概要
偏執的な本好きの現代人女性が、魔術の存在する中世的文明の異世界に暮らす幼い少女に転生したという設定のビブリア・ファンタジー小説。
本どころか紙も文字もない最底辺の状況からスタートし、「本に囲まれた生活を送る」という夢を実現するため、主人公が様々な障害を乗り越えて奮闘する様が描かれる。
通称は「本好き」。
本作も『なろう』の主流である「現代知識とチート持ち主人公の異世界転生もの」ジャンルの作品だが、戦闘描写はほとんどなく、そもそも主人公マインが虚弱という大きな欠点を抱えているため活動に大幅な制限が加えられているのが特色。微細な世界設定と細やかな人物描写を土台に、話が進むにつれて次々と変化する環境に必死に適応しつつ、夢に向かって暴そ……ひた走る主人公の姿が丁寧に描かれている。
女性主人公ものではあるが、主人公が本にしか興味がない上、身体年齢も未だ幼いため、主人公をめぐる恋愛要素はほとんど存在しない。
更新速度は非常に早いのが特徴で、平成27年2月28日より、それまでほぼ毎日更新だったのが、平日のみの更新となった。
現在は本編が完結。別人物視点で後日談を語るストーリーが連載中。
あらすじ
三度の飯より本が好きと公言してはばからない、病的な本の虫・本須麗乃(もとすうらの)。
念願叶って司書資格を取得し、図書館への就職を目前としたある日、彼女は地震によって本に潰されて死んでしまう。
本に埋もれて死ぬのは本望だけど、もっとたくさんの本を読みたかった……。
そんな祈りが通じたのか、彼女はマインという異世界の人間に転生した。
しかし、少女マインの暮らす下町は、本どころか文字すら見当たらない、理想とおよそかけ離れた環境だった。
読み書きなんてできなくて当然、紙一枚すら高価過ぎて買えない文明レベル、おまけにマインは極め付けの虚弱児でまともに外も歩けない……。
そんな逆境の中にあっても、麗乃改めマインは諦めなかった。
文字が読めないなら学べばいい! 本が買えないなら作ればいい! そしていずれは図書館の司書になる!
そんな遥かなる野望を胸に抱き、周囲を派手に巻き込みつつ、マインの暴走が始まった。
登場人物
話の進行とともに新規登場人物を順次紹介しているため、本項目には多大なネタバレが含まれます。
閲覧の際はご注意ください。
CVは記述がない限りは、TVアニメ決定前のドラマCDのキャスト。
第一部 兵士の娘
マインとなった麗乃が目覚めたのは、エーレンフェストの平民が住む下町。本どころか文字の存在すら怪しい環境だった。
それでも本を諦めきれないマインは、病に冒された身を押して、まず文字の勉強と紙作りから始めることにした。
主人公。現代日本の本好き女・本須麗乃が転生した、エーレンフェストの下町在住の兵士の娘。物語開始時点で5歳。
本や活字に対する異常な情熱と極めて偏った知識を武器に、とにかく本を読みたい一心で邁進する。
身食いという謎の不治の病に身を冒されている極めつけの虚弱児で、少し歩いては熱を出して寝込み、興奮しては失神して寝込み、引きずり回されただけで死にかけて寝込んでいる。
外見は紺色の髪と金色の瞳を持つ美幼女。本が絡むとすぐ暴走するため、毎回保護者軍団に叱られているが、それでも自重はしない。
マイン一家の近所に住む、同い年の幼馴染の少年。マインの保護者。
木工職人の家に生まれた末っ子だが、旅商人になる夢を持っているため、家族との仲はあまり良くない。
マイン最大の理解者として、虚弱なマインの体調管理をこなしながら、代わりに本を作って売る係になる。
金髪に翡翠色の瞳。マインの暴走に振り回されつつ、叱って脅して巧みにコントロールを図る苦労人。
エーレンフェストの老舗服飾店ギルベルタ商会の若きオーナー。マインの保護者。
マインとルッツの試作した植物紙に目をつけ、商会の新商品とするべく未熟な二人の監督役に収まる。
以後どんどん規模が膨れ上がるマインの活動にがっつり巻き込まれ、仕事に忙殺される羽目に。
一見優しげな風貌だが、機を読み利に聡いやり手の商人。迂闊なマインに容赦なく雷を落とす厳しい後見人でもある。
マルク
CV:前野智昭(TVアニメ)
ベンノの補佐を務める初老の男性。マインの保護者。
執事のような物腰で穏やかに事を進める一方、ベンノの敵には容赦しない暗黒面も持つ。
商人世界の常識を知らないルッツの教育係を務める。
ギュンター&エーファ
CV:小山剛志(TVアニメ・ギュンター) / 折笠富美子(TVアニメ・エーファ)
下町に住むマインの実の両親。マインの保護者。
父ギュンターは東門の門番を務める平民の兵士で、母エーファは腕の良い針子美人。
決して楽ではない日々の中でも、子供たちに強い愛情を注ぎ続けている。
暮らし向きに余裕がないせいか、マインの現代知識発明品(余計な仕事)に対しては割と懐疑的。
CV:中島愛(TVアニメ)
二つ年上のマインの姉。マインの保護者。妹想いで明るく優しい、天使のような女の子。
虚弱児マインの面倒を見つつ、母のように腕の良い針子を目指して奮闘している。
緑色のふわりとした髪を後ろで三つ編みにしている。
オットー
CV:日野聡(TVアニメ)
父ギュンターの部下で、元旅商人の町の兵士。ベンノの妹コリンナの夫で、大変な愛妻家。
経歴上、平民ながら事務仕事に習熟しているため、ギュンターに重宝されている。
マインを助手として雇い、文字を教え、ベンノとの縁を繋いだ恩人。
フリーダ
CV:内田彩(TVアニメ)
商業ギルド長の孫娘。
