初心

しょしんまたはうぶ

複数の意味がある言葉。

1. ショシン。その物事を初めて、実績を積む前、最初に抱いた、危機感、意気込み、それを忘れず自らを戒める事。
2. ウブ。世間ずれしていない、初々しいさま。転じて、男女間の動向に疎い事。

余談

• 有名な「初心忘るべからず」だが、出典である世阿弥の著書では、「初心」とは「未熟だった頃の思い上がった心」「ある段階に至ったばかりで、その段階において自分が何を判っていて何を判っていないかさえ判っていなかった状態」の意味で使われており、早い話が「初心忘るべからず」の元々の意味は、現代における一般的な解釈とは正反対の「自分にも未熟だった頃(初心)が有った事を忘れると未熟だった頃に逆戻りしてしまうぞ」の意味となっている。