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スレミオ

すれみお

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公とメインヒロイン、スレッタ・マーキュリーとミオリネ・レンブランのカップリング名称である。
目次 [非表示]

「よろしくね、花婿さん」


解説編集

機動戦士ガンダム水星の魔女』のスレッタ・マーキュリーミオリネ・レンブラン公式カップリング。『水星の魔女』を支える屋台骨の一つ。


放送・配信開始時点では百合展開をほのめかすような情報は皆無であったものの、第1話ラストのミオリネの爆弾発言とともに一躍脚光を浴びるコンビとなった。


事前情報でははっきりしなかったが、実際に並ぶと頭半分ほどの身長差があり、人慣れしていないながらも妙に図太いところのある純朴高身長女子と、強気で遠慮知らずの孤独なお嬢様が生み出す化学反応は『ガンダム』シリーズに新たな風を吹き込んでいる。


  • スレミオミオスレ
  • 投稿文字数制限があるTwitter等のSNSでは名前の略称として『ス』や『ミ』が用いられることもある。

第2話のOP・EDでも想像以上に振り切った結びつきが示唆されており、第3話以降で御三家との絡みも人気が出つつも、11話でのミオリネの告白で注目も人気もさらに上昇した。


第1クール最終の12話ラストの衝撃の事件(後述)を経て、第2クールでは16話でのすれ違い、17話での突き放しなどの波乱もありつつも、最終回の24話では左手の薬指にお揃いの指輪をつけた姿を見せた。大人の事情で「結婚」という単語こそ出なかったものの、他のキャラクターの発言でも二人が結ばれた事が暗示されている。まさに祝福である。


Gundam.Info英語版公式twitterアカウントでは、手をつないで座る二人を描いた最終回エンドカードの画像への注釈として、ミオリネをスレッタの「her wife(彼女の妻)」と記している(ツイート※画像左下の「ALT」をクリックで閲覧可)。


各話での進展(ネタバレ注意)編集

  • 第1話「魔女と花嫁」

アスティカシア高等専門学園へ編入生としてやって来たスレッタは、学園近辺を宇宙服ひとつで漂っていたミオリネを発見。要救助対象として救出に向かうも、ミオリネの計画を「邪魔」したと怒鳴りつけられてしまう。

邪魔をしてしまった“責任”をとろうとミオリネについて回るスレッタが知らされたのは、彼女が決闘の「トロフィー」として軽んじられる学園の歪なルールだった。ミオリネの菜園でトマトをもらったスレッタは、自分が学園に来た理由を打ち明け、僅かながら二人は距離を縮める。グエル・ジェタークのミオリネに対する態度を目の当たりにして義憤に駆られたスレッタは、ミオリネの制止も意に介さずグエルへの“決闘”を申し込む。


しかし自分の喧嘩にけりをつけるべく、ミオリネはスレッタが持ち込んだ愛機・エアリアルを無断で持ち出してグエルのディランザと対峙。パイロット科のエースを相手になすすべもなく追い込まれるミオリネだが、家族同然のエアリアルを勝手に使われたスレッタは決闘に割り込むとコックピットを力尽くで奪還、ミオリネを膝に乗せたまま、突っ込んできたグエルをエアリアルと共に一蹴する。

決闘の序列1位であったグエルを下したことで、新たに「ホルダー」となったスレッタは、目の前の光景に呆然としていたミオリネから改めてルールの内容を聞かされる。


学園において、ホルダーとはミオリネ・レンブランの婚約者である証」でもあったのだ。ということは、女性の場合同性婚になることを意味する。


困惑するスレッタとミオリネの反応については当該記事を参照されたい。


  • 第4話「見えない地雷」

…通常デザインの制服で登校してきたスレッタに対し、ミオリネはスレッタの生徒手帳を操作してホルダー仕様へと変更し、改めて自身の婚約者である事への自覚を促す。

スレッタが決闘に懸けた”ミオリネへの謝罪”を果たすためにグエルが訪れた際には、これまでのビビりに加えてプロポーズ騒動への恐怖もあり、終始ミオリネの肩にしがみつくスレッタと、彼女の習性を気にも留めなくなっているミオリネの様子が窺える。


スレッタはようやく本格的な実習に参加出来るようになるが、ジェターク寮の面子を潰した人物として学生たちに敬遠され、サポートメンバー集めに苦戦。ニカの提案で地球寮を頼ろうとするも、スペーシアンを憎むチュアチュリー(チュチュ)に追い返されてしまう。助力を申し出たエランを、今度はペイル社の差し金として警戒するミオリネが却下し、スレッタの肩を抱いてエランから引き離そうとする。

