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恩恵はなし。アーシアンは黙って働け だもんなあ

CV:畠中祐


概要編集

アスティカシア高等専門学園地球寮に所属するメカニック科2年生。学籍番号LM238

オジェロ・ギャベルとは悪友同士。


ギーク(コンピューターオタク)の強みを発揮している場面はさほど見受けられないものの、エアリアルのOSが「優れたエンジニアによって開発された非常に高度なものである」実態に驚愕、社用アプリケーションを安物にしたのに対しても低機能さに愚痴をこぼす等、観察眼は相応に有している模様。


人物像編集

第4話の追試時のスレッタへの反応(後述)や6話の「破産覚悟のフライトユニット製作」の際に他のメンバーと同じように躊躇せず協力した姿から、根っこでは有情ではあるものの、他の寮生に比べるとややダウナー気味な人物。

事実、夜のニュース番組でアーシアンのデモが報道された際には彼らが搾取され続けている現状を皮肉り、ミオリネのインタビューを視聴し「雲の上の存在となってしまった」と評したオジェロに「元から格が違う」とツッコんでいた。

また、その不遇に鬱屈した思いを抱えているからか、一旦キレるとかなり口が悪くなる。


テンションはダウナー気味ながら、オジェロと共に〈決闘〉の賭けに興じたり、ティルも交えて3人でダウトをプレイするなど、協調性はあって仲良くやっている。ティルに「ダウト」を宣言されると動揺しており、駆け引きにはあまり強くない様子。

〈決闘〉のベットも寮が慢性的な資金難にあえいでいる状態は(一応)理解していると思われ、大穴狙いはあっても明らかな負け側へのベットは流石に行わない。


第8話のGUND-ARM Inc.経営施策会議で「この会社は何を売るか」の話題の際、ミオリネが選択肢の1つとして「ガンダムを兵器として売る」を挙げると、「まぁ、それが自然だよな」と真っ先に同意するが、誰も賛同しなかったので「何だよ? 儲かるだろ?」と怪訝そうに呟く。アリヤに「君は戦争孤児じゃないのか?」と問われると、「そんな奴、地球じゃごまんといるよ」と答え、オジェロが「俺は人殺しの道具で稼ぎたくない」とこぼすと、「何だかんだお坊ちゃんだわ、お前」と棘のある口調で返したため、その後しばらくオジェロとは口も利かない冷戦状態になってしまった。


この短いシーンでは彼の全ては知る由もないが、おそらく同年代の寮生と比べて、戦争孤児として過酷な境遇を体験したが故に、理想よりも現実を重視する、悲観論に偏ったリアリスト的性格が形成されたのではないかと思われる。


上記のように、兵器に対する悪感情は薄く割り切っているようではあるが、いざ自身が追い立てられると「死にたくねぇ!」と怯えており、兵器の的となるのは(当然であるが)歓迎していない様子。


動向編集

第1話から登場しているが、当初はミオリネとグエルの〈決闘〉をオジェロと共に観戦し乱入してきたスレッタに、ニカが手帳を貸した理由を質問したり、後のスレッタとグエルの〈決闘〉を観戦する程度だった。

4話の実技試験にはチュチュのスポッターとして参加するが、遅効性遮光塗料による妨害で落第。スレッタの地球寮入寮時には、ニカの「スレッタさんは私達を下に見たりしない」発言の後でも、オジェロと共に彼女がスペーシアンであるのを理由に協力を渋っていたが、これは恐らく「スペーシアンに妨害されたチュチュが吹き上がる」のを危惧したためと思われる。現に、追試の際にリトライを繰り返すスレッタを不憫に思ったのか、ミオリネに「見えないんじゃ出来るわけないよ」とイラついた様子もなく、むしろ諦めたような悲しそうな声と表情で諭し、彼女に「あなたも手伝って!」と頼まれた後でさえ反発せず「ええっ!?」と困惑し、更にチュチュが妨害組を殴りに行った時も、ミオリネへの態度とは明らかに違い「あのバカ!」と怒りチュチュを止めに入っていた。

再度入寮する流れとなった際にはそのまま受け入れ馴染んでおり、彼女とエランの〈決闘〉の際はフライトユニットを作成していたが、製作費は寮の全予算とスレッタへの掛け金をはたいている=自転車操業である旨をオジェロと共に伝えた。

一方でエランの〈決闘〉に賭けるも、ダイゴウ寮ではオジェロ共々20万スってしまうが、グエルに対しては予期せぬ新型の出現で的中させた。


後に他の地球寮生と共にミオリネが起業した『GUND-ARM Inc.』へ強制入社させられてしまい、オジェロとは軍需産業として営業する展開で反目するが最終的に和解。

グラスレー寮との〈決闘〉ではアリヤと共にオペレーターとして参加した。


無事起業が認められると、GUND義足の運用試験が無事成功したのを喜ぶ。

その後、購入した社用船でプラント・クエタへの航海訓練を行うが、何者かの襲撃に居合わせてしまう。襲撃部隊の一味が係留していたドックに迫り、死を前に怯えていたがニカの決死の行動で寮生は難を逃れるが……。


余談編集

  • 演者の畠中は過去にMSのジェネレータ出力について調べていたらしく、その件について2023年2月26日配信の『地球寮ラジオ』なる『魔女ラジ』特別回で語っていた。尚、現時点ではヌーノにMSオタクの設定はなく、あくまでギークである(大事な事なので記しました)。

関連タグ編集

機動戦士ガンダム水星の魔女

アーシアン

孤児

ギーク


主要人物


アスティカシア高等専門学園

地球寮株式会社ガンダム


















ALERT

ニカ?


