「誰の想いも背負わねえヤツが、邪魔するんじゃねぇ!!」
解説
アスティカシア高等専門学園地球寮パイロット科1年生。愛称は「チュチュ」。身長152㎝ぐらい。
旧世代型のデミトレーナーをレストアした専用機のパイロット。
巨大なお団子頭(シニヨン)が特徴。攻撃的な性格でぶっきらぼうな態度を見せる不良少女。
人物像
嫌いなものとして「スペーシアン」を挙げる程のスペーシアン嫌いで、アーシアンを差別するスペーシアンを「クソスペーシアン」と侮蔑したり、よく喧嘩騒ぎを起こすこともあり、躊躇なく拳を繰り出すなどある程度腕力での喧嘩にも慣れている様子を見せる。反面アーシアンであるニカ・ナナウラとは親しい。
もっとも、エラン・ケレスのことを「息が詰まりそう。あーしなら即行断るね」と評し敬遠はすれど敵意は抱いている様子は無く、シャディクやベルメリアに対しても特に嫌悪を示していないため、本質的には「アーシアンを軽んじるスペーシアン」を嫌悪しているだけとも言える。現に、スレッタがエランに「鬱陶しい」と言われた後でさえ「後は決闘でボコす!」とあくまで決闘でケリをつけることを前提としている、彼の言葉には怒ったが人格否定まではしていない、8話のミオリネの横暴に殴り掛かる一歩手前…にもならずに「そうなったら出ていくのはお前だかんな」と冷静に指摘するなど、気性は荒いものの暴力・暴言ありきで他者に接しているというわけではない。
学園の一般的な女子生徒と異なり、恋愛への関心は相対的に薄く(恋バナに参加していたりと無性愛者というわけではない、念のため)、笑いのツボやしぐさも出資者の町工場の親父のようで良くも悪くも男性的な気質も見受けられる。
自分より1学年上のミオリネ・レンブランのモビルスーツの操縦技術の拙さに対して、陰で「お姫様」と皮肉る様子も見せている。
だが自身のスペーシアンに対する態度を、ミオリネから「アーシアンを差別するクソスペーシアンと本質は変わらない」とする旨の指摘を受けてしまう。
彼女を学園に推薦したと思われる企業の関係者達とモニター越しに会話するシーンがあり、家族のような関係を持っていると示唆されていたが、後述するある機体のプラモデルインストにて彼らは肉親ではないと明言されているため孤児ではないかと思われるが詳細は不明。地球寮には孤児も在籍しているとされ、二年生のヌーノはそれであると劇中で明言されている。
上記のシーンの「クラフト乗りなめんなよ」の台詞や後述する医療事業について関係者が作業中の事故で四肢を失った事例を伝えており、出身企業はモビルクラフトを扱う採掘業である模様。
出身企業関係者(実家かも知れない)との仲は良好なようで、お互い気遣い合う様子が見られる。
一人称は「あ~し」(表記は字幕放送より)。二人称は「おまえ」、機嫌が悪かったり激昂すると「おめえ」「てめえ」に変わることも多々ある。なお「あなた」を使ったことは劇中を通して皆無。
感情を抱え込まずストレートに表現する気質からか、彼女とは対極的なスレッタが対人関係でトラブルを起こして塞ぎ込み動揺や虚勢を見せた事には理解が及んでいない様子。面倒見自体は良く、決闘に赴くスレッタに「気張っていけよ!」と激励を掛けたりブリッジにいるミオリネやニカへ弁当を渡しに行くなどの面も見せる。
搭乗機
機体への愛着かそれとも機種転換に失敗したのかは不明だがザウォートには搭乗していない。
あるいは後述の悪癖のせいで止められたのかも?
