自慢じゃないが、前世の私は少しばかりやんちゃな子供だった。
…………………
「理不尽だ! スタッフ許すまじ! 制作会社に行って文句言ってやりたい! あんたたちも一度カタリナに生まれ変わってみりゃいいのよおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
概要
小説投稿サイト「小説家になろう」で連載された小説作品。作者は山口悟。一迅社文庫アイリスから書籍化されている。書籍版のイラストはひだかなみ。既刊は12巻(2022年10月現在)。
作題にもあるように、いわゆる「(新世代)悪役令嬢もの」と呼ばれるジャンルに含まれる作品で、このジャンルにおける代表作のひとつでもある。
略称は『はめふら』だが、これは当初からのものではなく、アニメの正式な時期などが決まり発表されてから自然発生したものである。
なお「小説家になろう」連載分は文庫版第2巻までの内容で、当初に前提とされた物語(実質上の第1部)は、そこで完結している。第3巻以降は破滅エンド脱却後(ただし破滅の運命へ至る可能性は未だ顕在するためにそれを回避する必要がある)の主人公の姿を描く事実上の第2部で、新規書き下ろし作品となっている(ただし5巻はコミック多めな第1部の番外短編集)。
アニメ化記念でなろうの方も不定期に更新されている。
「コミックZERO-SUM」にて、2017年10月号より文庫版挿絵担当者ひだかなみ本人によるコミカライズ版が連載されており、ゼロサムオンライン・pixivコミックでも約1月遅れで配信されている。単行本は既刊10巻(2024年4月現在)。
2019年11月からは、スピンオフとして『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…絶体絶命!破滅寸前編』がスタートし、ゼロサムオンラインで2021年7月まで連載された。こちらは“破滅”まで残り1年を切った15歳の時点で記憶を取り戻してしまった、正に崖っぷち状態から始まるカタリナの奮闘を描く。作画担当はnishi。単行本全3巻。
シリーズは累計250万部を突破している。
乙女ゲームの世界に転生した主人公が、いずれ破滅する悪役として生きている自分に気づき、破滅から逃れようと危険なフラグを折りまくる物語。
乙女ゲームの世界観をベースとしながらも、まったくもって恋愛のことなど眼中にない主人公と、彼女に振り回されながらも惹きつけられてゆく登場人物達との、認識のズレにまみれた青春群像劇といった風合い。
ストーリー
とある魔法の国。クラエス公爵家の一人娘・カタリナは、父に甘やかされて高慢ちきなわがまま少女に育ちつつあった。しかし8歳のある日、父に連れられて城へと出向いたカタリナは、自分の案内役をつとめる王子に一目惚れをしてべったりとつきまとった挙句、転んで石に頭をぶつけてしまう。額を打った衝撃で脳内に流れ込んできたのは、迂闊な事故で命を落とした、とあるオタク女子の17年の記憶。それこそ彼女自身の前世の記憶であり、やがて思い出したのは、事故の日の明け方まで攻略を重ねていた乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』に登場する、ヒロインの最大のライバルキャラである性悪女「カタリナ・クラエス公爵令嬢」がやがて行き着く、自業自得以外の何物でもない悲惨な末路だった。
自身が生まれ変わったのが『FORTUNE・LOVER』の世界のカタリナ・クラエス公爵令嬢だと確信した彼女は、生き急いでしまった一抹の後悔をバネに、穏やかな老後を送りたいという一心から「カタリナ破滅フラグ」を全力で回避していくことを決意する――。
登場人物
『FORTUNE・LOVER(以下『Ⅰ』)』『FORTUNE・LOVERⅡ(以下『Ⅱ』)』と表示
クラエス公爵家
CV:内田真礼
本作の主人公。かつてはクラエス公爵家のワガママな令嬢だったが、8歳の時に上記の事故で前世(日本人の女子高校生)の記憶が目覚め、自分が前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢カタリナ・クラエスに転生したことに気付く。
