ベギルペンデ
べぎるぺんで
デザイン | 海老川兼武 |
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型式番号 | CEK-077 |
全高 | 18.2m |
重量 | 52.9t |
パイロット | - |
製造 | グラスレー・ディフェンス・システムズ |
固定兵装 |
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携行兵装 | - |
ベネリットグループ御三家の一つ、グラスレー・ディフェンス・システムズが開発したベギルベウの後継機であるモビルスーツ。機体カラーはパープルをメインに蘇芳色の差し色が用いられており、ベギルベウより暗く主張の強いカラーリングとなっている。
グラスレー社の拠点「CEライン」で開発・製造された「グレードK」系列のベギルベウの近代化改修型。前身機の僚機ハイングラの改修型であるハインドリー・シュトルムが第4世代機とされており、本機も同様の改修がなされていると思われる。
ベギルベウに比べて汎用性を重視した武装になっており、大型のライフルと、十字型の大型シールドを装備。シールド裏側にはビームサーベルを格納可能。フットユニットも継続して採用されており、敵機の頭部をねじ切ったがガンプラの説明書にはなぜか記載されていない。
シールドの先端部分が鋭利化しているので、そのまま刺突武器としても利用可能。さらに、対GUND-ARM用の武装としてベギルベウにも搭載されていた「アンチドート」が組み込まれている。
ただし搭載方式がベギルベウとは異なっており、単機で有線制御式のノンキネティックポッドを射出し中距離以遠からパーメットリンクを無効化し肉薄する戦法を取っていたベギルベウに対し、こちらはシールド内及びバックパックにアンチドートシステムが組み込まれており(メインはシールド内臓でバックパックのものは補助用)複数機でGUND-ARMを包囲する事により無力化する。またアンチドート発動中は頭部に新設されたシェルユニットらしき部位が紫色に発光する。
サリウス・ゼネリがシャディク・ゼネリに連絡を入れる際、ミカエリスと共にグラスレー寮に派遣された。配備された5機は運用試験の名目で地球寮との決闘に際しシャディクの取り巻きである女子5人(サビーナ・ファルディン、レネ・コスタ、イリーシャ・プラノ、メイジー・メイ、エナオ・ジャズ)がパイロットとなった。
戦闘開始早々にMS慣れしていない地球寮の生徒たちが操るザウォート4機を一蹴、ミカエリスに乗り込むシャディクの号令によりガンダム・エアリアルを包囲しアンチドートでエスカッシャンのガンビット共々無力化し一方的に痛めつけるも、シェルユニットを青く輝かせ再び動き出したエアリアルがアンチドートを突破し、逆にガンビットで3機が蹂躙された事で大将機のミカエリスを前衛に回す事になった結果、決闘の敗北に繋がってしまった。
ドミニコス隊配備仕様
※背後の機体
パイロット | - |
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製造 | グラスレー・ディフェンス・システムズ |
固定兵装 |
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携行兵装 | - |
概要
ドミニコス隊に正式採用されたベギルペンデ、ブレードアンテナは装備されておらず、加えて各所の赤い部分が胴体と同系統の暗い青紫系の色に変えられている。
また、一部の機体には専用のロングスナイパーライフルが装備されている。
劇中での活躍
グラスレーと地球寮の決闘から二か月後、プラント・クエタに襲撃を仕掛けたアンノウンの機体を迎撃すべく、ドミニコス隊に配備された4機が登場。ベギルペンデの小隊は1機撃墜されるもアンチドートを用いて一時的に無力化、しかしパーメット・スコア4を発動させてアンチドートを無効化したため、残りの3機も一方的に撃破されてしまう。
シーズン2ではシャディク・ゼネリ捕縛のために出動したドミニコス隊のケナンジ・アベリーらが搭乗し、シャディクの部下であるサビーナ、レネ、メイジー、イリーシャのハインドリーと交戦。サリウス・ゼネリ保護のために学園フロントに突入したケナンジ機らはノレア・デュノクのガンダム・ルブリス・ソーンやガンヴォルヴァと交戦する。
そのうち後者は突如介入してきた強化人士5号の操縦するガンダム・ルブリス・ウルによってソーンの動きが止まったところを狙撃する形で撃破に成功するが、ノレアを失った5号の怒りから再び動きだしたガンヴォルヴァの妨害によってウルの方は取り逃してしまった。
アンチドートは装備したままであるが前回の戦いで効果が薄いと判断された為か、使用されなかった。
2023年1月14日にHG1/144スケールで1760円(消費税込み)で発売。ベギルベウのリデコであり、頭部・バックパック・武装が新規造形。
ロングスナイパーライフルは付属してないが、頭部の加工と塗装で比較的簡単にドミスコス隊配備仕様も再現できる。
- ガンプラ発表当初はその禍々しい外見からミカエリスの上位機種や第1クールのラスボスと予想されていた。
- 海老川氏が線画を投稿した際に「(ドムは3機揃ってなきゃ)」と発言した事からオマージュ元と思われる。
- 名称の由来はベギルベウ+(古)ギリシャ語の5である「Pente」と思われ、かなり単純。
- 「5」なのは5人組が搭乗した事が理由と思われる。
- 濁点や半濁点の間違いに加え、「べギルペンデ」や「ベギルペンデ」のような間違いに注意。前者では最初の「べ」が、後者では四文字目の「ぺ」がそれぞれ平仮名になっている。
- シーズン1でプラント・クエタ防衛の為に出撃したドミスコス隊のべギルペンデは、シャディク隊が使用していた機体と同じカラーリングであったが、これは彩色ミスであったらしくBDでは修正されている。
- ドミスコス隊配備仕様が装備するロングスナイパーライフルも海老川氏がデザインを手がけた。
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第9話 開幕
ご覧いただきまして、ありがとうございます。 第9話 やっと公開実証実験という名のMS展示即売会が舞台です。 ゼッテは動きませんが、シエルの新型ダリルバルデの公開と、エアリアルを使ったアンチドート無効化実験で、オルコットが駆るべギルペンデとベギルベウの戦闘シーンが書けました。 やっと、ガンダムらしくなってきた… 10話ではオルコットさんが休んでケナンジさんが出ます。オルコットさんはグエルやダリルが地球で仕事するときの用心棒として、ケナンジさんは主にミオリネ付きの弁護士兼護衛として働いている設定です。詳しく書いていませんが。 この話でやっとタイトル回収もできました。 まだ全ストーリーの中間くらいなんですがね。 長い… 自分の創作の記録としておけばいいかな… 公式からのケモの供給で、今週はお絵かき中心で第10話の検証ができておりません。 お付き合いいただけますと光栄です。 どうぞよろしくお願いいたします。23,045文字pixiv小説作品