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超星神シリーズ

ちょうせいしんしりーず

『超星神シリーズ』とは、「超星神グランセイザー」「幻星神ジャスティライザー」「超星艦隊セイザーX」の三作品からなる特撮番組のシリーズ。
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概要編集

どの作品でも等身大変身ヒーロー巨大ロボットが登場するという点で、東映スーパー戦隊シリーズに近いものがある。実際に、当時の出演者の一部には「スーパー戦隊シリーズに出ていました」と番組終了後のインタビューで語っていたりと同シリーズと混同される事もしばしばある(怪獣と戦う変身ヒーローの一団という意味ではあながち「戦隊もの」という表現は間違ってはいない)。


日本の特撮ヒーロー番組と言うとその『スーパー戦隊シリーズ』を擁する東映のほとんど独占状態だが、本シリーズは東宝の製作。また玩具もロボットの玩具やフィギュアを幾つか製作しているバンダイなどではなくコナミから発売された。ただしバンダイチャンネルで3作とも動画配信されており、同サイトにて作品の解説も記述されている。

なお玩具展開において、『グランセイザー』『ジャスティライザー』と同時期に放映されていた、ウルトラシリーズの『ウルトラマンネクサス』や仮面ライダーシリーズの『仮面ライダー剣』がシリアスなストーリー路線を採用した結果、児童層に受け入れられずに苦戦を強いられたのとは対照的に、本シリーズはなんと日が浅いにもかかわらず好成績を残した…とWikipediaではそう書かれているが、実際のところはコナミから売上記録が掲示されていないこともあり、真偽は不明。

また後年になってプロデューサーのインタビューにて関連商品が思ったほど売れていなかった事が明かされているため、現在の観点から見れば好成績を収めたという噂は信憑性が低いと言える。

テレビ朝日系列のスーパー戦隊シリーズと仮面ライダーシリーズは、本シリーズへの対抗措置として両番組枠をスーパーヒーロータイムとして設定し、両シリーズの連携を強化しているなど、平成以降の特撮番組にかなり影響を与えていたことが窺える。


『グランセイザー』放送前に行われた製作発表会にて、東宝の映像事業部部長・藤原正道氏は『最低3年は続けたい。』とコメントし、それに対してコナミの専務・永田昭彦氏は『3年では足りません、5年、10年は続けて行きたい。』と宣言するなど、長期シリーズ化も視野を入れて製作が進められた。


しかし反響はあったものの売上面では1年目から万々歳といった結果にはならず、それを2年目でさらに落としてしまい、3年目で多少持ち直したもののスポンサーが難色を示したことから4作目の企画は立ち消え、本シリーズは僅か3年で幕を下ろすことになった。

結局『グランセイザー』以外は商業的に成功したとは言えない結果に終わってしまったものの、3作品とも当時の視聴者を中心にコアなファンが多く、放送から15年以上経った現在でもシリーズ復活を望む声も少なくない。


希に、小説家になろうカクヨム等で、シリーズ復活を望んでいるファンによる影響を受けたオリジナル作品の執筆・投稿もあるようだ。


特徴編集

平成ゴジラシリーズを手掛けた川北紘一が全作の特技監督を担当しており、見ごたえのある映像となっている。

その他のスタッフも村石宏實監督をはじめとして平成ウルトラシリーズの主要スタッフが多く参加ている。

ドラマパートのアクション監督は倉田プロモーション出身の松井哲也がメインで担当。

香港仕込みの殺陣やワイヤーアクションを積極的に取り入れており、『ジャスティライザー』では特に顕著である。


スーパー戦隊シリーズとの差別化として、『巨大ロボ戦は毎回やらない』というルールが提示されているが、これは『グランセイザー』のプロデューサーを務めた石井信彦氏の意向が強く出ている。

川北氏も『東映作品の巨大戦は本編のスタッフが撮っていておざなりになっている部分があるから、東宝特撮で培った技術で作りこめば、攻め入る隙は充分にある。』と自伝に記しており、実際にその限られた巨大戦ではビル街や山中、月面など様々なシチュエーションが取り入れられている。


登場怪獣のデザインについては、意図的にゴジラシリーズなどの東宝怪獣と酷似させているものが多い。また、『妖星ゴラス』、『ゴジラシリーズ』、『さよならジュピター』などの東宝特撮映画からのミニチュア流用も目立つ。


世界観は3作とも同一世界であり、同じ登場人物や怪人、怪獣がゲスト出演することがある。

また、小ネタとして同名の施設(京南大学など)が登場することもある。


3作とも基本的にビデオで撮影が行われているが、特撮パートの一部はフィルムで撮影されており、編集でビデオ画質とトーンを合わせている。


主要ヒーローや敵怪人の登場時には固有のテロップが表示されるのも特徴で、『ジャスティライザー』の後半からはゲスト怪人や怪獣にも簡易型のテロップが表示されるようになった。


作品一覧編集


  • 超星騎士ライフセイザー - 4作目として企画されていたが、シリーズ全体の売り上げ不振によりお蔵入りとなった。『セイザーX』が全38話なのは本作のスタートを7月にするための措置である。

関連タグ編集

東宝特撮

東宝 特撮 ヒーロー


外部リンク編集

超星神シリーズ - Wikipedia

超星神シリーズとは - ニコニコ大百科

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