルは「落星・承」へ。落星付与とグラビティの効果条件だけ変化はないがダメージ軽減が二回攻撃にも対応出来るようになった。新たに自分から攻撃するか自分に真落星が付与されている時は戦闘中敵の速さ守備-5かつ与えるダメージは「バフを除く有利な状態」+「敵のデバフ以外の不利な状態異常」×5分、受けるダメージは「バフを除く有利な状態」+「敵のデバフ以外の不利な状態異常」×3分増減する。攻守共に強化出来るようになった。
Cスキルは「空からの先導4」へ。味方の機動力強化を狙えるが、牽制と落星・承の併発で敵を弱らせる事は出来なくなるのでお好みで。
同時に錬成武器対象に。
効果自体に変化はないが新たにターン開始時、自分のHPが25%以上の時は最も近い敵とその周囲2マス以内の敵に速さ守備-7とキャンセル、混乱付与が追加。
特殊錬成効果は再移動(1)発動可能に加えて自分を中心とした縦横3列の敵は戦闘中、速さ守備-5。
もう一つは自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+4かつキャンセル無効と奥義以外のダメージ軽減効果を半分無効。
これで自分で状態異常をばら撒けるようになり、速さ守備の大幅弱体化と妨害対策を行える新たな個性を得た。
同日のアップデートで錬成後、フェイルノートが光るようになる。
南国の異端児 クロード
属性 | 青 |
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兵種 | 暗器/飛行 |
武器 | 真夏の涼の洋菓子(専用) |
奥義 | 月虹 |
B | 落星(専用) |
C | 速さ守備の牽制3 |
2022年6月からの超英雄でクロード初。学生時代の水着姿で初めて弓以外の武器を所持。これで金鹿の学級全員超英雄で揃ったことになる(マリアンヌはまだ未実装だがヒルダの比翼英雄で登場済み)。専用スキル持ちにも拘わらず星4から排出される。
伝承版とステータスを比べるとHP以外少し上回る。
専用武器はキラー武器効果と再移動(残り)に加えて自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃速さ+6。もう一つは自分から攻撃する時のみ、自分のバフと相手のデバフの合計値が12以上の場合は二回攻撃。
通常版と伝承版を組み合わせたような感じで策士らしく、いやらしい攻め方を得意とする。機先が消えたことで噛み合わなかったスキル編成は改善している。
相変わらず最初からバフデバフが発動するスキルを持っていないので味方のサポートは必要になる。
また伝承版と違い、敵の絶対追撃を無効化できない為、絶対追撃スキル持ちには追撃ダメージが素通りしてしまう弱点がある。
空白のAスキルには「敵は追撃不可」の効果がある瞬撃系スキルを継承しておくと絶対追撃持ちにも倒されにくくなる。
金色の風 クロード
属性 | 緑 |
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兵種 | 暗器/飛行 |
武器 | 風車(専用) |
奥義 | 滅殺 |
A | 攻撃速さの備え4 |
B | 真落星(専用) |
C | 攻撃速さの信義4 |
2023年9月から二度目の超英雄。風の部族の衣装を専用職のドラゴンロード風に組み合わせた姿。
水着版とステータスを比べると攻撃速さが上がった。
専用武器はキラー武器効果とターン開始時に自分のHPが25%以上の時は見切り・追撃効果と見切り・パニックを付与。もう一つはHP条件は同じで戦闘中、全ステータス+5かつバフを除く自分が付与している有利な状態の数とデバフを除く敵が付与している不利な状態異常の合計値×2分、攻撃速さが増加して攻撃する奥義を装備している時、各条件で奥義発動カウントが進む。
・最初の攻撃前はバフを除く付与している有利な状態の数
・最初の追撃前はバフを除く付与している有利な状態の数から戦闘開始時の奥義発動カウントの数を引いた分
有利な状態の数ほど奥義が出しやすくするユニークな効果。
