概要
令和のカミーユとは、令和時代のガンダム作品において、昭和期の作品である『機動戦士Ζガンダム』の主人公、カミーユ・ビダンのような行動を取る人間(キャラクター)のことである。
チュアチュリー・パンランチ
『機動戦士ガンダム水星の魔女』第4話にて、地球出身者に嫌がらせをするスペーシアン学生に堪忍袋の尾が切れたチュアチュリー・パンランチが彼女たちに鉄拳を浴びせる展開があった。
その荒ぶりようが『機動戦士Ζガンダム』の主人公カミーユ・ビダンのブチ切れっぷりを思い起こさせるということで古参宇宙世紀ガンダムヲタクの間で話題になり、オンエア当日はtwitterでカミーユの名がトレンド入りするほどであった。
ただし付記しておくとΖガンダムではカミーユだけでなく他のキャラもカミーユ相手に修正パンチを多用する体罰が定着した世界観である。
また、第4話でチュアチュリーがブチ切れた直接のきっかけは、スレッタ・マーキュリーも嫌がらせを受けたことに対してであり、自分だけでなく、他人のために怒る熱いハートの持ち主ともいえる。
ただし、その直前にはラチェットレンチで壁を凹ませた挙句人に向かって投げつけるという良い子にも簡単に真似できる器物破損及び傷害未遂を行っており、いじめっ子相手にワンパンKO含め簡単に真似できる一点で、真似は絶対不可能な本家カミーユよりもタチが悪い可能性もある。
なお、一応記事名は令和のカミーユであるが、カミーユもチュチュも我々よりはるか未来に生きるキャラクターである。
思想
上記の様にカミーユに例えられたチュアチュリーだが、「スペーシアン嫌い」ということで同じくΖガンダムに登場し宇宙移民であるスペースノイドを嫌うバスク・オムと関連付けられることもある。しかしバスクはカミーユの両親を人質に取っている(しかも両者とも最終的に死亡)ため、「言動はカミーユ寄りだが、思想はバスク寄り」というチグハグなことになる。
余談
season2より本格的に登場したノレア・デュノクは、髪色がカミーユと同じかつ、暴力に訴えるシーンがあり、性格も情緒不安定気味であることからチュチュよりもカミーユに近いといわれることがある
このキーワード、タグが爆誕した時、まさかこの後1年とちょっと後に思想・行動までカミーユエミュの主人公が出るとは、誰も思っていなかったのだった。
(参考)アスラン・ザラ&シン・アスカ
ガンダムビルドシリーズ以外のガンダムシリーズで、宇宙世紀の系譜以外でもっとも大規模に展開しているコズミック・イラシリーズ。
『機動戦士ガンダムSEED』及び続編『SEED DESTINY』は、「21世紀にガンダムシリーズをリブートする」というテーマがあったため、キャラクターの配置に宇宙世紀シリーズのオマージュになっている。
その配置に従うとカミーユのポジションにいるのはシン・アスカなのだが、「自分自身は状況把握が得意であるがゆえに他者に対して圧倒的言葉足らず」で、「先に本人の沸点を超えてしまって手が出る」というカミーユエミュの行動を取っているのは完全にアスラン・ザラである。
まぁ本来コズミック・イラシリーズが主に展開されたのは平成14年(2002年)からその翌年にかけてなので、あえて言うなら「平成のカミーユ」なのだが……
令和の最新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』でも愚図る親友に容赦なく修正。
ついでにシンにとばっちり。
もっとも、シンもシンで、この後のマチュとともに「昭和のカミーユ、平成のシン、令和のマチュ」で「ガンダム三大狂犬系主人公」扱いされていたりするが。
さらに、アスランが本作であまりにFREEDOMだったため、『GQuuuuuuX』でのとある人物について、いつものネタバレ防止キーワードが使えなくなった結果、「あのアホ」と呼ぶしかなくなりX(旧Twitter)のトレンド入りしてしまう等といった珍事も発生した。
アマテ・ユズリハ(マチュ)
アスランのFREEDOMから1年、新作『機動戦士GUNDAM GQuuuuuuX』の放映が決定、その数話分が『Beginning』として先行劇場公開されたのだが……
以下はネタバレになるので後述。
関連タグ
赤いサイバトロン:言動が過激な味方キャラつながり
アマテ・ユズリハ(マチュ)/ネタバレ有り
- 学校で奇異の目で見られるほどの突飛な行動を取る。
- 発生している事態に対して思い切り些細なことで怒って自ら首を突っ込む。
- 官憲がムカついたので違法賭博参加者から不法改造モビルスーツを奪って反撃することにする。
- その矢先に他国の軍隊の試作機が目先にスッ転がってたので迷わずそちらに乗り換える。
- 官憲殴ってスッキリしたら「門限あるんで」と言って平然と帰宅。
- 翌日、母親が公務員だということもあってヤバいと解っているが違法賭博に参加。
なんですかこの狂犬。
チュチュの二つ名としてこのタグが出来た時、まさか翌年こんなアクセラレーター付カミーユ・ビダンエミュレータが出てくるとは誰も思っていなかったのであった。