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螺旋力とは編集

天元突破グレンラガン』において登場するエネルギー

DNA二重螺旋構造を持つ生命体に秘められた、「進化」を司る力である。二重螺旋構造DNAを宿した生命のみに使える力だが、螺旋力の真価を発揮するにはそれなりの才能が必要であり誰でも使えるわけではない。

螺旋力を覚醒させると凄まじい能力を発揮することが出来、信念気合があれば無尽蔵エネルギーを増幅できるため、力が高まると比喩表現抜きで何でも出来るようになる

グレンラガンのエネルギーもシモンの螺旋力によって賄われており、コアドリルに込めた螺旋エネルギーによって爆発的な力を引き出すことが可能。グレンラガンの物理法則を超越した変形合体や、空間すらこじ開ける超常能力も全て螺旋力の成せる技である。

反面、螺旋力の大きさは感情によって左右されるため、使用する人間の心が不安定になると本来の力を発揮できなくなる難点も持つ。


その本質はDNAに込められた「進化しようとする力」であり、人類が文明や科学を発展させてきた根底部分にも影響を与えている。

(同じく螺旋構造をエネルギー源にする『新世紀エヴァンゲリオン』のS2機関とは異なり、螺旋状構造そのものからエネルギーを得ているわけではない。)

螺旋力が最も有効に使えるのは人間の姿なのだが、二重螺旋DNAを持つ生命体なら人間以外の姿でも螺旋力を使用することが可能である。

ロージェノムによって作られた獣人たちに遺伝子操作が施されているのも、アンチスパイラルが自分の同族をコールドスリープで封印しているのも螺旋力を封じるためである。

螺旋力を解放すると肉体や精神面にも影響が現れ、筋肉が肥大化し闘志が全身にに充ち満ちた状態になる。これは螺旋力を使う上では避けて通れないものであり、千年の倦怠に身を沈めていたロージェノムや感情が摩滅しきったアンチスパイラルでさえ、螺旋力を解放した際は魂を真っ赤に燃やすことになった。振るう者を例外なく熱血漢にしてしまうパワーなのだ。


螺旋力を増大させ続けると銀河宇宙創造することすら可能になり、螺旋力で支配した領域ならば運命確率まで操作することが可能になるなど、神にも等しい力を発揮することが出来る。

ただし、これは諸刃の剣でもある。

螺旋力による進化には際限が無く、やがてふくれあがった螺旋力は人間の体を突き破って巨大化し、個々に銀河を形成した果てに巨大なブラックホールとなってしまう。その先にあるのは、宇宙の消滅である。

アンチスパイラルはこれを「スパイラル・ネメシス」(「螺旋の報い」というような意味合い)と呼んで警戒しており、宇宙崩壊を防ぐために螺旋族を弾圧することに奔走するようになった。


余談編集

螺旋力の元ネタの一つは脚本を手がけた中島かずき氏がかつて編集を担当していた石川賢氏から浴び続けた「ゲッター線」であろう。

「進化を司る」「感情によってエネルギーが増大する」など共通点も多い。緑色の発光現象を起こす様も似ている。

また、螺旋力が運命や確率までも支配する様は石川賢の著作「虚無戦記」にて使われた万物を支配する超常能力「空間支配能力」にも似ている。

搭乗者が巨大ロボットのエネルギー源を担うという発想は「聖戦士ダンバイン」に登場するオーラ力とも類似している。

関連タグ編集

天元突破グレンラガン

ギガドリルブレイク:螺旋力を使用する技の代表格であり、イラストとしてもよく描かれている。

ドリル:螺旋力を象徴する道具であり、(慣用的なものも含めて)イラストに描かれやすい。

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