概要
フォドラ中央のガルグ=マク大修道院に併設されている士官学校の1クラスで、主人公の担任学級候補の1つ。クラス名はファーガス神聖王国の初代国王が青い衣をまとい、獅子王と謳われていたことにちなんでおり、王国の人間が多く在籍している。級長は王子ディミトリ。
特徴
差別や身分制度を嫌う仲間思いなディミトリ、ディミトリに忠誠を誓っており寡黙だが性根は優しいドゥドゥー、自分にも他人にも厳しいが実力は確かなフェリクス、女癖は悪いが皆の兄貴分でもあるシルヴァン、騎士よりも騎士然としているイングリット、平民出身の素直で誠実なアッシュ、包容力がありおっとりとしたメルセデス、天真爛漫な努力家のアネットと全体的に真面目な生徒が揃っている。また、この内5人が主従でしかも1人を除いて幼馴染でもあり、別の2人は以前からの親友同士と顔見知りも多いため、学級全体の雰囲気は良い。
このルート限定の仲間はディミトリ、ドゥドゥー、教会関係者のギルベルトの3人。
ちなみにこの学級だけ男子生徒の人数が女子生徒の人数を上回っている。
クラスの出身地であるファーガス神聖王国はフォドラ北部に位置する。地理的には寒さが厳しく、土地も貧しい。「崇高な騎士の国」とされる。
騎士の国だけあって槍術を得意とする生徒が級長を含めて4人おり、このうちドゥドゥー以外の3人は馬術も得意としている。
どちらかというと近接戦闘に長けた人材が多い。(黒鷲の学級はバランス型、金鹿の学級は後衛が多めの学級となっている)
またこの学級はドゥドゥーとアッシュを除いて全員がフォドラ十傑の紋章の持ち主であり、英雄の遺産の使い手である。
他の学級を担当する場合にスカウトを行う際は、英雄の遺産があるからといってスカウトですぐ利用できるとは限らないことに注意。スカウト時に確実に英雄の遺産が利用できるキャラはシルヴァン、フェリクス、イングリットの3名。メルセデスの英雄の遺産を取得するためには「帝国ルートでない」かつ「自軍にカスパルがいる(金鹿の学級でカスパルもスカウトする、または黒鷲の学級を選ぶ)」ことが必要。アネットの英雄の遺産は必要キャラの関係上、青獅子ルート専用となる。
また、シルヴァンとアッシュの2名にはそれぞれスカウト時の注意事項がある(個別記事参照)。
この為、『男性主人公の方がプレイに有利となる』特性がある。
青獅子の学級の生徒をスカウトする場合、かつ先述した英雄の遺産以外の理由が欲しい場合、黒鷲の学級ならアッシュ・メルセデス・イングリットなど、金鹿の学級ならシルヴァン・イングリット・アネットなどが外伝・支援などの観点から候補になるか。
逆に、青獅子の学級を担当する場合にスカウトするキャラの候補としては、黒鷲の学級からは、上記にも述べたようにメルセデスの英雄の遺産を入手するために必要となるカスパル、イングリットの外伝で重要な人物となるドロテア、唯一無二の「囲いの矢」を習得するベルナデッタが候補となるか。
金鹿の学級からは、支援相手が豊富かつ「サイレス」を習得するマリアンヌ、外伝報酬が強力なローレンツなどが狙い目となる。セイロス聖教会からはカトリーヌ、アロイスの2人が主な候補になる。
DLCを導入済みの場合は、灰狼の学級からユーリスとハピも中々相性が良い。
第2部
彼らは互いに支えあって、よく言えばアットホームで馴れ合いを凌駕するほどまでにチームワークが良く、悪く言えば停滞した関係である。そのため、青獅子学級以外のルートでスカウトしなかった場合、ほとんどがディミトリに殉じる事になる(主家の事情で帝国側に付くアッシュと不戦の立場をとるアネットは例外)。死なせたくないキャラがいるならスカウトで回避可(ただし主君への忠誠を絶対視するドゥドゥーはスカウト不可)で、敵味方に分かれた場合ならではのやりとりも展開される。
また、この学級選択時の第2部「蒼月の章」の物語は、祖国を追われてしまった王子のディミトリが、旧友や師匠・臣下達に支えられて、内なる敵を潰して敵国を成敗し、太平の世を作り上げるストーリーで、ディミトリのイメージカラーが青(つまり歴代FEの自軍の色)である事、攻められる側の物語である事も手伝い、最も過去作に近いと言える。またこれに加え、王子の従者が場合によっては確定死亡すること、斧使いのリーダー格の敵が異形の姿でラスボス化すること、そして、元凶に対して触れることがないにもかかわらずいつのまにか元凶が潰れている事等から、ifの白夜王国編に近いところも多い。
所属生徒
ディミトリ(CV:石川界人) | ドゥドゥー(CV:高橋英則) |
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フェリクス(CV:帆世雄一) | シルヴァン(CV:古川慎) |
アッシュ(CV:井上雄貴) | イングリット(CV:石見舞菜香) |
メルセデス(CV:花守ゆみり) | アネット(CV:田中貴子) |
その他
※1 ベレト・ベレスが青獅子の学級を選ぶと編入。
※2 元所属者。ある事情により除籍処分。
無双 風花雪月
展開によってはシェズという9人目を迎えることになるものの、基本は8名。さらにシェズに選ばれるルートの2年後ではフレンが協力を申し出てくる。
固定加入のメンバーも蒼月の章で見覚えのある面子が揃っており、どのルートでも新メンバーが加わる黒鷲、セテス・フレン兄妹と縁が切れてしまう金鹿とは違って本編とあまり変わらないムードの集団になる。
固定加入は上記9人に加え、ロドリグ・セテス・フレン・カトリーヌの4人の13人(シェズを除外すると12人)。
そのうちルート限定キャラはディミトリ・ドゥドゥー・フェリクス・シルヴァン・アネット・イングリット・ロドリグ・セテス・フレン・カトリーヌの10人と最多。教会組を除いても、士官学校時代より前からディミトリと関わりの深い人物が多いため、納得の人数と言えるだろう。
メルセデスは赤焔の章のみ、アッシュは2つのルートでスカウト可能。
セテス・フレンは4章、カトリーヌは9章クリア後に仲間になる。
得意武器は4章開始時点で剣1、斧1、槍4、弓1、魔法2。見ての通り槍が多い。
さらにセテスも初期職がソシアルナイトのためさらに槍が増える。彼の得意武器は斧なので転職させてあげるといい。
拳は9章開始時に仲間になるラファエルまで得意なキャラは一人もいない。補完するならばディミトリ・シルヴァン・フェリクス・セテスのいずれかを転職させる形となる。
フェリクスは主人公が剣が得意なことや4章でペトラをスカウトできることから転職も十分視野に入る。
9章開始時にはローレンツ・ラファエル・イグナーツ・マリアンヌが同盟からの派遣という形で選択式で加入できる。
断ってもメリットは無く、拳は不足しがちなのでありがたく戦力を補給させてもらおう。
ちなみに蒼月の章では仲間になりそうでならなかったイエリッツァが本作ではとうとう説得を通じて王国軍に加入するほか、序盤で担任として赴任しメルセデスに何やら勘付かれるなど以前にも増して仲間になりそうなムーブを見せる。