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ALERT


この記事は『機動戦士ガンダム水星の魔女』第6話「鬱陶しい歌」以降の重大なネタバレが含まれますので、ご注意ください。


ALERT












































エラン5号

久しぶりだね。

ペイル社』の用事は全て済んだから、今日から復学。

CV:花江夏樹


概要編集

強化人士5号とは、強化人士4号(以降、特例がない限り4号)の処分から約2か月後、その後釜として投入されるに至った「エラン・ケレス

存在自体がネタバレであるが、公式サイトでは4号の正体(影武者)に触れない形で掲載されている。


人物像編集

前任の4号やオリジナル・エランと比較すると、外見の面ではやや可愛らしい顔つきをしている(公式曰く「天使のような笑顔を持つ」)ものの、性格はオリジナルに似て卑劣で憎たらしい性格である。選出の理由についても、ニューゲンはオリジナルに面と向かって「あなたと同じ性格の悪さですよ」と明言している。感情をなかなか表に出さず淡々としているノレア・デュノクからも「ムカつきますね、あなた」と睨まれ、今尚尾を引くほどの嫌悪感を抱かれている。

また、享楽主義な面もあるのか〈決闘委員会〉の見届け人となった際は、4号ではあり得ない程に軽快ではっちゃけた言動を見せたため、ブリオン寮2からそろって「キャラ変わりました?」「別人なんじゃないのぉ~?」とやや不審な目で見られていた。


MS操縦の技量は当然あるものの、望みもなくただペイル社に従い続け、最終的に処分された4号と異なり「人並外れた生への執着心」を持ち「むざむざ死ぬのは、ゴメンだよ。」と独白している。

そのため、ガンダム・ファラクト搭乗時のGUNDフォーマットの使用も、本当に必要に迫られた時にのみ限定している。


生への執着心もあって保身に走りがちな傾向にあるが、現時点では「他人を蹴落とす」様な行為は見受けられず、彼自身も苦労人だった過去もあってか、それなりに情けはある模様。

自身の幸福より優先すべき使命感に囚われている者や、自分の目標・義務を見失い途方に暮れたことがある者も多々いる中で、後述したように「生きることそのものの方が、生きる意味よりも大事」と堂々と言い切れる感性は、ある意味で彼だからこそ持っているオンリーワンの気質と評せる。


ピアスが異なっている(4号は房なのに対し5号は円錐状の宝石)他、服装についても制服は赤い肩章付きのマントが縫い付けられている、胸飾りの巻き方がシンプルになっている、手袋は着用しない、靴が白いなど4号とはかなり着こなしが異なる。


4号のように記憶消去が行われているかについては不明だが、「この顔に変えてまで生き延びた」と発言している点から、彼のスタンスには過去が関係している可能性がある。


話が進むに連れて、数少ない理解者の死を受けてか、根っこの部分が現れはじめ「優しくて熱い」一面と自身の過ちには面子を気にせずに謝罪できる誠実さがある事が判明した。


人間関係編集

ペイル・テクノロジーズ編集

現時点ではペイル・テクノロジーズの幹部陣営と接触するシーンは少なく、雇用主と雇用者の関係以上の要素は見られなかったが、第16話でのやり取りの限りでは結局『使用者と消耗品の冷めきった関係でしかない模様。


強化人士の施術者であるベルメリアとは、表向きは同業者として上手く接しており、彼女の苦労をそれなりに理解していた様子。しかし、彼女の被害者意識には感情を露わにするほどの怒りを見せていた。

一方で彼女の「後ろ汚く生きてきた姿勢」には思う所があった様で、本音を聞いた際には複雑そうな表情を浮かべている。


前任者の4号との関わりは直接描写はされていないものの、劇中のセリフから察するに彼の人となりを把握できる程度の交流はあったと推測される(もっとも、いつ交代されても良いように、学園内の情報共有するなどの意図で交流していたと考えられる)。


地球寮並び株式会社ガンダム編集

ペイル社からの指示もあり、スレッタに対し幾度もちょっかいを掛けている。ただし、4号と言動が変わり過ぎているのもあり、スレッタからは警戒心を持たれている他、ミオリネ・レンブランも『御三家の関係者』なのもあって距離を取られている。


