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※この記事は『機動戦士ガンダム水星の魔女』第8話『彼らの採択』以降のネタバレが含まれますので、ご注意ください。
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概要
グラスレー寮の寮長・シャディクの側近とも言える5人の女子学生。全員がパイロット科の010番台であり、グラスレー社の支援を受ける学園生の中でも比較的上位の層となる。
シリーズ過去作の女性パイロット部隊を彷彿とさせ、視聴者の間で早々にシャディク隊などと呼ばれて命運を案じられる一方、こちらの先輩になぞらえてシャディクギャルズ、シャディクガールズといった愛称も。
なお、シャディクガールズに関しては2023年3月26日の『魔女ラジ』第24回にてミオリネ役のLynnが発言しており、この愛称に限り事実上半公認となる。
解説
シャディクが女性関係のもつれで決闘を受けているとされており、第8話時点では彼が寮内で築いたハーレムであるかのように見られていたが、その実態は銘々に学園内でファンを抱えたアイドル集団。それぞれにファン層が若干異なっており、決闘時にはファン集団ごとに応援観戦が開催されている。
動向
学園の母体であるベネリットグループ内で禁忌とされてきたGUND-ARM研究開発のためにミオリネ・レンブランが学内で立ち上げた株式会社ガンダム(GUND-ARM Inc.)に、シャディクがとある目的で横槍を入れたために、交渉の場でミオリネ側から決闘を申し込まれる。
ここまで個人戦として描かれてきた決闘が、この場では6対6の集団戦として承認され、地球寮のパイロット要員がスレッタ、チュアチュリーの2名であるのに対し、シャディクは側近5名にグラスレー社から送られたベギルペンデをあてがい、自身もミカエリスに搭乗し戦闘した。
結果的にはスレッタの乗機であるエアリアル以外を手早く無力化し、虎の子の対ガンダム兵器「アンチドート」で弱体化させた彼女を撃墜するのみであったが突如機体が青く光り出し再起動。瞬く間に側近3名が返り討ちに遭うも、シャディクは空中で挙動が緩慢となっていたエアリアルを擱座させとどめを刺すのみであったが、彼の思考を予測したミオリネらの作戦によって死角からのチュアチュリーの狙撃で頭部を破壊され敗北した。
シャディク隊の皆さん
- サビーナ・ファルディン(3年生)
グラスレー社の仕事も手掛けるシャディクにとって右腕のような存在のクールビューティー。
メンバーの中でも女子人気が高く、「サビーナ様」と慕われている。
- レネ・コスタ(2年生)
あざとい腹黒系だが、妙に一本筋の通ったところを見せる姫タイプ。
ファンのコールは「俺たちのレネちゃん」。
イリーシャ(左側)
個性的なぬいぐるみといつも一緒の、気弱なおっとり系。
ファンからの呼称は「イリーシャさん」。少々ユニークなファンが多い様子。
メイジー(右側)
活発で朗らかな楽天家。戦い方はアグレッシブ。
カメラに気づけば笑顔で手を振るナチュラルなファンサが魅力。
- エナオ・ジャズ(3年生)
寡黙で神秘的な不思議ちゃん。座禅やヨガによる精神修養を習慣にしている。
ファンからは「エナオ嬢」と呼ばれている。
使用MS
余談
- イベント「水星の魔女EXPO」では一つのソファに並んで座るビジュアルが公開された。
- 地球寮を相手取りながらも、現状作中では他のスペーシアンに顕著なアーシアン蔑視に類する言動は見られない。
関連イラスト
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君から初見と驚きを
※Season2以降の更なるネタバレ注意!!
