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「あっ……でももう底値かぁ」

CV:山根綺


解説

アスティカシア高等専門学園の経営戦略科2年生。スペーシアン

ブリオン寮所属であり、同じ寮のロウジ・チャンテと共に〈決闘〉委員会に所属している。

斜に構えた風な口の悪さと、ショートパンツサイハイソックス姿が特徴で、座ると足を組む仕草が魅惑的な銀髪ムチムチ褐色美少女太くねぇって!!

ラフに着崩した制服にハイネック、あるいはモックネック形状の白インナーを着ているお洒落さん。この煽情的な服装は彼女の嗜好によるものとみられる。

セセリア. ドート

決闘では経営戦略科らしく管理を担当しているのか、対戦相手の変更処理やスプリンクラー等設備機器の操作などを担当し、有事には避難指示の発令も行う。


人物像

実家がグループ内の有力者なのか、良く言えば“自由でのびのびとした”、人を煽って楽しむようなところのある皮肉屋な性格。端々の所作は気品に溢れており、育ちの良さを感じられるポイントである。相手がホルダーであるグエル・ジェタークだろうと、憚りもなく辛辣な言葉で煽り倒すレスバトル強者。一見口の悪い迷惑キャラ枠に思えるものの、その実良識人であり作中有数の『聖人枠』と評されることも多い。


〈決闘〉制度の建前に隠れた本質には辟易しているのか、時折諦観したかのような発言がこぼれ、予定調和を崩す常ならぬ出来事には喜悦した様子を見せる。グエルと入れ替わるように寮長となったラウダに対しても皮肉をぶつけたりと、これまで権勢を傘に横紙破りを通してきた『ジェターク』そのものに嫌悪しているかのような言動も垣間見える。


本作の渦中にあるアーシアンに対しては、意外にも隔意は無いようで差別的ニュアンスを含む『アーシアン』という呼称は用いていない。


自身の役割に邁進する姿勢に対しては視聴者からの評価も高く、これまでの浮ついた言動を良い意味で覆した第2期からは、急速に注目度の高まったキャラでもある。事態急変の連続する中でも最適な行動を打ち出す手腕には一種の安心感さえ感じられる。


決闘委員会所属のロウジとは距離感が近い。が、作中特におねショタイベントは起きない…今まで見ていたおねショタアニメは!?


動向

第1話から登場し、ブリオン寮に所属している設定ではあるものの、ミオリネ・レンブランのように決闘委員会のラウンジが住処ではないかと思わせるほどプライベートな面の描写は皆無。


スレッタ・マーキュリーとグエルの決闘にて、スレッタが劣勢に陥った際は諦観の姿勢であったが、逆転勝利を収めグエルにプロポーズされるとくすりと笑みを見せた。


エラン・ケレスが珍しく決闘に応じた事をグエルの癖が感染ったと皮肉り、彼らによって御三家同士の決闘が行われた際は物珍しそうな物言いであった。ラウダ・ニールにその決闘を制止されるがグエルの了承があったとこれを無視。


スレッタとエランの決闘では、追放されたグエルに変わって委員会に入ったラウダを早速煽り、エアリアルとファラクトの追いかけっこを嘲笑っていたが、領域離脱した途端表情を変えてロウジに確認した。


グラスレー寮と地球寮の決闘ではラウダの(歪んだ)兄への愛情を皮肉ったものの、彼が豹変しスレッタを罵倒する様を目の当たりにした折には流石に困惑し、ロウジと共に呆れたような困り顔で見つめていた。

どんびきセセリアさん&ロウジくん


GUND義足のPV撮影のためスレッタがホルダー権限で決闘委員会のラウンジを借りた際は「なんで地球寮の奴らがラウンジにいるわけ~?ねえロウジ、ロウジ~!」と訴えかけていたが、当のロウジは株式会社ガンダムの新製品に興味津々であった。