マインと同じ身食いに冒された少女だが、貴族と愛人契約を結び、高価な道具で延命を図っている。
商売っけが強く、強引かつ人の話を聞かないので、マインからはちょっと敬遠されている。
第二部 神殿の巫女見習い
神殿で念願の図書室を発見したマインは大興奮し、図書室に出入りするため神殿の巫女になることを即決する。
巫女見習いとして神殿入りしたマインはそこで平民と貴族の決定的な差に直面する一方、本の普及のため、製紙・印刷工房の発足に着手する。
エーレンフェストの神殿に神官長として勤める青年。マインの保護者。初登場時20歳。
領主の腹違いの弟。エーレンフェスト内にて他の追随を許さない圧倒的な魔力量を保有する実力者。
その出生から、領主の母に煙たがられている。
騎士団の活動から文官顔負けの事務仕事、領主の補佐までなんでもこなす完璧超人だが、自他共に厳しく効率を突き詰める合理主義者のため非常に小言が多い。
神殿入りしたマインの事実上の教育係に就任し、次々と騒動を起こし続けるマインに頭痛を堪えながら、今日も懇々と説教を続ける苦労人。
いつも眉間に皺が寄っているものの、水色の髪のクールな美形。貴族女性の間ではアイドル扱いされている。
フラン
CV:伊達忠智
マインの筆頭側仕えとなった孤児院出身の灰色神官。マインの保護者。
神官長が育て上げた有能な側仕えとして、右も左もわからないマインのサポート兼抑え役に徹する。
神官長そっくりの真面目な堅物で、融通が利かない。得意技はマインも怯える冷ややかな笑顔。
ギル
CV:三瓶由布子
マインの側仕えとなった孤児院出身の灰色神官見習い。
孤児院一の問題児と言われた生意気なやんちゃ小僧で、嫌がらせとしてマインの側仕えに付けられた。
当初は問題児の名に恥じない跳ねっ返りぶりを見せていたが……。
デリア
CV:都丸ちよ
マインの側仕えとなった神殿長派の灰色巫女見習い。
神殿長の愛人になるのが将来の目標。幼いながらも側仕えスキルはきっちり仕込まれている。口癖は「もー!」。
ヴィルマ
CV:安野希世乃
孤児院の幼い孤児たちの世話を一身に引き受けている灰色巫女。
マインをして聖女と言わしめる心優しい美人。絵心がありイラストが上手い。男性恐怖症。
ロジーナ
CV:鈴木みのり
フェシュピール(楽器)の扱いに特化した芸術家肌の美人灰色巫女。
特殊な主の元で楽器だけを触りながら暮らしていたため、普通の側仕えの常識が欠落していた。
神殿長
現領主の叔父に当たる老人。権力と立場を振りかざして勝手放題を続ける困った小悪党。
彼にとっては汚らわしい平民マインが神殿入りしたことが気に食わず、水面下で対立する。
CV:田丸篤志(ドラマCD) / 梅原裕一郎(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
騎士団に所属する若き下級騎士。マインの護衛として行動を共にするようになる。
温和で真面目。貴族にしては平民への差別意識も低めで、初対面のころからマインへの接し方にも温かみがあった。
主人公いわく「いじめられっ子のような雰囲気がにじみ出て」いたが、失敗を糧に強く成長していく。でもなぜだか不憫。騎士だが、文官仕事も苦手ではないタイプ。
カミル
CV:日野まり
マインが神殿に入った翌春に生まれた、マインの弟。
マインはとても可愛がっており、カミルのために絵本や玩具を作ると燃え上がった。
ディルク
神殿の孤児院に入った赤子(捨て子)。当初は対応に困っていたが、デリアが『弟』として受け入れ可愛がるようになる。
身食いであると発覚し、命の危険に晒されることに。
第三部 領主の養女
他領の貴族から狙われたマインは、家族を守るため、領主の養女ローゼマインとなってその庇護下に置かれることになった。
神殿の仕事、工房の監督、貴族社会の勉強、魔力の訓練、金策、領地への魔力供給、体調回復薬の素材収集、領主の家族問題……。
やること山積みの超多忙生活の中、ローゼマインはついに本の量産体制を整えることに成功。特製の絵本とカルタで貴族社会に殴り込みをかける。
CV:鳥海浩輔(ドラマCD) / 井上和彦(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
現アウブ・エーレンフェスト(エーレンフェスト領主)。ローゼマインの保護者。
負けず嫌いで我慢が苦手、新しいもの好きで好奇心の赴くまま行動する小学生男子のような性格の男。
貴族らしくない直截的な言動が多い自信家だが、悪事を働く親族をなかなか罰せられないほど身内に甘い。
カルステッド
CV:浜田賢二(ドラマCD) / 森川智之(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
エーレンフェスト騎士団団長。ローゼマインの保護者。
神官長やジルヴェスターの従兄に当たる壮年の男性。実父という設定で、貴族ローゼマインの父親となる。
勇壮で頼れるお父様だが、ローゼマインが養子になった当初は、第一夫人エルヴィーラとの関係は微妙だった。フェルディナンドやジルヴェスターとはかなり親しい。
エルヴィーラ
CV:浅野真澄(ドラマCD) / 井上喜久子(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
貴族女性の最大派閥フロレンツィア派のリーダー的立場にある、カルステッドの第一夫人。ローゼマインの保護者。
ローゼマインの「お母様」として、貴族女性の先頭に立つ者の在り方を時に厳しく仕込む頼りになる人。