他の面々となると、お調子者のムードメーカーであるオジェロとは馬が合う様で、〈ランブルリング〉では発破をかけられており、5号も「全力出したら死ぬんだよ」とボヤきつつも笑顔で手を振っていた(オジェロは2年生、5号=エランは3年生であるが、タメ口で話していた)。

チュチュとは「余所者だから」と警戒されていたが追い出されず、〈ランブルリング〉では「フォローよろしく」とお願いしている様子から5号は特に意に介していない。

アリヤヤギ・ティコにも懐かれている様子。

ニカとは共に軟禁部屋で過ごした事もあり、5号にとっては数少ない理解者である。


尚、以前とキャラが変わった事は地球寮の中では暗黙の了解だった模様。


作中の動向編集

初登場は第10話であり、「ガンダム・エアリアルペイル・テクノロジーズ側に取り込む」指示により、そのパイロットであるスレッタ・マーキュリーを篭絡してミオリネ・レンブランとの関係性に亀裂を入れ、エアリアルを諸共手にしようと目論んでいる。


初対面でスレッタに口説き誘った後に、根も葉もない精神的な揺さぶりつつ、顎クイからキスまで持っていこうとした(アップのカットでは舌を歯の上まで出してスタンバイしていた)が、「自分はミオリネの花婿である」のを理由に寸前で突き放された。

スレッタは5号に対し違和感と恐怖感を覚えていたが、対する5号は何故か手応えを感じており、スレッタとミオリネの間に一時的なすれ違いが生じてしまった。


プラント・クエタ襲撃の際は首謀者らと同じくアスティカシア高等専門学園におり、ペイルを通じて事変を知るが襲撃部隊の一味の「地球の魔女」を「アーシアンのガンダムねぇ……関わりたくないな」と厄物扱いしていた。


Season2編集


襲撃から2週間後、〈決闘委員会〉の見届け人を勤め、自身の雇用先である地球寮(=株式会社ガンダム)にも出向いており、その口八丁を活かして何だかんだ馴染んでいる模様。

また、クエタ襲撃時に学園にいたのは「社に同行していなかった」と判明した。

相変わらずスレッタを(時には強引なスキンシップをしつつ)口説いていたが、ソフィ・プロネの邪魔により逃げられてしまう。直後にノレアから煽られる形で自身の正体をちらつかされたが、対する5号も彼女に対し「君のその目。僕の知ってる奴にそっくりだ。生きるのも死ぬのも決められない、かわいそうな奴だった」と皮肉で返した。


バトルロイヤルイベント〈ランブルリング〉では地球寮の一員として、スレッタとチュチュと共に参戦したが、直後にフォルドの夜明けの襲撃を受けてしまう中で、5号は因縁を紡いだノレアと交戦する事態になる。

ノレアから「スコアを上げないとあなたも死にますよ」と再び煽られたが、5号は「冗談じゃない」と返しつつ通常戦闘で応戦した。その際、ガンヴォルヴァの一機を難なく撃墜するという技量の高さも見せつけた。

サリウスがフロント管理局に扮した工作員達に拘束されるのを目撃すると、ウルとソーンの2機と無人機による襲撃は「サリウスを拘束する為の時間稼ぎ」であると見抜いた。


第16話ではCEO4人から前14話での戦い振りの不甲斐なさを詰られた5号は、直後に4人から『エアリアルの奪取』の指示(と「成功しなければ処分」の脅し)を受ける。

直前に脅されたのもあり5号はすぐさまエアリアルのハンガーに向かい、早速奪わんとコックピットに搭乗したが4号の時と異なり、システムから拒否された挙げ句エリクト・サマヤによってデータストームを流し込まれた上にエアリアルに閉め出された

思わぬ状況に混乱しかける5号だったが、手引きしたと思われるベルメリア・ウィンストンに協力を要請するが、彼女がエアリアルの真相を知ったが故に拒絶されたため、思わず「強化人士なる不遇を作っておきながら……!!」と彼女に手を上げた