チュチュ専用デミトレーナー
旧式の量産型を専用機に改造した機体、硬派なロボヲタが(劇中の地球寮が学園内のヒエラルキーで底辺なのもあって)むせる代物。
ローラーダッシュによる移動が可能なことも鉄の棺桶らしさを引き立たせている(当然こちらの方が生存性は上だが)。
更に特筆すべきはただの旧式デミトレーナーではなく最初期型であること。コレクターが居たなら垂涎ものの骨董品である。
地球寮の財政状態は深刻であり、現代の標準仕様すら購入できないほどであった。
そのため苦肉の策として、旧式に独自のカスタムを行う「プロジェクト・チュチュ」を考案。
脚部を中心に加減速性能を向上させて大型ビームライフルを装備し、
厳しい耐G訓練を乗り越えたパイロットですら対応が難しい、急加速と急制動を繰り返しながら、大型ライフルによる一撃離脱で戦う機体に仕上がった。
一撃“離脱”戦法を要する特性は彼女にとって不本意なものであるが、同時に地球寮が勝つための 最善の選択なのも理解している。
上記のコンセプトからロクな近接武器を持たないのも弱点だが、ミカエリスに追い込まれた時にはライフルの銃身を握って鈍器にすることで補っていた、殴りかかる動きに迷いがなかった辺り普段からやってる癖の可能性がある(ほぼ確実に銃身が曲がると思うのだが...)。
シャディク一味との決闘や14話のランブルリングなど、オンボロの機体を騙し騙し補修しながら 戦い続けたが、最後は学園を突如襲った混乱の中、格納庫で眠ったまま損壊してしまった。
デミバーディング
学園を襲った惨劇にてチュチュが急遽セセリアに貸与された機体。上記の専デミが旧世代量産型魔改造カスタムなら、こちらは次世代量産型の試作機。
例の部屋から開放され復帰した彼女によって突貫作業(恐らく十数分程)でチュチュ仕様に調整され緊急出撃した。
武装は大型ビームライフル、現時点ではビームサーベルなどの近接武器は無い。
なお戦闘状況が描かれなかった為詳細は不明だが、ガンヴォルヴァが機能停止したシーンを見るに同期の脳筋気味な仮面ライダーよろしくまたライフルで殴りかかろうとしていた模様(もう鈍器にした後かもしれない)。
ヘアスタイル
彼女を語る上で避けて通れない凄まじい毛量の髪型。
何故このように巨大な髪形をしているのか真意は不明だが、動物が部位の一部を大きく見せるという所謂威嚇行動のような意図でこのヘアスタイルにしていると思われる。
「モビルスーツを操縦する際に被るヘルメットをどうするのか?」は本作における(ある意味)大きな謎となっていたが、後にTwitter公式アカウントで公開された設定画によればヘルメットリムーバーでシニヨンを強引に潰して装着していると判明した。
どう見てもシニヨン部分が収まりそうにないが、本編の世界なら髪型の硬さや形を容易に変えたり調整が出来ると思われる。
しかもこれだけ強引に潰していたにも拘らずスレッタを妨害していたスペーシアンを殴りに行った際は、どう見ても脱着後間もないというのにすでに元通りという形状記憶合金レベルのフワッフワぷりである。
その特徴的な髪型は自分で整えているのか、彼女と親しい人物(だとしてもニカも含めた女性陣ぐらいである)に整えてもらっているのかは不明だが、一部では下記のイメージイラストも存在している。
また二次創作においては特徴がより誇張され、より大きく描かれるケースは多いが彼女の場合には二次創作においてはむしろシニヨンが縮小傾向にあり、却って公式側が拡大傾向にあるという奇妙な逆転現象も。
※イラスト右側はロングヘアにした場合のイメージイラスト。
ヘアスタイルに関する仮説
そのインパクトもあってガチネタ問わず、視聴者の間で正体判明以前は様々な憶測が乱れ飛んでいた。
- ヘルメット被らない
- シニヨン部分が飛び出る
- 髪型に合わせヘルメットが変形する
- シニヨン部分が取り外せる
- シニヨン部分が展開してマスクに変形する
- ゴーグルやヘッドギア状のものを着ける
- 一度髪をとかして別の髪型にする
また、下記のようなギャグを思わせるような考察も出ていた(勿論彼女の髪型にはこんな秘密はあり得ない)。
- 一部のSNS上では「見た目は凄まじい毛量のアフロヘアだが実際は鳥の巣状態でスカスカなため、パーカーのフードに強引に収納できるしフードを脱ぐと一気に元のアフロヘアに戻る」動画があるため「チュチュも似たような感じなのでは?」と見る考察も発生した。
就寝時
