フラグ

ふらぐ

フラグとは、何らかの条件分岐を記録する変数。

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目次 [非表示]

1 概要

1.1 プログラミングのフラグ

1.2 俗語としてのフラグ

2 フラグタグ一覧

3 関連イラスト

4 関連項目

4.1 余談

　この後の展開が読める!

もしかして→フラグちゃん

概要

　元々は旗(flag)の意味であり、国際信号旗( 海上において船舶間での通信に利用される世界共通の旗,各種意味が存在する )による進行方向の分岐になぞらえて、条件分岐用の変数を示すコンピュータープログラム用語として使われるようになった。

語源からして「フラッグ」と記述されても良さそうだが、表記揺れとも言えそうな「フラグ」表記にすることで、別の意味が与えられた単語になっている感もある。

プログラミングのフラグ

変数の一種であり、事象が起こっているか否か、属性を持っているか否かによって処理を分岐させたい、またはそれによってイベントを成立させたい場合に用いる。

フラグが立っているかいないかの2通りしかないためデータサイズはひとつのフラグにつき1ビットあればよい。TrueかFalseを示すbool型が主流（0と1に置き換えることもできるのだが、どっちが0でどっちが1なのか混乱しやすい問題もある）。

いちばん有名なフラグは削除フラグであろう。実はコンピュータでいう削除とはデータベース上に登録されたデータを消去せずに、システム上で見えないようにしている、利用者がアクセスできないようにしているだけなのである（これを論理削除といい、データを完全に抹消することを物理削除というが、もともと削除という言葉自体が論理削除を指し、物理削除は消去と使い分けていた）。

昨今では選択肢に用いることが多いチェックボックスも、元々はフラグ制御のためのフォーム部品だった。

俗語としてのフラグ

ある出来事がその後の出来事を暗示しているような状況を指す。

フラグはあくまでもメタ的な視点での表現なので、ある出来事とその後の出来事には因果関係や相関関係がない場合が多い。例えば「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ」というセリフは死亡フラグの代表的な例、この場合「その未来が訪れない（相手が死んでいるor自分が死ぬ等）」ことで悲劇性を強調している。

だが、この発言と死ぬことには何の因果関係もない。関係がある場合は伏線などと呼ばれることが多い。

コンピュータゲームでは展開の分岐に、盛んにフラグを使うため、特にギャルゲーを経由してフラグという言葉が俗用されるようになった。

種類としては死亡フラグ・生存フラグ・負けフラグなど、多数にわたるが、単に「フラグ」だけのタグが付けられている場合はそれだけでなく、恋愛が始まることを示すものでもある。

意味的には「伏線」と似たようなものである。

こんな行動があったから、次はこうなるな。と予想がつくのである意味ベタな展開ではあるが……だがそれがいい。

現実世界における日常会話やネット上などで「それフラグだぞ」「フラグ頂きました」のようにいう場合、ほぼ死亡フラグを指す（失敗や敗北などこれに準ずる意味のものも）。

ただしプログラム用語のフラグと、そこから派生し一般的に使用されるフラグとでは意味が異なり、前者は事象が起こった瞬間に0か1かで立つものであるが、後者は事象が起こりそうなときに「フラグが立った」と表現する。よって事象が起こる前にフラグが立つことになる。フラグが0.1立ったり0.5立ったり量子力学よろしく0と1が重なり合っていたりする。

もちろん、プログラム用語のフラグは0or100の概念なので、「フラグが強い」「フラグが弱い」などという強弱はまるっきり存在しない。こういった場面で制御しているのは、パラメータとレート値によって行われる確率制御である。

なお、0と1以外の数が存在しない場合の演算は、実は論理学とほぼ同値となる。

どう言う事かと言えば、例えば「フラグAとフラグBのどちらか少なくとも片方が立っている場合」の判定は「フラグA+フラグB≠0」、「フラグAとフラグBの両方が立っている場合」の判定は「フラグA×フラグB≠0」のように、複数のフラグを見なれければいけない条件分岐を数値計算に置き換える事も可能となる。

