「人の人生、勝手に決めるなぁ!」
CV:Lynn
タグ使用における注意
よく間違えられるのですが、彼女の名前は「ミ“オリ”ネ」であって「ミ“リオ”ネ」「ミ“ネリオ”」ではありません。
作中においての重要な人物の名前であるので、正確な表記にご協力をお願いします。
(スレッタが劇中で呼んだ「ミオミオ」は名前の冒頭由来、と覚えれば覚えやすいと思います。)
概要
アスティカシア高等専門学園経営戦略科2年生。学籍番号LS001。身長はヒール込みで156㎝ぐらい。学園理事長でもあるベネリットグループの総裁、デリング・レンブランの一人娘である"一見"儚げな少女。
キャラクター原案が「作中で一番の美人のつもりでデザインした」と語っている。
母親は既に他界している。
デリングの決定により、学園内で行われるモビルスーツによる「決闘」の最優秀者「ホルダー」に与えられる婚約者としてトロフィー同然に扱われていた。
人物像
一人称は「わたし」、二人称はスレッタなど親しい人物には親しみを込めて、又は快く思わない人物に対しては突き放つように「アンタ」と呼ぶ。ただし、その相手が高貴な人物や頭が全く上がらない人物には「あなた」に変わる。
習っていたピアノをやめさせられたり、友達を勝手に決められたりと自分の意向を無視されてきた中でも、デリングを終始「クソ親父」と憎らし気に語り、強く反発している。ストレスがかかる環境で気を張っているせいなのか言葉遣いは少々荒っぽく、友達がいないのもその性格に一因がある。アスティカシアに入った(入れられた)のも父の意向。
鳥籠じみた学園から逃げ出すため、独自に運び屋を雇って地球行きを試みていたが、何度も失敗している。また一度決意を固めたら突っ走る強引さなど、良くも悪くも性格が父親に似ていると評する視聴者も多く、中の人からも指摘されていた。逃走時の行き先として地球にこだわっている理由については当初はっきりしていなかったが、母親の故郷であることが理由か。
地球への脱走騒ぎは常態化しており、父の腹心ラジャン・ザヒが出入管理局で取り締まりを行うよう指示を出したり、脱走に失敗した過去をシャディク・ゼネリに知られていたりもしている。
デリングが学園に寄りつかないのを良い事に、寮には入らず父の部屋であるはずの理事長室を勝手に改装し、私室兼水耕栽培スペースとして使っている。栽培用の部屋は整然としている反面、ゴミ袋や諸々の空き容器などが申し訳程度に壁際に寄せられた汚部屋と化している(インスタント食品に頼った食生活も垣間見える)。
趣味として学園内の小さな温室を管理しており、母親が品種改良を行っていたトマトをはじめとした植物を栽培している。ミオリネにとっては数少ない気の休まる場所らしく、この場所への他者の立ち入りを嫌っている。グエル・ジェタークが「地球の真似事」と嘲ったように、ここでは土いじりは珍しい様子。
母にゆかりのあるトマトは非常に大切にしており、形式的に立ち入りを許可した相手に対しても「トマト触ったら殺すから」と威嚇するほどである。
作中では既に故人であるノートレット・レンブランは実はアーシアンであり、自身がスペーシアンとアーシアンのハーフであること、またそれによる地球への思い入れもあってか、スペーシアンの代表格のような父を持ちながらアーシアンを蔑むような態度は見られず、敵愾心を隠さないチュアチュリーにも「地球寮の子」という呼びかけを用いている。
また、父が作った決闘での婚約者制度でトロフィー扱いされた経験からか、誰かに寄り添おうとする姿勢よりも対人評価に関して自分の利になるかを重視している節がある。スレッタとはその距離感や接し方に鬱陶しさを覚える事はあるものの、信頼はしている様子。
能力
経営戦略科在籍という事もあってかモビルスーツの操縦はほぼ素人。UIの基本的な操作や、歩行、静止射撃程度の操作の知識自体はあるが、射撃時の姿勢制御が出来なかったりと戦闘面でもからっきし。そのうえ作業用モビルクラフトの操縦時にも壁に激突しつつ飛行する体たらくだが、全く怯まないクソ度胸も見せている。
一方、短時間でマニュアルを丸暗記できるくらい記憶力が良い等、頭脳面では非常に優秀。経営戦略科の成績はトップである模様。
スレッタとの関係
運命の皮肉で出会った少女。ミオリネ自身の刺々しい性格や、脱走を邪魔された経緯もあって基本的にキツく接しており、世間慣れしていないスレッタの無知ぶりを鬱陶しがることも多い。が、訳あり令嬢として周囲から白眼視されている中、一人の人間として接してくれる彼女には思う所もあるらしく、大切に育てたトマトを自分から渡す等、不器用ながら好意的な態度を示してもいる。
スレッタがホルダーになった際には、グエルとの婚約を白紙にする体のいい言い訳を得た程度のドライな反応を示していたが、デリングの都合に巻き込まれた彼女を放っておけなくなり、脱走のチャンスを捨ててでも審問会の処分に抵抗するなど、少しずつだがスレッタに歩み寄ろうとする。
言葉通りに責任をとって決闘の序列に風穴を開けたスレッタの姿勢に影響を受けてか、彼女の信条である「進めば二つ」を受け売りに、歪ながらも自分の運命に立ち向かいはじめている。