就寝時などには二つに分けていたシニヨンを一つにまとめ、ナイトキャップにまとめている。ただでさえ大きなシニヨンを一つ結合させたことにより、逆しまりんともいうべき巨大なお団子が発生。正面からのカットではドラえもんのように、巨大な頭部の中に顔が配置されたかのようなバランスに見えることも。
このナイトキャップ内部の圧力に想像が及ぶこともあり、ガスコンロで作るポップコーンに例える声も。
まさかのコラボ商品化
- そんな特徴的すぎる彼女の髪型ゆえか、10月末より行われたセブンイレブンの水星の魔女コラボキャンペーンで、そのコラボ商品の1つにあるものが登場した。それが『チュチュのふわふわマシュマロ チョコレートクリーム入り』。
- ピンク色のパッケージにチュチュの立ち絵が描かれ、中には指でつまめるサイズのピンク色のマシュマロが3個入っており、その中にチョコレートクリームが入っているというお菓子商品。
- 値段は税込みで270円(税抜きでは250円)と、ちょっとお高めに感じるお値段。しかし「チュチュ1人から2つしか採取できない(?)貴重なシニヨンが3個も入っている(???)ため決して高くはない」との声も。
- 尚、店舗によっては全く置いていない所もあったり、店によっては既に品切れな為、入手するには根気よく何軒も探し回るなどの運の要素も絡んでくる。
- その後、2023年4月から公開された、ヤマザキビスケットのスナック菓子「エアリアル」と株式会社ガンダムのコラボCMにも出演。ソファーに寄りかかりながらキレ気味の口調で「サクサク! おいしい!!」とキャッチフレーズを叫ぶ役割を担った。尚、このセリフの収録時に、音響スタッフさんは大爆笑したという。
- 「エアリアル」コラボ第2弾では『焼きとうもろこし味』を担当。ポップコーンか。やはりポップコーンなのか。
公式がネタ化
「アニメージュ」2023年1月号の表紙にて、ニワトリがシニヨンに卵を産んでいるため、鳥の巣としても使える模様。更に、第10話先行カットやクリスマス特別イラストではニカがチュチュのシニヨンを暖簾のようにどけている他、クリスマスイラストではそれに加えて飾り付けがされている。
2023年4月9日配信の『魔女ラジ』第26回では新コーナーとして本作の登場人物をCEOとして架空の企業を提案する『わたしの株式会社ガンダム!』が発表されたのだが、投稿例の一つとして『チュチュの圧縮布団』が挙げられていた。
そして、実際に投稿されたのは……。
動向
第1話から登場したが、先述したミオリネとグエルの決闘の観戦やスレッタの推薦企業シン・セー開発公社についての話題の最中に現れたスペーシアン女子集団がニカの白飯にガムを吐き捨て、報復を行おうとするもニカに抑えられる描写止まりの設定の説明程度で本筋に関わらず。
スレッタとグエルの決闘では、グエルを倒す事を期待するも決闘後のプロポーズにチュチュ以外の寮生は驚きを見せていたのに対して「十把一絡げのスペーシアン」の痴話喧嘩だったと失望し、ようやくスレッタに関わりだす。
実技試験では遅効性遮光塗料による妨害により不合格に。アリヤに不満を聞かれながらも、追試に臨みリトライを繰り返すスレッタに不満をぶつけるが、自身と同じ妨害を受けていた事と彼女のパートナーのミオリネとの会話を聞き、妨害したスペーシアンの一人の顎を打ち抜いた事をきっかけにもう一人との死闘を繰り広げ天誅を下した。
仲裁に入るも殴られたスレッタ共々再試験を通知されるが、追試以前は彼女の地球寮入りを拒絶していたが軟化した態度を見せ入寮を認め、今後は“寮の先輩・後輩”の体裁で関係がスタートするに至った。
スレッタとエランの決闘では、フライトユニット製造に地球寮の一員として協力、決闘の際はフロントから趨勢を見守っていた。
インキュベーション・パーティには不参加だった(仮に参加しようものなら暴力沙汰を起こし即退学だったであろう)が、それにより設立されたGUND-ARM Inc.に関与するつもりがないと発言したところ強制的に入社させられてしまう。事態に愚痴るチュチュはニカに同意を求めるも、ニカは前向きな返答を返す。
社は軍需産業に参入予定であり反発して地球寮全員退社とミオリネの寮への出禁を告げたが、結局(寮を去るのと同義であるため)退社する事もなく社長も方針を変更してPVの制作に取り掛かる。当初はミオリネへの個人的な印象もあって気乗りしない様子であったが、医療分野への進出を提案されると一転、事故で障碍を負った故郷の知人らへの想いから、積極的な姿勢を見せるようになる。
余談