Season2以降の動向

  • 13話

決闘委員会のラウンジで喧嘩を始めたフェルシー・ロロレネ・コスタの2人に対して「取り巻き二人は静かにしてくれますぅ~?」と煽り混じりの警告で2人を激昂させた他、エラン・ケレスの変貌ぶりを見て「別人なんじゃないの~?」と、いきなり核心をついた発言をしている。

また、ロウジに擦り寄り怯えさせるレネに対して、睨みながら強い口調で注意するという、同寮の後輩を思いやるような側面も見せた。


  • 14話

委員会の大半がランブルリングに出払ってしまったため、ロウジと二人で決闘委員会のラウンジに残り、いつもの煽り口調で実況を担当して大会を盛り上げた。しかし、2機のガンダムによる破壊活動が始まると「え?嘘…」と思わず狼狽。

だがすぐに冷静さを取り戻し「緊急事態宣言!ランブルリングは直ちに中止、戦術試験区域にいる者は全員退避!」と、今までに見せたことがない毅然とした物腰で対応した。


  • 16話

2機のガンダムの襲撃によって多くの生徒達が学園を休学もしくは別の学園に転校していく現状に対して、彼女は決闘委員会の一員としての責任と、来たるミオリネの誕生日に誰が彼女の花婿になるのか見届けたいという考えから学園に残る決意を示した。


  • 17話

復学してスレッタに決闘を申し込んだグエルを「負け犬記録更新しちゃっていいんですかぁ?」と嬉々として挑発するが、

「ジェタークのエンブレムは獅子だ。犬じゃなくて獅子にしてくれ。」

と一蹴されて困惑、遂にレスバトルでの敗北を喫する。その後、グエルとスレッタの決闘の立会人を務めている。

「立会人は、ブリオン寮のセセリア・ドートが担当しまぁす♪」


  • 18話

何故かカウンセリングルームでマルタン・アップモントの懺悔を盗み聞きしており、突如マルタンの目の前に現れ当人を驚かせた。誰が呼んだかメスガキ懺悔室


「アンタ、とぉんだ裏切り野郎だねぇ……ww」


  • 19話

マルタンをネイルカラー塗装役として使役しつつ、懺悔の一件でマルタンを煽りながらの懇談を実施。

水星の魔女 19話


「寮長としてみんなを守りたかった」という言い訳に対して、「厄介ごとを避けたいがために対話をあきらめ、その罪悪感から仲間にも打ち明けられない」という本心を的確に指摘。葛藤するマルタンに飴を咥えさせると、


「だったらそう言えばいいじゃん。弱者が一丁前に意地張ってんの、ウザいんですけど。」


といつにもなく真剣な表情で告げた(因みにこの飴、途中まで自分が舐めていたものである)。

これによりマルタンは独りよがりだった自身の行為を後悔し、地球寮の面々にランブルリングでの裏事情を告白し謝罪。結果的に地球寮の結束とスレッタの再起を促すことになった。


  • 20話

お礼を言い来たマルタンに対して、ロウジと共に何故エアリアルが地球にいるのかを追及するが、マルタンは何も知らなかったため、情報は得られなかった。その最中、ノレアが駆るソーンとガンヴォルヴァ3機が学園内で暴れ始めたため、地下シェルターに避難し、地球寮と合流した。このままでは全滅必至のため、対抗策として操縦者が不在であったブリオン寮の新型試作MSをチュチュに貸し与えた。


  • 21話

救助活動を続けるスレッタら地球寮のメンバーが配るブランケットを受け取る。

その際には以前よりも自らの意思で行動ができるようになったスレッタの様子を見て思うところがあったのか、神妙な面持ちで「水星ちゃん あんた、変わった?」と投げかけている。


