ピクシブ百科事典

転生先が少女漫画の白豚令嬢だった

てんせいさきがしょうじょまんがのしろぶたれいじょうだった

小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿された、桜あげはによる小説作品。ビーズログ文庫より書籍化。
目次[非表示]

腹が出過ぎて足元が見えぬ……
こんな性悪デブス、婚約破棄されて当然だよ!!

悪役令嬢に巻き込まれて処刑なんて笑えない!
痩せて処刑を回避しよう!!!

概説

小説家になろう」に投稿・連載されている桜あげはの小説作品。KADOKAWAのビーズログ文庫より書籍化。書籍版のイラスト(キャラクターデザイン)は昨今『はめふら』でお馴染みのひだかなみ

のちComicWalker(KADOKAWA)の女性向け異世界転生専門ウェブコミック部門「フロースコミック」にて漫画版が連載。こちらは、ひだかなみのキャラデザを元に花野リサが作画を行っている。

いわゆる「悪役令嬢転生もの」のバリエーションに位置する作品。通常の同種作品においては「原典とされる作品のラスボス令嬢に転生する」事が多いのだが、この作品では「物語の中盤で、ラスボス悪役令嬢からトカゲのシッポ切りをされてしまう、中ボス悪役令嬢」に転生して処刑回避のために奮闘する内容となっている。

あらすじ

「中央の国」の北辺境にあるハークス伯爵領の令嬢ブリトニー・ハークス(12歳・体重80kg)は、婚約破棄のショックをきっかけに自らの前世の記憶を蘇らせる。その記憶の中でブリトニーは自らが生きているこの世界が、前世でハマっていた少女漫画『メリルと王宮の扉』の世界であることに気付く。そして、ほかならぬ自分自身が『メリルと王宮の扉』の登場人物にしてラスボス悪役姫アンジェラの取り巻き、物語の中盤でアンジェラの身代わりとしてあえなく処刑される中ボス・白豚令嬢ブリトニー・ハークスであると思い至ってしまう。

自らがアンジェラの取り巻きとなるのは、ほかならぬアンジェラに容姿やスタイルへのコンプレックスがあり、それを隠すために自らよりも容姿や体形の劣るものを侍らせている……。
前世の物語知識で、その結論に至ったブリトニーは、自らの処刑を回避するために、自身がアンジェラに取り立てられる事がなくなるようにダイエットに励み、前世知識を駆使して食餌・ファッション・化粧などを極めるべく美容道を突き進んでいく。