- OPの描写では、スレッタと気軽に挨拶したり連れ立って談笑したりしているため、彼女との関係はそう悪いものにはならないと思われるのだが……。
- 少女革命ウテナには髪型が彷彿とさせるキャラクター・チュチュが登場していた。
- 殴るSEについて音響効果の上野励氏は、モブ娘にイラッとして盛りめなパンチにしてしまったかもと反省‥とツイートしている。
- 第4話前半で感情のままにラチェットレンチで壁を殴り、果ては生身のスレッタにぶん投げた場面もあり、誰が言ったか人呼んで「令和のカミーユ」。
- 公式設定画では宇宙時代でありながら、釘バットを所持するカットが存在。荒々しい性格は企画時点から決まっていた模様。
- 独特なヘアスタイルに目が行きがちだが、とうとう第6話では昔のヤンキーのような座り込みまでしていた。そこまで徹底するのか……。
- このシーンに日本国外の視聴者からは「チュチュはスラヴ系では?」と見るコメントが付いたらしい。スラヴ系・ロシア系の不良少年(ゴプニクと呼ばれる)がこうした座り込み方をするらしい。床が冷たいので。
- 2024年ににプラモ化した際、交換用下半身パーツとしてこのポーズ用のものが付属する。おかげでしっかりポーズを再現できる。しかし思わぬ使われ方としてバイク乗せがあり、とあるモデラーが本格的なバイクプラモに乗せたところものすごくしっくりきたとのこと。(なお、本編ではハロが制御する立ち乗りスクーターが主な移動手段)ちなみに、ミオリネ等標準制服のキャラであればこのパーツの流用が可能である。
- 余談だが、中の人は空手の有段者でもあったりする。
- 独特なヘアスタイルに目が行きがちだが、とうとう第6話では昔のヤンキーのような座り込みまでしていた。そこまで徹底するのか……。
- Season2のメインビジュアルが公開された際に、両腕を前に突き出したポーズが某光の巨人の登場シーンにしか見えなかったため、一部のファンからは「チュチュトラマン」というあだ名で呼ばれることもある。
- ……が、第14話で見せたヒーローに相応しい精神性から「あのポーズは伏線だった」という声まで挙がる事態になった。
- さらにプレミアムバンダイよりこのポーズのアクリルスタンドが発売されることとなった。
- 学籍番号はMP039なのだが、後述する第9話ではサビーナ・ファルディンと同じKP014と誤記されている場面がある。
関連イラスト
残当な流れではあるが、髪ネタと暴力ネタの比率がかなり高くなっている。
令和のボルトガンダム或いはガンダムマックスター
関連タグ
主要人物
第9話以降の動向(ネタバレ注意!)
ALERT
警告! 直ちにスクロールを中止しなさい。
※ネタバレ注意!!
※以降から第9話以降の情報=ネタバレが記されます! ネタバレが嫌なユーザーはブラウザバックを強く推奨します!
繰り返す、直ちにスクロールを中止しなさい!
ALERT
シャディク・ゼネリ率いるグラスレー寮からの圧力により起業が妨げられ、ミオリネが団体形式での〈決闘〉を取り付けると、地球寮の数少ないパイロット科メンバーとして〈決闘〉に参戦する。
専用デミトレーナーの狙撃性能により、前衛のスレッタ=エアリアルを支援する運びであったが、グラスレー寮のミカエリス群の接近を許しドッグファイトに持ち込まれてしまう。
デミトレーナーの機動力により攻撃を回避し続けるものの、ビームブレイサーにより右腕をもぎ取られ、主兵装であるライフルとの接続も切られてしまう。とっさに左手でライフルを掴み、棍棒のように振りかぶって殴りかかるが、脚部を破壊されて戦闘不能に。
しかしながらエアリアルが抵抗する間に、半壊した僚機らを集めて支えとし、現場修理でライフルを再接続、砲身が破裂するほどの過剰出力により超長距離からミカエリスの頭部を撃ち抜き、辛くも勝利をかっさらった。
無事起業が認められてからは、温室の手入れとシャディクとの井戸端会議に夢中になっていたスレッタに怒号を浴びせながらもGUND義足の運用試験に呼び戻し、PV撮影の際は屋上の利用の申請が却下された事にアーシアン差別ではないかと立腹する。
ミオリネが購入した社用船でエアリアル受領のためプラント「クエタ」への航海訓練を行うが、何者かの襲撃に居合わせてしまい施設の警報に狼狽える。攻撃が開始されるとティルが退艦を呼びかけるもチュチュが逃げ場があるのかと返す中襲撃部隊の一味が係留していたドックに迫り、ニカの決死の行動で寮生は難を逃れるが……。
ALERT
ニカ?