フェルディナンド様の熱狂的ファンとして、ミーハー根性丸出しに暴走するお茶目な一面もある。
カルステッドの息子の三兄弟。貴族ローゼマインの実兄。貴族の関係者は、血縁的には異母妹だと思っている者が多い。
それぞれ、フェルディナンド・ヴィルフリート・ローゼマインの護衛騎士を勤める。
一族揃って頑健だが、上の二人は頭を使う仕事は苦手。一番上のエックハルトは主のことしか頭にない、やや忠実の度がすぎる危険人物。真ん中のランプレヒトは奔放な主と下心モリモリの同僚に翻弄される苦労人。コルネリウスは能力にバラつきが少ない。
フロレンツィア
CV:長谷川暖 / 諸星すみれ(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
他領から嫁いできた、ジルヴェスターの第一夫人。ローゼマインの養母様。
一見するとおっとりした美女だが、姐さん女房としてジルヴェスターを尻に敷く理知的な女性。
嫁姑問題で非常に苦労していたため、争いから解放してくれたローゼマインに感謝している。
CV:藤原夏海(ドラマCD) / 寺崎裕香(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ジルヴェスターとフロレンツィアの実子にして次期領主。本当はマインより一つ年下だが、貴族設定上ローゼマインの義理のお兄様となる。
父に似て奔放で元気が有り余っているお子様。勉強から逃げ出しては側仕えや護衛騎士を困らせていた。しかし努力次第でなんとかなるなど素質がよく、いわゆるやればできる子。
7歳まで祖母の元でちやほやと甘やかされて育った過去が今の性格に大きな影響を与えており、態度が我儘ながら誰かに言われたことを鵜呑みにするなど根は非常に純粋。
生い立ちと性格が災いして何度も廃嫡の危機に陥るものの毎回ローゼマインに助け出されている。その一方幼い年齢と養子の分際に反し重大な責任をいくつも背負うローゼマインがジルヴェスターから特別扱いを受けていると解釈し嫉妬を抱くようになる複雑な義兄妹関係。
ブリギッテ
ローゼマインの護衛騎士に任じられた中級貴族の女騎士。ローゼマインの保護者。
エーレンフェストの田舎領イルクナー出身のため、平民と直接触れ合うことに抵抗が少ない。
なんでもそつなくこなす優等生美人。かつて婚約を解消された経緯があり、恋愛に関しては諦め気味。巨乳。
CV:浅野真澄(ドラマCD) / 本渡楓(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ローゼマインの護衛騎士に任じられた女騎士見習い。
とても騎士には見えない華奢で小柄な美少女だが、中身は趣味である戦闘以外に思慮を極力割こうとしない、勉強も人付き合いも苦手な脳筋残念女子。聡明な主ローゼマインを得たことで、考えることを主に丸投げし、より一層残念になってしまった。
戦闘スタイルはスピード特化。自ら大事に育てている魔剣シュティンルークを用いて戦う。
シュティンルーク
アンゲリカ愛用の魔剣。
マインによって魔力を注がれた所に神官長の介入が加わった事で、何故か神官長をモデルにした自我が芽生える。
脳筋のアンゲリカを知識面でサポートする外付け頭脳だが、モデルの影響で説教臭い。
リヒャルダ
CV:中根久美子(ドラマCD) / 宮沢きよこ(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
城におけるローゼマインの筆頭側仕え。ローゼマインの保護者。
現領主や神官長をも育ててきた古参の教育係のため、二人を含めて誰も頭が上がらない最強の女性。
CV:間島淳司(ドラマCD) / 関俊彦(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
神官長に忠誠を誓う情報通の文官。リヒャルダの息子。
外見は地味で一見マイペースだが、本当はあらゆることに対する知的好奇心の塊で、己の好奇心を満たすためなら躊躇なくなんでもやる危ない人。
ゲオルギーネ
CV:中原麻衣(TVアニメ化前のドラマCD) / 三瓶由布子(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
大領地アーレンスバッハの領主に嫁いだジルヴェスターの姉。現アーレンスバッハ領主第一夫人。
幼少時は次期エーレンフェスト領主と目されていたが、弟にその座を奪われたため深い恨みを抱いている。フェルディナンドの次にヴェローニカの被害者とも言える人物で、同じく執念深く悪辣な策士に育っている。
CV:小原好美(ドラマCD) / 本渡楓(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ジルヴェスターとフロレンツィアの娘でヴィルフリートのひとつ下の妹。
母親譲りの美貌と利発さを備えた優秀な領主の子。初めてのお姉様・ローゼマインに懐く。
ボニファティウス
CV:石塚運昇
カルステッドの父親で、設定上のローゼマインの祖父に当たる元エーレンフェスト騎士団長。
研ぎ澄まされた野生の勘と領内最強クラスの筋肉で生きてきた脳筋一族の源流的存在。
初孫娘のローゼマインを溺愛しているが、力の加減が苦手なため接近を禁止されている。
第四部 貴族院の自称図書委員
10歳になり、いよいよ貴族院へ向かうことになったローゼマイン。目当てはもちろん国内第二位の規模を誇る図書館!
