概要
ベネリットグループ傘下に属する、水星の企業。A.S.89年創立。122年時点でのCEOはプロスペラ・マーキュリー。
ベネリットグループ構成企業の持つ推薦権を行使して社長令嬢スレッタ・マーキュリーをアスティカシア高等専門学園に推薦し、自社で開発したエアリアルを伴わせ学園に送り出している。
社章は3本の縦線の上に「C」を重ねたもの。
事業
一般公開されている情報によると、MSと医療機器を統合したOSの開発から始まり、MS開発と福祉工学に関わっているという。売上高はグループの構成企業数157社中151位のDランクと評定されている。その一方、「取引企業数300以上」「年間特許数200以上」といったグループ内底辺の業績に比して不自然な程に高い実績の数字も画面表示上で確認され、『ゆりかごの星』などで触れられた水星でのパーメット発掘事業にはなぜか言及されていない。
視聴者の間ではそれだけベネリットグループの業績争いがハイレベルなものなのか、あるいはプロスペラがグループ総裁のデリングへの復讐を企てている事が『ゆりかごの星』にて明示されているため、利益は二の次で意図的に己の力を隠し別の陰謀のために会社を操業しているのではという考察が行われている。
エアリアルについてもガンダムであることを隠匿し、過酷な水星の環境でも安全に作業できるドローン技術であると主張するなど、審問会における受け答えにも不審な態度が見え隠れしていた。
社名に含まれている「公社」という言葉には、「国家事業を担う法人」「公益を目的とする事業を行う法人」といった意味がある。ベネリットグループが国家事業としてMS開発を行っている描写は特に無く、現在では福祉工学を事業としているが、元々は社名通り水星の開発事業を担うという意味で前者だったものが後者へとすり替わったという見方も出来る。
ヴィムなどからはかつての本業であった開発事業に起因する蔑称「採掘屋」呼ばわりされる事からも福祉事業はエアリアルの開発のためのブラフと見てよいだろう。
ペイル社と共にGUND-ARM開発の責を問われ、開発部門をGUND-ARM Inc.に売却する事となったが、地球寮とグラスレー寮間の決闘で地球寮が勝利した事で、ベネリットグループ内での発言力が高まったと思われ結果的に益を得ている。
また、後に現れた物語の鍵を握るであろう巨大建造物の存在から、上記の「取引企業数」などはそれを建造するための材料・技術の取引先だったという可能性もある。
社員
CEO
- プロスペラ・マーキュリー:エアリアルの開発も行ったとされるが、MS技師として未登録。
チャオモンフ採掘基地配属
- エルゴ・ペルダ:理由は不明だがマーキュリー母子を憎む作業員の老人。救助されてもなお態度は一貫していた。
- メリッサ・ペルダ:エルゴの妻で管制官。彼と異なり(救助時点では)母子を憎む事はない。
その他
- スレッタ・マーキュリー(社長令嬢とされている)
- ゴドイ(CV:青山穣):第五話で初登場。プロスペラの側近、秘書あるいはボディガードと思われ、強面ではあるが内向的なスレッタにも特に怯えられる事もなかった。
開発MS
余談
- シン・セーの由来は今のところ不明だが、視聴者間では辰星(古代中国語での水星)ではないかと予想されている。
関連タグ
関連企業
- ベネリットグループ:親会社。
- オックス・アース・コーポレーション:表向きには無関係とされるが関係者と思わしき人物と兵器を受け入れている。
- 株式会社ガンダム:MS事業の売却先。その後も現時点では協力関係にある。