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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

おとめげーむのはめつふらぐしかないあくやくれいじょうにてんせいしてしまった

小説投稿サイト「小説家になろう」で連載された、山口悟による小説作品。一迅社文庫アイリスにて書籍化された。
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自慢じゃないが、前世の私は少しばかりやんちゃな子供だった。

…………………

理不尽だ! スタッフ許すまじ! 制作会社に行って文句言ってやりたい! あんたたちも一度カタリナに生まれ変わってみりゃいいのよおおぉぉぉぉぉぉ!!!!

概要

山口悟によって、小説投稿サイト「小説家になろう」で連載された小説作品。一迅社文庫アイリスから書籍化されている。書籍版のイラストはひだかなみ。既刊は7巻。

なお「小説家になろう」連載分は文庫2巻までの内容で、当初に前提とされた物語(実質上の第1部)は、そこで完結している。3巻以降は規定された破滅エンド脱却後(ただし破滅の運命へ至る可能性は未だ顕在するためにそれを回避する必要がある)の主人公の姿を描く実質上の第2部で、新規書き下ろし作品となっている。(ただし5巻はコミック多めな第1部の番外短編集)

コミックZERO-SUM」にて、2017年10月号より文庫版挿絵担当者ひだかなみ本人によるコミカライズ版が連載されており、ゼロサムオンラインpixivコミックでも約1月遅れで配信されている。単行本は現在既刊3巻。

シリーズは累計150万部を突破している。

乙女ゲーム世界に転生した主人公が、いずれ破滅する悪役として生きている自分に気づき、破滅から逃れようと危険なフラグ折りまくる物語。
乙女ゲームの世界観をベースとしながらも、まったくもって恋愛のことなど眼中にない主人公と、彼女に振り回されながらも惹きつけられてゆく登場人物達との、認識のズレにまみれた青春群像劇といった風合い。

2018年10月19日にて、アニメ化決定の特報が発表された。

2019年7月18日の続報にて、大まかな放送時期が2020年と決定。

ストーリー

とある魔法の国。クラエス公爵家の一人娘・カタリナは、甘やかされて高慢ちきなわがまま少女に育ちつつあった。しかし8歳のある日、父に連れられてへと出向いたカタリナは、自分の案内役をつとめる王子一目惚れをしてべったりとつきまとった挙句、転んでに頭をぶつけ、をざっくり切ってしまう。噴き出すと共によみがえったのは、迂闊な事故で命を落とした、オタク女子だった前世の17年ぶんの記憶。そして記憶を辿るうちに思い出したのは、事故の日の明け方まで攻略を重ねていた乙女ゲームFORTUNE・LOVERに登場する、ヒロインの最大のライバルキャラである性悪女「カタリナ・クラエス公爵令嬢」がやがて行き着く悲惨な末路だった。

自身が生まれ変わったのがFORTUNE・LOVERの世界そのものだと確信した彼女は、穏やかな老後を送りたいという一心から「カタリナ破滅フラグ」の全力回避を決意する――。

本作の登場人物たち

メインキャラクター

カタリナ・クラエス
本作の主人公個別項目を参照。

ジオルド・スティアート
「Ⅰ」「Ⅱ」の攻略対象のひとり。スティアート王家4兄弟王子の三男。8歳にして「特に王族と利害関係もない中立の公爵家の(馬鹿な)令嬢に傷を負わせてしまった」という建前を利用して貴族社会を渡り歩こうとしていた恐るべき腹黒ドSな策略家。形ばかりの見舞いに訪れた先で、まるで人が変わってしまったカタリナに興味を覚え、まったく言動の予測できない彼女と過ごす時間をかけがえのないものとしていく。婚約者という優位に立つ上に独占欲が強く、得意の作り笑顔で他者を牽制しながら抜け目もないため、他の面々からはことのほか警戒されている。