しかし「全講義合格&一学年全員座学合格まで図書館禁止」の無慈悲な命令がローゼマインの前に立ち塞がる。
自重を忘れたローゼマインは一刻も早く図書館へ向かうため全力を発揮。やがてその暴走姿は大領地の領主候補生や王族の目に留まり……。
CV:石見舞菜香(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ローゼマインの側近(文官見習い)。下級貴族。おっとりした大人しい女の子。
亡くなった母親の語ってくれた物語をローゼマインが本にしてくれたことをきっかけに、ローゼマインのために物語の収集に精を出すことになる。
ローゼマインの本好き同志。
CV:内田雄馬(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ローゼマインの側近(文官見習い)。上級貴族、オティーリエの末息子。
ローゼマイン聖女伝説の信奉者にしてプロデューサー。少々独善的に暴走するきらいがある。
にこにこ笑顔で人の輪に入り込み、情報を集めるのが大の得意。
レオノーレ
CV:諸星すみれ(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ローゼマインの側近(護衛騎士見習い)。上級貴族。
文官に見えるような落ち着いた物腰の女性騎士見習い。女性護衛騎士の頭脳担当として採用された。
コルネリウスに好意を抱いている。
ユーディット
CV:寺崎裕香(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ローゼマインの側近(護衛騎士見習い)。中級貴族。
同じ中級貴族でありながら活躍するアンゲリカを尊敬している元気な普通の子。スリングショットなどの遠隔攻撃が得意。
ブリュンヒルデ
CV:石見舞菜香(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ローゼマインの側近(側仕え見習い)。上級貴族。
流行の発信に強い興味があり、社交に疎いローゼマインを全面的にサポートする。
CV:石見舞菜香(第一~二部TVアニメ化決定以降のドラマCD) / 長谷川育美(第三部TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ローゼマインの側近(側仕え見習い)。中級貴族、アンゲリカの妹。
一族きっての落第生だった姉を救ったローゼマインに感謝している。姉と違いよく気が付く優秀な子。
トラウゴット
CV:内田雄馬(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ローゼマインの側近(護衛騎士見習い)。上級貴族、ボニファティウスとリヒャルダの孫。
ボニファティウスにひたすら憧れ、とにかく強くなることしか考えていない脳筋男子。
ローデリヒ
CV:遠藤広之(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
旧ヴェローニカ派の子供で中級貴族。文官見習い。
第3部のある事件のスケープゴートとして責任を押し付けられて生き辛く感じたところでローゼマインに自分の語った物語を本にされた以来、ローゼマインに強い忠義心を抱くようになる。やがて家族と決別を選びローゼマインに名を捧げることで彼女の側近になる。貴族院の熱いスポーツ・ディッターを話題に創作の友情物語を書く若き作家になる。
アナスタージウス
CV:山下誠一郎(第一~二部TVアニメ化決定以降のドラマCD) / 大塚剛央(第三部TVアニメ化決定以降のドラマCD)
政変を勝ち抜いたユルゲンシュミット現王の第二王子。強引で我儘、プライドが高かったが……?
エグランティーヌに強く好意を抱いており、ローゼマインを巻き込んで必死にアプローチを図る。
CV:井上喜久子(第一~二部TVアニメ化決定以降のドラマCD) / 遠藤綾(第三部TVアニメ化決定以降のドラマCD)
大領地クラッセンブルクの領主候補生。今年度の奉納舞で光の女神役を務める。
実は元王女で、政変で両親を失った際に、母方の祖父である先代アウブ・クラッセンブルクに引き取られた。王族の血を最も濃く受け継ぐため、彼女を射止めると次期王に近づくという複雑な立場にあるが、本人は平穏を望んでいる。
ヒルシュール
貴族院の教師兼エーレンフェスト寮の寮監を務める女性。中央貴族。
研究第一で寮のことも授業のことも政治のことも二の次に扱う筋金入りのマッドサイエンティスト。
神官長の貴族院時代の師匠であり、次々と話題を生み出す神官長の愛弟子ローゼマインに興味津々。
ソランジュ
CV:宮沢きよこ(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
貴族院の図書館司書を勤める初老の女性。中級貴族。
政変で前任の司書がいなくなって以降、たった一人で図書館を切り盛りしていた。
シュバルツ&ヴァイス
CV:本渡楓&石見舞菜香(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
昔の王族が造り上げた貴族院の図書館管理用魔道具。見た目は服を着た大きなシュミル(ウサギ)。
魔力切れで長らく機能停止していたが、ローゼマインのダダ漏れ祝福で突如再起動したため、ローゼマインを主とし「ひめさま」と呼ぶ。
CV:諸星すみれ(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
大領地ダンケルフェルガーの領主候補生。何事にも間が悪いが、それが幸いしてローゼマインと友達になる。
見た目はおっとりとしているが、武を尊ぶダンケルフェルガーの女としての素養は十分。
ローゼマインの作った恋物語の本が大好き。図書館の図書委員も務める。