ただし、「ミオミオ」という彼女考案のあだ名は「ダサい」と即却下している。
スレッタが御三家の生徒と接触する際には警戒心を露わにしたり、そんな相手にすんなり付いて行ってしまうスレッタの危うさに苦言を呈す等、過保護とも取れる言動が目立つ一方で、スレッタがこだわるエランとの関係には「多少の浮気くらいは許す」と彼女の意志を尊重する一面も見せた。
なお、基本的に挙動不審でおどおどしているスレッタに発破をかける場面が多く、その際のミオリネの言動から一部視聴者からは「オカン」扱いも。
実際、収録現場でのディレクションにおいても「ショッピングモールで泣く子供を叱る母親」といった指示があったらしく、正しくオカンである。
動向
道具のような扱いに嫌気が差して学園からの脱出を試みるが、編入のためフロントに接近していたスレッタに要救助者と誤解されて回収、送還されてしまう。
現婚約者のグエルは度重なる脱走未遂を理由に彼女を自分の寮に引き込もうとするが、それに反発したことで彼の地雷を踏んでしまった。憤慨した彼に温室を荒らされるが、孤立無援の状況でスレッタに庇われ、自身の制止も聞かずに彼との決闘が決まってしまう。周囲の身勝手さに憤慨してスレッタのエアリアルを無断で拝借し、自ら決闘の場に赴くが、ド素人がホルダーに敵うはずもなく圧倒される。
そこへ、勝手に機体を使われ激怒したスレッタが乱入、奪還してそのままグエルを叩きのめしてしまう。新ホルダーとなったスレッタに改めて決闘の“ルール”を告げたミオリネが、同性間の婚約に困惑する彼女に向けた「水星ってお堅いのね」という台詞は『水星の魔女』第1話を代表するフレーズとして話題となった。→スレミオ
しかし禁忌の機体であるガンダムを使った嫌疑でスレッタは拘束されてしまう。決闘の結果も無効とされ、彼女への面会も叶わず、さらにはデリングから退学を告げられ新しい婚約者まで用意されるというどん詰まりに憤慨。
トイレでクソゲーに怒りをぶつけている所に、先の脱走で合流するはずだった運び屋が接触してくる。
逡巡しながらも地球へ逃亡するため輸送船に乗り込むが、進路を変更して審問会の現場に乱入。審問会の面々の前で父親の横暴ぶりに「ダブスタクソ親父!」と批判し、スレッタの退学とエアリアルの廃棄処分を撤回させるべく啖呵を切って決闘の約束を取りつける。
急ぎ戻ったミオリネはスレッタのいる独房に押し入って端的に状況を告げ、決闘とその先に待つ婚約を拒否する彼女に、地球に逃げるまでの「取引」だと迫った。その後は暫し運命を共にする彼女への態度を軟化させ、温室への出入りを許すようになる。しかし「私たち、親友、ってこと」と図太く尋ねた彼女には厳しく「はあ?」返している。
決闘ではジェターク陣営の介入を疑い委員会に中断を申し入れるも、立会人のエランに暗黙の不平等を諭され奮起。自らモビルクラフトに乗り込むと、学内を移動する列車に取り付いてシステムの制御室へ向かい、介入に加担していたグエルの取り巻きを襲撃、妨害を排除する。
※ミオリネ視点のイメージ
妨害で封じられていたビーム攻撃を繰り出して反撃に転じるスレッタは、しがらみを振り切ったグエルと伯仲の攻防を繰り広げ勝利をもぎ取る。正規にホルダー=婚約者がスレッタとなり、父親の鼻を明かしてやったことへの快哉を叫ぶ。
ホルダーになったこと、所属寮がないために実技の補助要員探しに苦労するスレッタを自分の寮に誘うエランへの警戒心を露わにするミオリネは、彼との応酬で「マネキン王子」と言い放ち、彼女に「なんてこというんですか!」と言われてしまう。事情を聞かされ、スレッタを自室にしている理事長室に招き入れると、スポッターとメカニックの2名を必要とする試験を1人でサポートすると言い出し専攻外の範囲を事も無げに暗記。不慣れな学園生活でも必死に授業に食らいつくスレッタの「水星での学校設立」という目標を聞き、その努力に対して思うところがあった模様。
試験では他の生徒の嫌がらせで心が折れ、泣き出してしまった彼女を𠮟咤激励していた。
経緯は不明ながらも地球寮への出入りが許されており、寮生も槍玉に挙げていない一方で理事長室暮らしを続けているため、スレッタがエランから「デート」に誘われた際には後からその事実を知り、見送り間際に「ロミジュリったら許さないからね!」と喚き散らす羽目になる。
デートの間の出来事を知らないままに、承認されたエランとグエルの決闘に高みの見物を決め込むものの、エランが「スレッタとの決闘」を賭けていた事を知った際には問い質し叱責したが、決闘の直前には(かなりひねくれた表現ではあるが)彼女を励まし、エランの元に送り出す。
決闘本番にはニカが操縦する宇宙船に乗り込み、決闘の様子を見守っていた。
インキュベーション・パーティの招待状を受け取った際は断ろうとしたものの、御三家の言葉を聞いたスレッタがエランに会えると期待し、マルタンとニカを連れ出席する羽目に。その際スレッタの母、プロスペラ・マーキュリーと再会を果たし、2話の審問会にてエアリアル認可を後押しした事を感謝された(なお彼女からは反抗を許されたすねかじりであるとも指摘されている)。