経営戦略科でありながらメカニックとスポッターの二役を引き受けたミオリネは、元理事長室を改装したプライベートルームへスレッタを招き入れると、実習に必要な範囲を瞬く間に暗記。ついでとばかりに筆記テストの答案を見てもらうスレッタは、その惨状に苦言を呈されてしまう。

ルームウェアを借りて夜更けまで勉強を続けるスレッタは、物音を聞いて起き出してきたミオリネに頑張る理由を問われる。水星に人を増やすために学校を作りたいという夢、水星の人々から寄せられる期待、それらを聞いたミオリネは「重い」「自分のためだけに生きれば良いのに」と零しながらも「あんた、偉いね」と言葉少なに敬意を示して寝室に引き返し、スレッタも「おやすみなさい」と見送るのだった。


試験当日、スペーシアン憎さに突っ掛かるチュチュとの間に険悪さを残しながらも、ミオリネのサポートで順調に試験を進行するスレッタだが、他の再試験組による陰湿な嫌がらせでメインサイトが機能不全に陥り、視界を塞がれた状態での操縦を余儀なくされる。ミオリネのガイドに従い、不合格とリトライを繰り返す中でタイムを縮めながらも、幾度目かの失敗でスレッタは突如諦めの言葉を呟く。

遠い故郷から一人でやって来た不安と孤独、編入初日から立て続けに起こる理不尽へのストレス、不甲斐ない自分への情けなさ、ぽつぽつと胸の内を語りながら感情が抑えられなくなり、とうとう声を上げて泣き始めてしまうスレッタに、ミオリネは目標を思い出させるように叱咤しつつ、試験の続行を促す。

通信越しに二人のやりとりを聞いていたチュチュは、待機させていた自機を降りると、試験会場の脇でスレッタを嘲笑していた嫌がらせの犯人たちに鉄拳を見舞い、仲裁のために降機したスレッタ共々、後日再試験が言い渡される。この一件を経て、改めてニカに誘われたスレッタは地球寮に迎えられ、ミオリネとの共同生活は終わりを迎えた。

少なくとも4日が経過するエピソードの中で大部分を共に過ごしたためか、心身共に距離が近づく描写が散見された。


  • 第5話「氷の瞳に映るのは」

…スレッタはもちろん、当然のように入り浸るミオリネもまた地球寮に馴染みつつあった。そんな折、エランの誘いを受けたスレッタは戦術試験区域の点検に連れ出される。チュアチュリーに「保護者同伴」と呆れられながらもエアリアルと連れ立って待ち合わせ場所へ向かおうとするスレッタの元に、「デート」の話を聞きつけたミオリネが血相を変えて飛んでくるが、「ロミジュリったら許さない」と喚きながらもティルニカに制止されてしまう。

しかし逢瀬の間に豹変したエランは、こちらも駆けつけたグエルを巻き込んで決闘を取りつけ、半ば呆然とするスレッタに対して宣戦布告する。新型機体を持ち出したエランは、善戦を見せたグエルの機体を必要以上に蹂躙。勝者の権利としてスレッタを決闘の場へと引きずり出す。

「御三家同士の潰し合い」と静観していたミオリネが経緯を問い質そうとする中で、エランがスレッタとの決闘に賭けたのは「エアリアルの所有権」だった。


  • 第6話「鬱陶しい歌」

…相談無しに御三家との決闘に関わってしまったスレッタに、ミオリネは苛立ちを見せながら「負けたら許さない」と言い渡す。

決闘の日が迫り、機体の調整が大詰めを迎えても未だに心の整理がつかないスレッタだったが、追加装備の試験に付き合うミオリネに「進めば2つ」の信条を持ち出されたことで奮起。傍でやり取りを見ていたニカは、ミオリネがスレッタの事をとっくに許していた事を察する。

決闘当日、エアリアルファラクトの一進一退の攻防を地球寮生と共に見守るミオリネは、被弾に狼狽するマルタンを一喝したり、勝利に大はしゃぎするメンバーの横で嬉しそうな顔をするなど、随所でスレッタへの信頼を示す。

激闘を経て和解の糸口を掴んだスレッタとエランの様子に「良いの?」と問うニカに、ミオリネは「多少の浮気くらい許してあげる」譲歩の姿勢を見せる。

後日、改めて約束を取りつけたスレッタとエランの待ち合わせ場所で待機していたミオリネは、やって来たスレッタを「5分前には来るもの」と嗜めつつ、背中を押してくれた事への感謝を口にする彼女に門限を守るよう言い置いてその場を後にする。


