「負けたら虫の言葉で謝るルールだ。こいつの謝罪を見ていけよ。ははははっ。」
スペック
概要
アスティカシア高等専門学園のモビルスーツで、一つ目が特徴。ハンマー・フィールド社製。パイロットは男子学生のパーカー・イーストコット。
バリエーション機と思わしき機体も存在している。
解説
射撃兵装こそビームであるが得物が実体剣なのは機体の出力不足や機体そのものがビーム兵装のドライブに対応しておらずライフル自体に発動機等を搭載している(後者はライフル自体が小型のため可能性は低い)と思われ、GUND-ARMはおろか御三家製MSとの中~下流スペーシアンの性能・技術・資金的格差を物語っている。
パーカーはグエル・ジェタークを「婚約者に逃げられた」と煽ったらしく、謝罪を懸けてグエルが駆るディランザと決闘を行うもまともに攻撃が通用せず、ライフルを切り裂かれハチェットを抜こうとした瞬間頭部を貫かれる形であっけなく倒されてしまう。敗れたパーカーは虫の言葉(虫の声とも)で謝るペナルティを受ける事となった。どういうことなの……。
アスティカシアの荒々しい校風を端的に印象付ける、ある意味で重要な役回りを担ったにもかかわらず、2023年4月16日に『OTHER MOBILE SUITS』が用意されるまで長らく公式サイトではモビルスーツの一覧に入れてもらえず用語解説のページに載せられていたちょっと不憫な機体。
余談
- 『虫の言葉(繰り返すようだが虫の声とも)』は一体何を指すのか不明だが、「虫」自体がアーシアンへの差別用語である可能性がある。この時点のグエルは横暴かつミオリネに対しても温室での栽培を「アーシアンの真似事」と侮蔑していた姿からも、アーシアンに対する差別感情があったと考えられる。(恐らく)弱小スペーシアンであるパーカーにとっては、更に劣る存在と同等とみなされるのは屈辱的な仕打ちであったろう。
- ちなみにパーカーの学籍番号がKP029である点から、グエルと同じくパイロット科三年生と思われるが、この〈決闘〉の時点で26戦全勝中のグエルに対して戦績は2勝1敗1分け、どう見ても分の悪い喧嘩だった実態が窺える。現状、グエルの公式で描写されている範囲で最後の白星であったが、第九話で過去の映像かつ決着後であるが白星が描かれた。
- 第一話放映直後は開発者不明かつ 地球寮の詳細も明かされていなかったため、パーカーもアーシアンかつ本機もハンドメイドと推測する声もあった。
関連タグ
クリバーリ:同デザイナーの端役機。
ALERT
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※Season2以降のさらなるネタバレ注意!!
百科事典を汚しやがって!
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バリエーション
形式番号 | TKG-333 |
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全高 | 17.8m |
重量 | 58.7t |
携行兵装 |
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カペル・ジオ
解説
両手に籠手型のビームガンを装備したバリエーション機。パイロットは後述するが男子生徒である点以外は不明。
ホルダーであるスレッタ・マーキュリーには2週間ごとの〈決闘〉義務が課せられていたが、乗機であるガンダム・エアリアルが中破し整備中であったなどの事情から彼女との決闘は先送りされた後連戦方式で執り行われ、本機はその大将(?)を務める事となった。
ビームガンで弾幕を張るが、エアリアルを捉えらずそのままビームサーベル一本でアンテナのみを切り裂かれ敗北。
2023年3月10日に公開された第2クールの予告PVの時点では連戦に用いられた機体で唯一登場しておらず、優遇されているのか否か曖昧な扱いとなっている。
カペル・ジオに関する余談
- カペル・ジオが登場した第13話では第8話以来のオッズ表が掲示されたが、その中にはJEFFERY EASTCOT〈ジェフリー・イーストコット?〉(学籍番号LP023)なる人物が掲載されているものの、劇中では彼が本機のパイロットとは明言されていない。
- ジェフリーは表では個人戦5番人気となっており相応の腕があるはずだが、カペル・ジオのパイロットはエアリアル戦の描写ではお世辞にも優れた腕前とは言えず立ち回りも稚拙なものであり、彼である可能性は限りなく低いと思われる。
カペル・ジオの関連項目