ニカらにスレッタの所在を尋ねようとしたところ、ペイル社のエランに誘導され登壇させられた彼女を発見、救うべくペイルとシン・セーの開発部門を買収、GUND-ARM Inc.(株式会社ガンダム)として再起させようとしたものの「裏付ける信用がお前にはない」とデリングに一蹴されてしまう。結果的に、プロスペラからも詰られた可愛い意地を捨てて父親に頭を下げ、「ガンダム」の呪いと責任に向き合うよう忠告された上で投資されると、呼応するように増資され何とか認可。
差し当たって地球寮を事業拠点、寮生を社員とするが、事業内容すら考案していない強引さに反発される。プロスペラにエアリアルの素性を尋ねデータを提供された後、スレッタの率直な疑問から言いくるめられるまでの一連の流れの異様さに怪訝な表情を見せた。
帰寮後、軍需産業への参入を口にしたところ社員の思想の相違で分断が生じ、折れて平和利用の可能性を模索し二週間でPV制作と設立の諸準備を行うよう命じる。GUNDの情報を得るべく、ペイル社からの引き継ぎも兼ねてベルメリア・ウィンストンに接触し、若かりし頃の父の廃絶演説を視聴、提唱者カルド・ナボ博士の動画を社員にも紹介。理念が理解されPVを公開、義肢メーカーとして歩み始める…かに思われたが、シャディクが校則変更をしたことにより、起業は不可能となってしまった。
その後、シャディクの持ちかけた交渉を蹴り、校則を戻してもらうため彼へ決闘を申し込む。しかし集団戦で無敗のグラスレーに対し、パイロットが2人だけの地球寮では何もかもが足りず、ベルメリアに打診し送ってもらったザウォートにマルタン、リリッケ、ティル、オジェロを乗せ決闘に挑む。しかし当然戦力差は歴然、パーメットスコア6に到達したエアリアルすら窮地に追い込まれるも、最終的には勝利を収めた。
決闘後、シャディクとミオリネは契約書にサインをし、もう会社に危害を加えないと約束する。素っ気ない態度のミオリネに、シャディクは「最初から決闘で奪えばよかった」「ホルダーになって君を守る。その一言が言えれば、俺も中に入れたのかな」と言い残し、温室を去っていった。
かつてシャディクに「あんたはホルダーにはならないわけ?」とまるで彼がホルダーになることを望んでいるかのような言動を見せたミオリネだったが、今回は彼の言葉に「バカね…」とつぶやき「今更よ」と青いトマトを剪定した。
余談
- 予告やキービジュアル等では判然としなかったものの、本編ではヒール付きの靴を履いてなおスレッタよりも背が低い事が発覚(スレッタの身長も平均以上と思われる)。思わぬ身長差が琴線に触れた様子の視聴者も散見される。更に自身のドレスをスレッタに貸した結果、「胸がきつい」と言われてしまった。
- 犬っぽいスレッタに対して猫をイメージしてデザインされたようだが、当のスレッタが公然と「たぬき顔」扱いされるようになってしまい、その対比としてキツネになぞらえられる。
- ミオリネ自身のキャラクターに根差したものでは、冠羽のような髪型からインコとも。
- 第1話における代名詞的名言から同性愛に抵抗は無い様子だが、性的指向以前にそもそも恋愛関係に興味があるのかも不明。
- やけくそ気味にプレイしていたスマホゲームの、人類が太陽系に進出した時代に生まれたとは到底思えない馥郁たる香りにクソゲーハンターは騒然。宇宙に適応した身体を手に入れようとしている世界でさえ、クソゲーを作り出すという業からは逃れられないのか。人々は自らの行為に恐怖した。
- どういう心境や経緯でインストールに至ったかは定かではないが、視聴者には「広告に付随するタイプ」「スマホの初期アプリ」などと形容されている。ゲームウォッチなどのLCDゲームを彷彿とさせる非常に単調、もといシンプルな内容である。
- 意志の強さ、有り余る行動力、攻撃的な言動など、これまでのガンダムヒロインが局所的に受け継いできた資質の片鱗は見られるが、そのノーブレーキぶりから視聴者には「狂犬」と認識されつつある。
- 汚部屋に放置されたカップ麺らしき空き容器と割り箸に親近感を覚える視聴者もいる一方、容器のサイズから『スーパーカップ(エースコック)』や『ごつ盛り(東洋水産)』のような大型サイズの製品を思い起こす声もあり、人類が増えすぎた食欲を(中略)人々は自らの食欲に恐怖した。脱走の件を考えると、若さに任せた効率重視の偏食とも考えられる。
- 一部の視聴者から、名前の由来は水星磁気圏探査機「みお」なのではないかという説もある。
- この探査機は、日欧初の大型共同プロジェクトである国際水星探査計画「ベピコロンボ(BepiColombo)」の一環として、水星の磁場・磁気圏・内部・表層を初めて多角的・総合的に観測することを目的に開発された。
- スレッタの故郷である水星軌道基地ベピコロンボ23は、この計画名から来ていると思われる。また名字の「レンブラン」は水星最大の衝突盆地「レンブラント盆地」も由来している可能性もある。
- そして前例のとき同様に応援ポスターとして本当にコラボした。良かったね! みおミオ!