  • 第7話「シャル・ウィ・ガンダム?」

…不意に連絡の途絶えたエランの事で上の空のスレッタは、ベネリットグループのインキュベーションパーティーに御三家が出席すると聞いてミオリネに案内を請う。ミオリネのイブニングドレスを借り、ニカマルタンを伴って会場を訪れたスレッタは、ミオリネにホルダーとしての振る舞いを指導されながらエランの姿を探す。

エランとの再会が叶ったスレッタは、そのままホルダーとしてペイル社のプレゼンテーションへと連れ出されていた。ステージ上でエアリアルとファラクトの決闘についてインタビューを行うCEOたちは、突如としてファラクトがGUNDフォーマットを搭載していた事実を公表、同時にファラクトとの“混線”を起こしたエアリアルもまたGUNDフォーマット搭載機=GUND-ARMであると告発する。

モビルスーツ開発を監査するカテドラルの協約に対する重大な違反行為として、ペイル社は機体の廃棄と開発部門の解体を宣言、非難の矛先はエアリアルとシン・セー社にも向けられる。戸惑いながらも必死の抗弁を続けるスレッタが孤立する中、割って入ったミオリネは会場のグループ内企業に向けて即席の投資計画を提示、御三家のモビルスーツを凌駕する性能を証明したGUND-ARMが抱える生命倫理問題の克服を目的としたグループ外の新会社「GUND-ARM Inc.」への出資を請う。

「裏付けひとつ無い子供の意地」と歯牙にも掛けないデリングに、“意地”をかなぐり捨てたミオリネは駆け寄ると「あなたの信用をお借りしたい」と頭を下げる。暫しの沈黙の後、「逃げるなよ」と言い置いて立ち去ったデリングの出資が呼び水となり、新技術に関心を寄せていた各企業も相次いで投資、目標金額2400億を集め新事業として認められる。

所用で会場を離れていたプロスペラは、仔細を聞いてミオリネに感謝を伝えるが、スレッタはエアリアルがGUND-ARMであることを前提に話が進んでいく事に納得いかず、なおも「ガンダムじゃないよね?」と確かめようとする。「とうとうバレちゃった」と朗らかに言い放つプロスペラに、理解の追いつかないスレッタは言葉を失うのだった。

スレッタを守るためにミオリネが漢気を見せる回である。


  • 第8話「彼らの採択」

…ニカとマルタンの語るパーティーでの出来事を、もちろん他人事として聞いていた地球寮の面々は、寮を株式会社ガンダムの社屋として使うと言い出したミオリネに問答無用で社員扱いを受ける。「うちのミオリネさんがごめんなさい!」とスレッタが平謝りする中、肝心の事業内容を問われたミオリネは「これから考える」とあてにならない返事をする。

プロスペラとの面談でガンダムを取り巻く状況の一端に触れるミオリネを横目に、スレッタはエアリアルの素性を自分に伏せていた事について尋ねる。禁忌とされる機体に降りかかる火の粉から娘たちを守りたかった、というプロスペラの釈明に安堵したスレッタは、母から託されたガンダムと人々との橋渡し役に改めて奮起する。


兵器開発という不穏な選択肢に気乗りしない地球寮生たちを前に、流石にアウェーの雰囲気を感じ取ったミオリネは、事業の方針を探る間、寮生たちに会社設立の準備作業を割り振る。

スレッタが企業PVの撮影と慣れない編集作業に追われる一方、ミオリネは知り得る限りでもう一機のガンダムを開発したペイル社のベルメリアを訪ね、彼女から“GUNDの理想”という手掛かりを得る。2週間ぶりの再会に抱き着こうとするスレッタを制しながら、ミオリネは地球寮生にかつてヴァナディース機関で研究が進められていた「GUND医療」の完成・実用化という第二の選択肢を示す。

各作業は滞りなく終わり、学生起業申請が受理されるのを待つばかりとなったガンダム社に打ち上げ用の食事を持ち帰るため、スレッタとミオリネは二人乗りしたスクーターで夜のアスティカシアを走り抜ける。“みんなが納得できる方法”を探して奔走したミオリネへの感謝を口にするスレッタの「部活みたいで楽しい」と語る背中にもたれかかりながら、「遊びじゃない」と口元を緩めるミオリネの生徒手帳には、学生起業規則の変更が通知されようとしていた――。