完璧な猫かぶりゆえの人当たりの良さを持ち、さらには何でもソツなくこなす(器用貧乏な)完璧超人ぶりのため、周囲から「理想の王子様」扱いが絶えず第3位継承者にもかかわらず次期王への嘱望が絶えない(継承順位こそあるものの実質の王位継承は現王の指名制となっているため、継承順位はほぼお飾りと化している)人物だが、本人は周囲のそうした扱いには辟易している。また、それゆえにカタリナとの婚約も(本人は本気を公言しているにも関わらず)周囲には本気と受け取られておらず、その対応に苦慮する事もあり、これが原因でカタリナに危害が加えられそうになった時には加害者の令嬢に対して「本気」を見せて精神崩壊寸前にまで追い込みかけた。(が、カタリナによって差し止められたため、件の令嬢はカタリナの信者と化した)

キース・クラエス
「Ⅰ」「Ⅱ」の攻略対象のひとり。カタリナがジオルドとの婚約が決まった事で、魔力の高さを見込まれ跡取りとして遠縁から養子として引き取られた、クラエス公爵家の次期当主。カタリナの最も身近な破滅フラグであったが、「弟をかわいがる」という前世からの念願どおりに接しているうちに、迂闊な義姉のお目付け役のような立場に収まってしまった。自分を孤独から救ってくれた義姉に熱情を抱き、婚約者であるジオルドにも渡すつもりは毛頭ないが、奥手に育ってしまったせいで一線を越える勇気を出せず、家族であるという有利さもほとんど活かせていない。ジオルドの動向には人一倍敏感で、「危険」を感じれば即座にカタリナのもとへ駆けつける。なお、カタリナの鈍感さにジオルド共々、頭を抱える描写がある。

アラン・スティアート
「Ⅰ」「Ⅱ」の攻略対象のひとり。スティアート王家4兄弟王子の四男で、ジオルドの双子の弟。生まれつき体が弱く母や乳母に溺愛されて育った為、ジオルドとは殆ど関わりがなく、身体が丈夫になってからはジオルドが全てにおいて自分を上回ることに強い劣等感を抱いていた。婚約者のメアリが絶えず口にするカタリナのことをライバル視し、勝負を挑むようになる俺様王子。劣等感を燻らせていたが、彼女の言葉をきっかけに音楽の才能を花開かせ、ジオルドとの兄弟仲も改善。無自覚にカタリナへの好意を示すようになるり、カタリナが眠りについた事件を機に恋心を自覚したが、兄の婚約者という手前いつかは諦めなければならないと思い、素直に好意を打ち明けられずにいる。婚約者のメアリのことはかわいい妹のように思っていたが、カタリナに対する気持ちを自覚した際には打ち明けており、メアリの提案で婚約を維持したまま協力関係へと移行することで合意した。メアリにはわりといいように使われているが、お互いに他に好きな人がいるとわかってからは割と仲は良好。

ニコル・アスカルト
「Ⅰ」「Ⅱ」の攻略対象のひとり。若くして宰相を務めるアスカルト伯爵の息子。大切な妹のソフィアを好いてくれるカタリナに感謝を覚えると同時に、「奇異な姿をした妹」にまつわるいわれのない同情や憐憫とは無縁の彼女が隣に居る時間に安らぎを覚え、好意を抱くようになる。友人であるジオルドの手前、気持ちには蓋をしておりいつかは諦めなければならないと思いながらも、割り切れずにいる。普段無口でいる分、情愛の滲んだ囁きは男性陣の中でもかなりの確率で有効打を放っており、魔性のオーラの威力も相まって、耐性があると自負するカタリナでさえ時に記憶をなくすほど。

メアリ・ハント
「アランルート」のライバルキャラ。クラエス公爵家の親族にあたるハント侯爵家の四女で、アランの婚約者。両親からは愛されていたが三人の姉とは母親が違い、後妻にあたる亡き母が身分が低かった事もあり、姉たちから虐めを受けてきた事でおどおどとした気弱な性格だった。植物を育てることに秀で、カタリナの悩みの種だった死にかけの畑を見事に復活させる。自信を取り戻すきっかけをくれた彼女に恥じないようにと立派な令嬢に育ち、社交界でも一目置かれる存在になる。カタリナへのボディタッチが多いことをキースに指摘されている。