尤も、同話ではベルメリアが『強化人士の施術者にして発案者』である事実が判明し、自分の未来を奪った張本人の一角から現状に「もう嫌だ」と告げられたら、腹が立ってしまうのも仕方無い。

5号自身も手を上げる直前までは「強化人士を弄る事に比べたら何てこと無いだろ?」と口にするくらいには、彼女の苦労を理解している様子だった。

任務失敗の報告を「ベルメリアの失態」として伝えるなど、抜け目ない一面を見せつつエアリアルのハンガーを後にした。


第17話では前話でしたような責任転嫁も出来ない状況となり、いよいよ後がなくなった5号はミオリネの温室でトマトのお世話をしていたスレッタに接近、腕を掴んで強引に壁ドンしながら「人助けだと思ってエアリアルを渡せ(要約)」と迫るも、遂にスレッタから「嫌ぁ!!」と強く拒絶されてしまう。

痺れを切らしてスタンガンを片手に再び脅迫するも、学園に復帰したグエル・ジェタークが割って入る。

グエルを「出奔したお坊ちゃん」と煽るも、当人に「よく分からん奴だと思っていたが……何に『怯えて』いるんだ?(要約)」と核心を突かれ、思わず「女の子の前だからって格好付けんなよ……!!」と逆上して襲い掛かるも、あっさりと締められてしまい、これ以上は不利だと判断して逃走した(苛立っていたのか、影武者でありながらスレッタに「エランなんて奴は此処にはいない(要約)」と口走り、自身の正体を明かす大失態を犯してしまった。しかし、この失言はスレッタにとってのエラン=強化人士4号はいない」の皮肉とも考えられる)。

同17話後半になると、5号は何故かノレアとニカ・ナナウラと一緒の部屋に居た。その中で5号は2人に尋ねる風に「オープンキャンパスのテロはガンダムとグラスレーが手を結んでいる(要約)」と発言している姿に、シャディク本人か側近達を問い詰めた末に軟禁された模様。

もっとも、既に『エアリアルの奪取』の任務に失敗した以上、ペイル社の4人のCEO達が自分を処分するのは明白だったのもあり、5号自身は同社から身を隠す自衛の一環でわざと捕まったと思われる。

しかし、上記の通り自身を嫌うノレアが居るのもあり、隙あらば彼女に襲撃される状況とも化しているが……。

17話感想絵とシャディガ

尚、やはり唐突過ぎる展開だったからか、翌週の総集編にて『任務失敗で後がなくなった5号がグラスレー寮に逃げ込んだ(要約)』と補足された。また、ペイル社から逃げるべくグラスレーへ駆け込んだ5号だが、シャディクは総裁選に勝つ後ろ楯にペイル社と結託した(=シャディクの意思次第でペイル社に強制送還させられる)ため、袋の鼠に陥った挙げ句それに気付いていない状態と化しているとも語られた。


第18話でも変わらずニカとノレアと共に軟禁されている5号。

いつも通りノレアをからかう5号の様子を不審に思うニカに対し、5号は「こう見えても口は堅い(要約)」と前置きしながらも(「もうペイル社に戻れないし戻る気もない」からか)あっさりと自らの正体やGUNDフォーマットの実態、ペイル社の内情の一端を次々と暴露した(その際のエアリアルへの言及の際、実はスレッタに対してあまり良い感情を抱いてない本音が垣間見られた。尤も、これは5号に限らず前任の4号にも同じ様な感情を抱いた瞬間があった)。

その直後、ノレアの逆鱗を逆撫でる発言をし再び襲われるが、5号はそれを軽くいなした後「少しでも長生きしようよ、お互い安い命』同士なんだからさ(要約)」と皮肉混じりになだめた。


第19話ではノレアの心は更に荒んでおり、ブツブツと「死ね」を繰り返し呟いていた。彼女が床へと投げつけたスケッチブックを「ちょっと拝借♪」と軽い気持ちで彼女の絵を盗み見ていたが、生物の死骸の模写だらけの中に美しい風景画があるのを見て、彼女が奥底に抱えた本心に触れる。

