概要
超星神シリーズの第4作として、超星艦隊セイザーXの次回作として想定されていた作品。
2021年刊行の書籍「超星神シリーズコンプリージョン」(ホビージャパン)にて存在が明かされた。
ちなみに『セイザーX』が全39話で終了したのは今作開始時期を夏の時期にするためである。
ストーリーおよび設定
「生命」をテーマとし、星に根付く命の花「ライフラワー」を枯らそうと企むダーク生命体相手に、ライフラワーを守護する星の騎士ライフセイザーがキングUMAと呼ばれるマシンと共に立ち向かうというものだった。
経緯
セイザーXの次回作として想定され、企画書も存在していたがシリーズ全体の売上が足を引っ張った。
超星神シリーズは所謂三大特撮ヒーローではない新時代のヒーローとして好評は得たものの、それに反して輝かしい結果を残すことはできなかった。『超星神グランセイザー』の時点で万々歳といった売上は記録できず、『幻星神ジャスティライザー』ではさらに落とした。セイザーXで多少は持ち直したものの、スポンサーを納得させることはできず、スタッフとしても不本意ではあったが企画段階でのお蔵入りとなってしまう。
それと同時に東宝のテレビ特撮も終了となり、(また、余談ではあるがこの翌年の3月にはウルトラマンメビウスの放送終了をもって、ウルトラシリーズもしばらくの間、テレビ放送から姿を消す事となった。)再び東映特撮が独占する場を作ってしまう結果となった(深夜特撮を除く)が、後に松竹や日活からテレビ特撮ヒーローが誕生しているため、結果的に超星神シリーズが撒いた種は別の場から芽吹くことなる。
代わりに後番として浮上したのが、本来深夜アニメとして製作されるはずだった『おとぎ銃士赤ずきん』である。東宝は直接関わってはいないもののスポンサーは引き続きコナミが担当、本シリーズの経験は生かされており、流れるような戦闘アクションシーン(殺陣)で高評価を得た。
『おとぎ銃士』はいわゆるファンタジーアニメだが童話の中の『騎士(銃士)』をモチーフのひとつとしているのも偶然とはいえ同じであり、物語も主人公である鈴風草太を四葉騎士団が護る、という設定を持っているためライフセイザーと似通っている点が多い。実際おとぎ銃士を『女子版超星神』と呼んでいる人も存在したくらいであった。