フラグタグ一覧

これはピクシブ百科事典に存在すると思われるフラグという言葉が含まれるものの一覧である。ちなみにこれらの中には現在白紙化されているものも存在するが、これは「重複作成を予防する」目的をもってこの項目に掲載している。なお、いわゆるフラグの行動や状況に関するものはここに含めていない。

フラグ関連

タグ	説明
死亡フラグ	死亡シーンの悲劇性を際立てたり、敵を撃破するシーンの爽快感を増幅するため、その前準備として行われる描写、演出。単にフラグという場合これを指すことが多い。対義語→生存フラグ
分かりやすい死亡フラグ	そのキャラが分かりやすく死亡フラグを立てている。
歩く死亡フラグ	周囲が死亡するタイプと自分が死ぬタイプがある。
生存フラグ	立てておく事で死の危機に陥った時に助かる確率の上がるフラグ。対義語→死亡フラグ
勝利フラグ	｢コレをやったら普通勝つだろ｣と言われるような言動や行動。対義語→負けフラグ
負けフラグ、敗北フラグ	｢コレをやったら普通負けるだろ｣と言われるような言動や行動。対義語→勝利フラグ
返り討ちフラグ	反撃にあって返り討ちにあうとしか思えない相手を襲撃しようしたりするイラストにつけられるタグ。
恋愛フラグ	恋に落ちる、相手に惚れてしまう言動がある等、恋が始まるフラグ。
失敗フラグ	言動や行動によって失敗のフラグになる。
レイプフラグ	性犯罪実行までのカウントダウン、何故か腐向け（R-18）が多い。
地図フラグ	白いキャンバスへの地図制作が開始されるフラグ。
脂肪フラグ	ダイエットや体重計の死亡フラグ。
修羅場フラグ	修羅場が勃発するフラグが建っているイラストに付くタグ。
フラグ成立	折れやすいフラグが成立する事。
フラグ乱立	主に死亡フラグを立てまくる事。
フラグ回収	「フラグを立てる」と「伏線回収」の混同

クラッシャー、ブレイカー関連

タグ	説明
フラグクラッシャー、フラグブレイカー、フラグブレイク	フラグをヘシ折ること。
一級フラグ建築士	主に恋愛フラグを立て気付いた時には周囲の人間はみな撃墜（ここではフラグを立てられているという意味）されている人物を指す。
死亡フラグクラッシャー	死亡フラグを折る者。
鬱フラグクラッシャー	鬱フラグブレイカーとも。キャラは→鬱クラッシャーズ
フラグクラッシャー撃墜法	フラグクラッシャーな人物を撃墜する方法。

作品、キャラ関連

タグ	説明
轟沈フラグ、解体フラグ	主に艦隊これくしょんの艦娘に関する死亡フラグとして用いられている。
超高校級のフラグ建築士	ダンガンロンパの主人公のフラグの立ての凄さを指す。
フラグクラッシャー霖之助	東方Project内における森近霖之助の恋愛フラグを折る様。
彼女がフラグをおられたら	ライトノベル作品でコミックス、アニメ化もされている
クロウにまともなフラグなど無い	遊戯王5D'sのキャラクターでクロウ・ホーガンに恋愛フラグが立たない事。
カイムラル・フラグ	囚人と紙飛行機の登場人物の１人。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…	小説投稿サイト「小説家になろう」出典。書籍、ゲーム化された。
チルノ死亡フラグ	東方Projectのチルノが死ぬ恐れのあるイラストにつけられるタグ。
上司組死亡フラグ	ギャグマンガ日和で主に上司組(太子、芭蕉、閻魔)がこの後に殺されそうなイラストに付けられるタグ。
あとで紫がｷﾞｸｼｬｸするフラグ	あ～気持ちいい～♪　気持ちいいよちぇん～♪という作品で紫が勘違いをしてしまうというシチュエーション後の言動を予想したタグ。

白紙化記事

タグ
死亡フラグ(行動)、死亡フラグ(セリフ)、死亡フラグ(シチュエーション)、死亡フラグ(現実)、死亡フラグ(現実世界編)、死亡フラグ(キャラ設定)、フラグクラッシャー(現実世界編)、フラグクラッシャー(現実)、目線て死亡フラグじゃね?

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