  • 第11話「地球の魔女」

…エアリアルを受け取るために地球寮総出でプラント・クエタへ向かう船内には、何でも屋に勤しむスレッタの姿もあった。役に立たなければ居場所を失くしてしまうかもしれないという強迫観念じみた焦りを抱え、ミオリネと顔も合わせられないスレッタの異変を、当のミオリネも呆れ混じりに察する。

プラントに到着してからも空回り気味のスレッタは、安物アプリに愚痴る仲間の言葉にも過敏に反応し、取ろうとした弁当も他者に譲っているうちに食いっぱぐれ、ナーバスになるあまりトイレに逃げ込んでしまう。

船のブリッジでエアリアルの搬入準備をするニカは、同席するミオリネにスレッタとの会話のきっかけをつかませようと気を回し、「みんながミオリネみたいにできるわけじゃない」と諭す。つれない態度を見せるミオリネだが、昼食を終えて集まった地球寮の面々はスレッタの行方を知らず、自ら目ぼしい場所を探す羽目になる。


同じくプラント・クエタに滞在しているプロスペラと通話を繋げたスレッタは、「必要とされない」事への不安を漏らす。教えられたプロスペラとエアリアルの所在地へ向かうためにスレッタがトイレを出ようとした矢先、何者かが個室のドアを乱暴に叩く。

個室の前で待っていたミオリネの表情から不機嫌さを感じ取ったスレッタは、黙って閉め直そうとしたドアを全力でこじ開けようとする彼女の剣幕に慄き、ドアを押さえる手を滑らせる。勢いのままに壁で頭を強打したミオリネは、低重力環境で軽々と逃げ惑うスレッタを追いかけ回した末にスタミナ切れを装う作戦へと切り替え、慌てて駆け寄ってきた彼女を捕獲。ようやく卑屈な胸中を訥々と語り出したスレッタは、“進むための呪文”のいらないミオリネに自分の怖さはわからない、と口にする。


「勝手に私のこと分かんないでよ!!」と一喝するミオリネは、スレッタの胸元に頭を押しつけながら喚き立てる。進む力をくれたのは、逃げなくてよくなったのは、呪文を唱えながらでも進み続けた「あんた」のおかげ――しがみつくように両手をスレッタの背中へ回し、なおも思いを吐き出すミオリネ。自分から逃げないでほしい、進んできてほしいと声を震わせながら、もののついでにあれこれと要求しだす彼女に少し呆れた表情を浮かべつつ、スレッタも花婿としてミオリネを抱きしめ返す。ミオリネがようやく好意をしっかり言葉にした瞬間である。

仲間たちの元へ戻る道すがら、スレッタが渡しそびれていたキーホルダーを酷評する口調とは裏腹に、ミオリネが笑顔を見せたのも束の間、プラントに緊急事態警報が響き渡る。正体不明の敵性体の攻撃で連結部を破壊されたCブロックはプラントから切り離され、衝撃で昏倒したスレッタとミオリネも隔壁の閉鎖によって分断されてしまう。展望スペースに閉め出されたスレッタの目の前に、一機のモビルスーツが飛来する――。


  • 第12話「逃げ出すよりも進むことを」

…デリングを担架に乗せて搬送していたミオリネは、テロリストの一人に銃口を向けられ窮地に陥っていた。父を庇いながらも身を竦める彼女の元に、エアリアルが隔壁を破って突っ込んでくる。なおもレンブラン親子を撃とうとするテロリストに向けて、スレッタは躊躇なくエアリアルの右手を振り下ろす。

一瞬で赤い染みと化した人間の、千切れ飛んだ腕が視界をかすめていく光景に呆然とするミオリネに、駆け寄ろうとするスレッタは、転んで血溜まりに突いてしまった右手をそのまま差し出す。再会を喜ぶ彼女のあまりにも平然とした“笑顔”に、激しい違和感を覚えるミオリネは、血飛沫を浴びて凍りついた表情のまま「人殺し」と拒絶を呟くのだった。


extra編集

  • Blu-ray&DVD 発売告知CM

衝撃の第1クール完結から1週間。放映枠を引き継いだ『閃光のハサウェイ』が界隈を賑わせる傍ら、『水星の魔女』の宣伝隊長に選ばれたらしいスレッタは、自身の出演作を鑑賞しながら「かっこいいプレゼン」を研究しようとミオリネの名台詞をモノマネしていた……。

