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ガンヘッド

がんへっど

『ガンヘッド』(GUNHED)とは、1989年に公開された原田眞人監督の特撮SF映画及びその中に登場する戦闘車両。
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「パーティーしようぜ、GUNHED!」

概要

特撮の大家・東宝アニメ制作会社サンライズが組んだ実写の巨大ロボット映画
他にも数々の企業が提携し、漫画小説ゲームを同時展開したメディアミックス作品でもある。
《史上初の実写巨大ロボットムービー》を謳い、従来の着ぐるみ特撮ではない、実写によるリアルロボットを目指した。
ガンヘッドは1/12、1/24、1/8のモデルのほかに1/3の人が着込んで操作するスーツタイプ、原寸大の1/1も製作され、撮影に使用された。
興行的には今ひとつだったものの、放映から20年以上が経過した現在も根強いファンは多く、
2007年2月23日には当時発売されていたサウンドトラックの復刻版が付属したDVDが発売され、
2012年10月30日にはコトブキヤから1/35スケールのガンヘッドのプラモデルが発売されている。
また、2013年11月に発売したガンヘッド2025 SPECIAL EDITIONにはプラモデルを使用したプロモ映像「ガンヘッド2025」のDVDが付属している。
なお、TV放送時の吹き替え版は現在に至ってもビデオソフト化していない。

あらすじ

無人島のアイランド8JOには、発展型巨大コンピューターのカイロン5によって統括される巨大ロボット工場が建設され、世界のあらゆる職場に向けてロボットが生産、供給されていた
しかし2015年、カイロン5が突如として自我を持ち、連邦政府に宣戦を布告する。政府は鎮圧のため、可変装甲戦闘車両・ガンヘッドを主力とした大隊を投じたが、カイロン5と対ガンヘッド用兵器・エアロボットにより全滅。
戦闘の後、勝者であるカイロン5は突如として沈黙し、8JOは汚染区域として封鎖された。

それから13年後。
Bバンガーと名乗るトレジャーハンターのチームが、カイロン5のCPU目当てに8JOのカイロンタワーに潜入する。
しかしカイロンタワー内の防衛装置やバイオロイドの襲撃を受け、ブルックリンとベベを残して全滅してしまう。
バイオロイドは、連邦政府の研究所から超電導物質テキスメキシウムを奪って逃亡していた。
バイオロイドを追跡してきたテキサス・エアレンジャーズ隊員の唯一の生存者であるニムはそこでブルックリンと出会う。
やがてベベも脱落し、ブルックリンとニムだけとなる。
その後、エアロボットの襲撃に遭った二人は地下へと逃げ延び、8JO最後の生存者であったセヴンとイレヴンに助けられる。
そしてスクラップ置き場(ロボット墓場)に眠っていたガンヘッド507を発見、修復し有人仕様に改造したブルックリンは、生き残るため、カイロン5に戦いを挑むことになる。

キャスト

ブルックリン - 高嶋政宏
ニム - ブレンダ・バーキ(地上波吹き替え版戸田恵子)
ベベ - 円城寺あや
セヴン - 原田遊人
イレヴン - 水島かおり
バラバ - ジェームズ・B・トンプソン
バンチョー - ミッキー・カーチス
ガンヘッド507 - ランディー・レイス(地上波吹き替え版郷里大輔)

ガンヘッド

G1G2
全長8.7m6.12m
全幅5.4m5.76m
全高(後部ウェポンラック含まず)2.47m5.28m
基本重量38.07t
出撃重量(標準装備)43.7t
最大速度(路上)180km/h140km/h
行動距離760km647km


正式名称はMBR-5RA2C。
2020年代に製造された無人戦闘兵器で、動力源はMTU3804型ハイパーリキッドジェネレーター。
雑燃料性のジェネレーターのため、ハイパーリキッドのような高性能燃料だけでなくケロシンや灯油といったありとあらゆる燃料、混ざり物が多い質の悪い燃料も使用可能で、更にはウィスキー等の粗製アルコールも燃料として使用可能。
G1モード(タンク形態)とG2モード(スタンディング形態)への変形機構を持ち、固定武装として頭部20mmチェーンガンとレーザースポットライフル、股間部5.56mmマシンガン、後部ウェポンラックに75mm(ソフトリコイル)キャノンと6連装地対地ミサイル、スモークディスチャージャー、グランプリングランチャー、マルチプルランチャー(装備箇所は不明)を装備している。
前後の脚部を伸ばし壁面へと車輪を接地させ、グランプリングワイヤーを併用することでG3モードと呼ばれる縦坑移動モードとなることが出来る。
基本武装の換装、腕や脚部を多目的発射台として各種装備の搭載、追加装甲の装着、腕を目的特化したものへと換装することで様々な用途に使用でき、戦闘指揮や火力支援、偵察だけでなく土木作業を行うことができる。
居住区域であるドームをテロやバンディッツと呼ばれる賞金稼ぎなどから護るため、開発中であった昇降式プラットフォーム搭載自走型攻撃車両が威圧的陸戦兵器として注目され、U-HEDとして開発が進められ、ガンヘッドとして完成した。
天敵である対戦車ヘリなどの航空兵器はスーパーコンピュータ「タイタン」の指揮下である無人機が主力を占めており、バンディッツなどが所有する航空機はエアレース用のレプリカ程度とたいした脅威となる兵器はなく、変形機構を用いた姿勢制御を存分に発揮することが出来た。
装甲材は複合装甲を主に、一部にリアクティブ装甲が採用された。
劇中に登場したUNIT#507はメインに加えてサブに推論型コンピュータが搭載されたサージェントタイプであり、その行動制御にタイタンが関与せず、「カイロン5の反乱」時点ではタイタン及びカイロン5ともデータリンクがされていない兵器であった。

