データ
概要
フォドラの東にある大国「パルミラ」の王子。黒髪と褐色肌、猫口などが特徴。一人称は「俺」もしくは「俺様」。
傲慢な性格で、フォドラ人を「臆病者」や「蛮族」と呼んで見下している。パルミラの次の国王になる事を目的としており、金鹿の学級ルートである「黄燎の章」ではその武勲を立てるため、帝国や王国で内乱が起こっている隙にフォドラを征服しようと同盟領に侵攻して来る。しかし「フォドラの首飾り」の守将であるホルストや、増援として駆けつけた金鹿の学級の面々に敗北し、パルミラへと撤退した。
パルミラ軍のナデルはシャハドに付き従ってこそいるが、後先を考えずに行動する彼を快く思っておらず、「多くの兵を動かせるほどの器もない」と評している。
また、カリードという人物と何か関わりがあるようだが……。
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以下ネタバレ注意
カリードとはクロード=フォン=リーガンの本名であり、つまりクロードにとってシャハドは腹違いの兄にあたる人物である。
しかし、シャハドは一度目の戦いではクロードが自分の弟である事には気付いておらず、彼に向かって「出来損ないの弟に似た面」だと告げており、後述の二度目の戦いでようやく自分の弟だと気付いている。そのため、二人は幼少期に別れて以来、これまで一度も顔を合わせていなかった可能性がある。
また、フォドラ人の血を引くカリードを「出来損ない」呼ばわりしているほどには、兄弟としての関係は最悪だった事がうかがえる。
「黄燎の章」ではその後、撤退に追い込まれた雪辱を果たすべく、EP8にて再びパルミラの大軍を率いて同盟領に襲撃を仕掛ける。
しかし、裏で密かにホルストと義兄弟の盃を交わしていたナデルに離反されてしまい、自身も同盟軍との戦いに敗北。それでも降伏しようとはせず、自身と手を取り合おうとしたクロードに向かって剣を投げつけるもシェズに防がれ、最期は彼を殺す事を決意したクロードの弓矢で射抜かれ崖から転落、死亡したのだった。
クロードの記事に記されている通り、無双では彼の野望が大きく変わってしまっているが、その原因としてシャハドの侵攻が大きく関わっている。
シャハドは自らの命と引き換えに、クロードの野望に呪いを残したのである。
「赤焔の章」ではセイロス騎士団によるエーデルガルト襲撃から半年が経過した2部後半の時点では生存している事がホルストに言及されており、主人公が同盟に直接関わらなかった事から、この章では最後まで生存していると言うよりは2度目の襲撃の時期がズレただけの未来になった可能性がある。