概要
主にプロペラ機による周回競技のこと。
有名なものではリノ市のエアレースがある。数カ所に立てられたポールの外側を回るルールである。
使用される機種はオリジナルは勿論の事、リノ・エアレースのアンリミテッド級では第二次世界大戦の名機マスタングやF8Fなどの姿も見られる。
そういった機体は外見こそクラシカルなもののエンジンや操縦系、翼断面形状に改装が施され、信じがたい運動性と速度を発揮している。
「ならば最初からオリジナルを作ればいいじゃないか」という声もあるだろうが、それには予算や技術等で様々なハードルがある。
二次大戦末期といえば戦闘機の主力がジェットへ移り変わる直前のため、レシプロ機としては発展の極地に達しており、それらをベースに魔改造した方が手っ取り早いというわけだ。
歴史自体も古く、1913~1931年まで開催されていたシュナイダートロフィーは各国の威信をかけた熾烈な開発競争へと発展した。
映画紅の豚内で「レースに使うんじゃねえんだぞ」と言ったのはこの競技のことを言っているのだと思われる。
近年ではレッドブル・エアレースが、「空のF1」として世界各地を転戦しながら開催されていた。2015シーズンから日本でもNHK-BSにて放送されており、千葉県での開催や室屋義秀がチャンピオンになった時は各メディアでも注目を集めた。
しかし2019年をもって開催を終了している。
“リノ・エアレース“・・・「アンリミテッド・ウィングス」とSWIFT!」が該当作品