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地球寮

ちきゅうりょう

地球寮とは、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するアスティカシア高等専門学園の弱小学生寮。
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概要

アニメ『機動戦士ガンダム水星の魔女』に登場する、アスティカシア高等専門学園学生寮の一つ。宇宙出身者=スペーシアンの学生が大半を占める学園において、地球出身(=アーシアン)の学生達が暮らしている。

メンバーや住環境は第1話から小出しにされており、スレッタがニカに連れられてやって来た第4話を境に描写が増えていった。


解説

寮のバックについている企業の権勢があからさまに反映される学園とあって、大企業系列の寮がそれぞれ専用の建物を有している中で「地球」と十把一絡げにされており、モビルスーツのハンガーが並ぶ区画内の少し古びたハンガーに居住空間を併設しているなど、差し詰め離れ小島のような立地。地球寮生にパイロット科がチュアチュリー1人だった実状もあり、ハンガー自体もスペースを余らせていた。

設備・資金とも他寮に大きく劣り、外観はみすぼらしく、セキュリティ面でも部外者の進入を許すなど不安な部分がある。

学園艦を所有出来ずに小型艇でフロント外宙域に赴いたり、機体の装備を1つ開発・製造するのにも難儀する様子が見られる反面、スペーシアンへの反骨心とそれぞれの仲間意識から団結・結束力は高く、限られた資材を最大限に活用する技術力にも目を見張るものがある。


寮生が10人前後と小規模のため、部屋割りは男女別の相部屋。内装もやや使い古された感はあるものの、温かみのある空間になっている。ラウンジではしばしば決闘を観戦しており、オジェロやヌーノが賭博の結果に一喜一憂している。

アリヤが故郷から持ち込んだヤクヤギニワトリらを世話するための畜舎も設えられ、採れた卵はゆで卵等として寮の食卓に供されている。動物たちもかなり人馴れしており、「アニメージュ2023年1月号の表紙ではヤギがスレッタの髪の毛を口に含んだり、ニワトリがチュチュの髪の毛に卵を産み落とすなどフリーダムに過ごしている。


ほぼミオリネの独断で彼女が起業したGUND-ARM Inc.により寮は本社事務所とされ、スレッタ以外の寮生達も社員として事業に協力させられる事態になったものの、流石にホームだけあって企業理念や事業の内容は寮生の納得を得られるものとしており、正規に起業が認可されてから中古ではあるが学園艦と同等の宇宙船を購入し運用している。


また、地球で困窮するアーシアンの様子が具体的に描写されるようになった第2シーズンでは、予てより示唆されていた寮生間に見られる価値観の差異の背景も明かされる形となっており、中には「アーシアンでありながらスペーシアンの庇護を受ける裏切り者」と敵意を向ける同胞も出てくるなど、融和の可能性と政治的に微妙な立ち位置とを併せ持った重要な役回りを演じる事となる。


規模・資金面・権力どれをとっても貧弱で所属メンバーも学生ゆえに実戦経験が皆無に近い為、歴代ガンダムシリーズにおける主人公の所属組織としては間違いなく最弱だが、同時にアットホームな結束力と主人公に対するメンタルケアに関しては引けを取らず歴代でも屈指と評価されている。


『水星の魔女』をスクールカースト物として視れば、カースト下位層の地球寮が下克上を可能にするスレッタとガンダム・エアリアルを手に入れ団結する主人公チームであると言えよう。


所属人物

地球寮のメンツを覚えてみよう。

三年生


二年生


一年生



関係者

  • ミオリネ・レンブラン:経営戦略科二年生のスペーシアン(実ははアーシアンでありハーフ)。地球寮で会社を立ち上げる。寮生ではないが頻繁に出入りしており、半ば居座っている状態。
  • エラン・ケレスペイル寮のパイロット科三年生。ペイル社のガンダム開発部門が株式会社ガンダムに吸収される形となった事で、専属パイロットである本人も出向のような立場でガンダム社のテスターを務める事になる。

保有機体


余談

現時点のエピソードを見る限りチュアチュリーやリリッケ、アリヤの剛胆さに比較してマルタンの気の弱さやヌーノのやる気のなさが目立ち、男女の気質が如実に表されている風にも見える。


関連タグ

機動戦士ガンダム水星の魔女

ベネリットグループ

アスティカシア高等専門学園

株式会社ガンダム


ジェターク寮 / ペイル寮 / グラスレー寮 / ブリオン寮


地球人:スレッタとミオリネは除く。

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