実はカタリナに恥じない令嬢になりたいと奮闘するうちに彼女への独占欲まで肥大していったため、中身はジオルドと似たり寄ったりになっていき、ジオルドを抑えるためにアランのことさえ利用する強かさも覗かせる。ジオルドもそれは感じており「カタリナを守る」という利害が一致するときなどには組んで策謀を動かす事もある。カタリナ絡みでジオルドとメアリが並び立った現場において両者に標的にされた場合、確実に相手は(精神的or立場的に)死ぬ
ゲームと違いアランに対する恋愛感情はないが、異性の中では割と好感的に思っている様子。

ソフィア・アスカルト
「ニコルルート」のライバルキャラ。アスカルト伯爵家の令嬢だが、抜けるような白銀髪に紅瞳という特異な外見を忌み嫌われ、家に閉じこもりがちだった少女。参加した茶会で、ロマンス小説を語る同志に飢えていたカタリナに捕まり、好きな物語に登場する憧れの王女そのものの彼女と過ごすうちに、愛らしい笑顔を取り戻していく。初めての友人となったカタリナを慕いながら、義妹になれる可能性にもとづいて自慢の兄であるニコルを何かとけしかけている。

外見による差別も悩みのタネではあったが、それとは別に、よく大切な人を失う悪夢に悩まされる。悪夢の内容は全く覚えていないが、とにかく悲しい事と不安感だけは感覚として残っている。だが、カタリナと一緒にいるとそれが消える

アン・シェリー
カタリナが8歳の時から専属として仕えている、8つ年上の頼れるメイド。転倒事件を経たカタリナの変貌を間近で見ており、予測不能の問題児と化した彼女に大いに戸惑い、翻弄されてきた。巡ってきた縁談を潰されたこともあるが、自身の出自による政略結婚(しかも実質上は愛人としての迎え入れ。しかも、社交界でも良い噂を聞いたことがないような相手)であったため笑って水に流しており、学園にも彼女の世話係として同伴する。幼い頃の出自のために本来は感情が封殺された性格(漫画版ではそうでもない)をしていたが、変貌したカタリナと共に生きるうちに封じられた感情や意思がよみがえるようになった。縁談によって再び感情を封殺する生活に戻される事に恐怖したがカタリナがそれを潰した事で「自分を人形から人間に戻してくれた人」と思い一生の恩として胸に刻む。余人にも察せられるほどの深い敬愛を持ってカタリナの傍に控えており、主たる彼女がどこへ行こうと離れるつもりは一切ない。

マリア・キャンベル
文庫、漫画共に2巻より登場。「FORTUNE・LOVER」の主人公(ヒロイン)。魔法の力を発現するのが貴族が圧倒的に多いながらも、現在の魔法学園では唯一の平民出身でありながら強い光の魔力を発現させた、現在の国で最も特別な女の子。降って湧いた異質な力をきっかけにあらぬ誤解や偏見、家族の不和を経験し、幼少期の平穏な生活を取り戻そうと、努めて「いい子」であり続けてきた。直向きな人柄(と趣味で作るお菓子の味)にすっかり魅了され、うっかり男性陣の出番まで奪いながらあれこれと構ってくるカタリナを、いつしか「ずっと傍にいたい人」と慕うようになる。持ち前のヒロイン力と、気持ちそのままのまっすぐな言葉選びで、並外れて鈍いカタリナを赤面させるダークホース。

シリウス・ディーク
文庫、漫画共に2巻より登場。ディーク侯爵家の嫡男。ゲームの通り、魔法学園の生徒会長を務めるニコルの幼馴染で生徒会長らしく人当たりの良い柔らかな好青年。他の生徒会メンバーに慕われるカタリナに対しても紳士的に振る舞うが、その一方で不審な目を向ける事もある。