- ミオリネを演じたLynn氏は『鉄血のオルフェンズ』の昌弘・アルトランド(幼少期)以来のガンダムシリーズ作品参加となる。後に『ガンダムSEEDシリーズ』が声優としての自分を構築していくうえで欠かせない存在と『SEEDFREEDOM』への期待コメントで語っていた。
関連イラスト
関連タグ
- スレッタ・マーキュリー / スレミオ/ミオスレ
- グエル・ジェターク / グエミオ
- エラン・ケレス
- シャディク・ゼネリ
- ニカ・ナナウラ
- チュアチュリー・パンランチ
- ジェターク寮
- ブリオン寮
- 地球寮 / 株式会社ガンダム
名(迷)言
水星ってお堅いのね / ダブスタクソ親父 / ミオリネキツネ
愛称など
関連キャラ
- リリーナ・ドーリアン:ミオリネ同様に政治力で力を発揮したガンダムヒロイン。
- クーデリア・藍那・バーンスタイン:シリーズ前作の登場人物。高貴の産まれである特権を当たり前と思っていたが劇中で改心し、その立場を利用しようとするまでに成長した点でミオリネの先達と言える。直接的な武力を振るう事しか出来ない主人公では対処出来なかった事態を政治力で解決して見せた点も共通している。
- 姫宮アンシー:元ネタの一つに登場する学園内でトロフィー扱いを受ける花嫁。当初は扱いが共通していたが、ミオリネは徐々に自立する動きを見せている。
ALERT
勝手にバラさないでよ!
※以降から第10話~第12話のネタバレが記されます! ネタバレが嫌なユーザーはブラウザバックを強く推奨します!
もう少し後で見ようと思ったのにあんたのせいで台無し!
責任、取ってよね!
ALERT
グラスレーとの〈決闘〉から二ヵ月後、エアリアルが中破している事から二週間強の間、温室の管理をスレッタに任せデリングの下で経営を学んでいた。中古の宇宙船を社用船として購入したが操舵スタッフが間に合っていなかったところ、脱走の援助を依頼したフェンらと再会し学園までの搬送を依頼した。その際、彼らが宇宙議会連合のエージェントである事を見抜き「じゃあ味方になってもらおうかな」と強気な姿勢を見せる。
スレッタの負担を減らすべく、本人なりに気を使って温室の管理を業者に任せ、エランをテストパイロットとして雇用し積極的にコミュニケーションをとる事も許可した。しかし仕事の方に気を取られ「私、いなくてもいいってことですか」と聞いたスレッタに上の空で「そうね」と返答してしまう。
修繕が完了したエアリアルを受け取るためプラント・クエタへ向かうも、先日の件を引きずるスレッタとの関係をニカに指摘され、トイレで泣いていた彼女を発見する。追いかけっこの末、自分の思いの丈とともに拳をぶつけ「ずっとそばにいて」と伝え、自分を信じられないのかと言い募る。スレッタもその言葉に「信じます。私、花婿ですから」と返答し、お揃いのキーホルダーを受け取り満更でも無い様子であった。
だが、何者かがクエタを襲撃、スレッタとも離れ離れになってしまう。再会したデリングも自身を庇って右背を負傷、思わず反発心を忘れ「お父さん」と父の身を案ずる。父が母「ノートレット」ならミオリネだけでも生き残れるよう行動するだろうと言葉を掛けるが、先に伝えて欲しかったと悪態を付きながらも応急処置を施し担架で運ぶ。
しかし避難中、デリングの命を狙うテロリストと遭遇、エアリアルが現れ彼女らを守ると思われたが……?