それに気付いたノレアは激昂し半狂乱状態に陥り暴走。5号の「ごめんって!」の言葉に耳も貸さず襲われるも、彼はノレアを制止させるが同時に足元から崩れ落ちたノレアは、泣きじゃくるままに本音を発露。それを聞くや彼女の手を優しく握り、吐露した気持ちにも共感。生に執着する男は1人泣く女の子に寄り添った。

ごごのれ



第20話では、シャディクの指示で軟禁部屋が解放されるも、それと同時にノレアが部屋から飛び出し、ルブリス・ソーンが保管されている格納庫に向かってしまう。


「あのバカ…!」


それだけでノレアの意図を察知して制止するものの彼女は5号の説得に耳を貸さず、そのままソーンに搭乗してしまう。ファラクトがないため彼女を力ずくで止めることも出来ないと思われていたが、ソーンと共に格納されていたルブリス・ウルを発見。

ケナンジ・アベリーベギルペンデと交戦するノレアの前にウルを駆って割り込み、彼女に自分の本心を打ち明ける。


僕と来い!改望みの果て


「僕と来い!。

 生き方が分からないなら一緒に探してやる!

 怖いなら隣にいてやる!

 逃げるのが怖いなら、僕をあの絵の場所に連れて行け!

 その先のことなんて後でいい!

 生きていいんだって!証明させろよ!!」


5号の言葉を聞いたノレアは、パーメットスコアを解除し、「バカなのあなた」と毒づきながらも彼の声に応じた。


ノレア「後で教えて…あなたの、本当の名前…」


ノレアが5号にそう告げた直後、ドミニコス隊のベギルペンデにソーンが狙撃され、コックピットを撃ち抜かれてしまう

ノレアの死を目の当たりにした5号は絶叫し、作中で初めて自分の意思でパーメットスコアを上昇させる。静止していたガンヴォルヴァが再稼働し、ドミニコス隊に襲いかかるも彼は学園外に飛び去ってしまった。

20話感想絵


事態が収束した後、宙域で機能停止したルブリス・ウルはドミニコス隊とフロント管理会社の警備隊に確保された。だがコックピットハッチは開いていて中には誰もおらず、5号の行方は不明となっていた…。






















そして第21話『今できることを』。

所在も分からず、ノレアを失った失意で暴走しないかを多くの視聴者に懸念されていた中、


「ん?」

エラン・ケレス5号


彼は地球寮の仮設建物の裏で何食わぬ顔で携帯食糧を口にしていた。流石にテロが起き、厳重な警備網が敷かれた学園からの脱出は不可能だった様子(地球寮の仮説建物の裏にいたのは、一応は『株式会社ガンダムの仲間』なので現時点で一番安全な場所だったからだと思われる)。

そして、期せずしてスレッタの出自プロスペラの真の狙いであるクワイエット・ゼロヴァナディース事変の遺産の存在、ベルメリアの慟哭等々、重大な情報を全て知るに至る。

スレッタはもう一度エリクトとプロスペラと話をするため、ガンダムの搭乗を決意し、チュチュやマルタンも同行を志願する。そんな中、


「いいねえ。僕も連れてってよ。」


なんと自ら地球寮の面々と行動を共にすることを決意。本人曰く「行く所が出来た」と語っているが真意は不明。しかし、視聴者の大半は彼女との約束を果たす為か自分のような次なる強化人士を出さない為、ペイル社へお礼参りするかの行動と察しがつく(また「ガンダムに乗るのは御免」とベルメリアに対して吐き捨てている。ただ彼女の本音から吐露した『何があっても生き延びたい』という姿勢は自分も同じなのもあってか、複雑そうな表情を浮かべていた)。

そしてこの際、スレッタにこれまでの行動を誠実に謝罪し、スレッタの知るエランの話を彼の知り得る限り教えると約束した。同時期にペイル社はベネリットグループから離反してため、生殺与奪の権から解放されている(遠隔操作で抹消による裏切り・脱走・機密漏洩対策の処置はされてない)。