※Season2以降のさらなるネタバレ注意!!
今のは、何を見せたんだ?
ALERT
Season2以降の解説
第14話では、スレッタ、エランと共にバトルロイヤル形式の決闘「ランブルリング」に参加するが、ガンダム・ファラクトを狙っていたハインドリーに露払いされ、ハインドリーの背後にガトリングで照準を定めようとしたとき、先のプラント・クエタの事件での一件でMSが撃破された=人の死を目撃したことのフラッシュバックを起こし、『撃ってしまったらMSを撃破して人を殺めてしまう』という恐怖から照準を外して撃った。この時点でPTSDを発症。その後フォルドの夜明けのガンダム2機が乱入。更にMS型ガンビット・ガンヴォルヴァを呼び出して破壊活動を行い始めた。
ノレアのルブリス・ソーンがクリバーリ・ドゥンのコックピットにビームを照射しパイロットを殺害し、それを見て激高したチュチュが攻撃を仕掛けようとするが、PTSDを引きずっていたのが災いし、手の震えが止まらずに攻撃が外れてしまう。逆にルブリス・ソーンの攻撃を受け、防戦一方に追い込まれ、「てめえら全員ぶっ殺してやる!!」と怒りと殺意に呑まれかける。
しかし、そんな中、ソフィのルブリス・ウルによって乗機を沈められ、失神しているラウダを救助しようとするフェルシーの助けを求める声を耳にする。ガンヴォルヴァが彼女らを襲おうとしたのを目にしたチュチュは、直前までのPTSDを忘れかけるほどの怒りと殺意を振り払ってガトリングで無人機のガンヴォルヴァを蜂の巣にして彼女らを助け出し、「スペーシアンの癖に泣き事言ってんじゃねぇ!!」とフェルシー達に叱咤激励を送るのであった。
ランブルリング襲撃で地球寮にいわれのない襲撃の手引きと「ガンダム」による人体実験の悪評が広まり、殺害されたダイゴウ寮生などの友人らが地球寮への落書きと中傷を行い立腹するが抑えられ、寮長のマルタンがスプレー缶を投げつけられ負傷。しかし一部始終をミオリネが撮影していたためダイゴウ寮生はその場を去った。
ミオリネからニカが行方不明であると告げられるも受け入れたが、スレッタが諸般の事情とはいえミオリネの誕生日の決闘で敗北し、(事情を伝える訳に行かず)不可解な行動をとるミオリネに不満を持ち真意を知るため地球へ向かう彼女の見送りとしてベネリット社フロントに向かうも、スレッタが帰寮後にふて腐れていた様子に頭を掻きむしるほどに苛立っていた。
その翌日、スレッタが盗み食いする光景を発見し未然に阻止して朝食の風景に連れ出す。行方をくらましていたマルタンが寮に戻ると、これまでの経緯を告げられ怒りをぶつけるがスレッタから一部分であるがニカの事情も聞かされやり場のない怒りに苛まれていた。
しかし、ミオリネが向かった「クイン・ハーバー」でアーシアンのデモ隊が鎮圧されたという報道を知ってしまい、彼女が実行出来るはずがないと不平不満をぶつけていた相手であったが庇う発言を口にした。
20話ではノレアの襲撃により、愛機のデミトレーナーが破壊されてしまい、地下への避難を余儀なくされる。そこでセセリア・ドートの好意で新型機デミバーディングを急遽貸し出され、解放されたニカに調整してもらうこととなった。ニカからは謝罪されるものの、キレたりすることはなく、あとで全て話してもらうことを約束させた。
出撃後は、ガンヴォルヴァの頭部を吹っ飛ばし、窮地に追い込まれていたフェルシーを助け、再度共闘する(なお、この戦闘中にまたもやビームライフルを鈍器みたく持ってたりする)。
事態が収束した後は、そのまま搭乗して救助作業の手伝いをしていたが、瓦礫の下から遺体で発見される学園生達を見るたびに悔しさを滲ませていた。
生徒一同が仮設住居に避難した際には地球寮総出で各種の配給に協力したり、ミオリネの部屋(理事長室)に貯蔵されていたトマトを配っていた。この際、チュチュがトマトを渡した相手はかつてチュチュやスレッタの実習を妨害した生徒であった。
その後、グストン・パーチェがスレッタにクワイエット・ゼロを止めるための協力を依頼した際には反対していたものの、だからこそ一人で行かせるわけにはいかないということで同行を決意した。
