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ガンヴォルヴァ

がんゔぉるゔぁ

ガンヴォルヴァとは、TVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するGUNDビットで、無人兵器。
目次 [非表示]

今度はあたしもGUNDビット連れてきたよ♪暴れろ、ガンヴォルヴァ!!


スペック編集

デザイナー柳瀬敬之
形式番号EDM-GB
全高18.5m
重量42.9t
製造???
携行兵装

概要編集

機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2に登場したモビルスーツ(MS)型のGUNDビット


解説編集

母機となるガンダム・ルブリス・ウルガンダム・ルブリス・ソーンと同様に、ガンダム・ルブリス量産試作モデルをベースに開発された機体。GUNDフォーマットを組み込んでいる為、本機もガンダムと呼んで差し支えはない(水星の魔女におけるガンダムタイプの定義に当て嵌まり、有人か無人かは特に決められていない為)。

厳密にはビット兵器だが、公式サイトなどの媒体ではモビルスーツの一種として扱われている。


本機よりも遥かに小型のビット制御ですらパイロットへの負荷が計り知れないものでありながら、実際に運用したパイロットへの負荷はサイズを考慮すればあまり大きくはないように見える。

一方で劇中描写から、少なくともパイロットのビット制御技術や操縦技術が挙動に反映されると思われる。これは後述する登場場面においてソフィやノレアから(彼女等よりパイロットとしての適性と技量が高いであろう)スレッタやエランに操作権限が移行した際、戦闘機動に顕著な差が生じたことからも窺える。


また、GUNDフォーマットの受信機能が埋め込まれているコックピット部分が無事な限り他の部位が破壊されていても操作な可能なため、確実に無力化するためにはコックピット部分を破壊する必要がある。

なお、劇中でこの機体と戦闘しているMSの大半はアスティカシア高等専門学園の生徒が使用する機体で、その全てがコックピットを狙えないよう制限されているため、襲われている側が無力化する手段を持たないという厄介な状況となっている。


武装編集

ビームカービン編集

連射性能の高いビーム兵器。無人コントロールにおいて行動を阻害しないよう、コンパクトで取り回しやすいモデルが採用された。

一方でその外見に反して実戦出力で調整されているため威力は高く、敵機の装甲も容易く貫通できる他、決闘用に防御機構を備えたフロント外壁も破壊できる。

未使用時は右脚部側面にマウント可能。


ビームサーベル編集

標準的な格闘戦用武装。こちらも実戦出力で調整されている。シールド裏に2基装備。


シールド編集

母機であるルブリス・ウル、ルブリス・ソーンのシールドに形状が似ている、細長い形の防御兵装。上部にはビームカービン用の予備マガジン2基、下部にはビームサーベル2基をマウントする。


劇中での活躍編集

「ランブルリング」というバトルロイヤル形式の決闘において6機がソフィ・プロネの駆るガンダム・ルブリス・ウルに引き連れられ乱入する形で登場。

ルブリス・ウルやルブリス・ソーンと共にビームマシンガンを用い暴れまわり戦術試験区域を混乱に陥れた。この乱戦の中で1機がガンダム・ファラクトに撃墜されるも、別の1機が決闘の視察に訪れた要人(リンク先ネタバレ注意!)を確保している。


パーメットスコア3を発動させスレッタの駆るガンダム・エアリアルに襲い掛かり当初は数の暴力で善戦するも、エアリアルが発動したパーメットスコア6の影響により制御を奪われ、母機であるルブリス・ウルに攻撃を加えてしまった挙げ句ルブリス・ウルにより2機ほど撃破された。


ランブルリングから帰還できた機体か、あるいは補給や予備機があったのかは不明だが、スペーシアンへの憎悪と怒りを剥き出しにしたノレアが乗るルブリス・ソーンに率いられる形で再登場。学園を無差別に攻撃したが、ノレアがエランの説得に応じた事で機能を停止した(うち1機はデミバーディングに頭部を破壊されている)。

しかしその直後、ルブリス・ソーンがドミニコス隊によって撃破された事でエランが激昂し、今度は彼が乗ってきたルブリス・ウルのコントロールでドミニコス隊に攻撃を再開。ベギルペンデを抑え込んでフロント外に脱出する時間稼ぎを行った。

事態が収まったあとは残骸が調査されている。


もっぱら、(学園に対する)破壊殺戮の象徴として描かれている。


ガンプラ編集

HGブランドにて1/144スケールのガンプラが発表されている。2023年6月10日発売。作中で交戦したデミバーディングも同日発売である。

Season1放送後に発表された当初は新商品(仮)と仮称が付けられていたが、Season2の第2話(第14話)放映と同時に商品名が明かされた。

ビームマシンガンとビームサーベル、シールドが付属し、胸部のシェルユニットの発光状態も再現可能。

ただし、乗っ取られた時の発光状態のカラーパターンは塗装でしか再現できない。

色分けもシリーズの他機体同様優秀で、足りていないのは胴体接続部と膝部左右の円形状の部分ぐらいである。

劇中再現する場合は複数買いが推奨される。


余談編集

機体名の接頭語のGUNDの後に続くヴォルヴァ(VÖLVA)は、古代ノルド語で『杖を運ぶもの』、あるいは『魔法の杖を運ぶもの』をという意味で、北欧神話・伝承における「巫女、女予言者、女妖術師魔女」を差す。

なお、北欧における巫女あるいは魔女を指す言葉はこの他にもフィヨルクンニグ(多くのことを知っている女)、セイズコナ(女魔法使い)、スパーコナ(女予言者)などのバリエーションがある。


またヴォルヴァが関わる書には「巫女の予言(ヴォルスパー)」と呼ばれるものがあり、これはオーディンにヴォルヴァが語りかける形で世界の創造と終焉が描かれている。

つまり、この名前が意味するものは……


ちなみに本編登場前には「株式会社ガンダムが試作したガンダムで、正式にロールアウトする前に参戦した結果、新商品(仮)の名前のまま本編を突き進んでしまうのではないか」という珍説が出た事がある。


関連タグ編集

機動戦士ガンダム 水星の魔女

GUNDビット

ガンダム・ルブリス・ウルソフィ・プロネ

ガンダム・ルブリス・ソーンノレア・デュノク

ビットモビルスーツ:過去作『機動新世紀ガンダムX』における同様の概念を持つ兵装。「ガンダム」に使役されるという点ではGビットに近い立ち位置。


ガンドノードある人物の陣営が開発したMS型GUNDビット。

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