スピンオフでもある後日譚「ハンネローレの貴族院五年生」では主人公。
フィリーネの弟。神殿の孤児院に入り、ディルクと仲良くなる。カミルとも親交を持つ。
神殿で起こった事件の有力な目撃者となった。
メルヒオール
CV:長縄まりあ(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
ジルヴェスターの息子。ヴィルフリートとシャルロッテの実弟、ローゼマインの義弟。
アウブ候補ではなく補佐役の領主一族として育てられていた。
兄姉から義姉ローゼマインの功績を聞かされ、ローゼマインがもたらした絵本や玩具で育ったため、神話や神殿に興味を持っており、本好きの弟としてローゼマインのハートを射止めたことも。
素直で真面目で甘え上手。
クラリッサ
CV:潘めぐみ(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
大領地ダンケルフェルガーの文官見習い。
領地特有の「武よりの文官」であり、幼い頃小柄だったことを理由に騎士見習いになる道を絶たれた過去を持つ。そのため発育不全ながらも大活躍をするローゼマインの大ファンとなり、いつか側近になれるようにハルトムートの結婚相手をアグレッシブに望む熱血女。
ハルトムートと同類だと呼べるほどに暴走しがちなローゼマインのミーハー。
ヒルデブラント
CV:本渡楓(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
政変を勝ち抜いたユルゲンシュミット現王の第三王子、第三夫人の子供。アナスタージウスの卒業後に貴族院に義務で滞在するようになる。
初登場で洗礼式を終えたばかりでお披露目まで済ませていないような幼い子供。とても無垢でローゼマインが気になる。ひょんなできごとから図書委員に。
第五部 女神の化身
フェルディナンドがアーレンスバッハに行き、貴族院でマティアスから聞いた情報によって旧ヴェローニカ派の粛清が行われた。
そうした環境の中、ローゼマインは自分が安心して本が読めるようになるために、貴族院で神事等を行っていく。
ローゼマインはフェルディナンドのために、図書館の最奥の書庫から情報を引き出し、祠を回ることで、ツェントの資格を得る。
ジギスヴァルト
CV:梅原裕一郎(第一~二部TVアニメ化決定以降のドラマCD)→安田陸矢(第三部TVアニメ化決定以降のドラマCD)
現王の第一王子。次期王に一番近い継承者候補。
性格は無自覚な自己中。本人は善意で行っていても、相手の事情を致命的に知らなかったりするため、結果的に他人を蔑ろにしては反感を買っている。王座を強く望んでいる。
マティアス
CV:梅原裕一郎(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
旧ヴェローニカ派の子供、中級貴族。護衛騎士見習い。
ローゼマインたちに重要な情報を提供して、ローゼマインに名を捧げることで連座で処刑されることを免れ、ローゼマインの側近となる。
ラウレンツ
CV:奥井カツノリ(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
旧ヴェローニカ派の子供、中級貴族。護衛騎士見習い。
粛清の間に旧ヴェローニカ派の子供たちをまとめる役目を担い、マティアス同様にローゼマインに名を捧げることで連座で処刑されることを免れ、ローゼマインの側近となる。
ミュリエラ
旧ヴェローニカ派の子供、中級貴族。文官見習い。
名捧げにより、連座で処刑されることを免れた子供の一人。
エルヴィーラの恋物語の大ファン。卒業後はエルヴィーラに名捧げしなおすことを認められた上でローゼマインに名を捧げ、期間限定の側近となる。
グレーティア
CV:長縄まりあ(TVアニメ化決定以降のドラマCD)
旧ヴェローニカ派の子供、中級貴族。側仕え見習い。
生い立ちゆえに酷い扱いを受けてきた環境から脱出するべく、庇護者を求めてローゼマインに名を捧げ、側近となる。
(粛清時に捕らえられた家族はいたが、処刑にはならなかったため、命だけを考えるならば名を捧げて連座を回避する必要はなかった。)
テオドール
ローゼマインの側近(護衛騎士見習い)。中級貴族。
卒業後は父と共に土地を守りたいという夢でローゼマインの好感を得て、貴族院にいる間だけはローゼマインの側近という形になる。
ユーディットの弟で性格はかなり似ている。
ベルティルデ
CV:都丸ちよ
ローゼマインの側近(側仕え見習い)。上級貴族。
ブリュンヒルデの妹。ローゼマインの上級側仕え見習いの不足を補うために予め姉やエルヴィーラに鍛えられている。
書籍版
本編
2015(平成27)年1月25日にTOブックスから第1巻『第一部「兵士の娘Ⅰ」』が書籍化されてから続刊中。イラストは『サクラダリセット』や『テイルズオブコモンズ』で知られる椎名優が担当。
2019年7月1日からはTOジュニア文庫からも刊行が開始された。
紙・電子書籍両方で発売されており、2022年12月時点でシリーズ累計800万部を突破している。
ドラマCDについては、単独のものと書籍に同梱されるものの2パターンで発売される。
またイメージフレーム社のライトノベルレーベルV Plusより書籍版第1巻の韓国語版が2016年8月に刊行された。
「このライトノベルがすごい!」単行本・ノベルズ部門で2017年は第5位、2018年・2019年・2023年には第1位、2020年・2022年には3位、2021年には2位を獲得しており、とにかく2017年からトップ5以内にランクインを果たしている。
巻数 | 副題 | 発売日(紙の書籍) |
---|---|---|
第1巻 | 第一部「兵士の娘Ⅰ」 | 2015年1月25日 |
第2巻 | 第一部「兵士の娘Ⅱ」 | 2015年2月25日 |