第2部から登場するキャラクター

本節にて解説するキャラクターは「なろう」連載分には登場していない

ジェフリー・スティアート
文庫版3巻から登場するスティアート王家4兄弟王子の長兄にして第1位王位継承者。つまりジオルドとアランにとっては一番上の兄。適度に気さくでフランクな性格をしており、遊び人気質にありがちな、どこか抜けたゆる~い雰囲気を持つ人物。一番下の弟に対しては特に馴れ馴れしく、頻繁にスキンシップを図りたがるため、アランからはうっとおしがられている。

現況においては第1位王位継承者でもあるため他の貴族たちとの関係もそれなりに良好だが、彼の取り巻きの貴族にはいわゆる老害打算者などロクでもない噂が絶えない貴族も多く、時々表に見せないアヤしい活動をしているようにも思われる。そのため弟である第2王子やジオルドとは対立していると思われている。

その正体は彼の婚約者いわく、まごうことなき変態。自らの執務室に弟たちの大型肖像画パネルを飾り、朝昼晩と日々それらに弟たちの可愛さを絶叫しながら頬ずりすることを日課としている、アルティメットブラコン兄貴。弟たち、特に第2王子やジオルドとの対立は、あえて彼らと対立することで彼らに反感を持つ者(=弟たちの害になる者たち)を自らの元に惹きつけるためのブラフで「いつか彼らを道連れに大自滅を果たして国の将来への禍根を断つ」事を目標としている変人。

マジックアイテムも大好きで、魔法省の知人に命じて様々なアイテムを作らせている上(この世界の旧来の価値観では珍しい事に)婚約者が働いたり魔法の研究をしたりすることも大らかに許している。

イアン・スティアート
文庫版3巻から登場するスティアート王家4兄弟王子の次兄にして第2位王位継承者。ジオルドとアランの直兄。いいかげん(に見える)兄ジェフリーを反面教師にでもしたのか、生真面目で杓子定規な人物。彼に取り巻く貴族たちは国の将来を真摯に考える真面目な人物が多い。

一方で、その生真面目な性格が災いし、感情(特に愛情)表現がド下手な(生き方が)不器用な男子でもある。婚約者も一応いるのだが、彼女への態度もどこか表面的なものが多く、それが第3巻のトラブルにつながっている。また、それゆえに兄弟にも冷淡だと思われがちだが、本人としては兄にも弟にも親愛の情はある。

スザンナ・ランドール
文庫版3巻から登場するジェフリーの婚約者。魔法の才能に秀で国一番の秀才とすら呼ばれる才媛。人々を引き付けるカタリナに深々なる興味を持っている。

セリーナ・バーグ
文庫版3巻から登場するイアンの婚約者。心優しく大人しい人物なのだが、いかんせんそれゆえに個性に弱く影が薄いと言われており、それがコンプレックスとなっている。

特に他の王子たちの婚約者候補と自らを比してのコンプレックスはすさまじく、そのために「自分はイアンにはふさわしくないのではないか」と常々思い悩んでいる。

ちなみに彼女が抱いているコンプレックスとは「大天才の超才媛スザンナ・ランドール様、身分を超えて平等なる慈悲深き聖女カタリナ・クラエス様、精緻無比たる礼正なる令嬢メアリ・ハント様、それに比べて自分は肩書だけのただの令嬢」というもので、それを知ったカタリナは(あまりに肥大している自らの評価に)仰天した。

ルーファス・ブロード
文庫版3巻に登場するバーグ家の使用人でセリーナ付きの執事。物腰は柔らかいものの、元の育ちが悪いらしく、すぐにボロが出る。

犬(ポチ)
文庫版4巻終盤から登場する黒犬。カタリナに懐き、彼女の飼い犬となる。その正体は「闇の魔法」の変異結実による顕現体。魔法省としてはその存在を放っておけないが、カタリナにしか懐かないために結果カタリナごと魔法省に迎え入れる事となった。