Season2以降の解説(ネタバレ注意!)
プラント・クエタでの事件後は事情聴取のため本社フロントに抑留されており、スレッタ達とは離れ離れになっていた。病室で辛うじて一命を取り留めたものの2週間も目を覚まさないデリングを見て「いつまで寝る気よ、クソ親父…」と呟いていた。
同じく本社フロントで事情聴取中だったプロスペラにスレッタがクエタでした事と、その所業を行わせたプロスペラに「実の娘にあんなことをさせるなんて」と追及していたが、
「ああしなければ、貴女も総裁も死んでいたでしょう?」
と言い返される。
そして、プロスペラからデリング、そして母ノートレットが関与していた計画『クワイエット・ゼロ』を引き継いでほしいと頼まれてしまう。その後、デリングと付き合いの長い部下であるラジャン・ザヒからクワイエット・ゼロについてやそれに関する父や母の思惑などを聞き出した。
事情聴取が終わると学園に帰還。テロに加担した疑惑で地球寮が責められている場面に遭遇し、暴力を受けているマルタンの現場を撮ってその場を収め、地球寮もとい株式会社ガンダムに帰ってきた。当初、ニカ・ナナウラの居場所を探すため、フェン・ジュンに連絡し、株式会社ガンダムの出入り許可を条件に協力させた。帰ってきて早々、地球寮からの労いを受けるが、スレッタの言葉を聞き入れて温室へ行くことを決める。
途中、プロスペラと鉢合わせた事もあり、スレッタにプラントクエタでの件について「ありがとうって言うべきだった」「ごめんって謝りたかった」と言いつつも、夢を諦めることや殺人行為すら「お母さんが言うなら」と受け入れてしまう彼女の様子にショックを受ける。彼女をこうさせたプロスペラに対し怒りをあらわにし掴みかかったミオリネだったが、直後にプロスペラの口から父親が引き起こした21年前の事件と彼女がその復讐を目論んでいる事を知らされて愕然とする。
そして、クワイエット・ゼロ実行のため、総裁戦で総裁になることを条件に協力を要請される。最終的に『ミオリネは総裁を目指す』『スレッタを計画に巻き込まない』『最後にもう一度だけスレッタとエアリアルに決闘をしてもらう』という条件でミオリネはプロスペラと協力することに。
結婚可能になる(=決闘による結婚相手が確定する)17歳の誕生日も近づいていた中、ミオリネは偶然スレッタと一緒にいたグエルを、先の条件による決闘相手として選定する。
その後、グエルには事情を話して総裁選やスレッタを計画に巻き込まない話に協力してもらうことになり、最終的に誕生日当日の決闘はスレッタの敗北で決着。その場に駆けつけたミオリネはスレッタにキーホルダーを返し、あえて冷たい口調で訣別を言い渡した。詳細はこちらを参照されたし。
グエルを婚約者として確定させた後は総裁選に出馬するものの、先行して動いていた対立候補のシャディクに大差を付けられる。さらにグエルからヴィム・ジェタークとプロスペラが共同で開発していたガンダム、シュバルゼッテを見せられ困惑する一幕も。
支持を取り付けるための実績を求めたミオリネは、プロスペラの助言もあり地球のクイン・ハーバーで発生していた強引な治安維持活動に対するデモ運動を平和的に解決することを決意。護衛も兼ねて「命を救う」という彼女の理念を体現したエアリアルを同行させ、地球に向かうことになった。
デモ側の代表者たちとの交渉は難航するが、株式会社ガンダムの商品であるGUND義肢の売り込みとそこで働くアーシアンの学生の話を出して真摯に向き合うことで、総裁選終了までの活動中断を約束してもらうことに成功する。
しかしグエルや護衛のケナンジ・アベリーが急遽宇宙に帰還した直後、エアリアルに搭乗していたプロスペラが、エアリアルのオーバーライドを用いて武力衝突を誘発。これは彼女の計画の障害排除のためだったのだが、結果的に駐留部隊とデモ隊が交戦状態に陥り、街の破壊と多数の死傷者を出す結果となる。
先の約束も破断となってしまい、ミオリネは炎上する街を見下ろしながら、ただ責任と無力感に押し潰されるしか出来なかった。
宇宙に帰還した際には、グエルらがプラント・クエタやオープンキャンパスの事件を手引きしたシャディクを拘束したこともありミオリネが新総裁として選出されるも、再度の学園襲撃の件もあり自責の念から酷く憔悴していた。
議会連合によるグループ解体の危機に直面すると、救出されたサリウス・ゼネリから自身らグラスレー社を切り捨てることでグループを守るよう進言されるもの、もう誰かを犠牲にしたくないとこれを拒否。
しかし直後に自身が手を貸していたクワイエット・ゼロによって議会連合の艦隊が壊滅する様を目撃してしまい、さらに精神的に摩耗していく。