第22話『紡がれる道』にて第6話「鬱陶しい歌」のラスト(スクリーンに10:10が表示されたあのベンチ)で待っていた場所でスレッタに約束通り強化人士4号の最後を話し(この話の前では様々なメディアで死亡がボヤかされたが、この話により4号死亡は確定してしまった)、「怖くないのか?逃げればいいのに?」と問いかけにスレッタは怖いけど二人を止めたいと固い決意を話した。

水星の魔女LOG②

それを聞いた5号は思うことがあったのか亡きノレアの手帳の中を見て


「羨ましいな…」「え?」「何でもない」


と言って咄嗟に手帳をしまった。


クワイエット・ゼロの攻略ブリーフィングにて同席し(グエルも同席しているが様子から見て、予め謝罪をして和解を済ませている)パーメットスコア8の即死の危険性を伝えた。

スレッタがガンダム・キャリバーンの起動テストに立ち会い、スコア5までクリアし機体の変化を見て何か気づいた仕草をした。


そしてクワイエット・ゼロ攻略開始には地球寮の面々とNTPSに乗り込んで戦場へと身を投じる…。


第23話『譲れない優しさ』にて、デミバーディングに連れられ、ミオリネやベルメリア、ケナンジたちと共にクワイエット・ゼロ内部に侵入。

施設内に配備されていた武装されたハロの足止めをケナンジたちが引き受ける中、彼はベルメリアとミオリネと共に停止コードを打ち込むために深部に進む。その際ケナンジに対して


「今度は殺させないよ。」


彼女の一件に対する嫌味をぶつけていた。


停止コードの入力を予期して襲撃してきたプロスペラと付随するハロ2機と交戦する中で彼は自前の拳銃を弾き飛ばされてしまうものの、ベルメリアの決死の銃撃やプロスペラが見せた隙を突いて、拳銃を回収し1機撃破。そして火薬の入ったマガジンを囮にもう1機のハロの注意を惹かせ、ミオリネ達に向けられたプロスペラの射線を遮ると、死角からハロとプロスペラの仮面をヘッドショットで撃ち抜き、仮面だけを弾き飛ばすという形で命を奪わずに無力化するという大金星を上げた。

23話の5号くん漫画


作戦の成功後、疲弊しているベルメリアに対して


「人殺しは向いてないね。次からは人助けにしときなよ。」


と恨むべき相手であった彼女をフォローした。


最終回『目一杯の祝福を君に』では他の突入メンバー共々ゴドイによって捕縛されてしまう。

しかし、その後議会連合がレーザーの第二射を放つ動きを見せたことでミオリネたちと共にその阻止に動く。その最中、スレッタが発動させた超巨大データストームの中で、ガンダムに関わった人々が姿を見せる中、彼はソフィと共にいるノレアの姿を確認しており、笑顔で彼女たちを見送った


そして本編から3年後。ガンダムの呪縛からも、エラン・ケレスの影武者という立場からも、ペイル社からも解放され、耳飾りも外している彼はノレアとの約束であったあの絵の場所を探していた。しかし手帳には場所が書いておらず、様々な景色を見て回って過ごしていた。そしてラストシーンでは、今は亡き彼女に悪態をついていた。

絵の中の場所を探してきみが描いた頁を捲って


「場所くらい書いておけよ…。」


「あの絵の場所」はいつか見つかるのだろうか…。


戦闘能力編集

FP/A-77 Gundam Pharact

パイロット技量は高く、第14話のノレア戦ではパーメットスコアを全く使わずに、武装のビームカリヴァ(〈決闘〉用の低出力である)だけで彼女とガンヴォルヴァの攻撃を軽くあしらい、しかも無人機を一体コックピットを撃ち抜いて撃墜している。しかもパーメットスコアを上げていないということは、強化人士であることとは関係なく彼本来の技量がコレである。

チュチュは機体が中破するもある程度反撃し上半身を狙って撃墜している(5号とは異なり、無人機だと気付いていない可能性があり、覚悟を決めるまで躊躇していた)が、ラウダは襲撃の序盤で気絶、フェルシーはラウダの救助に掛かりきりであり、他のモブの生徒は劣勢で1名が死亡、スレッタでさえ以前の出来事が原因で防戦一方であった。


