「慣れない事すると、火傷するよっ!!」
CV:貫井柚佳
概要
アスティカシア高等専門学園のグラスレー寮に所属する、パイロット科2年の女子学生。学籍番号LP011。
シャディク・ゼネリの仲間の一人で、非常にポジティブ思考で明るい性格。
人物像
誰とでも打ち解けられる明るい性格で友達想いではあるものの、起業が禁止されたミオリネへの発言のように悪意はないとはいえ、良く言えば楽観的、悪く言えば無神経な発言もみられる。団体戦の前に不安がるイリーシャにレネのぶりっ子ぶりを見せて宥めたりと、仲間のコンディション管理に長けている節がある。
ヴィム・ジェタークのシャディクの生い立ちを見下す発言に対しては憤慨していた。
第8話時点の個人戦オッズ表ではトップ10圏外であるが、格下相手とは言え威嚇射撃を物ともせずに瞬く間に懐に飛び込み、ザウォートのライフルを蹴り飛ばしてそのままフットユニットで頭部を掴んで捩じ切り、その勢いで回転しながらもう一機のザウォートの武装と頭部を的確にライフルで撃ち抜く等、瞬時にモビルスーツ2機を戦闘不能に追い込む曲芸染みた戦闘を行いエアリアル相手にも、被撃墜は逃れている事から非常に高い操縦技術を持っているとみられる。
また、団体戦で倒したMSの頭部を破壊しており、無双し始めたエアリアルの危機感を悟って自分ごと倒させようとするなど、随所で仕事人タイプで、勝利に徹した堅実さを垣間見せている。
動向
地球寮との団体戦ではベギルペンデに搭乗した。レネ、エナオと共に行動するようサビーナに告げられると烏合の衆のザウォートに急襲を掛け、先述した通りマルタン機とオジェロ機を瞬く間に撃墜した後にエアリアルを集団で追い立て、アンチドートで弱体化させる事に成功する。しかし、エアリアルがパーメット・スコア6に移行しアンチドートを無効化されてしまい瞬く間に僚機が撃墜されていく中、シャディクにエアリアルから離れる様に促しつつエアリアルへ組み付いて足止めを行うがシールドを切り裂かれ、その勢いのまま振り落とされて一蹴されてしまった。
シャディクのベネリットグループ解体を目論むクーデターに対しては反応を見せておらず賛同したかは不明。
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※Season2以降のさらなるネタバレ注意!!
Season2以降の解説
ベネリット本社でプラント・クエタ襲撃についての会議やサリウスとの会話を終えたシャディクをイリーシャやエナオとともに出迎えていた。
オープンキャンパス最終日で開催されたバトルロイヤルイベント「ランブルリング」には出場せず。その真意はグラスレーCEO兼総裁代理のサリウス拉致であった。
手引きしたフォルドの夜明けのGUND-ARMガンダム・ルブリス・ウルとガンダム・ルブリス・ソーンが会場に現れGUNDビットが「射出」されると、停止したモノレール上部にもう一両が停車しラペリングでサリウスのいる車両へ突入。フロント管理社を装い、イリーシャと2人で躊躇なく彼の護衛に対して発砲しており、非常時であっても普段の軽い調子と屈託のない笑顔を浮かべながらサリウスをテントやコテージのようなもので回収した。
フロント管理社への密告に失敗して捕らえられたニカがノレアから一方的なリンチを受けている最中も、怯えるイリーシャとは対称にニコニコしながらいつも通りの軽い口調で「落ち着きなよー」とノレアを諫める言葉をかけている。
一見温厚そうな彼女であるが、実力行使による拉致や他者が暴力を振るわれているという異常な状況であっても全く感情に変化は見られず、終始ニコニコと微笑んでいる姿からは却ってサイコパシー的な不気味さが滲み出ている。
決闘の際にシャディクに危機が迫った時など、明確に感情に動揺があった事もあるにはあったので感情が欠損している訳ではない模様。
ベネリットグループ総裁選実施が告げられた際には、デリングの娘であるミオリネが世襲するのではないのかと発言したイリーシャに血縁のみでは当選しないと説明。
ミオリネの誕生日に執り行われたスレッタとグエルの決闘では、復学早々決闘に勤しむ彼の姿を懐かしんでいた。
そしてセドを尋問したケナンジ・アベリーの発言により、彼女らはシャディク同様の「グラスレー再教育機関『アカデミー』出身のアーシアン」である事が確定した。
グラスレー本社からユリシーズ級を確保したシャディクからハインドリーを与えられたが、コクピット内でコンソールに脚を投げ出しておりミオリネがシャディクらの計画を察知し刺客を差し向けたのではないかと話していた(直後に訂正されるが)。カテドラルが学園近海に到着すると、シャディクとともに足止めを図るもケナンジをフロントに侵入させてしまうが作戦を継続。戦闘中、苦戦するシャディクのカバーのためドミニコス隊員を足止めしNo.2のサビーナを送り出したが……。
結果として、ケナンジの部下3名に敗北し現場処理を任されたデミギャリソンに包囲されてしまった。
拘禁中はマイペースに体育座りしながら笑みを崩さず黄昏ていた。
ミオリネらがクワイエット・ゼロや議会連合からの介入を止めた3年後にはシャディクによる減刑の嘆願が通ったのか釈放されているようで、他の4人と共にミオリネの部下として動いている。