そんな中、ある人物は一連の責任をミオリネに見出しており……
第22話では自分の選択が引き金となって多数のアーシアンや宇宙議会連合の艦隊乗組員が死亡した結果、度重なる不運とあまりにも大き過ぎる犠牲を前に自責と後悔に苛まれたミオリネはとうとう自暴自棄となりひきこもり状態となってしまった。グエルが扉の前で呼びかけても一向に応答しなかったが、自分に会いに来たスレッタの「私、クワイエット・ゼロに行く事にしました」という言葉に反応。
スレッタは「ミオリネさんに一緒にいてほしい」と言うが、ミオリネは「あんたと母親から引き離したのは間違いだった」と、スレッタを巻き込まない為に敢えて冷たく突き放した選択が結果として多くの人の死を招いてしまった事実を嘆く。
「私は、もう間違えたくない」と力なく呟くミオリネ。しかし、スレッタがミオリネを救出する為とはいえテロリストの一人を殺害した事に罪悪感を抱いていた事、そして自分のために新たに生じてしまった犠牲から目を背けていた事を後悔している事をスレッタ本人から聞かされる。
「間違っても前に進むしかない」、「何も手に入らなくても自分にできる事をすればいい」、成長したスレッタの激励を聞いて、遂にミオリネは自分が犯した罪と向き合う事を決意。扉を開こうとするスレッタを制止し自ら閉ざしていた扉を開き、扉の前で待っていたスレッタと手を繋ぐ。長らくすれ違っていた二人は、ようやく絆を結び直した。
その後、昏睡状態だった父親のデリングが目を覚ましたという報せを受けて、ミオリネはデリングの病室に向かう。その道の途中で待っていた地球寮の面々にミオリネは「ごめん」と頭を下げて謝った。そして、デリングと面会したミオリネは「会社からもガンダムの呪いからも逃げない」とデリングに宣言した。そんな娘を、デリングは暖かい眼差しで見つめていた。その後、ミオリネはテロの容疑で拘束されていたシャディクと面会。彼に何らかの取引を持ちかけた。
そして、スレッタが母親のプロスペラと、かつての自分の愛機にして姉でもあるガンダム・エアリアルを止める為に新たなガンダム、ガンダム・キャリバーンに乗る事を知ったミオリネ。グエルはスレッタの死、あるいは廃人化を危惧していたが、ミオリネはスレッタを信じると決めた。データストーム内でクワイエット・ゼロやエアリアルのオーバーライドを受けずに行動する為の最低条件、パーメットスコア5の到達を試すスレッタを見守るミオリネ。結果、発作や激痛に苛まれながらもスレッタはパーメットスコア5をクリア。その様子を見ていたミオリネは涙を流すのだった。
準備は整い、スレッタ、地球寮の面々、グエル、ケナンジらと共に、ミオリネは今度こそプロスペラを止める為に戦場へと身を投じる…。
ガンドノートとエアリアルをスレッタに任せ、ミオリネ自身は地球寮の面々、ケナンジ、ベルメリア、エラン(強化人士5号)らと共にクワイエット・ゼロを止める為に強行突入。しかし、クワイエット・ゼロ内部で侵入者を排除するハロの大群に妨害されてしまう。それでもハロの妨害を突破して、何とかクワイエット・ゼロのメインコンソールに辿り着いたミオリネ。ベルメリアから教えてもらったクワイエット・ゼロの停止コードを入力するが『ERROR』の表示が。プロスペラにコードを書き換えられてしまっていたのだ。プロスペラはこの事態を予期していたのである。メインコンソールに現れたプロスペラは拳銃を手に、ハロと共にミオリネ達を排除しようとする。だが、奮起したベルメリアが僅かながら時間を稼いでくれた。それでも死の危機は刻一刻と迫り来る。エリィ(エリクト)の居場所を作る為の計画は邪魔させないと豪語するプロスペラに対し、遂にミオリネは堪忍袋の緒が切れた。
ミオリネ「エリィ、エリィって、スレッタの事はどうでもいいわけ!?」
プロスペラ「愛しているわよ。でも、あの子にはあなた達がいるでしょう?」
ミオリネ「スレッタがどんな思いでGUND-ARMに乗ってここに来たと思ってるの!?母親なら等しく愛してあげなさいよ!!」
そして、スレッタから聞いた自分の母・ノートレットが品種改良したトマトに仕込まれていた遺伝子コードから遂にクワイエット・ゼロの解除コードを見つけ出したミオリネ。だが、プロスペラの銃口がミオリネに向けられる。咄嗟にミオリネを庇うベルメリア。
プロスペラ「母は強しよ、お嬢さん」
しかし、プロスペラが引き金を引こうとした瞬間、その頭が衝撃で大きく弾かれた。エランが先にプロスペラに対して発砲したのである。これによって、停止コードを入力されたクワイエット・ゼロは遂に沈黙した。
プロスペラはヘッドギアが銃弾を防いだおかげで無事だった。パーメットの痣が顔に浮き出ているプロスペラに対してミオリネは手を差し伸べる。