その様子を呆れ混じりに眺めるミオリネとの、もはや懐かしい「いつもの」やり取りに多くの視聴者が安らぎを覚えた事は言うまでもない。


  • Season2 ティザービジュアル

2023年2月10日、第2期のティザービジュアルが公開された。公式サイトではトリミング前のサイズも見る事ができ、アスティカシアが見舞われる騒乱を強く予感させる。頼りない表情でへたり込むスレッタと、何かに立ち向かわんとするミオリネの凛とした立ち姿のコントラストも然る事ながら、ライフルを携えるエアリアルの視線が、パイロットであるスレッタではなくミオリネの側に同調している構図が非常に印象的。


4月9日のSeason2放映開始を控え、Twitter公式アカウントにて3月10日から始まったイラスト企画(一覧)。「MBS/TBS系の28局が所在する都道府県の観光スポット」を巡るスレッタとミオリネの様子を見守りつつ、“特別なボイス”を聞くこともできるという平和な内容で、フォロワーからは「婚前旅行」(または「新婚旅行」)と称する声が上がっている。中には同日に公開されたSeason2予告PVとの温度差を憂う声もちらほら。

告知を兼ねた初日こそ渋谷のハチ公前広場(東京)からスタートしたものの、いざツアーが始まると毘沙門沼(福島)・福浦橋(宮城)・宮守川橋梁(岩手)……と、紹介される旅先が特定の傾向を持っていることが話題となり、特に二人の行く末に気を揉んでいる層からは期待の声が上がると同時に、宇宙を舞台とした作品の聖地が日本各地に出現したことで活力を漲らせる行動的なファンも現れている様子。


余談編集

  • #01 / 記事冒頭の台詞はミオリネのものだが、周囲の都合に翻弄されてきた中で、「ミオリネのために」戦って勝利したスレッタに向けているだけに、それまでの態度と比べて心なしか柔らかな口調になっている。
  • #04 / 劇中では一晩の出来事しか描かれていないが、再試験は通達から3日後に設定されており、スレッタがミオリネの部屋で3泊した可能性はある。スレッタが具体的にどこで寝起きしていたのかははっきりせず、同じベッドで眠った説を否定するだけの材料も無いことから、一部視聴者が妄想を拗らせている。
  • #04 / スレッタの泣き言とミオリネの激励については、演者がそれぞれ「イオンモールで泣いている子供」「公園のお母さん」とディレクションを受けたらしく、温かくもどこか投げやりな妙に現実味のある母性を見出してしまった視聴者が多数発生、スレミオについても新たな解釈が生まれることとなった。
  • #05 / エランとダイゴウ寮の決闘を観戦する地球寮のラウンジに当たり前のように溶け込んでいるミオリネだが、彼女まで入寮しているような描写はないため、わざわざ理事長室から通っているものと思われる。他の寮生も特に気にしていない様子から、この風景が見られるようになってそれなりの時間が経っている模様。
  • #06 / スレッタがデートの顛末を打ち明けた際には寮の女子部屋にミオリネも立ち入っており、地球寮との心理的な距離はそれなりに縮まっている様子。座り込むでもなく出入口の脇で立ったまま話を聞いていたのはミオリネなりの節度だろうか。
  • #ex. / ミオリネの堂々たるプレゼンといえば第7話だが、CMでのスレッタは第1~3話が収録された第1巻を観ているのか、引用する台詞がだいぶ偏っている。


  • 1/5に株式会社ハートより水星の魔女関連のバレンタイン商品が発表された。いくつか商品が提示されたがその中でも特に注目されたのがポーチギフトとスペシャルギフトである。と言うのもポーチギフトにはスレッタとミオリネの、スペシャルギフトには加えて御三家とそのMSのシールが貼られたチョコが付いているのだがどういう事かスレッタとミオリネのチョコの形だけがハート型なのである。この事は不意に公式からの強火の供給を受けたスレミオ民たちの間で話題となり、これらの商品は引き出物と称されるようになった。

  • 2023年4月30日の魔女ラジ第29回では劇中でようやく再会出来た事に触れていた。
    • Lynn曰く市ノ瀬加那とのアフレコ中の掛け合いは「嬉しかった」との事。市ノ瀬からは休止期間があった事で演技を見つめなおす機会にもなったという。

完結後の騒動編集

上述の通り、2人が結婚したことは作中では明言されていない...のだが、2023年7月26日発売の『ガンダムエース』9月号掲載のインタビュー記事で主演声優が「結婚した」と言及し、twitterでは「スレミオ結婚」がトレンド入りした。ところが、上層部からのお達しがあったらしく、電子版ではこのくだりが更新で削除された。