新たなAスキル備え系が登場。有利な状態を受けている時、バフを除く有利な状態の数×2+3分、攻撃速さが増加(最大9)かつバフを除く有利な状態の数が4以上の場合は距離関係なく反撃する。多く付けるシトリニカとは相性が良い。
専用Bスキル「落星」のグレードアップ版が登場。周囲二マス以内に味方がいる時でも効果が発動するようになり、再移動(1)と戦闘中、敵の速さ守備-5が追加。二回攻撃のダメージも軽減対象となり、ダメージ軽減が自分から攻撃した時、80%は変わらないがそれ以外だと30%軽減が追加。
同様にグラビティと落星付与条件、ダメージ軽減は変わらないが真落星の場合は二回攻撃のダメージも対象となった。伝承版(水着版)よりも耐えやすい。
攻撃面は相当高いものの、水着版と違って二回攻撃が出来ない事や飛行特効と軽減無効の弱点もそのまま背負っているので対策されやすい。近距離反撃を満たせても反撃不可にされると無意味なので封じられると弱い。
聖夜の金鹿 クロード
属性 | 無 |
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兵種 | 弓/重装 |
武器 | 金鹿の聖夜の弓+ |
奥義 | 太陽 |
A | 攻撃速さの密集3 |
B | 攻撃速さの封印2 |
2023年12月の超英雄で再び登場。戦渦の連戦の報酬として配布される。低レアでクロードが貰える。
通常版とステータスを比べると全て上回る。速さは46で全重装ユニット中、バレンタインカザハナとバレンタインタクミで同率一位。
金鹿の聖夜の弓は自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+4かつ攻撃した側の移動前と移動後のマス距離分、全ステータスが増加して奥義発動カウントが進む(最大3)。ただし敵が不利な状態異常を付与している時は3として扱う。一応他のクロードと違って事前にデバフスキルは持ってきている。
エンゲージ
DLC第一弾の追加紋章士として参戦。
エーデルガルト、ディミトリと三人で一つの腕輪に宿る三鼎の紋章士。
クロードとシンクロ中は、「計略:毒矢」を使用可能。矢と言いつつ近接武器でも普通に使用できる。攻撃が命中しなくても毒の付与はできるので、クロードとシンクロできた時は積極的に毒矢を撃っていこう。
また、エンゲージスキルとして「落星」も再現されている。計略と武器シンクロ以外の性能はほか2人と共通。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
2020年1月29日より、ベレトベレスの参戦に伴いスピリットとして登場。
専用のスピリッツボードで戦うことができ、階級はHOPE。超化することでACE級になる。
肝心な性能はと言うと、他の級長と同じく基礎能力値はLEGEND級にも匹敵し、かつ強力なスキルを所有しながら空きスロットが3つもあるという破格の性能。(実質的なスロット数は驚異の5)
それまで強力なスピリットがいなかったFEの投げ属性では絶対王者の座を確立。
最序盤から「いつでも」かつ「簡単に」入手でき、超化後は最終構成にも十分入りうる「高スペック」と「器用さ」を備える様はまさに、スピリット界のピエール。
関連イラスト
関連タグ
ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム風花雪月 ファイアーエムブレム無双風花雪月 ファイアーエムブレムヒーローズ
金鹿の学級 ローレンツ=ヘルマン=グロスタール ラファエル=キルステン イグナーツ=ヴィクター ヒルダ=ヴァレンティン=ゴネリル リシテア=フォン=コーデリア マリアンヌ=フォン=エドマンド レオニー=ピネッリ
カップリング関連タグ
異性
クロレス/クロベレ クロリシ クロマリ クロヒル クロアネ クロイン
同性
クロード(FE):シリーズ4作目『聖戦の系譜』に登場する同じ名前の人物。このため風花雪月のクロードのタグではフルネームが推奨されている。
月(タロット) - リーガンの紋章の元ネタ
カシム:同シリーズの中の人繋がり。