ミオリネ「私達、家族になるんだから」
しかしその直後、宇宙議会連合の差し金で超巨大レーザー送電システムから高出力のレーザー光線がクワイエット・ゼロに向けて放たれた。第1射はエアリアル(エリクト)の懸命の防御によって防がれたが、宇宙議会連合は第2射を撃とうとする。そして、ミオリネ達はプロスペラの部下であるゴドイによって拘束されてしまった。
スレッタにエアリアル(エリクト)の引き渡しを要求するプロスペラ。だが、スレッタはそれを拒否してキャリバーンでパーメットスコアを上げてエリクトの覚醒を試みる。死んだエラン・ケレス(強化人士4号)の助力もあり、スレッタはエリクトの覚醒とパーメットスコア8以上の出力に成功。そして、ミオリネはゴドイの前に立って自ら銃口を額に付けながら言う。
ミオリネ「連合の動機を無くせばいいんでしょう!?」
ミオリネの秘策、それはベネリット・グループの解散とその総資産の地球圏への売却だった。シャディクと取引して密かに進めていたのである。キャリバーンが発動した強力なデータストーム干渉によってその事実をベネリットグループと宇宙議会連合の面々に告げるミオリネ。しかし、宇宙議会連合の議長はお構いなしにレーザーの第2射を発射しようとしていた。だが、それはキャリバーン、エアリアル、ファラクト、シュバルゼッテのGUND-ARM4機による大規模データストーム干渉によって防がれた。ミオリネ達は既に脱出していて無事だった。クワイエット・ゼロやGUND-ARMの崩壊を見届けたミオリネ達。そして、救難信号によって宇宙を漂流していたスレッタを発見したミオリネ。デミバーディングの手から飛び出したミオリネは必死にスレッタに呼びかけるが、応答はない。スレッタは死んでしまったのか?最悪の事態を想起して悲しみに顔を歪め、涙を流しながら、スレッタの宇宙服のヘルメットに自分のヘルメットをぶつけるミオリネ。すると…
スレッタ「あだっ…!ミオリネ…さん…?」
ミオリネ「もっと早く返事しなさいよ、バカ…!」
スレッタは生きていた。ミオリネは、今度は喜びに顔を歪めて、涙を流すのだった。
それから3年。ミオリネは地球に来ていた。クイン・ハーバーを訪れて、自らの罪を償う為に。シャディクと最後の別れを済ませ、アーシアンの人々から怒りと憎しみと侮蔑の言葉をぶつけられても毅然と受け止めるミオリネ。3年前、罪の意識に苛まれながら引きこもった少女はもうどこにもいない。売却されたベネリットの資産は結局また宇宙へと吸い上げられ、状況は何も好転していないようにみえる。「いったい何が正しかったんだろうな?」というサビーナの問いに対し、ミオリネは「正しさは人の数だけある。だから、私達は必ずどこかで間違える。それでも、自分が正しいと思う事をするしかない」という一歩進んだ答えを口にした。それを教えてくれた、金色に光る麦畑の中で子供達と戯れる赤髪の女性を見つめるミオリネ。自分を見つけた彼女は、満面の笑みを浮かべる。そんな彼女に、スレッタに手を振るミオリネ。二人の左手の薬指にはシルバーリングが光っていた。約束通り、二人は結婚したのである。
選択を間違えてしまった事によって失われたものはあまりに多い。それでも、ミオリネは最愛の人に背中を押されて先へと進んだ。鳥かごの中に囚われ自由を望んでいた少女は、進んだ事で大切な人と信念、仲間達、家族、大切なものをたくさん手に入れたのであった。
Season2以降の余談
- プラント・クエタですれ違ったスレッタと和解するまでにトイレに引きこもった彼女を引きずり出そうと応酬を繰り広げた結果頭部右側をぶつけており、その後第17話で目覚める際もそこを庇うように起きていたため(恐らく第12話以降毎朝)何らかの後遺症が残ってしまっている可能性があるが明言されていない。
- 2023年4月30日の魔女ラジ第29回では温室のスレッタとの会話で母プロスペラを妄信する刷り込みに埒が明かないと判断して、直談判を仕掛けたとの事。
- その後明かされた結果は我々の知る通りとなったが……。
- 市ノ瀬が(顔を合わせる機会こそ多くなかったとはいえ)スレッタとプロスペラはミオリネ以上に深い関係にあると指摘しており、一方でLynnはミオリネのようにプロスペラとの談判に勝てる(?)自信がないと吐露した。
- 2023年5月7日の第30回では、ミオリネの人のために行動する成長が評価されていた。劇中でもSeason1時点のシャディクからの評価や学園に戻ってからのチュチュとの会話で顕著となっている。
