ガンドノード
がんどのーど
ガンダム・エアリアルのデータストームの拡大のサポート、および、護衛を基本としており、エアリアルの戦術情報を共有して、護衛すると言う運用を目的に開発されたモビルスーツ型GUNDビット。シン・セー開発公社の設計思想をもとに、デリング・レンブランの手配によって秘密裏に開発・量産が行われた。
その姿は、後方に突き出た二つの翼に細身の体格など、GUND-ARMばかりか標準的なMSすらかけ離れた異形である。また、デザイナーの海老川兼武氏のツイートでは、空間戦闘に特化した設計であることが語られている。
五本指ではないクリップ型と思われた前腕部には、物を保持するマニュピレーターとしての機能が無く、専用のビームライフルは腕部に装着するタイプを採用している。
脚部には着地用のランディングギアとしての機能が無く、格納時はカタパルトに背中を接続されて宙づり状態となっている。
また、ガンダムタイプとしては珍しく、顎の部分が立体的な形状ではなく、センサーのような平面的な形状となっている。実際に、本機のガンプラの取扱説明書によると、顎がメインカメラになっている模様。
加えて、本機はGUNDフォーマットを介さない場合でも自律行動が可能であり、これはかつてのドローン大戦で使用されたドローン技術の発展形であるともいえる。
- ビームレヴライフル
側面にマシンガンを備えたビームライフル。バレルを回転させることで射程距離や威力を重視したビームライフルモードと、連射力を重視したビームマシンガンモードの切り替えが可能となっている。
- ビームブレード
両腕の前腕部に内蔵された近接兵器である。通常のビームサーベルより展開領域が広く、出力も高い。
- アンプリフィアシェルユニット
本機の背面の翼状のシェルユニットのことである。これは受信したデータストームの強度を高める信号増幅装置の機能が主体となっており、ネットワーク構築時には背面のバインダーが水平から上方へと展開する。また、可動するだけでなく、クワイエット·ゼロによるデータストーム空間の展開時は6つの光線を発してガンドノード同士で繋げ合う陣形を形成する事で要塞と合わせて宙域全体を覆うまでに空間を拡張する事が出来る。
- アーマーパック
第22話のクワイエット・ゼロ攻略戦での防衛時に装備していた大型のオプションユニット。これを装着することでMAとしての運用が可能となる。シェルユニットが組み込まれておりデータストーム空間をより広範囲に展開可能。また、武装としてガンビットを4基、ビームサーベルを発生可能なアームを4基搭載しており、火力も向上している。
第18話にて、ゴドイがベルメリアに渡したと思われる設計図にて初登場。
21話の時点で要塞共々完成しており、ベネリットグループの強制捜査に向かう途中であった宇宙議会連合の艦隊やMS「カラゴール」を襲撃。
無人機特有の人体への影響を考慮しない高機動により部隊を翻弄した後、オーバーライドで動けなくしたところを一方的に蹂躙し艦隊毎壊滅させた。
第22話ではデータストーム空間の外からの攻撃に対する防衛すらこなしてみせた(ミサイルはオーバーライドして相手に撃ち返し、艦砲はエスカッシャン同様のフィールドを発生させて拡散)。
その後、GUND-ARM.inc側によるクワイエット・ゼロ攻略戦の先発として出撃してきたガンダム・キャリバーンに対し、アーマーパックを装備して迎撃するも、何機も撃破されている。
第23話では出撃したエアリアルと共に、残存する本機がキャリバーンを迎撃。しかしクワイエット・ゼロに何者かの干渉が発生した事で一時的に機能不全に陥り、その後再稼働するもミオリネらによる停止コードの入力でクワイエット・ゼロ共々機能を停止する。
その直後、宇宙議会連合の大型レーザー兵器による攻撃に際して、エアリアルによる直接の制御で再起動。艦砲射撃と同様の方法で防御を試みたが、規模が違いすぎたためか、レーザーを防ぎ切ったものの本機は母機のエアリアル共々悉くが大破した。
HG1/144が放送終了後の2024年3月12日よりプレミアムバンダイから発売された。
MS単体での発売となり、シェルユニットの発光はクリアパーツとシールの組み合わせで再現される。
なお、アーマーパックは付属しない。
- 機体名の「ノード(node)」は節、集合点などの意を示すが、本機の運用・設計思想を踏まえるとネットワーク内の機器が適当と思われる。
- さしずめ、クワイエット・ゼロをサーバーにエアリアルをルーターに見立てているのであろう。
- ビットであるため当然無人機であるが、操作しているのはエアリアル=エリクトである為、人の意識を組み込まれた機械が操作する無人機の系統となっている。
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