第3巻 | 第一部「兵士の娘Ⅲ」 | 2015年6月25日 |
第4巻 | 第二部「神殿の巫女見習いⅠ」 | 2015年9月25日 |
第5巻 | 第二部「神殿の巫女見習いⅡ」 | 2015年12月25日 |
第6巻 | 第二部「神殿の巫女見習いⅢ」 | 2016年3月25日 |
第7巻 | 第二部「神殿の巫女見習いⅣ」 | 2016年6月10日 |
第8巻 | 第三部「領主の養女Ⅰ」 | 2016年09月10日 |
第9巻 | 第三部「領主の養女Ⅱ」 | 2016年12月10日 |
第10巻 | 第三部「領主の養女Ⅲ」 | 2017年3月10日 |
第11巻 | 第三部「領主の養女Ⅳ」 | 2017年6月23日 |
第12巻 | 第三部「領主の養女Ⅴ」 | 2017年9月9日 |
第13巻 | 第四部「貴族院の自称図書委員Ⅰ」 | 2017年12月9日 |
第14巻 | 第四部「貴族院の自称図書委員Ⅱ」 | 2018年3月10日 |
第15巻 | 第四部「貴族院の自称図書委員Ⅲ」 | 2018年6月9日 |
第16巻 | 第四部「貴族院の自称図書委員Ⅳ」 | 2018年9月10日 |
第17巻 | 第四部「貴族院の自称図書委員Ⅴ」 | 2018年12月10日 |
第18巻 | 第四部「貴族院の自称図書委員Ⅵ」 | 2019年3月9日 |
第19巻 | 第四部「貴族院の自称図書委員Ⅶ」 | 2019年6月10日 |
第20巻 | 第四部「貴族院の自称図書委員Ⅷ」 | 2019年9月10日 |
第21巻 | 第四部「貴族院の自称図書委員Ⅸ」 | 2019年12月10日 |
第22巻 | 第五部「女神の化身Ⅰ」 | 2020年3月10日 |
第23巻 | 第五部「女神の化身Ⅱ」 | 2020年6月10日 |
第24巻 | 第五部「女神の化身Ⅲ」 | 2020年9月10日 |
第25巻 | 第五部「女神の化身Ⅳ」 | 2020年12月10日 |
第26巻 | 第五部「女神の化身Ⅴ」 | 2021年4月10日 |
第27巻 | 第五部「女神の化身Ⅵ」 | 2021年8月10日 |
第28巻 | 第五部「女神の化身Ⅶ」 | 2021年12月10日 |
第29巻 | 第五部「女神の化身Ⅷ」 | 2022年4月9日 |
第30巻 | 第五部「女神の化身Ⅸ」 | 2022年8月10日 |
第31巻 | 第五部「女神の化身Ⅹ」 | 2022年12月10日 |
第32巻 | 第五部「女神の化身Ⅺ」 | 2023年5月10日 |
第33巻 | 第五部「女神の化身Ⅻ」 | 2023年12月9日 |
後日譚
ハンネローレ視点のスピンオフ作品。
本編と同じくイラストは椎名優氏が担当している。
巻数 | 副題 | 発売日(紙の書籍) |
---|---|---|
第1巻 | ハンネローレの貴族院五年生Ⅰ | 2024年8月10日 |
外伝
貴族院での生活を別キャラクターの視点から書いた作品。
本編と同じくイラストは椎名優氏が担当している。
巻数 | 副題 | 発売日(紙の書籍) |
---|---|---|
第1巻 | 貴族院外伝 一年生 | 2018年10月10日 |
短編集
WEB掲載の閑話やSS、第一部~第四部までの特典SSなど、今まで単行本に未収録の短編をまとめたもの。
巻数 | 副題 | 発売日(紙の書籍) |
---|---|---|
第1巻 | 短編集Ⅰ | 2019年10月10日 |
第2巻 | 短編集Ⅱ | 2022年3月10日 |
ファンブック
書籍版の表紙や口絵などのカラーイラスト、各種設定資料、作者書き下ろし、コミカライズ作家描き下ろし、Q&Aなどが収録されている。
ふぁんぶっくが初出となる設定も多く、作品内の出来事の見方が変わるほどの情報もしばしば含まれる。情報の範囲は書籍版の進行に準じており、書籍版のみ読んでいる読者がふぁんぶっくによって物語の先を知ってしまうことはないと思われる。
書店流通はしておらず、紙の本の入手手段はTOブックスの通販のみだが、電子書籍版は一部のサービスが対応している。
巻数 | 副題 | 発売日(紙の書籍) |
---|---|---|
第1巻 | 本好きの下剋上ふぁんぶっく | 2016年12月06日 |
第2巻 | 本好きの下剋上ふぁんぶっく2 | 2017年12月09日 |
第3巻 | 本好きの下剋上ふぁんぶっく3 | 2018年11月10日 |
第4巻 | 本好きの下剋上ふぁんぶっく4 | 2019年11月9日 |
第5巻 | 本好きの下剋上ふぁんぶっく5 | 2020年11月10日 |
第6巻 | 本好きの下剋上ふぁんぶっく6 | 2021年11月10日 |
第7巻 | 本好きの下剋上ふぁんぶっく7 | 2022年11月10日 |
第8巻 | 本好きの下剋上ふぁんぶっく8 | 2023年11月10日 |
コミカライズなど
2022年12月現在、コミカライズ版は第一部が完結済、単行本も刊行済。
第二部、第三部、第四部が同時進行で連載中。
作画担当は、第一部、第二部が鈴華氏、第三部が波野涼氏、第四部が勝木光氏。
TOブックスのwebコミックサイトコロナEXなど、さまざまなサイトに掲載されている。
2019年には公式コミックアンソロジーも刊行された。
いずれの単行本も、原作と同じTOブックスから紙・電子書籍両方で発売されている。
第一部
巻数 | 副題 | 発売日(紙の書籍) |
---|---|---|
第1巻 | 第一部 「本がないなら作ればいいⅠ」 | 2016年6月25日 |
第2巻 | 第一部 「本がないなら作ればいいⅡ」 | 2016年7月10日 |
第3巻 | 第一部 「本がないなら作ればいいⅢ」 | 2016年11月10日 |
第4巻 | 第一部 「本がないなら作ればいいⅣ」 | 2017年2月25日 |