奪い取る。
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Season2以降の解説
彼女たちは元々、グラスレー社が運営する戦災孤児向けの教育機関「アカデミー」に在籍していたアーシアンであり、シャディクとは当時からの付き合い。
それ故に彼の野望(ベネリットグループ解体など)にも同調しており、その目的のためならば汚れ仕事に手を染めることも辞さない。
プラント・クエタ襲撃テロについても把握していた他、学園オープンキャンパスでの〈決闘〉イベント〈ランブルリング〉での無差別破壊は、彼女らがサリウス・ゼネリを拘束するための陽動に過ぎなかった。
学園での表向きの顔とは異なり、全員が有事では自ら人命を奪う・巻き添えの犠牲も躊躇しない精神と銃器の扱いに手慣れた様子を見せている。
シャディクの暗躍に気付き学園の査察を行うべくグエル・ジェタークがドミニコス隊を伴ってやってきた際には、サリウスの移送を任されていたエナオ以外の4人が実戦仕様のハインドリーで奮戦。最終的にシャディクの敗北をもって投降した。
最終回で描かれた3年後の後日談ではシャディクのミオリネへの、「あくまで主犯は自分であり、彼女らは減刑してほしい。」という頼みの通り全員無罪放免、あるいは3年未満の懲役等で済んだようであり、全員がミオリネの部下として株式会社ガンダムで多忙な日々を送っている。
Season2以降の余談
- 3年後のスーツのカラーリングはサビーナがタン、レネがライトグレー、イリーシャがディープレッド、メイジーがディープグリーン、エナオがダークブルーとなっており、このうちサビーナとレネは金と銀に見立てているものと思われる。
『グラスレー寮ラジオ』(第二弾)
彼女ら5名全員が出演者となる『魔女ラジ』特別回として、2023年7月30日配信(配信時点で最多の出演者となった)。公式での名称は古川慎とLynnが出演した6月18日の第1弾と同じく『グラスレー寮ラジオ』のため、以下7月30日のものに対しては便宜上第2弾とする。
例によってレギュラー出演者がいないため番組冒頭で「乗っ取り」と形容されており、第1弾での「(Season2末期からは)乗っ取りが多発している」とのLynnの発言に触れていた。
全員が揃って収録したのは第8話(!)のみとの事であり、彼女らはスクールカースト上位の女子とされているなどの演じるキャラの説明も同時に受けていたという。
水星の魔女について、鈴代は「トマトを見るとそわそわする」とし貫井がトマトに込められたメッセージに驚き、瀬戸はノレア役の悠木碧から誰が死ぬかの予想をしていたが全員生存を果たし安堵を見せた。若山はSeason1の最終話を挙げこれまでの積み重ねがひっくり返るようなどんでん返しに衝撃を受けたとのこと。前川はソフィとノレアのコンビの焦燥感ある演技に「正座して見るか」と形容するほどだったといい、他のメンバーもこの二人について各々語っていた。
「シャディクガールズ」を演じて、サビーナは雄弁ではないもののシャディクの一番の理解者であるとともに当初は彼のハーレム要員の一人のようにとらえていたと瀬戸は語り、彼女の印象深かった場面として第20話のグエルとシャディクの死闘のグエルへの発言を挙げた。レネは公式の紹介どおり(?)「はっちゃけた系で腹黒」と総括し、口は悪いが筋は通す人物であるためファンクラブを持っているのであろうと鈴代が語った。また、収録時に入れ込み過ぎるあまり「クソが」と台本にない悪態をついてしまったエピソードも。イリーシャについて、初登場時の台詞や姿勢からふてぶてしい人物と予想していたが「守ってあげたくなる、可憐なイメージ」と告げられ気弱ながらも芯の強さを持っていると前川が話した。メイジーはイリーシャと行動を共にする事が多く頼りにされているとしつつ、どんな状況でも笑顔を崩さなかったため視聴者が騒然としていたと貫井は自虐(?)していた。エナオについて、ミステリアスとはされているが自称・自認している訳ではなく冷静で洞察力が高く組み立てて行動する能力が高いと若山が語った。
視聴者からのメールへの返信では、瀬戸が前から気になっていたというサビーナの前髪について盛り上がり中央だけ垂らしているのは機能性と女子だからではないかと推察。クラウンブレイドの後頭部や恵体にも触れていた。キャラのファンクラブに入会するとすればとの質問について、チュチュやセセリア、強化人士4号が挙げられていた。
◆余談
- 第2弾の告知画像と配信週のプレーヤー画像ではメイジーとエナオの位置が入れ替わっている(告知:メイジーが左下でエナオが右上)が、理由は不明。イリーシャとメイジーは劇中コンビとして描かれる機会が多かったからであろうか?
- ジングルは全て5人で行っており、提供読み上げなどで用いられるサビーナ→レネ→イリーシャ→メイジー→エナオの順に台詞があるものとCM間の一斉に発するものの2種類。
- 出演者近影では、若山が「また乗っ取りたいなぁ…♡」と彼女らが特別回で再出演したい旨の発言をしている。