また18話ではノレアの襲撃を苦も無く無力化しているため、生身での戦闘能力も常人以上である実態が分かる。

だがこれにより、17話で5号を一蹴したグエルの身体能力が明らかにおかしい扱いにもなっている。

  • フォローするならそのときは冷静さを欠いていたことと、グエルの方が鍛えていたので純粋なパワーでは彼の方に軍配が上がっていたので分が悪かったか。

どうしてその名を

低レベルな仕返しはやめなさい。


23話での武装したハロやプロスペラを相手にして、正確な射撃を行い、プロスペラを無力化するなど高い射撃能力も持ち合わせていることが判明した。

これにより、白兵戦での立ち回り方にはやけに慣れている感じから、元は少年兵だった可能性がある。

これを踏まえると、戦争の激しさを理解していたので、ノレアを手にかけたドミニコス隊=ケナンジに対して復讐や憎悪を向けず「今度は殺させないよ」と嫌味を言う程度に割り切れたのかもしれない。


余談編集

  • スレッタと初対面(スレッタは強化人士の実態やストックの件について知らないため、4号と同一人物だと認識しているため「久しぶり」の対面)の際に、性格の変化について聞かれ、5号は「君が変えたんだ」と返答していたが、4号の衝撃的な最期を知っているファンの間では「(物理的に)君が替えたんだ」とネタにされている。
  • 「エラン・ケレス」のグッズは先任の4号が中心であったが、2023年2月10日の『ともぬい』の企画発表を皮切りに入れ替わるように5号を題材にしたものもラインナップされるようになった。
    • 2023年3月10日に開催されたイベント『機動戦士ガンダム 水星の魔女EXPO』の時点で地球寮のブースにてボードが配置される形で仲間入りを果たしており(Season1時点では彼らと共に行動する場面はないものの、ミオリネの台詞でペイルから出向してきた事情が示唆されていた)、『エアリアル』コラボ第2弾でも同様に地球寮の面々の中にしれっと混ざっている
  • 4号に思い入れがある一部の視聴者からは煙たがられがちな5号だが、Season2の幕開けから、仕事が出来る有能さとゴーイングマイウェイっぷりを見せ、4号とは異なる魅力で視聴者からの人気を掴みつつあった。しかし徐々に本性が露になった第17話以降からは心配されていた……が、19話や20話でノレアに対して見せた優しさや、中の人が演じた別キャラのような熱さによって再び視聴者の評価は急上昇している。→鬼滅のガンダム
    • また、話が進み「素」の部分が出てくるにつれ、序盤のウザさやキモさのある言動はオリジナルに寄せた演技だと判明、中々の味わい深さを見せている。5号からのオリジナルへの認識がその程度の存在であったという確証でもあるが。
    • 更に、作中に登場する「3人のエラン・ケレス」では最も出番が多い人物にもなっている。

ガンダムの呪いに耐える炭治郎

    • 2023年4月16日配信の『魔女ラジ』第27回では演者の花江のともすれば嫌悪感を抱く怪演について語られ、彼の生き様についてもコメントされている。
    • 一方で2023年5月7日の第30回では、スレッタに対する嬉しくない(叩かない方の)壁ドンを揶揄しつつも立ち位置上理解出来る点や今回も光る焦燥感あふれる怪演について触れていた。
    • 口の軽さは2023年5月21日配信の第32回でもネタにされていた。今後、ニカら地球寮生と顔を合わせたり他者に暴露する機会がないと判断したからであろうか? 共に過ごしたノレアの気を引くための発言ではないかとも解釈されている。
    • そんな彼も、ノレアとの馴れ初めを見せつつもこれまで見せてきた自分本位さからは考えられない説得をしたと2023年6月4日配信の第34回で話題にされつつも、同時に消息を絶ったため心配されていた。
    • そしていぶし銀の活躍を見せた2023年6月25日の第37回では、彼の話題になるや否や「カッコよかった」の声から始まり、ダブルタップでハロと同時にプロスペラのヘッドギアのみを吹き飛ばすなどの華麗なガンアクションに株を上げたと評されている。また、ミオリネと(作劇上は)ほぼ初顔合わせであった事にも言及されている。
  • 第17話にて、ニカとノレアと一緒に軟禁されている様子が格付けチェックの部屋みたいだ』と評する声が出ている。→水星の格付け