  • 22話

デミバーディングの件で頭を下げにきたチュチュに対し、「破損させたら多額の弁償代を支払う」「ロウジを同行させる」ことを条件に機体を貸し出した。


  • 最終話

御三家の勢力が減退した中で勢力を温存していたと思われるブリオン社に入社したらしく、オリジナル・エランの補佐役兼秘書官の座についている。


序にエランがアスティカシア学園の就職斡旋を含めた存続に関する書類を纏めたのも彼女(曰く「な~にが『聞いとけよ』ですか。書類私が作ったんですけど」)。


また、ジェターク社CEOとして会社の立て直しをしているグエルに対して


落書きセセリア

会社、建て直したいんですよねぇ?ジェタークCEO。


と相変わらず彼を煽っている。

余談


  • 決闘委員会所属のロウジ・チャンテとは距離感が近く、本作におけるおねショタ枠ではと目されている。
  • 『毒舌キャラ』に近い物言いは多いものの、豊かな表情や責任感の強い真摯な姿勢から憎めないキャラとして、隠れし人気キャラの地位を確立しつつある。
  • pixivに投稿されているイラストは、その素晴らしいふとももを強調したセクシーな絵が多い。
    • 白いインナーを惜しげもなく披露したイラストも散見されるのだが、現時点では公式設定でインナーの設定が公開されていない事もあって、投稿者側が独自解釈でインナーを描いており、形状としては主にセパレートタイプとレオタードタイプの2種類に大別され、割合としてはレオタードタイプで描く人が現状では多数派を占めている。
  • スペーシアンではあるが、蔑称のニュアンスのある「アーシアン」ではなくミオリネ同様に「地球寮のヤツら」と呼んでいた事から、特段差別感情の類は持っていない、あるいは言葉を選ぶ思慮も持ち合わせているように思われる。(弱みを握っているとはいえ、19話でマルタンやニカを「弱者」と呼んで嘲笑していた様子から、恐らくは後者だろう。ただ本心ならばマルタンに続けて罵倒や嘲笑も出来たはずなので本心を引き出す為にわざと煽った可能性もあるが)
  • また、上記の20話での襲撃時でも動揺する事無く、地球寮の面々にブリオン寮の新型MSを貸し与えたりするなど、ミオリネと同等か若しくは彼女以上に柔軟に対応するという冷静な一面も発揮した。
  • Season2以降も煽り口調が基本なのは変わらないが、ロウジをかばう様子を見せたり、緊急事態にはいつもの皮肉屋を捨てて柔軟に対応、陰謀に加担している様子もないなど、根が真面目な描写が増えている。
  • 18話でのロウジとのカウンセリングルームでのやり取りは双方の声優の熱演もあって、同話まで続いた暗い展開続きの中視聴者へ向けた癒やしの空間を提供、通称「メスガキ懺悔室」がトレンド入りし、速攻でフリー素材化するなどの大きな反響も。放送後の5月22日にも『セセリア』がトレンド入り。挙句の果てには公式も需要を理解しているのか、「いよいよ最終局面!!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ざっくり解説Extra」のラストではわざわざ該当のシーンが新規台詞に差し替えられた状態で使用される始末であった
    • ポーズや所作など細かい箇所にもこだわりが感じられるとして、名『セセリア回』との呼び声も高く二次創作イラスト等も多数発生。たする
    • 尚、社会通念上のメスガキを超えた年齢ではあるが、合法メスガキとして浸透しつつあることが本件を通して浮き彫りになった。
  • 彼女が『メスガキ』であるか『ギャル』であるのかはたまた、『オタクに優しいギャル』であるのかは所説分かれるところである。
  • ガンダムエースで連載中の漫画作品『機動戦士ガンダム水星の魔女ヴァナディースハート』の主人公とは銀髪・褐色肌と身体的特徴に類似が見られるが、本作中では特に珍しい特徴という訳でもなく関連性は無いものと思われる。
  • インパクトの大きさとは裏腹に彼女が登場した時間は1話から24話まで全部合わせても僅か7分程度と短い。この予想外の反響に関して公式ラジオで担当声優の山根氏が言及している。
  • 2023年7月23日放送のブリオン寮ラジオや表情設定画の公開の影響からか、本編放送終了後の7月23日から7月24日にかけTwitterでトレンド入りを果たした。

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セセリアセセリアセンシティブな作品


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