- 第18話放映後ビジネススーツに身を包んだ彼女の設定画が公開されたのだが、なんと「ミオリネ・連ブラン」と元恋人の一人のように誤植されてしまっていた(その後の修正ツイートもあり)。「れん」は「れん」でも「蓮」ではないのがポイント。
- 「ガンダムゥ!?」の特徴的な叫びは2023年5月21日の第32回でも触れられ、クイン・ハーバーの惨状を伝えるニュースを視聴した後の「エアリアルを使うわ。」の台詞は台本に「理想論だけではダメだ」「でも、自分で決めたことは曲げずに通したい」「覚悟を決める」とのト書きも記載されていたとのこと。行動にはスレッタを突き放した負い目もあるとコメント。
- 第19話放映後、ルームウェア姿の設定画がようやく公開された。なお、公開回では着用していない。
- 憔悴した姿のミオリネは通称『ボサミネ』として愛好家に親しまれている。特徴的なブレードアンテナが廃されているためむしろ実戦向き(?)との声も存在している。
- 第22話では回復後の会議の様子からスレッタの真実やプロスペラが本当の母親ではない事、そしてエアリアルの中身を周知しているが――初めてその事を明かされた際、スレッタを大切にしていて、母親関係に敏感なミオリネからすれば間違いなく衝撃的な内容の筈であるがどの様な反応を見せたのか不明である。
- 念願の地球行きが(結果的に)実現した事が2023年5月28日の第33回でも触れられている。地球へのプレゼンは、彼女なりに求心されるようアーシアンの仲間と築き上げた企業とGUND義肢技術を伝えようとしたものであると説明された。
- 結果的にプロスペラに出し抜かれ追い詰められたミオリネをスレッタが今すぐにでも救って欲しいとLynnがコメントしていた。
- 彼女が傷付きひきこもった姿は2023年6月25日の第37回でも一部から人気があると紹介されていた。
『グラスレー寮ラジオ』
2023年6月18日配信の『魔女ラジ』第36回は『グラスレー寮ラジオ』と称して[[古川慎]がパーソナリティーを務める特別回となった(今回も略称は設定等されなかった)。レギュラーの一人であるLynnは今回ゲスト扱いとなった。
なお、配信時点で5回以上「乗っ取り」を受けたとしており(特別回として第12回の『ジェターク寮ラジオ(グエラジ)』、第20回の『地球寮ラジオ』、第28回の『フォルドの夜明けラジオ』、第31回の『グエラジ Vol.2』、そして前回の第35回『ペイル寮ラジオ』で計5回と合致している)、6月25日の第37回冒頭ではレギュラーを務める市ノ瀬が呼ばれなかったため愚痴をこぼしていた。
古川のシャディク評を聞いて、Lynnは計画の犠牲者として自身をも組み込める覚悟に同情出来ると返答。シャディクのプロファイリング中、彼がアーシアンの支配構造を生み出したデリングへの憎しみを滾らせると謝る場面も。
そしてシャディクが何故ミオリネに「進まなかった」のか質問し、Lynnの回答である自身の幸福を求めない姿勢よりもベネリット解体などでミオリネを傷つけたくないが故に選ばなかったと語った。そんな彼の大人なようで子供っぽさが残る面に母性がくすぐられたとコメント。
一方ミオリネは尋問室での再会でも自身の行動の結果引き起こされた二つの虐殺で憔悴しきっており、シャディクと向き合える状態ではなかったと解説。その後立ち直ったミオリネが「人を信じなさい」と人を信用しないシャディクに諭した場面は彼を一番理解しているミオリネなりの対応として、かっこよさを感じたと語った。
時として本音と建前が乖離するシャディクの言動をミオリネは理解しているとしつつも、歩み寄る事はないと手厳しい発言も。プラント・クエタの陰謀でミオリネが危うく命を落としていた場合、シャディクは首謀者でありながら落ち込んでいたであろうと告げられると「まったくシャディクって奴は!」とツッコんだ。
そして、シャディクが孤独に追い込まれる状況を生み出したのは養父のサリウスと一線を引いていたのではないかと語った。
「青いトマト」と名乗るシャディク推しのメールについて古川から返答を求められると、(胸元をはだけた姿で)学生生活を過ごすシャディクを想像しただけでエモいと返し、正体が判明しておらず内心が読めないミステリアスな男であった初期から好きであるとともに長髪キャラが好きではなかったが古川の演技が気に入ったのかもしれないと愛を語り、彼が愛に飢えているからこそ「愛を与えてあげたい」と叫んだ。
余談として、音泉の番組ページPC表示では最新回のコメントが掲載されており、Lynnは「ついにシャディク役の古川さんがゲスト…いや、パーソナリティになって乗っ取られましたー!!」とようやく古川を招けた事に歓喜し「大好きな“香りの時間”もありますよ。」とコラボフレグランスにも触れたコメントをしている。