ガンダムエース編集部は7月30日に、『記事校正の段階で「編集者の憶測による文面」が存在し、制作側のバンダイナムコフィルムワークスから修正の指摘があったが校正ミスでそれが通ってしまった』という旨の声明を発表した(公式アカウントのツイート)。同日にアニメ公式サイトにおいて上述の事情説明に加え、修正指摘の理由について視聴者各自の解釈に委ねたいという意図だったとするステートメントが掲載された(月刊ガンダムエース2023年9月号掲載のインタビュー記事についてのお詫び)。

電子版での削除と、その後の公式からの表明はSNS上で炎上。海外の著名なサイトでも取り上げられるほどの騒動となった(例:ギズモード記事「Bandai Wants Gundam's Lesbian Couple to Be Open to Interpretation, Somehow」、KOTAKU記事「Bandai Namco Under Fire For Downplaying Gundam: The Witch From Mercury LGBTQ Relationship」)。

この騒動を受けて、2023年8月1日までは旧Twitter上で『スレミオ』が断続的にトレンドに浮上する現象が発生した。


8月6日開催のイベント「『機動戦士ガンダム 水星の魔女』フェス ~アスティカシア全校集会~」のラストは、決闘に負けて落ち込むスレッタに「ホルダーとか関係なく、アンタは私のパートナーなんだから胸張りなさい!」とミオリネが激励するやりとりで締めくくられた(『ガンダム 水星の魔女』イベント“アスティカシア全校集会”をレポ。生アフレコや朗読劇にライブ、さらには能登麻美子さんのサプライズ出演なども!)。


コミックマーケット102会場限定頒布の非公式のスタッフ本『水星のすべて』ではスレッタとミオリネが共にウェディングドレスを着たイラスト等が収録された。

水星の魔女で作画監督として関わった大野勉は8月13日に自身も、アニメ制作スタッフ側の認識、そして自身も参加した『水星のすべて』の寄稿作品の様々な内容についての見解を語った長文のツイート(リンク)を投稿した。

この長文ツイートは「スレッタとミオリネの結婚に固執してる方が結構居るみたいだけど、」と強火な文言では始まっており、炎上することになった。

制作側としては現場にあがってきた脚本と絵コンテを元に作業する立場であって、見方としては視聴者的に客観視した目線だったのではないかとし、スタッフ的にはなぜ同性婚したのか明確にしないのか、的な考えはなかったのではないかと語っている。

スタッフ本に収録された内容それぞれも「if」だろうとし、自身も記した「スタッフの想い」についてもあくまでそうではないかという想像したものとしている。これらについては公式とは切り離して考えて欲しいとして、スタッフが本当にやりたかった事、と解釈する見方をされても困る、としている。


だが・・・編集

上記の騒動があったものの2023年12月にBlu-ray最終巻が発売されると状況が一変する。それは同梱されていたインタビューにて監督の小林が、

「エピローグを描くことは決めてましたが、具体的な年数はあとから決めました。結末自体は『テンペスト』にならって、スレッタとミオリネが結婚してパートナーになる展開ですね。」

と明言したのである。

こうしてすべてに決着がついた。


関連イラスト編集

水星の魔女魔女と花嫁

魔女の祝福無題


「二人でとびっきりのドレスを着て」

无题|


関連タグ編集

スレッタ・マーキュリー ミオリネ・レンブラン

百合 ガールズラブ

百合ガンダム 水星ってお堅いのね ツンデレ 百合かごの星

ミオスレ


  • トマト… 第1話で登場した、ミオリネの亡き母が開発した品種。ミオリネ自身が丹精込めて育てたトマトをスレッタに食べさせる。おそらくはスレッタの人生初の生野菜であり、スレミオの象徴としてイラストに描かれることが多い。
  • ガンダム・エアリアル… スレッタの愛機であり、図らずも婚約の場に立ち会ってしまったMS。
  • ロミオとジュリエット… 敵同士の家に生まれた子女の悲恋を描いた戯曲。作者シェイクスピアは『水星の魔女』がモチーフの一つとしていると思われる『テンペスト』も手掛けており、「『ロミジュリ』が通じる世界で『プロスペラ』を名乗る人物の要警戒度」に思い至る視聴者が散見された。
  • ユーシュラー・ミルザハニ… 小説版から登場するミオリネの幼馴染みで、かつての花婿。

  • クーアト……ガンダムにおける女性同士の公式カップリングの先駆者。

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