水星の魔女・格付けチェックのあれ


同行してくれるエランくん


  • 第23話のクワイエット・ゼロ内部での攻防戦にて彼は自前で拳銃を用意しており、チュチュは「どこでそんなもの」と言っていた。これは用心深く慎重な彼ならば何処かで入手していてもおかしくないのだが、手帳と同じくノレアの遺品である可能性が示唆されている。

  • 結局本当の名前は明かされなかった。ノレアが教えてと懇願して消されてしまっただけに気になるところ。その辺はいずれ公式から出されることを気長に待とう。

  • 2023年11月22日、『ネット流行語100 2023』に5号扱いでエランがエントリー(ニコニコ大百科ではエラン・ケレス扱い)された。今回は主に水星の魔女関連が複数エントリーされているのだが、そのほとんどは第1期終盤~第2期に関連したものとなっている。そのため、スレッタ及びミオリネはいないという(ただし、台詞の方がエントリーしている)。

『ペイル寮ラジオ』編集

2023年6月11日配信の『魔女ラジ』第35回は『ペイル寮ラジオ』と称してエラン演ずる花江夏樹がパーソナリティーを務める特別回となった(なお、阿座上が口にしていた『ゴルラジ』などの略称は設定等されなかった)。ゲストとして、作中で交流の多かったノレア演ずる悠木碧が迎えられた。

ようやく『魔女ラジ』に出演出来た事を喜び(これまで公式番組への出演を果たしたのは初期に配信されていた『第1クール前半戦振り返りSP』にビデオコメントしたのみ)、番組の締めでも触れられていた。「あの部屋」についてはソロパートの時点で示唆しており、悠木が登場するや否や盛り上がっていた。

特別回の放送傾向として、出演者の演ずる人物に不幸が訪れるタイミングで行われているのではないかと邪推していた。


水星の魔女について、政治要素が強く謀略や思惑の入り組んだ群像劇であるとコメントし、不明な点は見返したり視聴者の声を知って理解が深まったとした。グエルが食事を流し込まれた場面はキツかったと感想した矢先に先の『フォルドの夜明けラジオ』で悠木が井澤と盛り上がったという話題に切り替わって「そういうタイプ」と苦笑していた。また、(渋い)大人がかっこいいとも発言。

当初は4号がオリジナルという前提で演技を組み立てていたものの、オーディションで別人であると知ったという。その際5号について濁した表現であった事から、当初の予定になかったかその時点で伏せられていたと思われる。本物と影武者として、同じ声帯で性格や思想の違いを出し4号は生に無頓着な人物であり最期になってようやく感情を吐露するようになったため演じていて苦しかったという。一方5号は生き汚いものの、「逃げれば一つ」を貫徹する人間臭さが気に入っているという。加えて5号の行動原理として、少しでも生きながらえるための時間稼ぎとしてナンパをしているのではないかと語った。

5号を含め過去の経歴は伝えられていなかったらしく、当初はアーシアンではないかと推察していたがスケッチブックへの反応からどちらともとれるため公式からの発表を待ち望んでいるという。オリジナルに至っては「ペイル・グレード」で選出された人材以外の情報を知らされておらず、性格は最悪で痛い目に遭ってほしいとしつつも、5号の選出基準を訪ねた場面の脚本には「ヒドいな」という台詞の続きがあったと伝えた(カットされた理由として、展開や立ち位置上好感を持たれてはマズいのではないかと推察された)。

君からの好意の証しを ちょうだい」について、スレッタを落とせるはずがないとツッコまれイケボでありながら本人も認めるほどのそうは聞こえないセクハラじみた怪演と評価された(?)。この後も5号は4号が築いた株を下落させ続けていたが、能力自体は悪くはなくランブルリングでの活躍が取り上げられ(取り押さえも含めた)ノレアへの対応で取り戻しつつあるとフォロー(?)も。