『Ⅰ』『Ⅱ』の攻略対象の1人。クラエス公爵家の次期当主で、カタリナの義理の弟。義母やカタリナの虐めが原因でチャラ男になるはずだったが、カタリナの親愛と家族愛を受けて誠実な好青年へと成長、また恋愛に関しても奥手になった。カタリナを恋い慕っており、家族としても守ろうとする余り、義姉の婚約者であるところのジオルドを危険視している。
カタリナの野生児化によって義母・ミリディアナとの関係も大きく変わり、カタリナが家の外で狼藉をはたらかないようお目付役を命じられている。
CV:平松晶子
カタリナの母親でキースの義母。クラエス公爵家と対等な身分であるアデス公爵家の次女(旧名ミリディアナ・アデス)。本来であれば娘を叱れない人物らしいが、キースが現れたことで夫・ルイジの不貞を疑い、嫉妬心からカタリナと共にキースを虐める役回りになり、キースシナリオでのカタリナ破滅フラグの遠因を作る。
元から我儘な娘には不満を抱いていたらしく、カタリナの豹変によってとうとう爆発、度々雷を落とす怖い母ちゃんと化してしまった。それに伴って、生来温厚でしっかり者のキースを可愛がり、実の息子のように親身に接するようになる。同時に夫への不信感をぶちまけたことがきっかけで、夫婦仲も改善されている。
CV:横山拓人
クラエス公爵家の現当主。カタリナの父親でキースの義父。
昔は、学問に秀でており魔力も高く、運動神経も優れている容姿端麗の公爵子息として社交会の人気の的であったが、独特の美的感覚をしており、美人ではあるがキツめの顔をしているミリディアナに一目惚れをし求婚したという馴れ初めを持つ。そのためそれに嫉妬する貴族令嬢達は「アデス公爵家(ミリディアナの実家)に世話になった恩があり余り物を引き取った」と噂し、それを間に受けたミリディアナから距離を置かれ、自身も妻に「政略結婚した自分に心を許していない」と勘違いし夫婦間に溝が生まれることになった。
一人娘に甘い傾向があるものの、リスクを承知で魔法の制御が覚束ないキースを引き取るなど男気も見せる。カタリナの貴族らしからぬ行動の数々については、強く叱りこそしないものの、甘やかしたことを妻共々後悔している。
子どもたちの事はちゃんと見ており、キースがカタリナを異性として好きな事も、カタリナがジオルドやキースに恋愛感情を抱いていない事も把握した上で、どんな形であれ二人の子どもたちには本当に好きな人と結ばれて欲しいと願っている。
家庭内ではのほほんとしているが仕事に出ればやり手で通っており、キースや職場の人間からは一目置かれている存在。
一部のファンからは本来のゲームにおいてクラエス家がギスギスした原因として彼の行動(妻に似た娘を叱らず我儘を何でも許す。妻に向き合わず気持ちを伝えない。キースを養子に迎えた際に家族、特に妻に説明をしない。キースが冷遇されるのを止められなかった)に起因するところが多いとされカタリナの破滅フラグの遠因とされることもある。
CV:和氣あず未
カタリナの専属メイド。男爵家の令嬢。カタリナが8歳の時からクラエス公爵家に仕えている。カタリナより8歳年上。過去に火災に巻き込まれた事がある。当初は我儘なカタリナを快く思っていなかったが、以前にも増して振り回される一方で、親愛を向けてくれる彼女に心を開いており、あまり態度には出さないものの、これからも仕えたいと願っている。
CV:前田雄
クラエス公爵家に専属の庭師として仕える老人。クラエス公爵家には先代当主(カタリナの父方の祖父)の代から仕えており、その先代当主とは身分を超えた友情で結ばれていた。親友の孫娘にあたるカタリナとも親しい。
CV:佐藤美夢
クラエス公爵家のメイド頭(アニメではメイド長)。
元はクラエス家と付き合いのある商家の娘で、学校卒業後、クラエス家に働きに出ることになる。
スティアート王家
『Ⅰ』『Ⅱ』の攻略対象の1人。ソルシエ王国の第三王子。アランの双子の兄で、カタリナの婚約者。王族の中で揉まれてきたため早熟で腹黒く、形ばかりの婚約者であるカタリナに対しても無関心だったが、形式的な見舞いの席で人が変わってしまったカタリナに興味を抱き、やがて好意を寄せるようになる。