サイラス・ランチェスター
文庫版6巻から登場する、魔力・魔法研究室の部署長。「Ⅱ」の攻略対象のひとり。真面目な堅物である事は「Ⅱ」と変わらない。その立ち振る舞いから高貴な貴族の出と思われていたが、元は辺境の男爵家の長男であり、素ではかなりなまる。魔法学園卒業後は家族の生活費の為に魔法省に就職するも、今更素の自分を出せずにかなりストレスを抱えており、魔法省の隠し部屋で農作物を育ててる時が唯一の癒し。女性が苦手だが、迷い込んできたカタリナとは農業という共通の趣味で意気投合し、部下にあたるマリアとも打ち解ける事ができた。他の攻略対象と違いカタリナに対しては恋愛感情を抱いておらず(田舎の農家のおばあちゃんみたいな存在だと思っている為)、マリアにフラグを立てている。

デューイ・パーシー
文庫版6巻から登場するカタリナたちの同僚。「Ⅱ」の攻略対象のひとり。努力を重ねて成果を得てきたのは「Ⅱ」と同様だが、その経験から本人資質による推薦によって魔法省に入って来たカタリナを、あまりよく思っていない。マリアとは同じ街の出身だが、実家はかなりの貧乏で満足に学校に通わせてもらえず、周囲を見返す為に努力を重ね幼いながらに飛び級で魔法省に就職した。そのため貴族の道楽で入職したと言われていたカタリナの事を嫌っていたが、カタリナの人柄に触れその認識を覆し、彼女や自分を気にかけてくれたマリアの事を慕っている。

関連イラスト

乙女ゲームの悪役令嬢の破滅フラグは
カタリナ・クラエス



関連タグ

小説家になろう コミックZERO-SUM
悪役令嬢 FORTUNE・LOVER

転生したらヤムチャだった件:同じく異世界転生物。破滅フラグを回避するために原作の知識を利用する、(転生物によくあるチート能力がないので)己を鍛えるなどの共通点が多い。

外部リンク




















以下、ネタバレにつき、閲覧注意!
















佐々木敦子(ささき あつこ)
前世における野猿の親友。カタリナの前世回想に登場するオタ友で、野猿からはあっちゃんと呼ばれている。中学一年の休み時間、校庭の木の下を通りがかったら、よりによってその木にて木登りをして落ちた野猿に下敷きにされて以降の付き合いで、彼女と出会うまではオタクゆえの内向的な性格が災いしてぼっちであった。野猿と知り合って彼女に好かれて構われ続けていくうち「野猿のお世話焼き」としてクラスのポジションが確定し、ぼっちから脱却できた。

根っからの野生児であった野猿に対して漫画・アニメ・乙女ゲームなどのオタ趣味を吹き込んだ張本人だが、その事によって野猿が大人しくなり知恵(常識)も多少ついた事から、野猿の両親から「猿を人間にしてくれてありがとう」と泣いて感謝される。高校受験においても必死に野猿を支えて彼女を志望校合格へと導いた。当然『FORTUNE・LOVER』も完全攻略しており、隠れ攻略キャラの存在にも至っていたりする。

野猿の突然の死に対して、友の葬式を終えてなお現実感を失い意識が乖離していたが、彼女がメッセージアプリに遺していた「腹黒ドS王子が攻略できない~」の言葉に感情と現実感を蘇らせて号泣。のち野猿の分まで日々を生き抜くことを誓う。そして天寿を全うした折には「もしも生まれ変われるのならば、もう一度あの子と出会い友達になりたい、もう一度、あの子と共に日々を生きたい」と強く強く願うようになる。

実はソフィア・アスカルトの前世。ソフィアの悪夢の正体は「野猿を喪った敦子の慟哭の記憶」であり、それゆえに「二度と親友を失ってはいけない」という意味で夢に見ているのだが、上述の通り目が覚めた時には忘れているため、ソフィア自身に敦子の記憶はなく、一種の憑依的な状況による二重人格状態にある。普段はソフィアの中の根幹のメモリーとして潜んでおり、カタリナが野猿である事にも気付いている。

