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ケナンジ・アベリー

けなんじあべりー

ケナンジ・アベリーとは、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の登場人物。メイン画像は『機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE』当時の彼のものである。
目次 [非表示]

「なかなかやる。だが、所詮はガンダム。」


「やれやれ…悪い予感だけは当たるよなぁ俺。」

CV:上田燿司


概要編集

モビルスーツ開発協議会の特殊部隊・ドミニコス隊所属のパイロット。ツーブロックの髪型に精悍な顔つきの男性。

べギルベウ

乗機はベギルベウ

パイロット技術はかなり高く、ビーム攻撃を軽々と掻い潜り接近戦で敵を仕留める戦法を取る。


本編開始時点ではドミニコス隊の艦長に昇進しており、性格も21年前と比べて丸くなったが……。






ガンダムを屠る者

※二コマ目左の人物

丸くなったのは性格だけではなかった……。

若かりし頃は「コワモテのイケメン」なビジュアルであったが、PROLOGUEから21年後にあたる本編では、辛うじて若い頃の面影を残してはいるものの、濃いアゴ髭を生やし頭髪は薄くなった上、でっぷりと肥え太っており、年月の残酷さを感じずにはいられない変わり果てた姿へ変貌した。


人物像編集

PROLOGUEでは台詞は少ないものの、言動やしぐさ、若くして専用機を与えられキーパーソンを任された経緯からか、傲岸不遜と思われる。

一方でガンダム・ルブリスLF-03の動きを見て「なかなかやる」と発言し相手の実力を認めたり、ゼロ距離からの攻撃で確実に敵を潰すなど、決して粗野なだけの人物ではない。加えて、本編では人間的な丸みや余裕も見せている。しかし軍人としての能力は衰えておらず、些細な会話からも物事の本質迫る推理力や洞察力も併せ持っている。


動向編集

PROLOGUE編集

ヴァナディース機関の置かれたフロント・フォールクヴァングをハイングラと共に襲撃し、迎撃にやってきた2機のガンダム・ルブリス量産試作モデルの内ウェンディ・オレント搭乗のLF-01をアンチドートで機能停止させ、ゼロ距離からの射撃で破壊。

本命であるルブリスLF-03をLF-01と同じくアンチドートを用いて撃破寸前まで追い詰めるが、ナディム・サマヤが搭乗していたもう1機LF-02にノンキネティックポッドを破壊された後、全速力のタックルを受けて組み付かれる。そのまま戦域外まで押し出され、LF-02の破壊は出来たものの、LF-03は取り逃がしてしまう。


本編編集

21年の時を経て年相応に落ち着いたようで、肥え太った体型を部下に陰口を叩かれても、軽く咎める程度の余裕を見せている。

カゲグチは☆けつあな確定

航行中、ベネリットの開発プラント・クエタでの警備を担当するジェターク社の艦船が持ち場を離れているのを察知し、クエタに急行する。結局は間に合わずクエタは壊滅的な損害を被ってしまったものの、現場一帯がジャミングを受けている中その危機察知が功を奏し、襲撃者の早期退却には成功した。

この時ケナンジは「やれやれ……悪い予感だけは当たるよなぁ俺」と、自らの悪い予感に関して零していた。


ヴァナディースハート編集

リドリックと同様、ドミニコス隊としてガンダムの調査及び破壊の為に地球に降りている。

この時点ではまだ痩せているが、部下に指摘される程に食事をしている描写が多く、これが将来激太りする要因になっていると思われる。(地球の重力の影響で腹が減る、とのこと)

PROLOGUEで見せた苛烈な面もあるが、リドリックに子供がいる事を知るなり和気あいあいと会話をしている様子も見せており、アニメ本編で丸くなったと思われた性格も、元々ある程度は備わっていたようである。