『Ⅰ』『Ⅱ』の攻略対象の1人。ソルシエ王国の第四王子。ジオルドの双子の弟。幼い頃から兄のジオルドと比較され、強いコンプレックスを抱いている。本来なら正ヒロインのマリア、本編ではカタリナとの触れ合いでほぐれ、無自覚だが好意を寄せる。
ソルシエ王国の第一王子。ジオルドとアランの長兄。婚約者がいるが極度のブラコンである。
ソルシエ王国の第二王子。ジオルドとアランの次兄。堅物でくそ真面目、不器用で誠実な男。
ハント侯爵家
CV:岡咲美保
『Ⅰ』の「アランルート」におけるライバルキャラクター。
クラエス公爵家の親戚にあたるハント侯爵家の令嬢(4姉妹の四女)で、アランの婚約者。本来なら完璧な淑女として正ヒロイン・マリアの前に立ちはだかる役回りだが、カタリナとの交流で彼女に好意を抱き、いつしか彼女を自分のものにしようと画策するようになる。
リリア・ハント
CV:高田紗希衣
ハント侯爵家の長女でメアリの異母姉。蜂蜜色の髪と瞳が特徴で、これはメアリを除く2人の妹(次女CV:大本なな子と三女CV:二宮みお)にも共通している。
アスカルト伯爵家
『Ⅰ』『Ⅱ』の攻略対象の1人。代々国の宰相を務めるアスカルト伯爵の息子。かなりのシスコンで本編でも健在だが妹を救ってくれたカタリナに密かな想いを寄せている。
CV:水瀬いのり
『Ⅰ』の「ニコルルート」におけるライバルキャラクター。
アスカルト伯爵家の令嬢で、ニコルの妹でブラコン。幼い頃、容姿が原因で「呪われた子」と忌み嫌われ、嫌がらせを受けた所を偶然とはいえ、カタリナに救われ、親友となった。実は本人も知らない秘密を持っている。
CV:矢野正明
アスカルト伯爵家の当主。ニコルとソフィアの父親。若いながらも宰相を務める。有能。
CV:紗倉のり子
ダンの妻でニコルとソフィアの母親。
魔法学校
CV:早見沙織
乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』シリーズの本来の主人公(ヒロイン)でありプレイングキャラクター。魔法学園では唯一、平民出身でありながら強い光の魔力を発現させた、現在のソルシエで最も特別な少女。平民の身分であるため貴族の子女達から虐められていたところを(本来なら攻略対象の誰かの役回りであったのだが)カタリナから助けられたことで彼女に想いを寄せるようになった。本来のストーリーではカタリナがその虐めグループのトップとして君臨し、数々の嫌がらせを精力的に行うことになる。
CV:増田俊樹
ディーク侯爵家の一人息子。ニコル達とは遠縁の親戚。魔法学園の生徒会長を務める。一見すると人当たりの良い柔らかな好青年なのだが……。
CV:高尾奏音
カタリナ達より1歳年下の後輩で、生徒会メンバーの1人。タッカー男爵家の庶子。12歳の時に発動した風の魔力こそ相当弱いものの、ここ数十年でトップクラスの学力を修めた秀才であり、ジオルドによれば卒業後を見越して様々な組織に注目されている逸材。
何に対しても物事を面と向かってはっきり言う性格であり、意図せず敵を作りがちな面がある。
CV:潘めぐみ
カタリナ達より1歳年下の後輩で、生徒会メンバーの1人。ランドール侯爵家出身。ジンジャーが唯一気軽に話せる相手で、彼女のフォローに回ることも多く、よく2人で行動している。
アニメでは、ある人物とのお見合いで、相手があまり乗り気でないことを見抜き、自分も貴族夫人として生きるのではなく魔法省で働きたいと思っていることを告げ、相手にも自分の気持ちに素直になるよう説得している。
魔法省
CV:???
国内の魔法使用を管理する魔法省の上級職員かつ魔法研究者。魔法道具研究室・部署長を務めているが、不在がちで彼女の処理を待つ書類が山と積まれている。実はある人物の裏の顔でもある。
『Ⅱ』の攻略対象の1人。当初はバーグ公爵家の執事「ルーファス・ブロード」としてカタリナの誘拐に加担したが、事件解決後は魔法省の預かりとなり、そちらで働いている。
元々は異国のスラム出身の孤児で、ソラという名前もそこで出会った男から瞳の色にちなんで付けられた。
CV:???
『Ⅱ』の攻略対象の1人。ランチェスター伯爵家の次男で、魔法省の魔力・魔法研究室の部署長。真面目な堅物だが、実際は辺境にある名ばかりの伯爵家の出身。
CV:???