グエルの圧倒的強者感についても「いけすかない」「御三家から抜け駆けるのは許せない」と悠木とともにやっかみを飛ばしていた。シャディクトークでも、強引かつ痛みをまき散らす手段には賛同出来ないとしつつも「俺は 自分自身の罪を 肯定する!」について覚悟の表れと評価した。


ギスギスしながらも関係を深めていった5号とノレアの「望みの果て」について、台本を読んだ時点で「えっ!?」と思わず口にするほどショックを受け、退場するのであれば5号ではないかと意表を突かれた様子であった。「進むこと」すら許されずに散ったノレアに二人で演出を評価し、手を取り合えなかった場面は回想(?)のソフィも手をつかめず5号は彼女の乗機だったウルでつかもうとしていたとしており、説得は5号の本質が現れたものであると語った。エンドカードにも触れ、心をえぐられながらも時としてIFの役目を果たしているとコメント。

花江個人としてはケナンジ推しで、彼を演ずる上田耀司とも共演する事が多かったとのこと。

最終決戦の助っ人として現れるも、「やることができた」と不穏な発言をした5号の身を案じて本名を打ち明けるべきではないかと本編に対するトークを締めくくった。


視聴者からのメールへの返信について、読み上げ前に告知が第19話のゲスト発表前のため悠木や第20話に対するものは少ないと前置きを入れ、5号の任務がにっちもさっちもいかない様子にやきもきするファンからのメールでは、生い立ちに恵まれていないため恋愛経験がなく(乙女ゲームや少女漫画等の知識でナンパし)対等に会話する機会自体がなかったのではないかと推察された。

三人のエランの演じ分けについてのメールでは、オリジナルは(年齢はともかく)社会人であり性悪とされているため声を低くして堂々と、4号は生の執着も記憶もなく淡々と、5号は生の執着を追い求める人物から良い意味で成長して驚き、群像劇で30秒から1分しか出番がない事も珍しくない状況で受け入れてもらえるよう毎週試行錯誤したが監督からは特にストップもかけられずに出来たとしており、ラジオ冒頭でもパロディされたSeason2冒頭の台詞には悠木も爆笑。当初のオファーはさわやかな王子様系とされていたが、演じる内にねっとり系となったとのこと。第21話の予告についても触れ、当初は4号風に演じたが音響監督から5号風にリテイクされたと語った(収録時点ではどちらが利用されたか知らなかった模様)。


『気が合いそうだな』コーナーでは、出演者の二人が気が合うのかお題に対して同時に回答し同じ回答であれば「気が合った」としてクリアとなるものであったが、「好きな季節は?」樹だけに、悠木は秋)「乗ってみたいモビルスーツ(水星含む全ガンダム対象)」はドム(悠木はガンダムデュナメス)と回答。結果の二問とも不正解であった。

ドムについても語り、ゲームで知ってガンプラ作成を決意したとコメント。末広がりのデザインが気に入っているため水星ではディランザが好きとのこと。


ラジオについての余談編集

  • キャラクターフレグランスでは、珍しく4号と5号のグッズが並行して展開(予定)のため話題にしていた。4号と5号の嗅ぎ分けクイズも行っていた。
    • 花江いわく4号が甘い香りから淡々としたトーン、5号が明るく甘い香りからフルーティな感じとのこと。
  • 番組の締めでは、『グラスレー寮ラジオ』の告知の後「風向き 変わりそうね」と阿座上からの非公式愛称『ゴルラジ』のタイトル回収を行っていた。本編でこのセリフを発したのは何を隠そうゴルネリである。
  • 音泉の番組ページPC表示では最新回のコメントが掲載されており、花江は「悠木さんのお陰で一人で三人分やらずに済みました!!」と悠木をゲストに迎えたため一人三役は回避されたとコメントしている……が、冒頭で一人三役を演じている。しかし継続して演ずる事が困難であるとセルフツッコミを入れ、悠木にはこのまま続けて欲しかったと無茶振りされていた。
  • CM前後のジングルは(ノレア)→4号→5号→4号→4号となっている。

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