余談編集

  • 乗機もしくは後継機(と思われていた機体)を引っ提げて相手の後継機(と思わしき機体)と対峙すると思われていた。
    • 結果として『サマヤ家の仇敵』からどこか愛嬌のある風貌と立ち振る舞いのお陰で、一部の視聴者から癒し枠扱いされたりと、良くも悪くも第一印象から大きく変遷したと評せるだろう。
  • 演者の上田燿司も変わり果てた姿に困惑していた模様。体脂肪率は犠牲となったのだ……。
    • 一部ではPTSDを患ってパイロットを退いた」とされていたが、2023年4月2日に配信された『Season1ととのうSP』にて本編前のジェターク家の様子が描かれた設定画では、PROLOGUE時代の痩せた姿(=事変後もパイロットを継続しており、少なくともグエルとラウダの幼少期までは現役)であり、単なる中年太りのようである。
  • PROLOGUEから引き続き登場する(元)上司のラジャン・ザヒと比べると、本編初登場のSeason1終盤ではなくSeason2序盤とだいぶ遅れて公式サイトで紹介されたが、横ピースとウィンクを決めた今までのどのキャラクターよりも茶目っ気に溢れた立ち絵が話題になった。

関連タグ編集

機動戦士ガンダム水星の魔女機動戦士ガンダム水星の魔女PROLOGUE

カテドラル


どうしてこうなった悲劇的ビフォーアフター:不正は正せても食生活を正なかったようだ……(ただし、上記の通り軍人としては21年前と変わらず有能な為、 相手の油断等を誘う意図でこの体型になった可能性も0ではない)。


Season2以降の動向編集


※この先、水星の魔女Season2のネタバレが含まれています。















大活躍である。







第15話編集

学園襲撃後、ドミニコス隊は何故か先の襲撃に関与した〈フォルドの夜明け〉の捜索及び掃討から外され、ラジャンとのモニター通信で「企業が独断で動いちゃっていいんですかねぇ? 嫌な予感がするなぁ」と発言しており、「嫌な予感」はもはや口癖やジンクスとなっている。

その後、「元同僚(リンク先ネタバレ注意!)がフォルドの夜明けに参加している」との資料を見て部下と会話していたものの、本編で登場して以降の愛嬌は鳴りを潜め、どこか裏切り者を見るかのような冷徹な口調をしていた。


第18話編集

スレッタがホルダーの資格を失った後、暴動を抑えるべく地球に降りるに至ったミオリネ・レンブランとへグエル・ジェタークの随伴をラジャンに任される。

ミオリネと対面して早々鬼の父上殿とは大違いだ」と茶目っ気たっぷりに語っていた。尚、グエルは変わり果てた現在の姿を見て驚愕していた(これは元々グエルがドミニコス隊を志望していた上、余談の通り若い時分のケナンジを見知っていた事情もあるだろう)。


第19話編集

軌道エレベーターの中で地球が間近に迫る中、緊迫した表情をしているミオリネに対して軽口を叩いていた。

この時『私は嫌いなんですよね 地球』と発言した直後、一瞬グエルの反応をうかがうような間があり、それをごまかすように『この体でしょう? 地球の重力はなんていうかこう苦手でして』と自虐ネタを披露した後『さて。降下前にもう一回……』と漏らしつつ部屋から出て行った。

後の展開を踏まえると「地球が嫌い」の言葉で、内通者を探っているようにも見える。


地球に降下後、ミオリネとグエルと同じ車に乗っていたが、喧騒の中で出会ったセド・ワンチェクを追ったグエルに同行し、その先で聞いたセドの証言がきっかけで「一連の事件の裏で暗躍していた黒幕の正体がシャディク・ゼネリである」と気付き、グエルと共に一足先に宇宙へと帰還した。



第20話編集

アスティカシア学園に向かう道中、シャディクへの怒りに燃え、冷静さを欠いているグエルを諭す等と年の功を見せ、ドミニコスの部下達とサリウスの確保に向かう。

しかし、その最中シャディクの駆るミカエリス、そしてシャディク隊の襲撃を受け、グエルや部下達と共に応戦する。激しい攻防が繰り広げられる中、彼だけはサビーナ達の妨害を潜り抜け一足先に学園に到着する。

捜査の為、生徒達にその場を動かないように指示を出すも、直後ノレアガンヴォルヴァと共に学園で大規模な破壊活動を開始。彼女を止める形で21年ぶりにガンダムと交戦する。