『Ⅱ』の攻略対象の1人。平民でマリアと同じ街の出身、魔力こそ持たないもののその知識は他の職員の誰も追随しえないほどの天才。
自称「ローラ」。女装癖のあるマッチョな大男。魔法道具研究室所属。
魔法省でトップクラスの魔力に身体能力を所持。
影が薄く、近距離移動でもすぐに迷子になる迷子体質。魔法道具研究室所属。
改造した衣装を着たナルシスト。魔法道具研究室所属。
アライグマのぬいぐるみを通して会話する。変人ばかりの魔法道具研究室所属。
魔法省の職員であることを隠しつつ『港のレストラン』を経営している。ラーナとは同期で、初めに配属された部署も同じだった。
その他
CV:なし
ディーク侯爵家当主。
魔法学院の生徒会長シリウス・ディークの父親。
CV:大地葉
ディーク侯爵の妻にして、魔法学院の生徒会長シリウス・ディークの母親。
CV:上坂すみれ
ランドール侯爵家の次女で、ジェフリーの婚約者だが後にカタリナを気に入るようになる。魔法の才に秀で、国一番の秀才とすら呼ばれる才媛。
CV:小倉唯
バーグ公爵家の長女でイアンの婚約者。心優しく大人しい人物だが、周囲の人間の個性が強過ぎる為、個性に弱く影が薄いことがコンプレックス。
コールマン子爵家の息子でキースの異母兄。傲慢な性格で、幼少期のキースに嫌がらせを繰り返してきた。
CV:悠木碧
強い闇の魔力を持つ謎の少女。
カタリナのペットとなった黒い犬。その正体は…?。
『絶体絶命!破滅寸前編』に登場するオリジナルキャラ。元々はカタリナと共にマリアに嫌がらせをしていた取り巻きの一人だが、記憶を取り戻してマリアと和解しようとするカタリナと付き合う内に、自身もマリアと和解した。取り巻きの中では古株で、面倒見がよく努力家な性格。
『絶体絶命!破滅寸前編』に登場するオリジナルキャラ。上級貴族であるフロレス家のご令嬢。高慢で自分本位な性格で、ジオルドに片思いしているため、ジオルドの婚約者であるカタリナを敵視し嫌がらせをするなど、第二のカタリナのような悪役。
『絶体絶命!破滅寸前編』に登場するオリジナルキャラ。学園で魔法薬学の特別授業を担当する教師だが、ジオルドルート回避の為に剣術を学びたいカタリナに頼まれて彼女に剣を教えることになった。普段は魔法省に在籍している。
前世
野猿(のざる)
CV:内田真礼
カタリナの前世の女子高校生。本名は不明。家族も認める野生児であり、敦子に教わったオタク趣味によって多少は大人しくなったらしい。
佐々木敦子(ささき あつこ)
CV:???
カタリナの前世における親友(オタ友)だった少女。劇中では、主にカタリナの前世回想に登場するが、実は…?
映画オリジナルキャラクター
CV:釘宮理恵
CV:小野賢章
CV:村瀬歩
CV:鬼頭明里
CV:上田麗奈
CV:日笠陽子
作中用語
FORTUNE・LOVER
本作の舞台となる乙女ゲーム。平民でありながら希少な光の魔力を発現したために魔法学校に入学することになったマリア・キャンベルが、4人の貴族の男子生徒と1年に渡り恋愛劇を繰り広げる。
カタリナ・クラエスは「ジオルド」「キース」「逆ハーレム」ルートでライバルキャラとして登場し、マリアに対して執拗な嫌がらせを仕掛けるが、ハッピーエンドで国外追放、バッドエンドで刺殺されるという暗黒の未来が待っている。
FORTUNE・LOVERⅡ~魔法省での恋~
転生後のカタリナはその存在自体知らなかったが、敦子はこちらもプレイ済み。魔法学校卒業後、魔法省に就職したマリアが新たな恋愛劇を繰り広げる。前作キャラに加え、新たな攻略対象キャラも登場。
前作で国外追放ルートを辿ったカタリナが闇の魔力を会得し、「謎の女」として復讐のために密かに再入国、さらに魔法省に潜入してマリアをつけ狙うが、最終的には封印投獄かマリアとの相討ちで死亡する。
ソルシエ王国
本編および『FORTUNE・LOVER』シリーズの主な舞台となる王国。上から見ると円形となっており、中央に王宮がある。ゲームでは「剣と魔法の国」と紹介されている。スティアート王家が統治する王国で、アスカルト伯爵家の当主ダン・アスカルトが宰相を務めている。
この国の成人年齢は15歳以上とみなされており、貴族出身者は15歳で社交界デビューを果たすことになる。
原作14巻では建国から300年たったことが明かされている。
エテェネル
ソルシエ王国の隣国の一つ。海を隔てた猛暑の国でありダル王家が統治している。
かつてはルーサブルと並んで治安は最悪だったが国王の代替わりによって劇的に良くなっている。
ルーサブル
ソルシエ王国の隣国の一つ。治安の悪さが有名で貴族の質もよくなくソルシエとの婚姻も断られている。
