「私って美少女すぎる。廊下を歩くだけでみんなの目をくぎづけにしちゃうんだもん」
「私は選ばれた人間なの!美少女過ぎるからね!!あんたみたいな化物を倒すの!!」
CV:佐倉綾音
概要
『ダンダダン』の登場人物の1人で、モモやオカルンと同じ学校に通う女子高生。クラスはD組でオカルン達とは別クラス。
桃色の髪が特徴な自他ともに認める美少女。本人もその事を自負しており、わざとぶりっ子を演じて異性を手玉に取る事を楽しんでいる性悪な一面を持つ。
幼少期に母親を亡くし、父親(CV:高橋大輔)と2人暮らしの父子家庭。
幼少時に父親から「お母さんがいなくてもちゃんとできるように、いつかお母さんが帰ってきた時に自慢できる子に強くならなきゃ」と教えられていた。自己肯定感が強い性格はこういった過去から来たものであろう(少々自信過剰気味ではあるが)。
また、負けず嫌いで努力家の部分もあり、かつてピアノを習ってた時はコンクールで一度雪白幸姫に敗北したが、その後死ぬほど努力をしてその甲斐もあって1位の座をもぎとった。なおその後ピアノは「めんどくさいから」という理由でやめたと言っているが、恐らく父に経済的な負担をかけさせない為自らやめたと思われる。
本編での動向
モモとオカルンがターボババアとの“鬼ごっこ”で勝利した現場に偶然居合わせており、その際に落っこちたオカルンの金の「タマ」を拾ったことで見えないものが見える霊能力が覚醒(尚、もう片方の「タマ」は実は同じ学校のある生徒が拾い、同様に霊感に目覚めてた)。「美少女すぎるが故に選ばれた存在」「私が世界を救う」と自信過剰かつ中二病じみた正義感に目覚めた。
翌日、学校でオカルンをわざと惚れさせるよう仕向け、通りがかりでその陰口を耳にしたモモから怒りを買いタライを落とされるが、彼女の超能力を象った手を目撃。
それを見てモモを「悪魔」だと決めつけ、その仕返しとばかりに悪評を広めようとするが効果は薄く、今度は人気の無い廃工場に誘い込み、取り巻きと共に悪魔払いをしようとする。
しかし霊を認識できるようになったと同時に霊からも認識されるようになってしまった為、愛羅を娘だと思い込んだアクロバティックさらさらに丸呑みされた事で一度死亡するが、桃の超能力でアクロバティックさらさらの炎(オーラ)を移植したことで蘇生を果たし、同時に後述する変身能力を得た。
以降はモモと憎まれ口を叩きながらも三人のリーダーを自称し、宇宙人や妖怪達との戦いに関わっていくことになる。
なお悪評については、蘇生後に起きたセルポ星人&ドーバーデーモンwithカミッシー戦後、自分の流した噂でクラスメイトたちが(先のバトルで下着姿になった経緯を知らないことも災いして)桃へ過激な報復を企てようと興奮。最初こそ桃に責任をおっ被せる気満々だったが、その過熱ぶりを見て逆に冷静になり、「自分がデマを流した」と彼らの前で白状している。
性悪ではあるが根っから悪女になりきれない、彼女の人となりが見える一場面でもある。
自分を守って戦ってくれたオカルンには好意を抱いており、積極的にアプローチをしている。
……が、モテる一方で恋愛初心者とチグハグなところがあり、オカルンへのアプローチも父親の書斎に忍び込み週刊誌やビデオで得たにわか知識に頼った明後日の方向の努力をしていた。
自己肯定とその努力に傾いていた反動か、自分が誰かを真っ直ぐ想うという経験は今回が初めてのようである。
一方で小さな子供には優しい一面がある。
特にシャコ星人の息子のチキチータには、母親を早くに喪った者同士として感じるものがあるのか、積極的に彼の遊び相手を買って出ている描写が随所で見られる。
能力
変身
「やはり、わたくしは選ばれた存在だったようですね」
「高倉様を、お放しなさい!」
「何ておハレンチな姿でしょう!!愛羅にそんなお姿をお見せつけになるなんて、もうお婚約がお前提って事なのですね!?よっしゃあああ!!」
アクロバティックさらさらの炎(オーラ)を取り込んだ影響で変身することが出来る。
学校でオカルンの性器(バナナ)を奪おうとするセルポ星人に襲われたことで発現した。
髪が伸び、アクロバティックさらさらの顔を模したマスクが付く。服で見づらいが首にはコルセットのような模様が浮き上がっている。アニメ版では髪の色がより濃くなりマゼンタになっている。
アクさら由来の俊敏性を活かした蹴りと自由自在に伸び動かせる長髪が武器。一発一発の威力はそこまで高くはないが、連続で急所に攻撃を叩き込む事でカバーしている。
また、他の仲間達の能力が制約あり、リミッター制限あり、そもそも自在に扱えない、能力は凄いが耐久面が不安と言ったピーキーな者たちの中、特にデメリットもなく力を使いこなしている他、耐久力も凄まじく、シャコのラッシュや深淵の者の攻撃にも耐え切っている(もっとも、この作品のキャラは割と耐久力が尋常ではないものが多いが…)。
オカルン同様精神面にも影響が出ており、アクさら同様なんにでも「お」をつけて話す似非お嬢様口調で口も悪くなる…が、変身してなくてもターボババアなどには似たような悪態を吐くので、口が軽くなるといった方が近いのかもしれない。
また、アニメ版では顔がマスクに覆われている状態だと声色もアクさらに似た不気味ながら威圧感のあるものへと変化している。
- ピルエット・おドリル
「待ってなさいよ!!あんたの代わりに、こいつら蹴っ飛ばしてやるから!!!」
螺旋の動きを取り入れ、髪をドリル状にして蹴ることで敵を貫く技。
タコノ・カ・ルパッチョの堅牢な装甲をも貫く凄まじい威力を誇る。
関連イラスト
アクロバティックさらさらモード
余談
- 幼少の頃に、自殺をして生前の記憶を失い霊として彷徨っていたアクさらを見て“おかあさん”と呼んでいたが、この頃から愛羅には少なからず霊感があった模様。すぐには襲われず高校生へと成長したタイミングで襲われたが、おそらく成長するにつれ霊感が薄れて段々と霊が見えなくなっていたが金の「タマ」を拾い長期間所持していたことによりモモの超能力による手やアクさらがはっきりと見えるようになったことで霊感が覚醒した。アクさらは愛羅が例えもう見えなくなっても何もせず大人しく見守っていただけと思われるのだが金の「タマ」の影響により愛羅がアクさらの存在をはっきり見えて完全に認識するようになり嬉しくて堪らず抑えきれなくなり、感情がコントロール出来ず暴走して襲ってしまったのだと考えられる。