「ガンダムは、もう勘弁なんだけどなぁ!」

このセリフの際、何故か冷や汗をかきながら右腕を押さえており、父子の最期の会話がトラウマになっている可能性が示唆された。


このルブリスソーン戦ではケナンジの技量、そして大人としての意識の高さを遺憾なく発揮している。

まず連絡。敵の規模(MS4機)と自身の戦力(一機)を即座に比較し応援を要請。

次にウルの直撃射をベギルペンデの盾でしっかり防御。このアンチドート端末でしかないと思われていた盾は、第1期の頃からかなり頑強である描写されていたが、意識して盾を活用している描写があるのはこのケナンジだけである。

次に暴れられても比較的安全な学内演習場にソーンを誘導。これにより『学園の破壊』が目的であったソーン本体の攻撃が、学園に及ばないようにしている。

演習場での戦闘では盾の死角から回り込んで撃とうとするソーンに対しては、逆に止まって旋回に専念して回り込ませないようにし、また盾でしっかり受ける。

射撃でソーンの武器を弾くも、返した手でビームジュッテをお見舞いした時もしっかり盾で受けと、ルブリス・ウルの乱入もあってノレアとの決着は付かなかったものの、パーメットスコア3を解放したガンダムを相手に失ったのは機体に装着していた盾だけであり、ハイエンド高性能機であるガンダムを相手に、機体の長点を活かした戦い方をして応援到着までの時間を盤石に稼いだ。

学園での戦闘と状況から、破壊が目的のノレアとは異なりケナンジは立場上周囲の被害を考慮して戦う必要がある=全力を出せなかった点も考慮に入れると「見事」と評価せざるを得ない。


その後は最初に応援を呼んだ甲斐もあってか、外部でシャディク隊と戦闘をしていたドミニコス隊が大型ビームライフルを引っ提げて登場。ドミニコス隊は頑強なソーンの装甲を一撃で仕留めて見せた。

その時ケナンジはスナイパー隊の護衛に回っていたが、ソーン撃破を受け突然暴走し始めたルブリス・ウルが操るガンヴォルヴァには対応できず「邪魔だあああ!!」と柄にもなく激昂するが、ウルはあえなく逃がしてしまった(結果的にはそれで良かった)。


第21話編集

冒頭では、前話での学園テロの後ルブリス・ソーンの解析結果をラジャンに報告しており、その際にパイロットを確認できるものは残っていなかった」旨を伝えていた。

その後はラジャン、グエルと共にサリウスとの電話会議に同席し、クワイエット・ゼロによって議会連合の艦隊が壊滅させられる様子を確認していた。


第22話では司会役としてクワイエット・ゼロに乗り込む作戦会議を進行させていた。スレッタやミオリネが命を賭ける覚悟で作戦への参加を志願するのを見て、「限界と判断したら即座に投降する」旨を伝えると、


「貴方達は学生なんです。責任は、大人に取らせなさい。」


と、世界の命運を彼らだけの双肩に託さない為の言葉を掛けており、マトモな大人がほとんど登場していなかった本作において、トップクラスの常識人である実態が判明した。


第23話編集

ミオリネ、ベルメリア、エラン、マルタンらと共に停止コードを打ち込む為にクワイエット・ゼロ内部へ侵入。武器としてハンドガンをベルメリアに渡す。彼女は無理と断ろうとするがケナンジは「学生に持たせるわけにはいかない」と、ここでも良識のある大人ぶりを披露した。

待ち伏せしていた兵器ハロの足止めを引き受け、ミオリネ達を先に進ませる。その際、5号から「今度は殺させないよ」と学園での一件に対する恨み言を吐かれたものの、


「いちいち嫌味だねぇ。」


と受け流していた。



尚、クワイエット・ゼロ制圧後のカットでは警備のハロボットを前にマガジン4個も周囲に浮いていた描写があり、壮絶な戦いを繰り広げていた経緯が判る。


関連タグ編集

動けるデブ


フェン・ジュン:同じく水星の魔女に登場する女性版動けるデブ。残念ながら対面は叶わなかった。


コンロイ・ハーゲンセン:ガンダムシリーズだが違う世界である宇宙世紀の作品機動戦士ガンダムUCにおいて、特殊部隊ECOASの副隊長。ケナンジ程ではないが腹とか足とか首が太い人。

ケナンジと同様、劇中でもかなり重要な活躍をしてみせた。

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