クワイエット・ゼロ突入時にはパーメット無しでの操縦の難しさに苦戦しながらも無事ミオリネ達が乗ったHTPSをクワイエット・ゼロへと送り届けた。その後も、我先にとカチコミしようとしてマルタンに押さえられる、武装ハロに攻撃されていても一切怯まずミオリネに「さっさと方をつけてこい」と発破をかけるなど相変わらずであった。
最終話で描かれた三年後ではロウジ・チャンテと共に仕事をしており、どこかのプラント施設の工事か保守に努めている様子が窺える(チュチュが元々デミシリーズを愛用しており、パーメットの補助なしで精密操縦しスレッタとミオリネを回収している事からも、そのスキルを買われてブリオン社に入社、もしくは株ガンからテストパイロット等として出向していると思われる)。
ロウジとの付き合いも長くなっているようであり、自分のモビルクラフトを勝手に弄られたことにキレて「クソスペギーク」と無駄に凝った作画でSeason2の間してこなかった分を取り返すかのように凄まじい顔芸をしながら怒鳴った所「その言い方ハラスメントだけど」と言い返されていた。ちなみにロウジのハロの声を当てているのはチュチュ役の富田美憂氏である。
Season2以降の余談
- 2023年5月21日の魔女ラジ第32回ではチュチュの存在がスレッタの支えとなり、犬のような信頼された者に対して頼もしい味方であると評されたが、彼女の体格では喧嘩に強い小型犬のようにも思える。
- 第19話放映後、ルームウェア姿の設定画がようやく公開された。
- 2023年6月11日配信の第35回『ペイル寮ラジオ』にて、第20話の収録現場では花江と悠木がいる中で行っていたとこぼれ話で語られた。
- 『魔女ラジ』には開始して以降長らく出演がなかったが、2023年7月16日配信の第39回でようやく果たせた。モフモフ。この「モフモフ。」は同回の出演者近影のLynnのコメントの末尾のものである(さらにポーズはSeason2キービジュアルの再現)。
- 先述したとおり、本人も認めるほどの「キレキャラ」を演じて演技の幅が広がったとコメント。演じると真冬でも汗だくになるほどエネルギーを使うと語り、常に口汚いため嫌味になって視聴者からヘイトを買わないようよう仲間を想う発言と本当に怒った発言でニュアンスを変えたとしている。
- 最後の顔芸もラジオ出演者アニメ視聴者コメント双方からネタにされていた。
- 視聴者からのコメント返答では、「口の悪いワンちゃん」であると表し正義感が軸として演じるにあたって意識したという。シニヨンも地毛か否か、スタッフ含め誰にも分からないとされており、本ページでも触れている髪型ネタについて盛り上がった(チュチュ本人のファッションや力の誇示が取り上げられた)。
- 先述したとおり、本人も認めるほどの「キレキャラ」を演じて演技の幅が広がったとコメント。演じると真冬でも汗だくになるほどエネルギーを使うと語り、常に口汚いため嫌味になって視聴者からヘイトを買わないようよう仲間を想う発言と本当に怒った発言でニュアンスを変えたとしている。
- オーディションでは可愛らしいデザインである事から小型犬のように演じたが、いざ合格して第1話の収録に臨むとヤンキーの演技をするようにと伝えられたという。スレッタを迎えた「ここでは あ〜しのほうが先輩だからな」の台詞はオーディションでも用いられていたとのこぼれ話も。
- また、シニヨンもオーディション時にはもう少し小さかったのではないかとされている。
- オーディションでは可愛らしいデザインである事から小型犬のように演じたが、いざ合格して第1話の収録に臨むとヤンキーの演技をするようにと伝えられたという。スレッタを迎えた「ここでは あ〜しのほうが先輩だからな」の台詞はオーディションでも用いられていたとのこぼれ話も。
- 富田はチュチュが出資元かつ育ての親の鉱夫達に揉まれて育ち、学園でスペーシアンにナメられないよう男口調となったのではないかと推察している。
- 第4話での死闘は、繰り返し説明するが有段者である富田からも心得を持ち合わせているのではないかと評された。
- 富田はチュチュが出資元かつ育ての親の鉱夫達に揉まれて育ち、学園でスペーシアンにナメられないよう男口調となったのではないかと推察している。