そのため、国境に接するソルシエ王国内の町ノワールも同様の治安の悪さを持つ。
シャルマ
ソルシエ王国の隣国の一つ。日本をイメージした国であり、ほぼ日本と同じ文化である。
国境に領土を持つランチェスター家は隣国の影響もあり米に馴染みを持つ。
エトラン
ソルシエ王国の隣国の一つ。
現時点では前王妃の出身国という以外は特に無いままである。
TVアニメ
第1期
2018年10月アニメ化が発表された。
2020年4月から6月にかけてTOKYOMX・AT-Xに加えてBS11とかJ:テレとか毎日放送とやらにて放送の他、Netflix・Amazon Prime Video・ニコニコ動画・AbemaTVなどを含む24の動画サイトでも配信されている。
2021年4月からはBS朝日でも放送されたが、BS11でのアンコール放送も実施したため、BS波の放送局2局で平行して放送されるという事態となった(同じ時期にTOKYOMXでもアンコール放送を実施している)。
また、TVアニメの放送を記念して、アニメの原画や場面写の展示、グッズの販売を予定している記念展が2020年4月11日~4月19日にBOOKMARK 浅草橋にて開催。
原作と異なりアニメ版はほぼ主人公であるカタリナの一人称視点で物語が進行するため、彼女以外のキャラクターの視点を描いたボイスドラマが本編を補完する形で公開されている。
主題歌
オープニングテーマ『乙女のルートはひとつじゃない!』
作詞 - atsuko / 作曲 - atsuko・KATSU / 編曲 - KATSU / 歌 - angela
エンディングテーマ『BAD END』
作詞 - 荘野ジュリ / 作曲 - 鈴木エレカ・DJ first / 編曲 - DJ first / 歌 - 蒼井翔太
各話リスト
話数 | サブタイトル | 話数 | サブタイトル |
---|---|---|---|
第1話 | 前世の記憶を思い出してしまった… | 第7話 | 危険なダンジョンに入ってしまった… |
第2話 | 王子に勝負を挑まれてしまった… | 第8話 | 欲望にまみれてしまった… |
第3話 | 麗しの美形兄妹と出会ってしまった… | 第9話 | パジャマパーティーで盛り上がってしまった… |
第4話 | 魔法学園に入学してしまった… | 第10話 | 破滅の時が訪れてしまった…前編 |
第5話 | 主人公の実家にお邪魔してしまった… | 第11話 | 破滅の時が訪れてしまった…後編 |
第6話 | 夏休みだから楽しく遊んでしまった… | 第12話 | 最終イベントが来てしまった… |
第2期
第1期最終回放送直後に発表された。『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X』のタイトルで2021年7月から9月まで放送されているが、東京都での放送局がTBSに変更となったほか、CBCばかりか、北は北海道放送から南は琉球放送まで、全国約25のTBS系列参加地方テレビ局が放送局に追加された。
また、コミカライズ版7巻の特装版にはOADが付属され、2023年3月には毎日放送やTBSなどにてテレビ放送された。
なお、今シリーズでは音声多重放送を利用したオーディオコメンタリー放送を実施しているが、AT-Xでは本来の音声のみか、オーディオコメンタリー放送のみのどちらかしか選べない。
主題歌
オープニングテーマ『アンダンテに恋をして!』
歌 - angela
エンディングテーマ『give me ♡ me』
作詞 - leonn / 作曲 - 日比野裕史 / 編曲 - 日比野裕史×渡辺徹 / 歌 - 蒼井翔太
各話リスト
話数 | サブタイトル | 話数 | サブタイトル |
---|---|---|---|
第1話 | 破滅フラグを回避したので文化祭で浮かれてしまった… | 第7話 | 願いが叶ってしまった… |
第2話 | 悪役になってしまった… | 第8話 | お見合いしてしまった… |
第3話 | 囚われの身になってしまった… | 第9話 | キースがいなくなってしまった…(前編) |
第4話 | 色っぽい執事と仲良くお茶をしてしまった… | 第10話 | キースがいなくなってしまった…(中編) |
第5話 | 弟たちへの愛が溢れてしまった… | 第11話 | キースがいなくなってしまった…(後編) |
第6話 | ひと夏の冒険をしてしまった… | 第12話 | 卒業式がやって来てしまった… |
制作スタッフ
監督 | 井上圭介 |
---|---|
シリーズ構成 | 清水恵 |