人類に対する反乱を宣言した「カイロン5」に対応するために世界連邦が保有する様々な兵器の投入が検討されたが、殆どが有人型であり、その開発や提供技術に「カイロン5」が関わっていた事から有効とは判断されず、開発段階から関わりを持たないガンヘッドであればカイロン5は対抗できる有効な兵器を持たないだろうとして無人化改修が行なわれ、「タイタン」とデータリンクを行ったガンヘッド大隊がアイランド8JOに投入された。
しかし「カイロン5」はU-HEDシリーズの開発を探知しており、密かに対U-HED兵器を開発、KV-IIIbisエアロボットが防衛網を突破したガンヘッド16機を迎撃、最後まで生き残ったサージェントタイプの3機が破壊されたことで373日に及ぶの戦闘の果てに大隊は全滅した。

「カイロン5の反乱」に約250機が投入されたガンヘッドであるが、全てが世界連邦のスーパーコンピュータ「タイタン」とリンクした無人兵器であり、超電導物質で作られたコンピューターを使用することで、常時タイタンとリンクしている。超電導物質の不足で、いくつかのガンヘッドは推論型コンピューターを装備する小隊指揮、強行偵察用のサージェントガンヘッドが開発された。それが劇中に現れる#507及び#508である。
彼らはジャミングにより本部との連絡が途絶えた後も独自に小隊を指揮してカイロンドーム目前まで迫るもエアロボットとの戦闘で部隊が全滅した上に#508は撃破され、#507はメインコンピュータを破壊されたため、カイロンタワー10階のロボット墓場に廃棄されていたが、カイロンと戦うため、ブルックリン達によって掘り起こされ、残るサブコンピュータを利用し、有人仕様に改修される。

なお、小説や漫画版では装備や設計が異なる機体が登場しており、中でも小説に登場する「タイプゼロ」は超兵器じみた性能を持つ。
また、設定のみであるが、後継機である舗装路限定の高速走行型の「ガンヘッド-HSR」、ビーム兵器の搭載及び新型装甲への換装を行なった「ガンヘッドII」などが開発され、量産されている。

スタッフ

監督 - 原田眞人
脚本 - 原田眞人 / ジェームス・バノン
製作 - 田中友幸 / 山浦栄二
製作総指揮 - 辻信太郎
メカニカルデザイン - 河森正治
バイオロイドデザイン - 三上晴子 / 飴屋法水
音楽 - 本多俊之
主題歌 - 永井真理子『TIME~Song for GUNHED~』
撮影 - 藤沢順一
編集 - 黒岩義民
製作会社 - 東宝 / 株式会社サンライズ / バンダイ / 角川書店 / IMAGICA / 東宝映画
製作国 - 日本
言語 - 日本語 / 英語

予告編



メディア展開


余談

「ゴジラvsメカゴジラ」の予告特報第二弾はなぜか本作の映像を多用したもので、さながら「ゴジラvsガンヘッド」とでもいうような内容になっている(言うまでもないが、両者ではサイズが全然違うため実際に戦おうものならゴジラに踏みつぶされて終わりだが)。

2017年発売されたアニメ映画版『GODZILLA』の外伝小説には“G-HED”という多脚型戦車が登場している。名前も由来は言わずもがな本作のこれと思われる。

関連タグ

映画 邦画 SF映画 特撮
東宝(東宝特撮) サンライズ
ロボット メカ SF
巨大ロボット リアルロボット 懐ロボ
ロボジョックス - 同時期にアメリカで製作された実写ロボット映画
コトブキヤ
ブルックリンドジャース
ガンタンクR-44 - 初期に参加していた大河原邦男によるガンヘッドの没デザインがベースになっている。

外部リンク

ガンヘッド - Wikipedia
ガンヘッドとは (ガンヘッドとは) - ニコニコ大百科
映画 ガンヘッド - allcinema

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