※Season2以降の更なるネタバレ注意!!


今のは、何を見せたんだ?

ALERT
















Season2以降の解説

プラント・クエタ襲撃から二週間後、命からがら生還。襲撃の件について「(学内で)緘口令が敷かれている」と伝え、オジェロやリリッケが未だに引きずっている様子を心配しつつも、社長の不在に愚痴を零していた。

スレッタの〈決闘〉延期に伴う連戦ではオペレータを務め、MSコンテナのサポートスタッフへ減速に備えて、シートベルトの着用を勧める気遣いも見せ、フェルシー達ジェターク寮が小馬鹿にするために、オープンキャンパスの出店に訪れた際は背中に隠れられたスレッタに目線を向けており、(GUND-ARM Inc.に)入社したがクエタに同行させられなかったエランに同情するなど、第1期の時よりも気配りの出来る面も見られるように。

学園艦内の「事故」の後、消息を絶った編入生2人とニカの心配をするがアリヤに「〈ランブルリング〉へ集中」するよう窘められる。しかし、編入生ソフィ・プロネノレア・デュノクが〈決闘〉中に暴走し、先の襲撃者の一味であったと知ると愕然としていた。


〈ランブルリング〉襲撃でフロント管理社にニカが拘束され、地球寮にいわれのない襲撃の手引きと「ガンダム」による人体実験の悪評が広まり、立腹したチュチュに対して「停学中に騒ぎを起こすべきではない」と諭した。

帰還したミオリネからニカが行方不明と告げられると、チュチュの謝礼と引き換えなのか「(以前愚痴っていた)社内用アプリを買い換えてほしい」とせがんだ。彼女の誕生日に執り行われた〈決闘〉では、対戦相手のグエルは新調されたダリルバルデであったが、何故か不調であったため接戦を繰り広げる。相手の左腕と右脚部を破損させ、このままとどめを刺すかと思われたが、突如エアリアルが停止しスレッタの敗北に呆然としながら、(一見)心無い言葉を掛けるミオリネを見届けるのであった……。

敗北したスレッタが平静を装い授業をこなす姿に違和感を覚えつつも、地球へ向かうミオリネの見送りにベネリット社フロントに訪れるも帰寮後にふて腐れており、授業も欠席を繰り返す様子にヌーノは「破局してしまったのではないか?」とぼやいた。

その翌日、チュチュがスレッタの盗み食いを未然に阻止して朝食の風景に連れ出した際には、行方をくらましていたマルタンが戻りこれまでの経緯を説明すると、事情や心情を理解した。


しかし、ミオリネが向かったクイン・ハーバーにてアーシアンのデモ隊が、自社の広告塔でもあるエアリアルによって鎮圧された件について苦情が殺到。件数を数えるのを諦めたほどであった。リリッケの言葉もありスレッタ同様、ひとまず授業への出席を選んだ(裏を返せば、対応に追われ欠席せざるを得なかったとも捉えられる)。

だが、突如かつて地球寮に編入していたノレアが乗機を用いて、学園内部で破壊活動を実施。寮舎が破壊され地下に避難したが、デミトレーナーを失いながらも血気盛んなチュチュはそれでも迎撃に向かおうとしていた折、セセリアが「ブリオン社新型を貸し出す」と提言。しかし、チーフメカニックのニカが不在であり、ヌーノは「調整が難航するであろう」とオジェロと共に渋っていたが、噂をすれば本人が現れた。


学園崩壊後、避難キャンプにて地球寮(会社として?)一同支援活動を行っていた。スレッタから電力供給が不安定となり、保存が効かなくなった冷凍トマトを不在のミオリネでもこ「の状況下であれば許すであろう」と事後承諾として持ち出し、カーゴに乗せて配布。

宇宙議会連合査察官グストン・パーチェを連れたベルメリアから、クワイエット・ゼロ計画を聞かされ、計画阻止のためスレッタはリミッターの設けられていないプロトタイプGUND-ARM『キャリバーン』搭乗を薦められたが、ニカやチュチュを中心に猛反対され、妥協案として地球寮一同が作戦に参加する。

学園出発直前にオジェロに対して、フェルシーから「同行したい」と申し出る様を遠目から見守り、リスクを背負ってまで搭乗するキャリバーンのパイロットであるスレッタの行方を気にかけていた。ベネリット本社フロントでミオリネが再起のきっかけを作ったスレッタを伴って、ホルダー決定戦以来再会すると暖かく(?)出迎えた。

作戦が決行されると、学園艦に乗船しオペレーターを務めた。大破し回収されたエアリアルの補修もオジェロとともに行っている。


3年後、学園を卒業しフロントで刑期と資格試験を終えたニカを出迎え、旧地球寮に加え元シャディクの側近達と共に、地球の麦畑で黄昏の中スレッタとも再会するのであった。


Season2以降の余談

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