スペック
デザイナー | 海老川兼武 |
---|---|
形式番号 | CFP-010 |
全高 | 18.4m |
重量 | 52.0t |
パイロット | |
製造 | グラスレー・ディフェンス・システムズ |
携行兵装 |
|
概要
ベネリットグループ御三家の一つ、グラスレー・ディフェンス・システムズが開発したモビルスーツ。
「PROLOGUE」に登場したハイングラの発展型であり、青緑系統のカラーリングに改められている。
十字の切れ込みが入った胸部装甲などミカエリス同様にどことなく西洋甲冑を彷彿とさせる出で立ちとなっている。
解説
グラスレー社の拠点「CFライン」で開発・製造された「グレードP」系列の普及型量産機。
前身機のハイングラとは「ハイン」OSこそ共通しているものの、詳細な開発系譜は不明。
円柱型(インスト等ではボールタイプ)のスラスター3基がY字状に配置されたバックパックが印象的。
シールドにランスとハンドガンが一体となった複合兵装「ランタンシールド」が武器で、左腕にラウンドシールドを装備している。
ランスは電磁射出が可能となっている。
劇中の活躍
公式サイトのMS紹介には早くに掲載され、プラモ化も発表されていた。
そのため、当初は〈決闘〉にてグラスレー寮の生徒が使用すると思われたが、肝心のアニメ本編においては第1クールの全12話中全く登場しないという異例の機体となった。
派生機のハインドリー・シュトルムや、ジェターク社のディランザ、ペイル社のザウォート等はきちんと登場しており、一部視聴者からはMSV扱いされてしまうという憂き目に。
その後、第2クールとなる第14話でようやく登場。
従来の一対一形式の学園決闘とは異なり、オープンキャンパスで多数の機体が入り乱れて闘う特別エキシビションイベント「ランブルリング」への参加にあたりサビーナ・ファルディンとレネ・コスタが搭乗した。
本機が使用された理由には諸説あるが、主なものとしてベギルペンデには「作戦(リンク先ネタバレ注意!)」の弊害となるアンチドートを搭載しているため、仮にアンチドートを使用しなかった場合内通を疑われる可能性があり、寮の標準機でもある点が選定基準となったと思われる。
その後、事の真相を知ったグエルやドミニコス隊との交戦ではサリウスの移送に向かったエナオ以外のメンバーが搭乗。
レネ、メイジー、イリーシャはドミニコス隊のベギルペンデと交戦、サビーナはダリルバルデと交戦するミカエリスの援護に向かったものの、最終的には全機無力化されて投降している。
バリエーション
ハインドリー・シュトルム
ハインドリーの実戦仕様。詳細はリンク先に譲る。
ガンプラ
HG1/144スケールで2023年2月18日に1760円(消費税込み)で発売。
インストは第1クールで登場出来なかったお詫びがわりなのか、地味ながらも設定の掘り下げが行われており本機のファンのみならず必見である。
ランスはシールドから直接抜いて使用する事も可能。
シュトルムは2023年5月に発売(価格はハインドリーと同様)。
バックパックの構造上、ツインキャノンやサーベル装備を施すには要改造。
余談
- ランタンシールドは一見ゲテモノ装備だが、16世紀頃のイタリアに元となる武具が実在する。尤も、史実の戦争で活躍できたのならもっと普及して名を馳せていたわけだが……。
- 名称の由来は不明。一部では考察もあるが決定的な説得力には乏しい。