概要
ガンダムシリーズでは地球連邦や地球圏統一連合等のような地球を中心としたものではなく、宇宙世紀0100年代以降などでしか見受けられない数少ない宇宙に設けられている政府機関に相当する存在である。英名(the) Space Assembly League(公式サイト英語表示より)。
フロントの外観は輪投げやハノイの塔を思わせる棒状の基部にリングが巻き付く形の基地に小惑星を菱形に配したものとなっている。
章は円の中に下向きの旗に宇宙を思わせるきらめきに加え、衛星の軌道や土星の輪を思わせる原子構造の電子の円周のようなものが象られ、それが羽の意匠で囲われているものとなっている。
解説
フロント間の政治問題を調停する行政機関。多数の宇宙フロント自治区により構成されていると思われる。
また、この組織がアド・ステラの統一政府なのかは不明。『PROLOGUE』の時点ではオックス・アース・コーポレーションのGUND-ARMの存在が地球サイドに軍拡を促す恐れがあるとスペーシアンのニュース番組で報道されているため、地球は独立、半独立状態の可能性もある。また、企業行政法など資本グループによる統治権の幅が広い事から統治機構としては国連としての性格が強いかもしれない。
議会連合憲章と呼称される憲法のようなものが最も上位のものとして敷かれ、そのうちの7条は規を乱した企業などへの強制介入を行うためのものとされている。それより下位に先述の企業行政法などが位置するのであろう。また、「条約」もこの宇宙議会連合主導で締結されたものと思われる。
緊張状態にある企業等の調停や、議会や世界情勢にとって脅威等となりうる事象についてエージェントによる調査が行われており、GUNDフォーマットやそれを用いたモビルスーツ(MS)、GUND-ARMにも関心を示している。
ベネリットグループとの力関係も明かされていないが、エージェントがアスティカシア高等専門学園の宇宙港管制官の一人を買収したとの発言や、ベネリットグループ、ひいては総裁デリング・レンブランの権力を疎んでいるかのような主張もみられる。
少なくとも、大規模な宇宙艦隊とモビルスーツ部隊を運用するなど強大な軍事力を有している。
本組織に所属する人物は公務員としてみなされており、公的な組織である事は間違いないと思われる。
アーシアン疲弊の最大原因である各スペーシアン企業体の利権構造「戦争シェアリング」への関与は長らく触れられていなかったが、2023年6月29日に公式サイトにてようやく解説されるに至った。
運用兵器
MS
艦艇
- 議会軍戦艦:白亜のMS運用能力を持つ艦。MSハッチは正面に2つと(ガンダムシリーズとしては)ごく標準的なレイアウトである。リンク先にある通り海老川兼武がデザインを手がけた。
- 「運び屋」の輸送船:兵器ではないが、便宜上ここに記載。エージェントが運び屋を装う際に使用した。小型で長方形に翼が付いた形をしている。
戦略兵器
所属
現時点では所属している議員などはメインやサブキャラとして描写されていない。議長、理事会と査察課に加え議会軍のうち宇宙艦隊が存在に触れられている。
議員
- 議長(CV:仲野裕):A.S.122時点での議長。理事会を支持、あるいは属していると思われる。ふてぶてしく腹黒そうな風貌が特徴。
エージェント
正規名称は「INVESTIGATION DIVISION」(査察課)。
活動としては警察と諜報組織を足して2で割ったイメージが近い。
関連タグ
- ミオリネ・レンブラン:エージェントが彼女と接触し、現時点では協力体制となっている。
ALERT
水星の魔女の話するんじゃなかったのか?
お客様の要望には応えないとね。
※以降から本組織の実情=ネタバレが記されます! ネタバレが嫌なユーザーはブラウザバックを強く推奨します!
それに、未見の人なら貸しを作っておいた方がいいでしょ?
計算づくか。
ALERT
真の解説
A.S.122(本編)では、(ベネリットグループで起きた数々の騒動の結果)理事会を中心とするタカ派が戦争を望んでいるかのような主張をしているとフェンから語られた。
タカ派はある人物(ネタバレ注意!)と関係を構築しており(実際にはその人物とは思想的に相容れない以上、議会は行動を利用しているだけにすぎない可能性が高い)、かつてモビルスーツ開発評議会を構成する一社のグラスレー・ディフェンス・システムズに所属していたデリング・レンブランによって引き起こされた「ヴァナディース事変」が原因で破綻したかに思われたある企業(リンク先重大ネタバレ注意!)を再生させ工作機関として暗躍させているとされる。
そして、ある人物が議会の介入に正当性を持たせるためベネリットグループ運営の教育機関アスティカシア高等専門学園で虐殺を誘発させ、グループからもGUND-ARM技術を持ったペイル・テクノロジーズが離反し「内部告発」。これを好機とみた議会は強制捜査に踏み切るが……?
一方で、ハト派はシン・セー開発公社の関係者からある情報を引き出し、CEOの子女スレッタ・マーキュリーと接触しGUND-ARM(ネタバレ注意!)を移送。議会の意向に反する形で独自の行動を進めていた。
真の余談
- 2023年5月28日の『魔女ラジ』第33回でも、同日放送の第19話などでフェンから語られたこの組織のタカ派とされる「理事会」について(若干であるが)触れられていた。
- (デリングの権力によって)ベネリットをコントロール出来ず疎ましがっていたが、彼が倒れた事により遂に介入するに至ったのではないかと説明。