すると、それはやがて「中央の国」を中心とした、この世界の美容・医療・衛生の改革へと繋がっていくこととなるのだった。

登場人物

  • ブリトニー・ハークス
    • 本作主人公。『メリルと王宮の扉』の登場人物で中ボス悪役令嬢。通称、白豚令嬢。原典ではラスボス姫アンジェラの取り巻きで、物語中盤に彼女にシッポ切りで見捨てられて処刑される。
    • 婚約破棄のショックで前世覚醒。自らの運命を知って震え上がり、破滅回避のためダイエットなどの美容道に全力で励む。
    • 密かに両親に見捨てられたネグレクトの被害者であり、その事が彼女の人生を大きく狂わせている。実はのちに極度のストレス状態に陥ると「食」に逃げるという悪癖(しかも無意識。初期には睡眠中に夢遊病を発症し厨房に侵入して食料を補給していた事まであった。ぶっちゃけ過食症傾向)がある事が明らかにある。
    • のちに後述の「じじぃ's ブートキャンプ」によって無事にダイエットに成功し武闘派令嬢と化すも、様々な経緯から痩せ状態と重量級を繰り返す。(のち、一部のファンからは重量級武闘派令嬢となったブリトニーに対してセキトリーという尊称を奉られてみたり)
  • リュゼ・ハークス
    • ブリトニーの従兄であり、次期ハークス伯。『メリルと王宮の扉』では、なぜか登場していない。(のちに存在だけがほのめかされている事が明らかになる)何気に80kgをお姫様だっこできる膂力を持つ細マッチョ。王太子の学友であり、覚えのめでたい親友でもある。領地運営でかなりの苦戦を強いられている(親が貴族身分を鼻にかけて贅沢をやめない人間のクズだったりする)事から、とんでもない苦労人でありあからさまな腹黒気質の持ち主。恐ろしい事にガチで怒ると底の知れない上機嫌めいた笑顔になる。そのためブリトニーにとってリュゼの笑顔はなにより怖い。
  • ハークス伯爵
    • ブリトニーとリュゼの祖父。孫に甘い、正真正銘の孫バカ。特にブリトニーに対しては、彼女が両親から見捨てられている事を不憫に思う思いも手伝って、わがまま放題に育ててしまっていたりする。ブリトニーが重量級になってしまった原因。
    • 実は『北の伯爵』の名で知られる名将(この名はのちにリュゼが継承する)で根っからの武闘派。もとは、かつて北の国より押し寄せてきた侵略軍を、地元の人たちとともに少数で排除した有志の辺境の勇者であり、土地を守った褒美として中央の国の王家より同地を治める領主とされた。その勇猛な武勇伝から慕う人も多い。
    • しかし根っからの武闘派である事が大きく災いしたうえ、早いうちに連れ合いを失くしてしまった事も手伝い、領地経営や子育てに関してはカケラもセンスが無い。特に子育てに関しては「むしろ、この人に育てられないほうが真っ当に生きられるだろう」というレベルで、明らかに善人である事がアダとなっているタイプ。
    • 侵略軍を相手に地元の人々と信頼関係を築いてきた人の好さも、老境に至っては人の甘さに転化してしまっている。そのため、これまで領地運営で散々にいろんな人に(その中には自分の子どもたちも含まれている)騙されてきており、リュゼが領地経営の補佐に就いた頃のハークス領は借金だらけであった。
    • のちに、とある事件で祖父の勇猛を目の当たりにしたブリトニーの願いで、引退した兵士たちを集めてブリトニー(とリュゼとリカルド)に「じじぃ's ブートキャンプ」を施すこととなった。
  • リカルド・アスタール
    • ハークス領の隣領、アスタール領を治めるアスタール家の次男。ブリトニーの元婚約者。
    • ブリトニーとの婚約話を聞かされた際、密かに彼女の「白豚令嬢」としての姿を覗き見て恐れおののき、様々な裏工作の果てにブリトニーとの婚約破棄へとこぎつける。(が、それがブリトニーの前世覚醒の原因となった)
    • ブリトニーとの婚約破棄を確定させるため、彼女の美容道邁進の手伝いをさせられる羽目に陥り、結果としてブリトニーとの婚約破棄自体は成立したものの、逆に彼女とは苦楽を共にする戦友にも等しい間柄と化し、のちには自らがやらかしたブリトニーとの婚約破棄を激しく後悔する羽目に陥る。
  • マーロウ王太子
    • 中央の国の王子。実はガーデニングハーブティーがシュミのオトメン。しかし、様々な局面でデリカシーの無いKYでもある。
    • ブリトニーにとっては恐ろしい事に、まごうことなきデブ専趣味の持ち主であり、事ある毎にブリトニーに様々な珍しいお菓子をご馳走しまくろうとしてくれる人。
    • 妹のアンジェラ姫とは自身のKYによって折り合いが悪かったが、その事をブリトニーに指摘されて関係が改善される。
  • ノーラ
    • 『メリルと王宮の扉』におけるブリトニーの相方で、いわゆる同作の三悪ポジション最後の一角。ブリトニーとは逆に長身の瘦せぎす。
    • 少女漫画では高飛車な意地悪令嬢だったが、それ自体は自らのコンプレックスを隠すための鎧に過ぎず、実際には引っ込み思案で大人しい令嬢。
    • のちブリトニーと美容道を極める仲間となる。
  • アンジェラ姫
    • 中央の国の姫。『メリルと王宮の扉』のラスボス悪役令嬢。原典では兄のマーロウと折り合いが悪く、その反感やコンプレックスから兄や親たちを憎み、悪役街道を突き進んでいく。
    • しかし、素では可愛いものが大好きで真面目な乙女。彼女が悪役令嬢と化したのも、実はヒロインに対して「貴族の義務」を果たすように苦言を呈し続けていた事をウザがられたのが原因。
    • 本作ではブリトニーより「自分たちの現実」(いくら自らの周囲を貶めても、自分自身は強くなったわけではない。他者の評価による流行を追うより、自分を魅せるオンリーワンを常に探すべし、と忠言された)を強く突き付けられた事で改心。ブリトニーを「自らに苦言を呈してくれる忠臣」として気に入り、友人として彼女の意向を尊重しつつ力添えをしてくれる最強の味方となる。
  • メリル姫
    • 中央の国の姫で王の愛人の娘。『メリルと王宮の扉』の正ヒロイン。平民出身であるため貴族の価値観に馴染めておらず、すぐに「平民の正論」を振りかざす。
    • 正義感がとても強いが、それゆえに巻き込まれヒロインでもある。


外部リンク

連載サイト(小説家になろう)
漫画版試読(ComicWorker FLOScomic)

関連タグ

小説家になろう 悪役令嬢
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…:同じく「なろう」連載の悪役令嬢もの。キャラデザ繋がり作品でもある。

関連記事

親記事

小説家になろう しょうせつかになろう

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「転生先が少女漫画の白豚令嬢だった」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 507

コメント