概要
『機動戦士ガンダム水星の魔女』の第20話のサブタイトル。 2023年6月4日放送。
この回は19話でプロスペラの引き起こした地球での悲劇から視点が変わり、アスティカシア高等専門学園側での物語が展開される。
これまで散りばめられていたフラグや、キャラ同士の因縁や恋愛感情、それらに大きな変化が起き、視聴者を阿鼻叫喚の地獄に叩き落とし、この作品はガンダムであると改めて認識させた衝撃的なかつ重要な回である。
あらすじ
冒頭は前話のラストの地球における惨劇、そして報道でそれを知ったノレアがスペーシアンへ更なる憎悪を募らせる描写から始まる。
場面は変わり、地球寮には「命を救うGUND技術が、命を奪った』事実を糾弾するクレームが殺到。社長であるミオリネが不在な以上、対応はそちらに任せる形になり、温厚なリリッケすらかなり頭に来ている様子だった。
一方、前回立ち直ったスレッタはペトラに授業の手助けをしてもらい、マルタンはセセリア、ロウジに地球での件を質問責めされるなど、ある意味で平和な学園生活が続いていた。
だがその裏ではサリウスの保護、そしてシャディクの逮捕のために学園に舞い戻ったグエル、ケナンジら、そしてすでに議会連合との合流ポイントへの移動を開始したシャディク隊と、時間稼ぎのため改修されたミカエリスを駆りシャディクが出撃するが……？
MS戦・結末
カッコ内部は搭乗MS。
| フロント外周辺区域 | アスティカシア | |
|---|---|---|
| ベネリットグループ | ||
| シャディク一派 |
| |
| 第三勢力 |
※1 一部が途中からケナンジへの加勢の為に学園に駆けつける。
結末
グエルがシャディクを生け捕りにする形でミカエリスを撃破。
ドミニコス隊もシャディクの取り巻きを全機無力化して投降させ、サリウス・ゼネリの救出に成功、これによってシャディクの陰謀は阻止された。
暴走し学園を破壊し続けるノレアも、突如出現したルブリス・ウルによって一時的に動きを止め、その隙を付く形でドミニコス隊がコックピットを撃ち抜いて撃破する。
これによってガンヴォルヴァも機能を停止し、学園を襲った事変は終わりを告げた。
しかしアスティカシア高等専門学園はこれまで以上の死傷者を出して機能不全に陥ってしまう。
加えてノレアの暴走によって多数の″スペーシアン″が死傷した事で、宇宙議会連合の付け入る隙を招き、ベネリットグループへの強制介入が可決されてしまうのであった。
───そして物語は終盤へと向かい始める。
余談
- 『魔女ラジ』2023年5月28日の第33回では、『学校でやりたいことリスト！』という公募でスレッタの同名のそれに加える企画が存在し、「学校の屋上で花火を見てみたい」という内容が採用されていたが……。
- 投稿者は次週で学校の屋上で花火（意味深）が打ち上がる事となるとは思いもよらなかったであろう。
- 番組の最後でも、第19話の時点でLynnがメモで整理した・脚本を書いたのは誰だと語るほど複雑怪奇な内容であるとされていたが、今回も入り組んだ回であった。
関連タグ
彼女たちのネガイ：第14話。同じく学園を舞台とした戦闘が行われており、サブタイトルについても「ネガイ」と「望み」という近い意味合いの単語を用いている。