第5巻 | 第一部 「本がないなら作ればいいⅤ」 | 2017年9月02日 |
第6巻 | 第一部 「本がないなら作ればいいⅥ」 | 2018年2月24日 |
第7巻 | 第一部 「本がないなら作ればいいⅦ」 | 2018年8月01日 |
第二部
巻数 | 副題 | 発売日(紙の書籍) |
---|---|---|
第1巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅰ」 | 2019年4月25日 |
第2巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅱ」 | 2019年10月5日 |
第3巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅲ」 | 2020年4月1日 |
第4巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅳ」 | 2020年10月1日 |
第5巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅴ」 | 2021年4月15日 |
第6巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅵ」 | 2021年10月15日 |
第7巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅶ」 | 2022年4月15日 |
第8巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅷ」 | 2022年12月1日 |
第9巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅸ」 | 2023年6月1日 |
第10巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅹ」 | 2023年12月15日 |
第11巻 | 第二部 「本のためなら巫女になる!Ⅺ」 | 2024年7月16日 |
第三部
巻数 | 副題 | 発売日(紙の書籍) |
---|---|---|
第1巻 | 第三部 「領地に本を広げよう!Ⅰ」 | 2019年2月1日 |
第2巻 | 第三部 「領地に本を広げよう!Ⅱ」 | 2019年12月14日 |
第3巻 | 第三部 「領地に本を広げよう!Ⅲ」 | 2020年6月15日 |
第4巻 | 第三部 「領地に本を広げよう!Ⅳ」 | 2021年5月15日 |
第5巻 | 第三部 「領地に本を広げよう!Ⅴ」 | 2022年3月15日 |
第6巻 | 第三部 「領地に本を広げよう!Ⅵ」 | 2023年2月15日 |
第7巻 | 第三部 「領地に本を広げよう!Ⅶ」 | 2023年9月15日 |
第8巻 | 第三部 「領地に本を広げよう!Ⅷ」 | 2024年8月17日 |
第四部
巻数 | 副題 | 発売日(紙の書籍) |
---|---|---|
第1巻 | 第四部 「貴族院の図書館を救いたい!Ⅰ」 | 2021年3月15日 |
第2巻 | 第四部 「貴族院の図書館を救いたい!Ⅱ」 | 2021年7月15日 |
第3巻 | 第四部 「貴族院の図書館を救いたい!Ⅲ」 | 2021年11月25日 |
第4巻 | 第四部 「貴族院の図書館を救いたい!Ⅳ」 | 2022年5月14日 |
第5巻 | 第四部 「貴族院の図書館を救いたい!Ⅴ」 | 2022年11月15日 |
第6巻 | 第四部 「貴族院の図書館を救いたい!Ⅵ」 | 2023年5月15日 |
第7巻 | 第四部 「貴族院の図書館を救いたい!Ⅶ」 | 2023年11月15日 |
第8巻 | 第四部 「貴族院の図書館を救いたい!Ⅷ」 | 2024年5月15日 |
公式コミックアンソロジー
題名 | 発売日 |
---|---|
本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜公式コミックアンソロジー第1巻 | 2019年7月1日 |
本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜公式コミックアンソロジー第2巻 | 2019年9月2日 |
本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜公式コミックアンソロジー第3巻 | 2019年12月2日 |
本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜公式コミックアンソロジー第4巻 | 2020年3月14日 |
本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜公式コミックアンソロジー第5巻 | 2020年6月15日 |
本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜公式コミックアンソロジー第6巻 | 2020年11月14日 |
本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜公式コミックアンソロジー第7巻 | 2021年6月15日 |
TVアニメ
2019年3月8日、TVアニメ化決定が発表され、併せて、メイン2名のキャストとスタッフ情報やティザーPVなどが一挙に解禁された。
同年6月6日、制作スタッフ、一部新キャスト発表と共に正式な放送時期が2019年10月からである事が判明した。