ラファエル・ウォルト
『FORTUNE・LOVER』における隠し攻略キャラにしてシリウス・ディークの正体。幼い頃、夭折した本当のシリウス・ディークを蘇らせるため、実母より引き離されてシリウスの母により闇の蘇生魔法の生贄にされたシリウスの異母弟。蘇生魔法そのものは失敗したが、そのまま闇の魔法に取り憑かれて自ら復讐のためにシリウスを演じて生きてきた。カタリナの行動によってその仮面を剥がされるのを恐れ、彼女の抹殺を企てるも、ジオルドたちの活躍とカタリナの説得により恩讐を解き、闇の魔法から解放される。第1部の実質上のラスボス

『FORTUNE・LOVER』では、シリウス(ラファエル)を攻略しておかないと、強制的に主人公および攻略対象・ライバルヒロインが全員抹殺される最悪のトラウマエンドである全滅バッドエンドへ突入する。

第1部の最後で自らの罪が露呈され退学となったが、カタリナたちの説得により彼自身も被害者として情状酌量され魔法省に懲役を兼ねて勤務する事となった。第2部からは魔法省職員としてカタリナたちに関わるとともに、晴れて彼女の魅力に惹かれる一人となり、上司であるラーナの思惑もあってカタリナを魔法省へスカウトしようとしている。

ラーナ・スミス
国内の魔法使用を管理する、魔法省の上級職員かつ魔法研究者でありラファエルの直属の上司。自身の姿を変化させる変装魔法を得意とし、あらゆる姿で様々な場所に忍び込み情報を収集・敵対勢力をかく乱させる隠密行動や、自身の部署のスポンサーの要望に沿ったマジックアイテムの開発などを行っている。

一方でデスクワークに関しては面倒に思っているようで、そのほとんどをラファエルに投げている。そのため魔法省に入省したラファエルの多忙の原因となってしまっている人物でもある。ただし魔法省にて「禁忌なる闇の魔法に触れた者」として、もてあましかけていた存在のラファエルを「なんだもったいない、誰も要らないなら私がもらっていくぞ」という一言で、その全てをひっくるめて引き受けた、器のデカい人物でもある。

その正体は第1王子ジェフリーの婚約者であるスザンナ・ランドールご本人。この国が始まって以来の魔法マニアで、結婚も何もかもを放り投げて魔法研究に一生を捧げるつもりでいたが、その生きる姿勢をジェフリーに気に入られて婚約者にされる。(が、同時に魔法省上級職員である「ラーナ」としての身上も与えられ、むしろ本人にとっては良い事づくめと言っていい)そんな婚約者の事をまごうことなき変態と言ってはばからないが、むしろジェフリーはそんなラーナの事を弟たちの次レベルなカンジで壮絶に気に入っている。そして魔法省にてラーナ(スザンナ)が統括するセクションのスポンサーもジェフリーだったりする。

ソラ
外国のスラムから、この国に流れてきた孤児で、ルーファス・ブロードの正体。とある企みを画策した悪党によって魔法の実験体にされ、闇の魔法を得るに至り、バーグ家に送り込まれた。放浪の過去から体感による博識はあるが、正規の教育を受けていないために知性(常識)は弱い。自らをバーグ家に送った悪党の目論見に従い、セリーナのコンプレックスを刺激した上で焚き付けてカタリナの誘拐騒動(カタリナの帰還と引き換えにジオルドの継承権放棄を求めた)を引き起こした。しかし誘拐したカタリナの「人たらし」ぶりにアテられて、めでたく彼女の「被害者」へと仲間入り。計画の破綻と共に自ら魔法省へと自首をした。

魔法省に懲役代わりの勤務者として入省してラファエルの部下となったが、いかんせん知性と常識の無さから仕事に支障を来すため、ラファエルの仕事が増えた。(ただでさえラーナの傍若無人さで過酷となっているデスクワークに加えてソラの教育まで行わねばならなくなったため)

なんと6巻で「II」の攻略対象キャラであった事が判明してしまう。

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