キャラクターデザイン | 大島美和 |
プロップデザイン | |
美術監督 | 込山明日香 |
色彩設計 | 重冨英里 |
3Dディレクター | |
撮影監督 | 衛藤英毅 |
編集 | 瀧川三智(REAL-T) |
音響監督 | 亀山俊樹(grooove) |
音楽 | |
音楽制作 | 日音 |
音楽協力 | ミリカ・ミュージック |
アニメーション制作 | SILVER LINK. |
製作 | はめふら製作委員会(第1期)、はめふらX製作委員会・MBS(第2期) |
映画
第2期「X」最終回放送直後に映画化が発表された。
2023年12月8日に劇場公開。原作者の山口悟によるオリジナルストーリーで展開される。
Webラジオ
2020年9月28日より音泉にて『乙女ゲームの破滅フラグしかないラジオパーソナリティーに転生してしまった…』が全17回で配信された。パーソナリティはカタリナ・クラエス役の内田真礼。
ゲーム
家庭用ゲーム
『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… ~波乱を呼ぶ海賊~』
2021年にNintendoSwitch向けに発売が発表されたなろう系では初の家庭用ゲーム。ジャンルはタイトル通り乙女ゲー。
シナリオはゲームオリジナルであり、原作等では味わえない新たなる破滅フラグ(海賊)がカタリナに襲いかかる。時系列では第1部でのラストである魔法学園卒業後となっている。
モバイルゲーム
『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… カタリナ農園』
2020年7月31日よりスマートフォン向けゲームが配信開始された。制作は株式会社フーモア。ジャンルは農園シミュレーションゲーム。無料のミニゲーム。
関連動画
第1期 第1弾PV
第2期 第1弾PV
劇場版 特報PV
関連イラスト
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個別
関連作品
- 転生したらヤムチャだった件:同じく異世界転生物。破滅フラグを回避するために原作の知識を利用する、(転生物によくあるチート能力がないので)己を鍛えるなどの共通点が多い。
- 転生先が少女漫画の白豚令嬢だった:同じ「なろう」連載の悪役令嬢転生もの。書籍版キャラデザ繋がり作品。
- 追放悪役令嬢の旦那様:同じ「なろう」連載の悪役令嬢転生もの。ただし、本作とは異なるバリエーション作品(主人公は破滅した悪役令嬢を娶った非転生者の少年)に位置する。ヒロインである悪役令嬢が本作のファンを標榜してカタリナ様リスペクトを公言している。(他社作品であるため、さすがに作品名や固有名詞は、ぼかされているが)
- 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です:同じ「なろう」で連載された作品。悪役令嬢ものではないが転生先が主人公がプレイしてた乙女ゲームでクリアした後に事故死や自身の破滅を回避すべく行動してる(モブせかは序盤のみだが)等、共通点がある。ただし、カタリナの方はが悪役令嬢に転生した女子高生だがモブせかの主人公はモブに転生した社会人の男性だったり、カタリナは乙女ゲーが好きでプレイしてたがモブせかの主人公は妹に乙女ゲーを押し付けられて仕方なくプレイしたと違いがある。
- 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。:物語の主目的が酷似。主人公はカタリナと同じ悪役令嬢ではあるが、ラスボスという立ち位置でカタリナ以上に深刻で、彼女も悲劇を未然に防ぐために努力している。また彼女もカタリナと同じく、義弟を持つという共通点もある。因みにその義弟>ステイル・ロイヤル・アイビーはカタリナと中の人が同じ。
- 人渣反派自救系统(邦題:クズ悪役の自己救済システム):物語の主目的が酷似。劇中作『狂傲仙魔途』の結末を見て憤死した沈垣という青年がその劇中作の主人公の師匠にして最大の悪役に転生するという話。彼も闇落ちした主人公に復讐される結末を防ぐという悲劇を回避せんとするわけだが、カタリナと違い無条件というわけではなく、システムが設定した、ある程度悪役としてのキャラを保った上で(B格ポイント)、原作に欠けている主人公の爽快感あるシーン並びに展開(爽快度ポイント)に持っていかなければならない(両ポイントとも0ポイントで死亡)という縛りプレイ付き。
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