同年7月1日、新たなキービジュアルが公開され、そのビジュアルで描かれたキャラクターの内、4名のキャストが発表された。併せて15秒の番宣CMも公開している。
また、株式会社図書館流通センターとのコラボも行われ、ポスターの掲出やしおりの配布が、各地の図書館で行われた。(twitterより)
WOWOW、TOKYOMX、AT-X他にて放送されたが、13話と(最終)14話に関しては2話連続1時間番組という形で放送された。なお、放送局によっては2020年の年明け早々にまでずれ込んでしまったと言う所も存在する。
他、ニコニコ動画・abemaTVを含む21の動画サイトで配信。
映像ソフトは単巻のDVDとBlu-ray BOXという2パターンで発売された。
DVDの刊行ペースに関しては一般的なアニメ作品より非常に早く、第3話がWOWOWで放送された翌日に早くも第1巻が発売された。
Blu-ray BOXはDVD最終巻である第5巻と同日(2019年12月27日)発売されたのだが、これまた最終13・14話がWOWOWで放送された日の翌日であった。
2020年4月から第2シリーズが放送された。第2シリーズの内容は、原作では第二部の前半部分に当たる。
その後、ニコニコ生放送の特番で第3シリーズの製作が告知され、2021年8月6日には具体的な放送時期が明らかにされている。
2022年4月11日から放送され、DVDとBlu-ray BOXが各話の放送より先に発売されてしまうことに。内容は原作の第二部の後半部分にあたり、公式では「神殿の巫女見習いⅡ」というサブタイトルで紹介されている。
2023年12月6日に公式Xアカウントで第4期「第三部 領主の養女」のアニメ化を発表、制作はWIT_STUDIOに変更。
制作スタッフ
監督 | 本郷みつる |
---|---|
副監督 | 川崎芳樹 |
シリーズ構成 | 國澤真理子 |
キャラクターデザイン | 柳田義明・海谷敏久・松苗はる香(第3期) |
総作画監督 | 柳田義明・海谷敏久・遠藤江美子 |
プロップデザイン | ヒラタリョウ |
美術監督 | 木下了香 |
美術設定 | 天田俊貴 |
色彩設計 | 一瀬美代子 |
撮影監督 | 北村直樹 |
編集 | 長坂智樹 |
音響監督 | 渡辺淳 |
音響効果 | 倉橋裕宗 |
音響制作 | JTB Next Creation |
音楽 | 未知瑠 |
音楽制作 | FlyingDog |
アニメーション制作 | 亜細亜堂 |
主題歌
第1期オープニングテーマ『真っ白』
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 白戸佑輔 / 歌 - 諸星すみれ
第1期エンディングテーマ『髪飾りの天使』
作詞・作曲 - 吉澤嘉代子 / 編曲 - 清竜人 / 歌 - 中島愛
第2期オープニングテーマ『つむじかぜ』
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 白戸佑輔 / 歌 - 諸星すみれ
第2期エンディングテーマ『エフェメラをあつめて』
作詞 - やなぎなぎ / 作曲・編曲 - kz / 歌 - 鈴木みのり
第3期オープニングテーマ『あの日のことば』
作詞 - 藤原さくら / 作曲 - SoichiroKとNozomu.S / 編曲 - Soulife / 歌 - 東山奈央
第3期エンディングテーマ『言葉にできない』
編曲 - h-wonder / 作詞・作曲・歌 - 坂本真綾
各話リスト
話数 | サブタイトル | 話数 | サブタイトル |
---|---|---|---|
第一章 | 本のない世界 | 第二章 | 生活改善と石板 |
第三章 | 冬のできごと | 第四章 | 初めての森と粘土板 |
第五章 | 洗礼式と不思議な熱 | 第六章 | 会合 |
第七章 | 不信感の芽生え | 第八章 | ルッツのマイン |
第九章 | ギルド長の孫娘 | 第十章 | 二度目の冬に向けて |
第十一章 | 究極の選択と家族会議 | 第十二章 | 洗礼式と神の楽園 |
第十三章 | 巫女見習いという選択肢 | 第十四章 | 決着 |
第14.5章前編 | ユストクスの下町潜入大作戦 | 第14.5章後編 | コリンナ様のお宅訪問 |
第十五章 | 神殿の巫女見習い | 第十六章 | 青い衣と異なる常識 |
第十七章 | 与えるべきもの | 第十八章 | 孤児院の大改革 |
第十九章 | 大掃除と星祭り | 第二十章 | ルッツの行く道 |
第二十一章 | 新しい側仕え | 第二十二章 | ヴィルマと子供用聖典 |
第二十三章 | 収穫祭のお留守番 | 第二十四章 | 騎士団からの要請 |
第二十五章 | トロンベ討伐 | 第二十六章 | 夢の世界 |
第26.5章 | (総集編) | ||
第二十七章 | 冬の始まり | 第二十八章 | 冬篭もりと今後の話 |
第二十九章 | 奉納式と春の訪れ | 第三十章 | 祈念式 |
第三十一章 | 青色神官の贈り物と帰宅 | 第三十二章 | 神殿の捨て子と色作り |
第三十三章 | デリアとディルク | 第三十四章 | 不穏な動き |
第三十五章 | 黒いお守り | 第三十六章 | 祝福 |
関連動画
第1期本PV(ニコニコ版はこちらから)
第2期本PV
第3期本PV
舞台化
【東京公演】2024年10月4日(金)~10月14日(月)品川プリンスホテル ステラボール
【大阪公演】2024年11月2日(土)~11月3日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
関連イラスト
本作についてはpixivの他、みてみんにも多数のイラストが投稿されている。
また、新規イラストは作者の香月氏自らが活動報告でよく紹介していた。